主人公 | (やはり眠れない…… 散歩でもしようか) |
闇の巨人 | |
ヴァイライラ | 叫び声が! 私が助けに入るからヴィアは援護をお願い! |
ヴィアリアリ | ヴァイ! |
ツェラシェルが現れる | |
ツェラシェル | …デカブツ 俺の大事な妹に手を出すな! |
撃退 | |
ヴィアリアリ | お兄ちゃん! …じゃなくて、兄さん。 |
ツェラシェル | よろしい…うっ… |
ヴィアリアリ | だいじょうぶ!? お兄ち…兄さん! |
ヴァイライラ | ごめんなさい。 兄さん、その技を使える体じゃないのに私のせいで… |
ツェラシェル | かまわんさ、お前は俺の大事な妹だ。 このくらいのこと…なんでもない。 |
ヴィアリアリ | 兄さんはヴァイのことだと必死だもんね。 ヴァイは万事ひかえめでかわいげがあるから… |
主人公 | (なんだか意識が遠くなってきた 気を失ってしまいそうだ…) |
意識を失う
もう少し聞いている
ツェラシェル | ああ、俺にとってヴァイライラはこの地上で一番大事なものと同じくらい大事なんでな。 |
ヴィアリアリ | 「なによ、地上で一番大事なものって! |
ツェラシェル | 勝ち気で小うるさいもう一人のかわいい妹だ。 |
ヴィアリアリ | もう! 兄さんのイジワル! |
ヴァイライラ | それにしても兄さん、あの巨人は…? 私が手も足も出ないなんて… |
ツェラシェル | かなえられなかった願い。 行き場のない人の思い・ それらが形を持ったもの…闇の巨人だ。 非常に強力な魔物だ。 これまでにも世界を何度か危機に陥れたことがある。 あのお嬢ちゃん、無限のソウルの持ち主かもしれん。 |
ヴァイライラ | 無限のソウルの持ち主というと… 施文院の伝承に世界の終わりに現れるという… |
ツェラシェル | 何かは終わっても世界は終わらんよ。 すべてが虚無に帰らない限りな。 そして、破壊神ですら世界を虚無にできなかった。 ま、そいつの無限のソウルにひかれてかなえられなかった願いが巨人となり現れちまったんだろうな。 あるいは大神官様のいたずらか? 世界を滅ぼすための予行練習かもしれないな。 |
ヴィアリアリ | なんな奴に様付けしないで! お兄ちゃ…兄さんがこんな身体になったのも、あいつのせいなんだから! |
ツェラシェル | どんな身体になっても生きていられる。 自分の意志に従って生きていける。 妹の笑顔が見られる。それで十分だ。 ヴァイ、ヴィア、こいつを送ってやれ。 こいつは、今でこそこんなザマだが、世界の未来を変えうる存在になる。 |