シャリ | 邪竜エルアザル、何百年も前に世界を滅亡の危機に追いやったけど賢王アルキュオネに倒された…。 知ってる? ホントにこいつを倒したのは別の人間。 忘れられたかわいそうな剣士。 彼は強大な力を与える代わりに世界から存在を忘却の彼方に消し去る闇の神器、虚無の剣を抜いたのさ。 |
ツェラシェル | 忘れられた剣士ミラクの失われた伝承など知っている俺を、誰だと思っている? |
シャリ | もとは施文院最強の告死天使。 今は墜ちて、自分のためだけにどんな汚い仕事もこなすケチな悪党… そんな君がなんでここに来るの? ご親切にも、うかつな冒険者にこの屍竜に近づくなと警告するため? |
ツェラシェル | ここには黄泉の乙女像がある。 ガッポリ賞金のかかったデカイ山だ。 ケチな小悪党にはぴったりだろう? |
シャリ | フフ。エルファスの呪いの具合はどう? ホントはもう歩くのすら困難なはずさ。 そんな身体で屍竜に挑む気だったの? 違うだろう? 思い出すため、だろう? 思い出そうとしていることすら思い出せないだろうけど僕は知っているよ。 それは忘れてしまった君の願い。 |
主人公現れる | |
シャリ | おやおや、またもやおジャマ虫の登場だ。 霊峰トールのノトゥーン神殿においで。 そこで話の続きをしよう? くすくす。 |
シャリとツェラシェル去る |