【全身鎧】

ここでは防具としての全身を覆う鎧について解説。

• USの全身に防具を身につけるテクニックは【全身防具】を参照。

概要

【鎧】【兜】【小手】【靴】がセットになったもの。
そのため、基本的に他の防具は盾・ガーダー系とアクセサリーしか装備できない。
　
鎧とは別にその下に着る【戦闘服】のカテゴリがある作品では、全身鎧と戦闘服を併用可能。
また、そうした作品においては戦闘服すらセットになった【全身鎧+服】のカテゴリが登場することもある。
個別に防具をカスタマイズして組み合わせるのに比べ、全身鎧はシチュエーション別の微調整が効きにくく総合力でも劣りがちな一方で、メインの防御力確保の役割を装備1枠に集約できるという強みがある。
　
装備枠のシステム次第でも有用度が変わるカテゴリ。
例えば「武器も防具も同じ枠に装備できる」作品で、「鎧＋兜＋小手＋靴」と「全身鎧」のコーディネートを比較すると、以下のようにどちらにもメリットがある。

• 鎧＋兜＋小手＋靴は防御面では優れるが、4枠占拠するため武器や特殊能力の枠が減る。他の枠を増やすために防具の部位を削る選択も考えうる。
• 全身鎧は1枠しか使わないため、残りを武器や特殊能力などで埋めて継戦能力を高めることが可能。

　
また、「装備部位ごとに枠を区切らず防具枠が4枠設定されている」作品でも、どちらにもメリットがある。

• 鎧＋兜＋小手＋靴の場合、こちらでは武器とは競合しないがアクセサリとは競合する。やはりアクセサリのために防具を削る選択肢も考えられる。
• 全身鎧の場合は残りの3枠にアクセサリを3個装備できる。有用なアクセサリを複数持っている場合は普通に防具で埋めるより性能が高くなることも。

　
一方、「装備部位ごとに防具枠が1枠ずつ設定されている」作品では、以下のどちらかしか選べず不遇になりがち。ただしこれも制限内容がどれぐらいかによって違ってくる。

• 体枠：鎧、頭枠：兜、腕枠：小手、足枠：靴と普通に1枠ずつ埋める。
• 体枠：全身鎧、頭・腕・足枠：全身鎧の影響を受けて制限がかかる。よって全身鎧で枠の占有を減らすというメリットが小さくなるか、全く存在しなくなる。

サガ1

装備欄だけを見るとエスパーに最適なように見えるが、耐性がないため耐性つきのほかの防具で最低限の防御を賄ったほうが実際は強く、初登場ながらその存在意義がかなり怪しい。

サガ2

前作から一気に株を上げた防具分類。充実の耐性がついたことで話が完全に変わった。
NTT出版の「パワードスーツを手にせずしてラスボスに挑むなかれ」という内容の解説は決して誇張ではない。
特殊能力枠が多くなったエスパーには迷わず装備させたいレベルであり、メカとの相性もよい。

サガ2DS

基本的な使い勝手は原作同様だが、さらに上位の全身鎧が加わったこと・あらたに超有用なアクセサリが加わったことによりその価値を爆上げしている。
原作と違って周回で全員分まかなえるのもポイントだが、対抗馬には最大HPを伸ばす防具があるのでなかなかに悩ましい。

サガ3DS

鎧欄に装備し、装備すると他の防具の能力値ボーナスがなくなる。ただし他の防具も各種耐性は通常通り発揮される。
つまり、兜・小手・靴も擬似アクセサリとしての運用ができるため、本作の防具としてはほぼ最強の部類。
ただしサイボーグ種族は能力値ボーナスの低さからその恩恵に与れず、メカ経由でのアクサセリ枠として装備させるのがせいぜいになるだろう。
それでもパワードスーツは唯一無二かつきわめて重要性の高い耐性があるため、アクセサリ枠でも十二分に仕事をし(すぎ)てくれる。
モンスター種族に至っては一切活用できないのでこれに関してはスッパリ諦めよう。

RS2

本作では防具欄に装備することになるが、防具欄が固定装備枠を除けば3枠しかないうえ、防御特性に偏りがあるため、カバーするためのアクセサリなどは後半必須。
また重量のシステムがすばやさに大きく影響するのも特徴であり、これ1つでかなり足を取られる点にも注意すること。

• 【弓】の命中率低下
• 盾やガーダーを防具欄に装備する都合上、これらとの併用は可能。
• 直接開発することはできず、同じランクの重鎧・兜・小手・靴すべての開発・流通に連動して、全身鎧も流通する
• 　：移植版のみ
• ( )印：非売品の価格

RS2R

装備すると、体・頭・手・足の4枠分を1つで埋める。
本作では、戦闘服は体枠で装備する都合上併用できない。
　
1つだけで4部位の防具をまかなえると考えれば便利そうだが、序盤はさておき、中盤を超えると、個々の防具4つをセットした方が防御面でも状態異常耐性面でも強いのではっきり言って原作版以上に出番がない。
精々、【スウェットスーツ】が序盤眠り耐性を持つ防具として使えるくらいで、それ以降の全身鎧となるとはっきり言ってアイテムコンプリートを目指す以上の存在意義を見いだせない。
　
Ver.1.1.0において全体的に性能が上方修正された。
とはいえ、それで出番が増えたという声はあまり聞かれないのが現実である。

RS3

重量の問題は相変わらずだが、防御特性に偏りが少なくなり、また性能に比して開発難易度がおおむね低めなので、割と手軽に防御を固める手段としては十分選択肢に入る。

SF1

重量の影響が小さくなり、劇的に扱いやすくなった防具種。
とりあえずパワードスーツを着せておけば汎用的な場面ではほぼ問題ないという使い勝手がポイント。
メカの場合はSTRを補助できる反面、VITが伸びないのが落とし穴。

SF2

装備において防御力だけでなくアニマ確保も問われる本作では、防具に割く枠を削ってでもアニマを持つアクセサリを装備したい場面が多い。
また、本作では各頭防具にサイコダウン耐性、各腕防具にモラルダウン耐性、各足防具にクイックダウン耐性と、体・アクセ以外の防具部位には共通で能力値低下への耐性が備わっているが、全身鎧の場合はこれらの部位を内包する扱いのためかいずれも1枠で3種デバフへの耐性を備えられる。
よって、最低限の防御力と各種デバフ耐性をこれ1着で得て残りをアクセサリで固める意義が大きい。
特にリマスター版のエンドコンテンツでは、頻繁にデバフを掛けてくる相手に全身鎧を着て挑むのは有効な選択肢となる。
【成長能力継承】により手軽に高いJPを確保しやすく（すなわち一部に金属や脆い防具が混ざっても【術力増強】ボーナス込みでトータルの防御力を確保しやすく）なったことにより、高い物理防御を1着で得られる金属全身鎧を着込む選択にも大きな価値が出ている。

IS

ISEC

防具一覧/ISECを参照。