【逃げる】

サガ1

ターンの最初に全員で逃走を試みる。50%の確率で戦闘から離脱する。
【バイク】に乗っていると成功しやすく、先制攻撃なら100%成功する。
ただしWSC版では確率が上がらない。

サガ2

ターンの最初に全員で逃走を試みる。敵もしくは戦闘自体に逃走不可の設定が設置されている場合逃げることはできない。
逃げるの成功判定には味方と敵の素早さが参照されるが、実は味方の人数が多いほど成功しにくい計算式になっている。
大所帯ほど撤退が難しいというのは現実にもマッチしているが、ゲームバランス的にも全滅の危機ほど成功しやすくなるのは理にかなっている。
なお、生きている(石化・気絶でない)キャラが2人以下だと(逃げられない敵以外は)確実に逃げられる。

サガ2DS

発動タイミングがそれぞれのキャラの本来の行動順になったので、自分より素早い敵からは先手を取って逃げることが不可能になった。発動すれば全員で逃げ出せる。
敵のレベルに対して味方のHPと素早さの数値に応じて逃走できる確率が変化する。
レベル1の場合、逃げるを選んだ味方のHPが50以上あると高確率で逃げることができる。

サガ3

ターンの最初に全員で逃走を試みる。相手よりレベルが低いと失敗しやすい。

サガ3DS

【逃走】という特殊能力を使用して離脱している。
発動タイミングがそれぞれのキャラの本来の行動順になったので、自分より素早い敵からは先手を取って逃げることが不可能になった。発動すれば全員で逃げ出せる。

RS1

誰でも使えて素早さも成長する珍しい性質を持つ。
行動タイミングはそれぞれのキャラの本来の行動順であるため、素早過ぎる敵からは逃げるのが間に合わないこともある。また、全員で一度に逃げ出すのではなく、個人が逃げるだけ。
1人でも逃げていれば、他の仲間が全滅してもゲームオーバーにならない。
素早いメンバーを1人作っておくと対策になる。
　
サガシリーズにおいて、しばしばプレイヤーから新作が出るたびに「逃げても敵が強くなりますか？」と開発陣へ質問が飛ぶが、その元凶となったのは本作RS1である。
そして実際に逃げ過ぎて詰むのも本作RS1である。
なぜなら、本作はストーリー進行が【戦闘回数】にほぼ完全依存するシステムを採用しており、そして戦闘回数とは勝利回数ではなく、逃げた回数もカウントされている。
さらに、戦闘回数が重なるほど強い敵が出るようになる。
　
ここで大きな問題点に気づくはずだ。
逃げ過ぎて強い敵が出るようになると、まず簡単には勝てなくなる。
本作には閃きのような不確定要素によるジャンプアップ的な強化要素はなく、地道に武器（それも通常攻撃）を繰り返して技を覚えるか、大金を支払って術を買うしかない。
しかも敵から手に入る金額はすずめの涙なので、まともな術を購入できる資金は敵を倒せないと工面できない。
敵を避けて宝箱を集めればいいが、本作は敵シンボルが異常に多く、通路が狭いうえ、常に追跡してくるため、ありていに言ってそんなことは不可能に近い。
　
そればかりか、逃げ出すことさえままならなくなる。
このコマンドを使うと「素早さも成長する」のだから、必然、終盤の敵は高い素早さを有しており、まともに成長したパーティでさえ先手を取られる猛者さえいる。
いかに逃げても素早さが成長するとはいえ、心もとなさ過ぎる。素早さだけが成長するということは、資金もないし戦う力もなく、逃げ足があるだけ。
1発も耐えられない状況では、その辺の敵相手に逃げ出すことさえリスキーになっていく。
　
これらの点から、終盤にエネミーの強さが頭打ちになりかける頃を除けば、無用な逃走はなるべく避けるのが望ましい。
がんばって敵シンボルを避けるよう工夫するほうがまだスムーズに冒険を進められるだろう。

RS2-3・SF1

• 【退却】

SF2

• 【交渉】

MS

リマスター版

【追加要素あり】の場合のみ、LPコストが修正され、1人分のコストを使用することで退却できるようになった。
また、【煙玉袋】を使用することで、LPコストを使用せずに逃げることができる。
なお、追加要素なし時はPS2版と同仕様になる。