【ナ国】

Last-modified: 2024-01-28 (日) 20:37:44

SF2

【南大陸】の中核をなす国。
かつての【ハン帝国】が全盛期の頃に統治していた「五賢帝」の子孫たちが移り住んで建国したのが最初。
そのため優れた文化や人材、クヴェルなどの文明が流入していき、自然に発展していった。
そこからハン帝国が腐敗のすえに崩壊すると470年に帝国継承を宣言、547年に戦争さえ起こらず大陸統一。のちに帝国制度を廃止して952年に国名が定着。
 
その統治スタイルは周囲に配下となる国家を擁する連邦国家。
配下の国家には忠誠を誓った貴族による自治権が与えられ、ナ国は国王であっても深入りは簡単にはできないが、盟主として尊敬されているため礼儀作法などの修得にあたる貴族は多い。
権力の腐敗を防止するべく、配下の貴族には高い地位の割に国力の低い地域をわざとあてがわれる事が多い。作中では【ヤーデ】を見れば分かる通り。
 
政治事情は比較的安定しているが、広大な【大砂漠】を抱えており農地が少ない点が急所であり、財政も厳しくなりやすい。
そのため万一反乱が起これば大事は確定であり、国王は連邦国家制の維持のため領主とのバランスを取り続けなければならないのである。
作中の時代が過ぎ、やがて各都市が発展していけばこの上下関係に終わりがやってくるのは確実。その時、南大陸には大きな変革が起こるだろう。