フェルム | い、いらっしゃいませ、主人公さん! きょ、今日はいいお天気ですね。 えっと、あの…。 主人公さんはどんな冒険をされてきたんですか? へえ。いいですね。 正解のあちこちを旅しているなんて。 できることなら私も一緒に…。 あ、いえ。なんでもないです。 気になさらないでください。 えっ? 今は闇の神器を探している…? それってスゴいものなんですか? あ、えーと…。 ………………。 どうしよう…。 この機会を逃したらもう主人公さんとは会えないかも…。 そうそう! 闇の神器といえば、小さいころ、おばあちゃんから聞いたことがあるんです。 えっ? どんな話って? えーと、そ、その…。 あれは確か…。 あ、そうだ! 思い出しました! 伝説の…えと、ふ、フライパンです! と、とと…とにかくそのフライパンは恐ろしい闇の神器なんです。 世界を滅ぼすほどの破壊力を秘めているほどの…。 ひょっとしたら主人公さんが探しているのと同じものかも…。 あ、あの…。 もしよろしければ、ですけど私も協力させてくださいっ! おばあちゃんから聞いた話が、もしかすると何か手がかりになることだって…。 |
喜んで
フェルム | 本当にご一緒していいんですか? じゃあ私、お休みをいただけるようマスターに頼んでみますね。 |
酒場の主人 | おいおい、頼むもなにも話は全部聞こえてたよ。 構わんから行ってきな。 |
フェルム | ありがとうございます、マスター! |
酒場の主人 | いいってことよ。だいぶ長いこと休みなしで働いてもらってたからな。 たまには外の世界を見てくるといい。 それにお前さんがいなければあの変な勇者もどきもこないだろうし。 しばらくは静かになる。 |
フェルム | というわけで、しばらくの間お世話になります。 よろしくお願いします。 じゃあ私、準備してきます。 町を出るときに合流しましょう。 |
危険なことに巻き込むわけには…
フェルム | そうですか…。 お力になりたかったんですけど。 主人公さんがそう言うのなら…。 あ、でも、気が向いたらいつでも声をかけてくださいね。 |
再訪 | |
フェルム | 主人公さん…。 もしかして、私を冒険の旅に加えていただけるんですか? |