【マスカレイド】

RS3

元は攻撃力9というひ弱な小剣で見た目は短剣だが、特殊技である【ウェイクアップ】を使用すると同時に攻撃力35の大剣に変化するという【聖王遺物】。
【装備品変化技】の仕様としてウェイクアップも大剣版の攻撃力を参照する。
大剣になると特殊技が【ムーランルージュ】に変化する。
　
オープニングイベントにおいて【カタリナ】の初期装備として登場し、いきなりその強さを味わうことが出来る。
しかし自由行動開始前にイベントで強制剥奪され、以降は取り戻すまで使用不可となる。
カタリナ以外では【ミカエル】と【ハリード】を主人公にした場合も先んじて使用することが出来る。
　
本格的に使えるのは【神王の塔】クリア後。
ところがその頃にはまず間違いなく攻撃力34の大剣フランベルジュを手に入れているはずであり、こちらは攻撃力35にするためにわざわざ1ターンを費やさないといけない以上、武器としては正直ありがたみが感じられない。
最強クラスの大剣で同じく聖王遺物の氷の剣なら、素で攻撃力40である。
この２つの武器はウェイクアップでターンを消費しないのでほとんど上位互換と言って良い*1。
似たような武器としてマスカレイドと同時に入手出来る【七星剣】があるが、こちらは素の攻撃力が35で、特殊技「スターバースト」を使う事で攻撃力60に変化する。
せめてもう少し入手できる時期が早ければボス戦等で切り札として使える武器となり得たのだが。
　
一応重量が1と大剣としては抜きん出て軽いため、【切り落とし】【無形の位】【無刀取り】を使うのに最も向いている武器ではある。
もっとも、その長所を活かそうにもわざわざ1ターン費やさなければならないという点が足を引っ張る事になるのだが。
また、大剣自体が盾を装備できない、技が威力不足と苦しい上に、奪還時にもらえる「七星剣」が強いため、「マスカレイド」抜きにしてもわざわざ育成対象にするかは疑問が残る。
　
カタリナ編では【マスカレイドを探す】をクリアするまではこれが持ち物欄にないと【ロアーヌ】に入れないためイベントアイテムとしての性格が強い。
マスカレイドのイベントをクリアしなかったり、クリアしてもマスカレイドを手元から失った状態でも、ミカエルなしの【エンディング】では必ずマスカレイドを返すことになる。いつ、どうやって取り戻したのだろうか？
もちろんカタリナ編以外でも【マクシムスを追う】をクリアすれば誰でも(何ならミカエルでも)武器として入手できる。この場合、カタリナは一生ロアーヌに帰れず放浪の身となってしまうはずだが…。
ミカエルやモニカが主人公もしくは仲間の時に入手できても特別なイベントやセリフはない。

リマスター版ではイベントアイテム扱いのため、通常は【NEW GAME+】の引き継ぎ対象外。
一方、【アイテム変化】バグで強引に変化後の大剣版を増殖入手でき、しかもそちらはイベントアイテム扱いではないため引き継ぎ可能になっている。
ただし、引き継ぎで大剣版を持っていてもマスカレイドイベントをクリアしたことにはならず、改めて正規の小剣版を手に入れる必要がある。

一応フォローすると、普段は目立たない小剣として携行でき戦闘では強力な大剣になる性質は、侍女のカタリナのように大っぴらに武器を持てない人間にうってつけではある。
護衛や護身用としては重宝するであろうことを考えれば決して聖王遺物の名に恥じるものではないかもしれない。
(現実にも仕込み杖だの仕込み傘などの武器が多数作られて使われていたので

ちなみに「マスカレイド」は「仮面舞踏会」の意。
また、特殊技「ムーランルージュ」は「赤い風車」を意味し、パリに実在する老舗キャバレーの名として知られる。
「聖王の槍」だの「聖王のかぶと」だのと実用一辺倒のような聖王武具が多い中で、異色の華やかさを持つ武具である。

SEB

RSU

【カタリナ】所持の物と【ヒルダ】所持の物で少なくとも2本のマスカレイドが同時に存在しているが、武器アイテムとしては未実装。