平昌オリンピック 男子1000m決勝

Last-modified: 2018-02-18 (日) 19:36:22

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PEN=失格 OR=オリンピックレコード WR=ワールドレコード

 

B Final(順位決定戦)

組み合わせ

選手名(英語表記)選手名(日本語)年齢国名五輪ランク1500m結果評価
1Ryosuke Sakazume坂爪 亮介27日本2回目34位-
2Yuri Confortolaユーリ・コンフォルトラ31イタリア3回目20位予選失格
3Semion Elistratovセメン・エリストラトフ27OAR3回目14位銅メダル
 

結果

1着Ryosuke Sakazume坂爪 亮介27日本1.27.522
2着Semion Elistratovセメン・エリストラトフ27OAR1.27.621
3着Yuri Confortolaユーリ・コンフォルトラ31イタリア1.27.712

このレースが見られて本当に良かった!別に3着でも入賞なんですが
結局、坂爪選手はここまで救済→繰り上がり→3着と来ていて成功したレースが1つもなかったので
最後の最後で完璧なレースをしてくれたのが本当に爽快でした。

 

序盤、コンフォルトラがB決勝にあるまじきロケットスタートで流れを作ると
残り5周半で坂爪選手が先頭に立ち、あとは絶妙に最後まで滑り切れる範囲で
ペースを上げていき、そのまま粘り切りました。セメンが3番手からなかなか進出できなかったのも良かった。
この時点で6位以上が確定。

 
 

A Final(決勝)

組み合わせ

選手名(英語表記)選手名(日本語)年齢国名五輪ランク1500m結果評価
1John-Henry Kruegerジョン・ヘンリー・クルーガー22アメリカ初出場12位準決勝失格
2Seo Yi-Raソ・イラ25韓国初出場10位B決勝進出9位
3Samuel Girardサミュエル・ジラール21カナダ初出場5位決勝進出4位
4Lim Hyo-Junイム・ヒョジュン21韓国初出場6位金メダル
5Sandor Liu Shaolinサンドル・リウ・シャオリン22ハンガリー2回目1位決勝進出5位
 

結果

1着Samuel Girardサミュエル・ジラール21カナダ1.24.650
2着John-Henry Kruegerジョン・ヘンリー・クルーガー22アメリカ1.24.864
3着Seo Yi-Raソ・イラ25韓国1.31.619
4着Lim Hyo-Junイム・ヒョジュン21韓国1.33.312
-Sandor Liu Shaolinサンドル・リウ・シャオリン22ハンガリーPEN

結論から言うと最後方に置かれたシャオリンが残り1周半でインに一か八か突っ込んで
韓国2人を巻き込んでクラッシュしてしまい、前方2人が独走したという展開。
これだけ聞くとタナボタメダルに見えますが、実際は前の2人の上手さと戦術が光っていたのではないでしょうか。

 

先頭ジラールの強気なペースメイクと、2番手クルーガーの抜かせそうで抜かせない技術。
それを見た後ろの有力3選手が牽制し合うことによる膠着。誰も動けない展開。
残り1周半でまだ先頭2番手が脅かされていなかった時点で勝負ありでしょう。
そしてついに追い込まれて3人が動いたタイミングが同じ。誰も譲るに譲れない状況で起きた必然のクラッシュでした。

 

特にクルーガーは準決勝といい、後ろをおちょくるかのようなレース振りが上手いわ。
ジラールの方が若干タナボタ感あるなと思うぐらいクルーガーは見事な銀だった気がしますw

 

にしてもクラッシュの場面、スロー映像が上がってないのでわからないのだが、よく見るとインから来たシャオリンを
外のイラが無理に締めているようにも見えるので、ひょっとしたらイラ失格もあるかと思っていました。
そうなったらまたすげーネットが荒れてたなwこれでも荒れてるかもしれませんがw

 

イラは銅メダルでもそこそこ嬉しそうでしたね。今シーズンは韓国の中では3番手かなという感じだったし
この年で初めてのオリンピックで初めてのメダル獲得ですもんね!