【ミルリク・ベリアス】

Last-modified: 2021-06-27 (日) 20:49:11

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【アデル・ベリアス】を兄に持つ性別不明の人物。
アデルの先帝スタヴロスは、父とも子アデルとも血縁関係がなく、密かに孤独を抱えていた(アデルはシルヴィオとメドラの間に生まれている)。
しかしそれを見た【ゾハル】は、人の心に機敏な、繊細な神であり、スタヴロスの夢に入る形でミルリクを身篭った。
ところがスタヴロスが抱いたのは、実の子供を得た喜びではなく、ネメアーに背いて他の子供を作ったという背信の後悔であり、ゾハルはこの心境を察するとミルリクの魂だけを連れ去って【ステラ】の隅でひそかに暮らすことを選ぶ。
肉体はディスノミアに置き去りだったが、不可知の領域に隠しており無事で、神の眷属であったがため魂がなくとも成長を続けていた。
 
だが、月光ルートにてアデルが【ザルガ双神】の力で消し去られると、帝国と人間の危機を察知して、反魂の法で魂を肉体に戻し、代理という形で皇帝の座に付き、人々を導いた。もっともそれも短い間であり、反魂の法の副作用として次の満月になると落命する結末が待っていた。

ISEC

落命後にエロールとネメアーに救われ、新たな命を与えられて【影の領域】で回復を待つ身であった。
しかし神王の塔で【ファティーマ】がギジェルミナの魔力で蘇られようとした際、その蘇生力を横取りして現世に復活せんともくろむマクシムスの手から影法師を使って解放したのち、もうほとんど蘇生力を奪われつくされ再び命尽きようとしていたファティーマに月光の魔力を送り込み食い止める。
この蘇生術は反魂の法と同じ技術が使われていたため、反魂の法の反動である月の霊毒を月光の魔力で中和したことで、その寿命を80年に延ばすことに成功した。
 
しかしそのことで自身の回復はさらに遅れ、ようやくディミルヘイムに本人が降り立てたときはすでに亡星獣の封印が8体中7体解かれた状態であった。
さらに、半神であることに目をつけていたミニオンが、ディミルヘイムに降り立つ瞬間を狙ってミルリクは攫われる。
魂を再び抽出され、サルーイン復活の生贄にされそうになっていたが、ミニオンを討伐しようと加勢した零姫による転生の法を与えられて蘇生。
その姿は、反魂の法を用いずに成長したであろう、本来の姿になっていた。
 
また、影の領域に居る間、自身の血縁であるザルガ双神の残滓が発現し、ザルガの持っていた過去を書き換える力がミルリクには過去を見る力として現われ、【真影帝国】の復讐にいたるまでの過去を知り、そのすべてを【リベル】へと伝えた。