シナリオ
当Wikiは主にDS版のWikiであるが、
昨今はレゲー板や歴史板からもテンプレとして使われている為、
過去のシリーズでも参考可能となっている。
(大きく違いがある場合はその旨の表記があるので参考にされたし)
なお、DS版において他との違いは武将が圧倒的に増えた為(248人追加)、
難易度が大幅に変わった君主がいる事と(特に公孫瓉(サン)が顕著)、
235年シナリオにおける武将不足の大幅な解消である。
- 君主のデータ
都市数 その君主の支配都市数 支配都市 その君主の支配都市。太字は本拠地 武将数 その君主の武将数(君主自身も含む)。()内はDS版追加武将数
184年 黄巾興りて英雄青雲を抱く
400年の繁栄を誇っていた漢王朝に衰退の兆しが現れた。
太平道の張角に率いられ、黄色い軍団が天下を席巻する。
DS版で追加された新シナリオ。オリジナルでもメガCD版、PCエンジン版には用意されていたが、
肝心の張角が存在しない不完全なシナリオだった。張角一党でプレイできる3系列はDS版のみである(丁原、士燮もDS版の追加君主)。
未登場の武将が多く、武将数の確保が難しい。
(200年前後になっても登場しない有名武将もいる)
このシナリオでは何進や張角など華北の勢力を放っておくと、
高確率で何進が他の勢力を滅ぼし、一大勢力を築く。また、張角よりも孫堅が健闘していることが多い。
難易度上級では放置すると、数十万の兵を抱えている事もあるので注意すべし。
反面、華南にはなかなか進出しないため、南方の新君主でのんびり遊ぶことも可能。
最南端の南海にぽつんと拠っている士燮は、北から逃げて来た君主が隣接しない限り、まず動くことはない。
また、洛陽から玉璽が見つかる。洛陽を取ったら見つかるまで捜索させよう。
ちなみに、どのシナリオでも言えることだが、COMは武将数に余裕が無ければ、空白都市を積極的に埋めようとはしない。
そのため、0人プレイにすると、統一を目前に控えた君主が空白都市を埋めないまま年月を重ね、
統一できないまま武将が死に絶える光景を時折目にする。
とは言え、オリジナルに比べると武将が増えたため、統一を達成する確率は上がった。
- 張角
何進と並ぶ大勢力を誇るが、賊であるためか、内政向きの武将が少なく、軍師は一人もいない。
都市数 7 支配都市 平原、南皮、鄴、濮陽、徐州、許昌、宛 武将数 24(17)
委任状態の都市が半数以上あり、領土数の割に内政がガタガタである。
正攻法で行くなら、まずは旗下の領地・武将の整理を行うこと。
南皮・平原には袁紹系列の武将が登場するので登用に努める。しかし相性がイマイチ。
許昌と鄴(業β)が分断さているので、陳留を奪って領土を繋げる。
宛は何進の攻撃目標になりやすいので、賊らしく臨時徴収をしてから許昌に戦力を集めるほうがよい。
(ただし、宛・在野には黄忠・婁圭の他、袁術旗下の武将が在野にいる。移動は登用後でも良い)
逆に、徐州を捨て許昌・宛・鄴を死守し、何進が身動きを取れないようにする手もある(あらかじめ陳留は奪っておくこと)。
うまく行けば、洛陽は武将数の多さから勝手に破産して配下の忠誠度が下がるため、付け込みやすくなる(難易度上級の場合は、兵を増やしているのでその率が高い。宛を明け渡すと、何進が高確率で進出するため、洛陽が破綻しにくくなる)。
また、許昌には荀彧や戯志才、濮陽には程昱や陳宮といった軍師達がいる。こちらは相性は良い。
なお、南皮には28000もの大金(コーエー、1桁違わないか)があるので、
軍馬・強弩を買いこみ、弱小国をひとつずつ潰していこう。
ただし、スタート時の太守・程遠志は武官の為に委任状態であり、
最悪、翌月には大金がいつの間にか無くなっている事も多い為、
程遠志を将軍にするか、周倉を派遣する(周倉は張宝の所に派遣しても良い)。
南皮の方が人口が多いので、張角を移動させるのもアリ。
- 馬騰
他のシナリオと違って、董卓が天水を蓋している。ここをどう抜け出すかが鍵。
都市数 1 支配都市 西涼 武将数 5(1)
狄道さえ奪えば、天水を攻め「退却」で下弁に脱出可能。
もしくは、数年間様子を見れば、何進同様、武将数の多さから勝手に破産していることが多いので、それまで待っても良いだろう。
ただし、董卓に攻め込まれた場合、下手に大軍を動員するとこちらが破産してしまうので、騎兵を上手く使いほどほどの兵力で撃退すること。
涼州在野には軍師・賈詡(ク)が在野に居り、開始直後から配下にできるので、必ず捜索し配下に加えよう。
なお、龐徳(6歳)と韓遂(13歳)がいる上、賈詡もいるので内政は十分可能。
ただ韓遂は忠誠が低い。董卓に引き抜かれる心配はないが、一応褒美で忠誠を上げておく方がいいだろう。
このシナリオの董卓は、最初に叩いておけばあまり心配は要らない。
賈詡を旗下に入れたら速攻で移動するか持久戦にするかを選ぶ。
西涼を出たら、相性の近い在野武将が登場する益州への進出を勧める。
- 董卓
天水は土地が貧しく、兵が少ない上、このままでは多く抱える武将を賄えない。
都市数 1 支配都市 天水 武将数 15(0)
馬騰と隣接しているが、馬超が登場するまで10年以上ある。
その一方で、西涼在野には優秀な軍師・賈詡が居るジレンマを抱える。
武将は多いが質が余り良くない上、武力80を超える武将は自身を含め2人しかいないので、
まずは天水在野にいる華雄を捜索して陣容に加える事。
馬騰は逃げられないので、サッサと倒してしまって良い。
(馬超は手に入らないが、龐徳・閻行、在野の賈詡が陣容に加わる。特に賈詡は必ず登用すること)
侵攻については、漢中まで下りて長安を狙うか、益州・荊州に進出したほうがよい。
なお、難易度問わず、かなりの金を持っている(ランダム要素があるが、3000~4000前後)ので、
開幕速攻で兵を雇って何進を倒しに行くのも手だろう。
- 公孫瓚(サン)
張角、劉焉と隣接しており所有都市も貧しい。
都市数 1 支配都市 北平 武将数 8(5)
放浪を勧めるが、あえて留まるなら田楷、公孫範、関靖の3人を文官にし商業投資からやっていこう。
なお、在野には袁紹旗下の武将の他(文醜など)、軍師・田豫など結構優秀な武将がいる。
とは言え、慢性的な資金難のため、税収月には襄平にも進出し、手の空いた武将は「埋伏」させて食い扶持を減らす。
激戦区になるので、軍備は怠らないように。
- 劉焉
初期は2名しか配下がいない。
都市数 1 支配都市 代県 武将数 3(0)
この地で見つけることができる劉備、張飛、関羽、簡雍は必ず確保しておくこと。
また劉焉の本拠地は人口、国力が低いのに加えて周りを外敵に囲まれているので、
上の4人を手に入れたら外敵のいない益州や荊州へ移動するというのもひとつの手だろう。
- 何進
張角と並ぶ大勢力を誇り、武将数・質共に上回る。しかし、戦争向きの武将が少ない。
都市数 4 支配都市 洛陽、陳留、弘農、長安 武将数 33(4)
長安→弘農→洛陽と将兵を移動させ、丁原を滅ぼして戦争向きの武将を獲得するとよい。
また宛を奪い、長安・弘農は生産都市にする。
なお、陳留在野には夏候惇、夏候淵、典韋といった曹操旗下の優秀な武将がいる。
是非登用したいが、相性が悪い点に注意。
配下の曹操は有能だが忠誠が低いので、褒美をあげてから戦場に出すように。
- 孫堅
領土は一つだが、黄蓋、程普、祖茂といった良将がおり、君主の能力は随一。
都市数 1 支配都市 下邳 武将数 8(0)
正攻法は内政で富国強兵を目指すことだが、北上して張角と戦うのもありだ。
1ターン目に祖茂と孫静で徴兵し、6人の武将に3000~5000ほど持たせて北海に移す。
うまく南皮を攻めとれれば、賊が民から奪い取った金塊はすべて孫堅様の物だ。
兵力はこちらが倍近く有利なので、孫堅を騎兵にすれば攻略は思ったより簡単。
- 丁原
呂布をはじめ、戦争向きの武将を多く抱えている。
都市数 1 支配都市 晋陽 武将数 6(1)
何進と劉焉にはさまれて動きが取れないので、放浪するか、いっそ劉焉を滅ぼそう。
オリジナルモードなら、1ターン目に呂布で徴兵して武官4人に分配し、
[一斉]を使える侯成を総大将に攻めれば劉焉は倒せる。
あとは在野の劉備一党を配下にし、富国強兵に励むべし。
- 士燮
当初このコーナーでも忘れ去られた南海に座する君主。配下は4人。
都市数 1 支配都市 南海 武将数 4(4)
三国志演義における記述は無い人物たちの集団であり、
3以降の三國志シリーズにもあまり出てこない貴重な人たちである。
中央より南に座する君主は居ない為、荊州や益州は空白地だらけであり、
襄陽ですら空白地なので、まずはここに移動しよう。
しばらくは戦争とも無縁で、賊のように略奪しつつ国を移動などやりたい放題できるが、
張角と何進が侵攻してくるまでに、如何に富と兵を蓄えられるかが勝負。
とにかく人材確保が最優先事項。
- 新君主
一番簡単なのは北海あたりから南皮を攻め、28000の賊軍の大金をせしめる事。
後は肉屋大将軍を狙うなり、黄巾党を潰すなりお好きなように。
他の空白地は何処を選んでも人材難に苦しむ為、たいした差が無かったりする。
北のドンパチと無縁な南で過ごすのも良い。
襄陽に陣取って士燮あたりを滅ぼし、荊州・益州で一大帝国を築くのも面白い。
もっとも、そこまで人材は居ないので、士燮と同じく、人材確保が最優先事項。
189年 霊帝没し董卓の暴政極まる
暴虐の限りを尽くす董卓を討つべく曹操は各地の将に檄を飛ばす。
後漢末の群雄割拠の始まりである…
全シナリオ中、最も選ぶことのできる君主の多いシナリオである。
このシナリオでは、董卓よりも曹操が勢力を伸ばす事が多く、華北は激戦区となる。
反面、江南・益州・涼州は殆ど動きが無い事が多い(董卓は中央や華北への侵攻が多い)。
新君主など一部君主限定だが、許昌を抑えれば曹操が逃げられない為、
彼を兵糧攻めすれば陳留在野の優秀な武将をゴッソリ旗下に納める事が出来る。
なお、洛陽から玉璽が見つかる。洛陽を取ったら見つかるまで捜索させよう。
- 董卓
当シナリオ最大勢力なのだが、董卓包囲網の為、対外関係が非常に悪い。
都市数 3 支配都市 洛陽、弘農、長安 武将数 31(0)
更には自身の魅力の無さに加え、忠誠の低い武将に限って相性が悪く、まさに獅子身中の虫。
豊富な兵力と武将は、CPUならほっておくとパンクしかねないのだが、
賈詡と李儒の軍師をはじめ、王允・蔡邕など内政向きの武将はそこそこいるのに加え、
馬騰は高難易度でも西涼に引き篭もり気味(兵士だけは増やして勝手に財政破綻することも多い)なので、弘農・長安が実質安全地帯になっている。
その為、洛陽中心に内政をしつつ勢力を広げるのは充分に可能だが、
このシナリオは優秀な人材は華北に集中している上に、
華雄・李儒など、董卓腹心たちの寿命が短いのでそこまでゆっくりも出来ない。董卓本人も寿命が少し厳しい。
洛陽など中央からは人材が出てくるのはかなり先なので、
袁術を倒した後は、新野を抑え、益州か南郡4都市方面に向かうか、
始めのターンに許昌を抑え、曹操を兵糧攻めしよう。
洛陽から玉璽が見つかるので、頑張って捜索するべし(運が11と高い郭巳に捜索させると良い)。
そうすれば悩みの魅力も一気に解決する。
また、貂蝉イベントを起こし、彼女に跡を継がせるのも面白いかも(ただし寿命はE)。
- 劉焉
これといった外敵が無く、内政官も多い。自身の能力も高く、
都市数 3 支配都市 成都、梓潼、江州 武将数 13(2)
地道に地固めをするプレイに向いている。初心者にもオススメ。
まずは本拠地から武将を派遣し、陣容を整えよう。
ただ武官が少ないので、いずれ馬騰あたりの武官を吸収する必要があるだろう。
永安と梓潼さえ死守すれば、かなりの都市が生産都市となる。ただし、梓潼太守の楊懐は武官なので、委任状態になっている。
早めに成都から適当な将軍を送っておこう。
193年以降、漢中から発掘できる張魯一派はぜひ登用したい。相性は良くないので軍師が必要。
- 劉備
土地は悪くないのだが、周囲は敵だらけ。
都市数 1 支配都市 平原 武将数 3(0)
初期配下は関羽と張飛のみで、簡雍は何故か陶謙陣営にいる。人材が少なく、難易度は低くない。
在野も向朗と崔琰のみなので、袁紹陣営から引抜きを行わないと厳しいだろう。
- 袁紹
豊富な兵力と武将を抱えているが、南皮の初期商業が低く、まかないきれない。
都市数 1 支配都市 南皮 武将数 23(3)
その影響で、COM時は難易度に関わらず勝手に破産してることが多い。
サクっと周辺都市を攻めとる(北海の孔融、北平の公孫瓚、平原の劉備、空白国の代県)か、
もしくは埋伏に出すなどして金欠を乗り切ろう。
お勧めは史実通り公孫瓚を潰し、生産都市を拡大させる方向。
また、平原は人口が多いので、劉備の兵士が少ない序盤のうちに落としておくと良い。
幸い軍師の数は多いので、都市を広げられればじっくり内政ができるだろう。
在野には質はそこそこながら、多くの人材が居る。
袁紹の力ならば、洛陽とも隣接しているが、晋陽まで進出しても死守できる筈。
- 公孫瓚
有能な武官、文官がいないのに加えて、都市が非常に貧しい。他とは違うアプローチが必要。
都市数 1 支配都市 北平 武将数 10(7)
袁紹を打ち取って人材を得ることが最初の目標となるだろう。
1.襄平に移動して袁紹が劉備、孔融と争った後、すぐに北平へ引き返し、袁紹の後ろを突くのがよい。
なお、DS版では初期配下がなんと10人。特に軍師・田豫の存在は大きい。
在野には将軍・閻柔の他にも、魏攸をはじめ、何人か有用な武将がいる。
更に、襄平にも将軍・トウ頓、軍師・国淵などが使える人材が眠る。
とは言え、武力の高い武将は在野のトウ頓のみであり、初期の金と兵糧も少ない。正面から袁紹と当たるのはやはり無謀。
閻柔は魅力が高いので、将軍にして2人ほど文官を連れて襄平を生産都市にし、
政治50以上の武将は文官として内政をやらせても良いが、
襄平も北平も貧しい土地なので、早く中原に出たい所。
袁紹が劉備、孔融と争い疲弊した瞬間に侵攻すると良い。
- 曹操
初期の戦力は多いのだが、収入がイマイチなので下手すればパンクする。
都市数 1 支配都市 陳留 武将数 11(0)
方針的には袁紹と同じで、サクっと周辺都市を攻めとる方針が良さげ。
猛将が多く、内政向きなのは自身と陳宮ぐらいだが、
初期地の陳留は、在野から荀彧・荀攸・程昱・典韋といった
優秀な曹操旗下の武将がザクザク出てくる為、なんとしても死守したい。
(ほぼ毎ターン毎に人材を獲得できるぐらいワンサカいる)
陳留に登用&捜索の為に陳宮と魅力の高い武将を何体か置くなど部隊を2つに分け、
曹操は人口が多い許昌に居を構えたほうが収入的にも良く、人材を賄える。
荀など人材を得たら、後は周辺の弱小君主を潰していこう。
アイテムは曹操が持つには勿体無いと思うなら、
孟徳新書を荀・荀攸あたりに渡して完全軍師作成もまた良し。
- 馬騰
DS版では軍師・成公英が居る為、人材探しも内政もお任せ。
都市数 1 支配都市 西涼 武将数 6(2)
しかし、184年と違い、ホウ徳と韓遂がシナリオ開始時はいなくなってしまった。
軍師が居るものの、他の武将は脳筋揃いである上、
西涼は土地が余りにも貧しいので、まずは天水に全軍移動した方が良い。
もしくは張魯一派の出てくる漢中への移動が良いだろう。
後は184年のシナリオのように進めて問題なし。
ただ、数年後に出てくる息子は確保しておきたい。
董卓よりは劉焉のいる益州への進出の方が旨みは多い。
- 陶謙
内政向きな人材は揃っているが、2都市を領有しているとはいえ、国力的にはイマイチで頼りになる武官もいない。
都市数 2 支配都市 徐州、下邳 武将数 8(0)
侵攻の多い曹操・袁紹が近いので、武官は曹操から刈り取れば良い。
また、194年まで待てば、在野に徐庶が出てくる。
意外に難しくない勢力の一つだが、陶謙の寿命は短い。陶謙の子供(陶商と陶応)は登場しないので、後継は魅力が高いが軍師ではない、孫乾がお勧め。
- 孫堅
部下の顔触れは前シナリオとほとんど変わりなかったりする。
都市数 1 支配都市 長沙 武将数 9(0)
前シナリオのような賊のお宝ゲットだぜ作戦は使えないが、本拠地は長沙。
武陵を取ってしまえば、南郡4都市は孫堅様の物。
孫呉の武将たちがほしいなら東に侵攻するべしだろうが、
劉表を倒し、中央に進出した方がいい。
- 劉表
国力は豊かで人材もそこそこ多い。南郡4都市を狙うのが基本行動指針だろう。
都市数 3 支配都市 襄陽、江夏、江陵 武将数 17(2)
孫堅さえ始末すれば、劉表陣営に足りない武官も補える上、かなりの安全圏となる。
その後は、優秀な人材が在野に多く眠る、新野への侵攻がお勧め。
開始後は孫堅以外に敵は居ないので、全力で潰しに行って良い。お勧めは兵糧攻め。
- 劉繇(ヨウ)
本拠地が貧困で見返りが無いが、交通の要所。
都市数 2 支配都市 寿春、建業 武将数 7(0)
武将の数はそこそこで武官に使えるものはいるが、文官はほぼ無し。
建業か汝南に移り内政に勤しむ方が収入は多いかもしれない。
しかし最大の問題点は、呂布に匹敵する自身の魅力の無さである。
- 袁術
質はアレだが人は多い。問題は宛という土地の特性。
都市数 1 支配都市 宛 武将数 14(1)
国力は高いが、長安、洛陽、許昌、新野と大都市に繋がるので、守備は厳しい。
開始後に許昌を奪い、曹操を兵糧攻めするのが面白い。
成功すれば、曹操の優秀な初期人材と、陳留在野の優秀な武将を獲得でき、
アレな家臣団が一気に優秀な陣営と変わる。
なお、許昌在野に軍師・戯志才がいる。192年シナリオもそうだが、仲帝様陣営は将の数が多いので、
軍師がいるだけで難易度ががらりと変わる。是非旗下に加えておきたい所。
- 孔融
人口が最低レベルの本拠地に加え、隣国の袁紹が脅威。
都市数 1 支配都市 北海 武将数 2(0)
しばらくは袁紹に色々な意味でお世話になる。
下邳の太守・車胄の忠誠度が低いのでうまく引き抜けば道は開ける。
なお、過去のシリーズと違い、武安国が配下におり、更に在野には文官・辛毘もいるので、割と戦える。
- 韓馥
隣接国が多いが、配下が質量ともにそこそこな分、他の君主よりはマシ。
都市数 1 支配都市 鄴 武将数 5(0)
開始直後の董卓の攻勢さえしのぎさえすればチャンスはある。上手くいけば在野の曹操旗下の武将を引っ張れる。
人材を得たら、南下するなり中央に行くなり袁紹と戦うなりお好きなように。
- 孔伷(チュウ)
自身の能力が低く(魅力41)、なんと配下武将はゼロ。
都市数 1 支配都市 譙 武将数 1(0)
土地は人口の割にはそれほど開発が進んでいない。
ご近所の曹操や袁紹あたりの人材を狙いたい所だが、これといった武官がいない陶謙を狙うのが一番楽。
- 王朗
厳白虎に蓋されている上、土地も痩せ兵も経済力も無い。
都市数 1 支配都市 会稽 武将数 3(0)
呉→建業と侵攻ルートは決まっているが、いかんせん人材不足。
軍師・虞翻がおり、全力で戦える分、厳白虎よりは有利である。
- 厳白虎
王朗とほぼ同じ。違いは南の王朗を倒すことだけ。あとは建業をとって天下統一を目指すルートになる。
都市数 1 支配都市 呉 武将数 2(0)
如何に人材を得るかがポイント。
- 喬瑁
自身の能力があまりに低い、配下武将がいない、周囲を強国に囲まれ四面楚歌状態と、三重苦。喬瑁の寿命も短い。
都市数 1 支配都市 濮陽 武将数 1(0)
シナリオ3の孔融と並び、最難関と言える君主。
ただ、彼と違い、兵を集めて南の孔伷を攻めれば、
空白地地帯に雪崩れ込める分まだマシかもしれない。
濮陽に留まるならば、190年まで待てば、在野に満寵が出てくるので何としても登用したい。
- 新君主
中央の新野・上庸は案外悪くは無い。特に上庸は襄陽と接しているものの、
隣接空白地が多く、移動による資金・資源回収が容易な為、蓄財しやすい。
楽に行くなら、雲南がそこそこ人口があるので、雲南に居を構え、
劉焉を倒しつつ人材を得るか、零陵から孫堅を狙うのがベター。
もしくは、許昌から曹操へ兵糧攻めも面白い。許昌・汝南は人口は多いが、隣接が多い。
北の土地は、土地が貧しく袁紹がかなり脅威。上級者の方は是非。
194年 天下乱れ群雄全土に割拠す
呂布の手により、董卓は暗殺された。
群雄割拠の様相を呈してきた天下を制すべく、中国全土の英雄たちが動き出す。
全シナリオ中で2番目に選べる君主が多い。
このシナリオは曹操と袁紹が勢力を伸ばすことが多い。稀に孫策、呂布、袁術辺りも伸びる。
曹操や袁紹のいる中央や華北が激戦区。
また、大抵は曹操は中央に出るか北上し、袁紹は北海を攻め取ってから南下するルートをとる。
なお、下記にもあるが、玉璽は孫策が所持している。
- 呂布
本拠の濮陽は貧しく、配下武将も武官が大半なので内政したところで無駄。しかも周辺を敵に囲まれている。
都市数 1 支配都市 濮陽 武将数 15(0)
一刻も早く陳留か許昌に移ろう。後は江南の弱小君主を攻めるか、史実どおり徐州を攻めるかはお好きに。
一応、濮陽在野に周倉がいるので欲しいのなら旗下に加えても良いが(相性があまり良くない)、まずは陳留か許昌を抑えたほうが良い。
陳留には梁習など、内政向きな武将がそこそこいるので登用するのも一手。
なお、本来君主は本拠をあちこち変えるのは良くないのだが、この君主に限っては積極的に前線に立つ事になるだろう。
自身の魅力が低いので、部下を引き抜かれないよう注意。
- 袁紹
最大勢力なのでよほどミスしない限り楽勝。ただ、鄴は曹操に狙われやすいので防備を怠らないこと。
都市数 3 支配都市 南皮、平原、鄴 武将数 28(4)
まずは公孫瓚を滅ぼして後顧の憂いを無くし、河北を統一してから南下しよう。
- 曹操
人・物・土地。必要なものは全て揃っている。
都市数 2 支配都市 洛陽、弘農 武将数 30(1)
侵攻ルートに迷うものの、楽勝な君主。まずは許昌、長安を占領し経済基盤を作るといい。
在野武将は弘農に多数登場し、晋陽の王濬、温恢は序盤から登用しておくと内政が捗る。
尚、洛陽には198年楊修、199年に司馬懿が登場する。
- 孫策
人材は多い上に優秀なのだが、土地があまりにも貧しい為、金欠必至。
都市数 1 支配都市 廬江 武将数 11(0)
史実のように江南制覇ではなく、中央に打って出るのも一興だろう。
江東の二張などイベントを起こすなら、埋伏に出すなどして金欠を乗り切ろう。
後は本人と美周郎の寿命との戦いである。
なお、玉璽は孫策が所持している(当然、それ関連のイベントも起こる)。
イベントを起こさない場合は、二張は下邳(丕β)に196年に登場する。ご安心を。
孫呉の武将たちは、このシナリオでは廬江に多い事を覚えておこう。
柴桑には賀斉、蒋幹。呉には朱然、留賛のみ
199年までは領土拡大に満たす長期従事内政官が不足気味になるため、相性の良い南海の士一族を登用し補っておくのも手。200年に廬江から魯粛を含め、そこそこ使える武将が多数登場、203年に陸遜が登場する。
- 劉備
今までのシナリオと比べると俄然楽である。とはいえ、初期兵力、兵糧数はかなり少ない。
都市数 2 支配都市 下邳、徐州 武将数 11(0)
また、呂布の動向には注意。北海を占領した袁紹が下邳に攻め込んでくる事もある。
関羽、張飛に続く将がいないので袁紹の将を引き込みたい。
動くのは下邳から徐庶が見つかるまで我慢した方がいい。
(下邳在野には後の劉備旗下の武将が多く存在する)
隣接国の多い徐州を捨て、寿春を落とし、孫策に代わり揚州平定も悪くない。
なお、このシナリオの下邳には、上記の二張(196年)の他、孔明(208年)など、
智将が多く在野に埋もれており、戦略的価値が高かったりする。
- 李傕(カク)
長安の経済力はまずまず。董卓の武将をほぼそのまま受け継いでいる為、数は多く質はそこそこ。
都市数 1 支配都市 長安 武将数 14(0)
ただ、忠誠度の低い部下が多いのが気になる。賈詡だけは引き抜かれないようにしたい。
問題は激突必至な曹操。逆に、ここを超えると優秀な武将も多数獲得でき、一気に楽勝となる。
初期の兵力が曹操に比べかなり低いので、徴兵などの編成が急務。
プレイ後すぐに安定に移動すれば、基本アイテムにも記載があるように、遁甲天書三巻を入手できる。
賈詡が完全軍師になるのでできれば入手しておきたい。
人材は余り気味で政治力70を超えた文官も多いので、魅力の高い朱儁を太守に内政官を数人連れて行き、
安定を生産都市気味に内政に励んでも良い。馬騰は高難易度でもあまり侵攻してこない。
- 馬騰
馬超と馬岱が加わったが、土地は貧しく、武将はほぼ脳筋。
都市数 1 支配都市 西涼 武将数 9(2)
狙いは李傕。武将は賈詡を始め文官も多い。
その後は中央進出&因縁の曹操打倒といこう。
- 公孫瓚
都市が弱く、袁紹の脅威に晒されているのは相変わらず。
都市数 1 支配都市 北平 武将数 9(7)
ただし、配下にはDSで追加された正史でもお馴染みの田豫、関靖の他に、
優秀な武将・趙雲がいるが、189年と比べ将の数は減っている。
189年と違い長沙に孫堅がいないので、長沙・零陵の南郡4都市に放浪する方がいいかもしれない。
もたもたしていると袁紹が強大化してしまい、手をつけられなくなる。
- 劉表
劉表では最も有利にプレイできるシナリオ。
都市数 3 支配都市 襄陽、江夏、江陵 武将数 22(1)
開始直後の孫策はかなり兵士数が少ない。武将の質ではこちらが劣っているが、
経済力では断然こちらが上。力をつける前に倒してしまおう。
孫策の優秀な武将を手に入れた後は、荊州南部の空白地を占領すれば経済力で困る事もなくなる。
後は東でも北でも西でも好きな方向に進もう。
なお、本拠地在野には「鳳雛」こと龐統がいる。スタート直後に旗下に加えておきたい所。
江夏にいる甘寧は強いが忠誠が低いため、放っておくと孫策にいとも簡単に引き抜かれてしまう。要注意。
- 王朗
5年前と方針はほぼ同じである。
都市数 1 支配都市 会稽 武将数 3(0)
とりあえず建業まで出なければお話にならない。
軍師・虞翻を最大限活用しよう。
- 厳白虎
王朗とほぼ同じだが、寿命が近く軍師不在の分難易度は高い。
都市数 1 支配都市 呉 武将数 2(0)
弟の厳輿も短命なので、一刻も早く後継者を確保しておくこと。
- 劉繇
189年と違い、劉備・孫策がすぐ傍にいる。
都市数 2 支配都市 寿春、建業 武将数 9(0)
お勧めは玉璽を持つ孫策を倒す事。
そうすれば、自身の悩みである魅力の低さが一気に解決する。
とは言え、劉備・孫策共に、配下武将は強力極まりない。
太史慈に頑張ってもらおう。
- 張魯
基本的には上庸に移動して本拠とし、南郡4都市か劉焉と戦うべきだろう。
都市数 1 支配都市 漢中 武将数 7(0)
漢中は序盤にしては商業がトップクラスの高さなので、収入前に移動させたりすると良さげ。
手段を問わないのなら、武官を使い、チマチマ長安に兵糧攻めを行い、
李傕を滅ぼして、旗下の武将たちを吸収し、中央進出を狙うのも良い。
以上のような手段も取れる上、周囲が弱いので、実は張魯シナリオで一番簡単だったりする。
張魯自身は魅力が89と君主の中では高い方なので、エンジンさえかかれば案外簡単に事は進む。
- 劉璋
基本的には前シナリオの劉焉と指針は同じである。
都市数 1 支配都市 成都、梓潼、江州、建寧 武将数 19(0)
益州は経済力もある上、安全地帯を増やしながら侵攻ルートを決めやすく、
父の劉焉と同じで、ゲームに慣れたいユーザーにお勧めな君主である。
劉璋は劉焉よりは劣るものの、魅力も高く政治60代なので使い勝手は良い。
数値90など飛び抜けた数値の武将は少ないが、武官・文官も多く、
在野にも法正(江州)、張翼・尹黙(成都)などそこそこ武将がいる。
永安と梓潼さえ死守すれば、かなりの都市が生産都市となるので、
まずは永安まで部隊を派遣した方が良い。
梓潼にある程度の兵力を置いておけばまず攻められることはないので、
北の張魯よりは、南の劉表を狙う方が良いだろう。
- 袁術
良くも悪くも5年前と殆どかわりが無い。そして抱える悩みもまったく同じ。
都市数 1 支配都市 宛 武将数 12(1)
質はアレだが人は多く、意外に皆忠誠度が高い。
董卓が曹操に代わっただけなのだが、こちらの方が強い上に好戦的。
とりあえず曹操と同盟し、許昌に人材を送って支配すれば、
曹操と東からの侵攻をほぼ止める事ができるのが、5年前との違い。
曹操と李傕を倒せば、優秀な将軍と軍師が多く手に入る。
そうなれば仲帝様の天下は近い・・・のだが、実は寿命も近かったりする。
なお、宛・在野には軍師・婁圭がいるので、是非旗下に加えておきたい。
将の数が多い仲帝様の軍は、軍師が加わるだけで、難易度ががらりと変わったりする。
- 孔融
周囲は力があるのに対し、自身は土地も貧弱な上、部下がいない。
都市数 1 支配都市 北海 武将数 1(0)
その上、189年と違い、下ヒには劉備が君主としているので引き抜きもほぼ無理。
とりあえずは徴兵で周囲の侵攻を牽制し、同盟などで安全を確保・・・
なのだが、人材不足という悩みを解決する事は出来ない。
かなり難易度が高く、上級者向け。マゾ推奨の難関君主である。
救いなのは、DSでは在野に軍師・禰衡が居る事だが・・・
いっそのこと、桂陽か零陵の南郡4都市まで放浪するのも手。
- 新君主
基本的に開いている空白地が189年開始シナリオと変わらない為、指針も同じで良い。
漢中が埋まった分、南郡4都市が空いているのでそこから劉表を狙うのが比較的楽な方法である。
李傕軍が武将の数の割に兵が少ないので(分散されている)、天水から強引に涼州平定も悪くは無い。
201年 劉備雌伏し、新野に借城す
歴史の波に流されている劉備は、劉表のもとに身を寄せていた。
その頃曹操は袁紹と天下分け目の戦いを繰り広げていた。
前シナリオよりも未登場の武将は大分少なくなった。
このシナリオで伸びやすいのはやはりと言うべきか曹操である。次点で孫権や劉璋か。
しかし、曹操の領土は殆どが初期兵が少ないので、兵が増えないうちに袁紹や孫権辺りは素早く曹操を攻撃しよう。
実は曹操と袁紹がいがみ合ってる華北より孫権、劉璋、劉備などの君主が入れ混じる荊州の方が激戦区になりがち。劉表は最悪三方から攻められてフルボッコとかもある話なので要注意。
また、このシナリオからは曹操が玉璽を持っている。
- 劉備
初期領土の新野はそれなりに豊かであり、人材が文武とも揃っている。
都市数 1 支配都市 新野 武将数 13(0)
在野武将も粒ぞろいなので、まずは捜索をしよう。
その後劉表を攻めるもよし(襄陽は劉表の本拠にも関わらず初期兵数が劉備の半分程度)、地道に地固めをするもよし。
曹操は最初は袁紹を攻撃する事が多いので、態勢を整えられる時間はある程度ある。
が、モタモタしていると曹操が南下してくるので気を付けよう。
襄陽さえ占領してしまえばひとまず滅亡の心配はしなくていい。
もっとも、新野を捜索すると出てくる徐庶がいれば曹操軍を撃退するのも比較的楽にできるはずだ。
また、207年まで動かなければ、三顧の礼イベントが起こり諸葛亮が配下になる。無理に待つ必要はないが、敢えて曹操相手に孤軍奮闘するのも面白いだろう。意外と難しくはない。
- 劉璋
基本的な指針は、前シナリオとそれほど変わらない。
都市数 5 支配都市 成都、梓潼、永安、江州、建寧 武将数 21(0)
永安が劉表支配の江陵と隣接しているが、攻められることはまずない。
張魯から倒すのもいいが、永安から荊州を攻めてみるのも面白いだろう。
- 張魯
基本的には上庸に移動し、南郡4都市か劉璋を狙いたい。
都市数 1 支配都市 漢中 武将数 7(0)
劉備・曹操が武将の質が高いので、同盟も視野に入れておく事。
- 曹操
当シナリオ最大勢力…なのだが、領地が東西に広がっているデメリットがあり、国の規模の割に兵が少ない。
都市数 10 支配都市 許昌、濮陽、陳留、洛陽、弘農、長安、下邳、徐州、譙、汝南 武将数 65(4)
まずは、交通の要所でもある、空白地の宛と寿春を抑える事。
寿春を抑えれば、徐州・ショウ・汝南と3都市が安全地帯となり、兵力を集中できる。
南からの侵攻は下ヒと寿春で、西の侵攻は長安・宛で止め、その間に袁紹と雌雄を決しよう。
なお、DS版は三國志3時代よりも、新規追加武将の影響で陣容が強化されているので少し楽。
また、西涼の馬騰は兵士だけ増やして勝手に財政破綻することが多いため、序盤は安全牌。
- 袁紹
官渡の戦いの後の為、顔良・文醜・田豊・沮授といった優秀な武将がいない。袁紹自身の寿命も近い。
都市数 7 支配都市 南皮、襄平、北平、代県、平原、鄴、北海 武将数 28(4)
その上、曹操との対決は避けようが無く、曹操がかなりの頻度で攻めてくる。このシナリオではかなり難易度の高い君主であると言える。
まずは残った人材の再編成・整理・徴兵を行い、曹操との対決の用意を。
逆に、曹操を破ってしまえば、その人材と土地が手に入っており、もはや天下統一は容易ともいえる。
曹操の領地は東西に広がっているのに対し、こちらは安全地帯を作りながら侵攻できる分、地の利では勝る。
曹操の兵力は少ない上に分散している為、急げば1年で壊滅状態に追い込める。奥地は空白地にするつもりで戦力を集中させよう。
DS版で若干武将が増えたが、曹操との差を埋めるまでには至らない。さらに、時間が経てば経つほど差は開いて行く。
濮陽から落とすのがセオリーだが、隣接国が増えるので、下邳から落とすのも面白い。
とにかく急ごう。ゆっくりやると武将数・経済力で負けている為、どうしようもなくなってしまう。
- 馬騰
配下武将、兵士数とも充実してきており、最も有利にプレイ出来るシナリオ。
都市数 2 支配都市 西涼、天水 武将数 20(2)
ホウ徳や韓遂も戻ってきた。更には前シナリオで曹操配下だった趙昂、姜叙、楊阜らも何故か馬騰軍にいる。
ようやく天水まで南下してきたが、配下は相変わらず政治力の低い武将が大半なので内政はほぼ無意味。
全戦力で益州に攻め入ろう。劉璋を倒せば文官を多数配下にできる。
- 劉表
194年より状況が厳しい。東の孫権が強大化しており、開始早々に攻め込まれる可能性もある。
都市数 4 支配都市 襄陽、江夏、江陵、武陵 武将数 22(2)
また、都市数の割に兵士数が少ない。
外交関係で仲が良くないのは孫権で、他の勢力との関係は良好。
その対外関係を利用して、周辺国家を弱体化させるのもまた良し。
また、柴桑を落とせば、長沙など荊州南部が生産都市にできる。
本当は孫権より、劉備を落とした方が、自身の軍の人材の弱点も補える。
ただし、襄陽の兵力が異様に少なく劉備が攻めてくることもあるので気を抜かないこと。
- 孫権
孫権シナリオのなかで最も人材が充実していると言って良いシナリオ。
都市数 5 支配都市 建業、呉、会稽、廬江、柴桑 武将数 35(3)
208年シナリオと違い、主要メンバーの寿命はまだ先である上、
支配地からは孫呉を担う武将が埋もれている。
セオリーは、北の曹操より、西の劉表。上記にあるように劉表は兵が少ない。
なにより、南郡4都市は土地と人材の宝庫でもある。
始めのターンに寿春を抑えれば、建業とで曹操の侵攻は止められ、
生産用の安全地帯を多く確保できる。その後は江夏・江陵を押さえに行こう。
なお、曹操の兵力も少ないので、袁紹との争いの中ちょっかいを出すのも良い。
- 新君主
各敵勢力に挟まれた都市が空白地なので、案外難易度は高い。
それぞれ、上庸・南郡4都市(→劉表か劉備壊滅)、上庸・雲南(→劉璋・劉備・張魯壊滅)など、
各空白地はご近所の一大勢力を狙う形となるだろう。一か八かで曹操の許昌を狙い、領土を分断させるのもあり。
南郡4都市近辺から始め、独立国家もコレはコレで良いかも。
後述のシナリオ5も参考の事。
208年 臥龍中原に舞い天下を望む
劉備は、諸葛亮を軍師に迎え天下三分の計を目指す。
曹操は袁紹を打倒し、南征に乗り出した。
曹操が袁紹を倒して強大な勢力となった。
曹操は開始から早速新野と下邳と占領し、二方から南征を始める。劉備や孫権は激突必至。軍備は忘れずに。
荊州や漢中付近が激戦区。最終的に孫権、曹操、劉璋(たまに劉備)が荊州でいがみ合うパターンになることが多い。
- 劉備
兵士数がようやく他君主並みになった。
都市数 3 支配都市 襄陽、江夏、江陵 武将数 31(1)
S4とは違い、曹操はあまり荊州方面に接近してこない。
その隙に南郡4都市を攻略しよう。
初期状態では孫権と同盟が結ばれていないので、横取りされないよう注意が必要。
江夏の守備も怠らない事。初期兵数が少ないので孫権に攻められやすいが、江夏を捨てるのは下策。
襄陽から張飛を移動させておけば攻められても簡単には負けないはず。
その後は史実どおり蜀取りに進むのがベターだが、陣容は整っているので、別の方向に進んでもいいだろう。
ただし劉璋の支配する蜀は内政値もまずまずで、在野も豊富であり、立地的にも兵力を消耗することが少ないので、気づいた時には成都や最前線にとんでもない戦力を蓄えていることがある。その点の対策は念頭に入れておいた方がいいだろう。もっとも相性値が良いので偽書疑心で都市ごと寝返らせるのも一つの手ではある。
- 曹操
劉備や孫権と戦う前に、焦ることなく空白地を占領しておこう。後方の人材を前線に移動させることも忘れずに。
都市数 15 支配都市 許昌、襄平、北平、代県、晋陽、南皮、平原、鄴、北海、濮陽、陳留、洛陽、弘農、長安、宛 武将数 124(16)
全シナリオを通しても、もっとも難易度の低い君主と言える。
- 馬騰
何故かS3よりも兵士数が減っている。荊州南部の弱小4君主よりはマシだが、間近に迫っている曹操勢力はやはり怖い。
都市数 2 支配都市 西涼、天水 武将数 16(2)
豊富な軍馬を進物に同盟を結んでおきたい。
配下にはやはりというべきか政治の高い武将は少ないので、早く南下して劉璋領に侵攻しよう。
また、韓遂がまたもやいなくなってしまった(今度は曹操軍にいる)。
- 金旋
他の南郡4都市に比べて国力、人口の低い武陵を本拠としているため最も不利。
都市数 1 支配都市 武陵 武将数 3(1)
内を固めてもジリ貧は必須、かといって外征を行うには人材が不足すぎる。
まずは将軍または軍師を目的とした人材確保を優先とし、南郡4都市を攻略しよう。
なお、DS版で息子の金禕(イ)が追加されたが、何故か血縁設定が無く、忠誠度も低いため引き抜かれないよう注意。
- 韓玄
基本は金旋と同じ、ただ他の南郡4都市に比べれば黄忠、魏延がいる分だけ気持ち有利。ただし魅力10(笑)
都市数 1 支配都市 長沙 武将数 5(0)
黄忠、魏延、陳式の忠誠が低いので、下手すれば劉備あたりに引き抜かれかねない。注意しておこう。
- 趙範
韓玄以外の3君主で共通だが韓玄軍と普通に戦うと勝てなくもないが損害が大きいので
都市数 1 支配都市 桂陽 武将数 3(0)
セーブ&ロードを駆使してでも黄忠を引き抜くのが楽だろう。
魏延と陳式は引き抜いてもいいが戦闘中に説得するのも有効。
オリジナルモードの4郡で最初から説得をつかえるのは黄忠と鞏志。
長沙を取ったらなんとかして江夏の龐統(忠誠70)を引き抜けば活路が開けるはず。
なお相性値は韓玄(13)、金旋(105)、劉度(135)、趙範(66)なので劉備系を取り込みやすい趙範はわりと楽かもしれない。
- 劉度
まずは荊道栄と武官一人に兵を持たせて長沙を攻める。魏延と黄忠を配下にしたら、直ぐに零陵に撤退。これを桂陽と武陵にもやり、零陵を固める。
都市数 1 支配都市 零陵 武将数 4(0)
ここ迄を、意地でも一年で終わらせよう。
次に、劉備が曹操に追われるか、劉璋が空白地を埋めて南下してくる。
劉備なら弱体化しているはず。全力で攻め込んで、配下を増やそう。
劉璋なら持久戦覚悟でゆっくりやっていい。どちらが来ても、優秀な人材が確保できる。
内政が固まってきたら、荊州四群に拘らずに蜀に攻め込んだ方が良い。
永安に兵を置いて、そこで迎撃しよう。蜀を制圧出来れば、人材、内政共に高くなっているはず。後は馬騰を滅ぼすなり、孫権を攻めるなりご自由に。
- 孫権
人材の質量ともに呉の最盛期といっていいが、そろそろ周瑜の寿命が近づいている。
都市数 5 支配都市 建業、呉、会稽、廬江、柴桑 武将数 52(6)
南郡4都市をとるのが基本戦略。劉備に先をこされないように。
あえて北上して劣勢を盛り返すというのもおもしろいだろう。
その際は、空白地に送り込む武将などの部隊編成が急務。
もたもたしていると曹操に取られてしまう。
- 張魯
とにかく、曹操と同盟することが先決。
都市数 1 支配都市 漢中 武将数 7(0)
上庸に移動して、後は曹操から援助攻勢で財物を貰いつつ、じっと国力の強化に励むしかない。
- 劉璋
実は前シナリオと比べ戦力が落ちている。兵力にやや不安があるので、
都市数 5 支配都市 成都、梓潼、永安、江州、雲南 武将数 23(1)
人材の編成後は漢中など北伐よりも、旨みの多い南郡4都市をとるのが基本戦略。
梓潼を守れば北からの侵略はほぼ防げる。
前シナリオいた法正はじめ、蜀漢を支える武将が多く在野にいるので劉備などにとられないように登用しよう。
- 新君主
空き空白地が減った分自由度は低いが、南海なら南郡4都市、
建寧・襄陽・上庸なら劉璋壊滅と、侵攻指針は決めやすい筈。
汝南など中原に陣取るなら、曹操より孫権を狙う方が安全地帯を作りやすい。
221年 孫権独立し三国鼎立なる
孫権が呉王を名乗り、三国の鼎立は成った。
劉備は関羽の敵をとるため、孫権打倒を宣言した。
初期の人材はどの勢力もまだ強い武将が多いが、そのうちの多くが寿命が近い。
開始早々からまず間違いなく劉備が江陵を攻め取り、そこから荊州付近で三国のドンパチが始まる。
放っておけば素の国力で大きく勝る曹丕がどんどん劉備と孫権を追い込む。曹丕にどう立ち向かうかが鍵となるだろう。
劉備は南蛮のことも忘れずに。うっかりして成都や建寧の守備を怠ると攻め取られてしまう。サッサと平定してしまおう。
- 孫権
国力はあるが、質量共に武将が不足気味。更に、領地が東西に広がりすぎており、敵との隣接国が多い。
都市数 12 支配都市 呉、江夏、江陵、武陵、長沙、桂陽、零陵、寿春、建業、会稽、廬江、柴桑 武将数 71(18)
しかし、DS版では追加武将のお陰でやや楽になった。
南海には士燮一派が在野にいるので登用し数を増やそう。
235年も同じだが、孫権は能力が高いので、呉に座するより、
防衛の最前線の都市(建業か襄陽)に移動したほうが良いだろう。
建業から北へ攻めるより荊州から攻めるのがお勧め。
この場合は、孫権を人口の多い建業へ移動させ、寿春-建業で北からの侵攻を止める。
北へ攻める場合は、襄陽・永安を抑えよう。
襄陽は、開幕で廬江・柴桑の兵を集めれば案外簡単に落とせる。
その後は、建業から下邳に全力で雪崩れ込み、北海から北の地をかき回すと面白い。
- 曹丕
ご自由にどうぞ、と言いたいが流石に孫権、劉備両方を一度に相手にするのが辛いと感じたら、同盟を結んで的をどちらか一方に絞るのも手。
都市数 23 支配都市 許昌、北平、代県、晋陽、南皮、平原、鄴、北海、濮陽、陳留、洛陽、弘農、長安、安定、天水、下邳、徐州、譙、汝南、宛、新野、襄陽、上庸 武将数 149(28)
また大国であるため、後方に人材が忘れられていることがある。最初に確認しておこう。
全委任していると田疇が謀反を起こしやすいので、忠誠を上げるか、太守を変えるかしておくと良い。
- 劉備
南蛮をサクッと平定して長安を目指そう。
都市数 7 支配都市 成都、漢中、下弁、梓潼、永安、江州、建寧 武将数 74(9)
まともに攻めるよりは、偽書疑心の計で忠誠度を下げて片っ端から引き抜いたほうがいい。
もちろん関羽の敵を取りにいってもいい。江陵の初期兵力はなぜか異様に少ない。
222年に姜維が成都在野に出現するので登用しよう。
関羽旗下の優秀な人材がいなくなったものの、
家臣の質は未だに高いが、主要家臣の寿命が近い。留意しておく事。
- 孟獲
孟獲の低い魅力、未開拓の南蛮。そのまま座しては滅亡を待つだけだろう。
都市数 1 支配都市 雲南 武将数 14(4)
早い時期に成都を奪取したい。
- 新君主
選択可能な空白地は、襄平、西涼、南海の3国。
3都市とも人口も少なく、国も貧しい。
一番のお勧めは南海。184年シナリオの士燮一派が在野にいる上、
孫権の治める荊州南部は兵がかなり手薄。
武陵・長沙まで侵攻出来れば安全地帯も増え、人材も入手できる。
襄平は、北平の兵が多く、攻められる可能性が高いが、
南皮にまで一気に侵攻できれば、河北制圧は案外簡単。
西涼は、即座に兵を集め天水→長安方面に進行が良い。
蜀への侵攻は劉備軍は案外兵が多く手ごわい。
235年 姜維、亡き孔明の志を継ぐ
234年、諸葛亮が秋風の吹く八月、五丈原で陣没した。
ここから、志を受け継いだ姜維の孤独な戦いがはじまる…
放っておくと魏が廬江で呉を分断し、攻勢を掛ける。また、前シナリオ同様荊州で三国が激突するが、ここでも国力に勝る魏が次第に圧倒して行く。
あとは呉と蜀漢を各個撃破するだけである。
しかし、このシナリオでCOM同士の戦いで統一まで行くことは少ない。統一するとすれば、間違いなく魏である。
270年代まで決着が付かないと、武将不足で戦争はほとんど起こらなくなり、あとは死に絶えるのを待つのみとなる。
今までの三國志3と違い、DS版には新規武将が多く追加されている為、
250年以降新規武将の登場がほとんど無い、という事態はやや解消されている(ただし、追加武将は253年までで終わる)。
最も恩恵が大きいのは魏、次いで呉。逆に蜀漢は厳しさを増した。呉と蜀漢は、一大勢力の魏に如何に立ち向かうか?
既存武将は、史実では没しているにもかかわらず数あわせのため登場する武将もいるため、軒並み寿命が近い。
新規武将が追加されたとは言え、どの君主も統一を急ぐ必要がある。
- 劉禅
北伐の影響からか国力が低く、兵士数も激減している。
都市数 8 支配都市 成都、漢中、下弁、梓潼、永安、江州、建寧、雲南 武将数 60(20)
資金もなくゆっくりやっていればジリ貧で滅亡は時間の問題。
まずは全軍で長安を攻め落とそう。
呉と同盟を結びたいのだが、敵対心が高いので簡単ではない。
ただ、永安にある程度の兵力を置いておけば攻められることはないだろう。
なお、江陵の太守・周泰の忠誠が低いので、しょっぱなに引抜をかけてもいい。
同じく、江夏の陸遜・柴桑の朱桓も忠誠が低いので、
江陵→江夏→柴桑と孫権領をかき回すことも可能。
- 曹叡
国力もあり人材も豊富なので難しくはない。基本的に方針は前シナリオと同じ。
都市数 23 支配都市 許昌、北平、代県、晋陽、南皮、平原、鄴、北海、濮陽、陳留、洛陽、弘農、長安、安定、天水、下邳、徐州、譙、汝南、宛、新野、襄陽、上庸 武将数 130(36)
ただ武将が各地に散らばってるのでその編成がちょっと面倒かも。王濬を登用すれば少しは楽になるはず。
史実通り蜀漢から滅ぼしに行くべし。もっとも、呉も戦力低下が激しいので呉から攻めても問題は無い。
陸遜・周泰ら忠誠度が下がっている武将を引き抜き、廬江を落としてしまえば孫権の本国は孤立する。
実は曹叡の寿命が近い。気をつけておいた方がいいかも。
COMは曹芳が成人していないと、賈充(DS版のみ)や司馬一族に国を乗っ取らせてしまう。が、玉爾持ちなので曹宇や曹爽に継がせても問題はない。
- 孫権
一番の問題は人材難。国の多さの割に武将が少ない。呉にとってDS版追加武将はまさに救世主。
都市数 12 支配都市 呉、江夏、江陵、武陵、長沙、桂陽、零陵、寿春、建業、会稽、廬江、柴桑 武将数 66(29)
蜀漢と同盟を結び、荊州平定を目指そう(呉から申し込む場合、まず断られる心配はない)。
東部は建業に防衛部隊を置き、淮陰と合肥で撃退すればよい。また、下邳の徐庶は忠誠度が低いので、序盤で引き抜いておきたい。
従来版では三国でもっとも人材に乏しかったが、DS版ではかなりマシになっている。とは言え、武力の高い武将は相変わらず少ない。
孫権は呉にいるより、武力を生かし建業で防衛部隊を兼任するか、
魅力の高さを生かし、人口の多い荊州の何処か(襄陽あたり)で居を構えた方が良い。
諸葛恪は奥地に引き篭もらせるのは勿体無いので、陛下の傍に配置転換を。
陸遜親子や彼の配下一派は侵攻の中心になる為に前線に向かわせよう。
なお、陸遜など一部の武将の忠誠度が低いので、引き抜かれないよう注意を払う事。
- 新君主
選択可能な空白地は、襄平、西涼、南海で変わらず。
3県とも人口も少なく、国も貧しく、人材はほぼ無いのも変わらず。
基本的に前シナリオとあまり変わらないが、南海スタートの場合、
士燮一派もいない上、孫権の人材が前シナリオより乏しい点に注意。
襄平スタートの場合、北平太守の公孫淵を速攻で引き抜こう。
もっとも、DSでは追加武将が増えてはいるものの、基本的にどこも武将は高齢で人材不足気味なので、
強力な新武将で強攻するのも一手である。