フェティ | …まったく、イヤになるわ。 何もかも、もう、ホントにっ! さ、殺気っ? ええ、そーよそーよ! アタクシは、今、怒ってたのよっ! 力の限りにねえっ! 高貴なエルフのアタクシが! どうしてあんな汚いベッドに寝なくちゃならないのか! どうしてあんな強烈にマズい、マメとイモばっかりの夕食を食べなくちゃならないのか! そしてアンタは、どうしてこんな宿にうれしそうに泊まってるのか! 納得できるように説明してちょうだい! 第一、どこのどいつなのよー! こんなひどいところに泊まろうって言い出したアホウは… ………………! アンタね、ド下等生物ッ!! キイーーーッ! 許せない、許せないッ! アンタと一緒に旅するようになってから、アタクシは運から見放されっぱなしなのよ! いつになったら、驚きに満ちた世界とやらを見せてくれるつもりっ? 返答次第によっては、許さなくってよ! |
もう少しの辛抱だ
フェティ | うそくさいわ。 最初に言ったと思うけれど、エルフのアタクシが知らないような脅威と神秘の世界なんて、そうそう転がってやしないんだから! いいこと、これは命令よ! 近いうち、必ず、驚きに満ちた世界とやらをアタクシに見せないと、 アンタを一生、コキ使ってあげるから! いいことっ! |
ある意味ここが…
フェティ | ここが、ナンだと言うのかしら? おびえに満ちた世界、とでも言う気? ふん、滅多なことを言うもんじゃなくてよ、下等生物。 いいこと、これは命令よ! 近いうち、必ず、驚きに満ちた世界とやらをアタクシに見せないと、アンタを一生、コキ使ってあげるから! いいことっ! |