エステル | 制御の間はこの通路を奥へと進んでいったその先にあるはずだ。 たぶん、他の巫女たちもそこにいるはずだよ。 さあ、急ごう。主人公。 |
シャリ | あーもう、エアのしわざだね? せっかくここには来れないように柱をいじっておいたのに。 まあ、でも、なんとなく君はここまで来るんじゃないかって思ってたよ。 君に紹介しようかな。 彼はレムゲドン。大昔にこの空中都市を作った人さ。 彼も僕と同じで、この空中都市を浮上させたいんだ。だから、君とちょっと話がしたいってさ。 じゃ、あとは当事者同士で。 邪魔者は消えるとしますか。 |
シャリ消える レムゲドンと戦闘 | |
制御の間 | |
イークレムン | 主人公さん……? 助けに来て…くださったのですか? ありがとう…ございます……。 ですが、どうしましょう…。 ここをこのままにしておくと、いずれまた大変なことに……。 |
フレア | あなたは…? |
エステル | 君を助けに来たんだよ。 君、フレア、だよね? |
フレア | はい。 |
エステル | ボクはエステル。 君とおんなじ巫女、地の巫女だよ。 で、こっちが主人公。 ま、冒険者、かな。 |
フレア | そうですか。 しかし、この絶望の都市で何をしようというのですか? |
エステル | ここを、動かなくしよう。 二度と使えないように。 |
フレア | それは!! ……これを壊すことは… 動かなくするということは…。 私たち巫女が今まで存在しつづけてきた意味が、理由がなくなってしまします。 |
イークレムン | でも、この空中都市がありつづけるといつかきっと、悲しみが生まれます。 大切な命が、失われるでしょう。 それよりは、今、この空中都市を永久に封じた方が、世界にとっていいのではないのでしょうか。 |
エステル | ボクもイークレムンと同じ気持ちだよ。 悲しみや絶望を生むためにボクたちはいるんじゃない。 800年、ボクたち巫女の存在がこれのためにあったというのなら、今日で、それを終わりにしよう。 じゃあ、イークレムンとフレアは自分たちの制御球の所に行って。 で、ボクが、せーの! って言ったらみんなで一緒に、壊れろって祈って。 いい? じゃ、始めるよ。 せーの!! あ…あれ? この揺れって… うまくいったってことなのかな? なんだか、予想外だけど…、うわああああ、主人公、どうしよう!? |
イークレムン | ここ… 壊れてしまうのでしょうか…? そんな… せっかく…。 |
フレア | 役目が終わればここにいる理由もない。 そして存在の意味もない。 だから、これでいい…。 |
くだらぬことを申すな。 そなたらは希望のために戦うのであろう? | |
エアが現れる | |
エア | わらわがそなたらを飛ばしてやる。 心を、空にするのじゃ。 |
竜の座 | |
エア | しかし、本当に空中都市の復活を止めるとは…。 無限のソウルの行く先はこのわらわにも見えんということか…。 |
エステル | 違うよ、主人公。 主人公が特別だからこうなったんじゃないよ。 イークレムンやフレアと一緒にみんなで希望を持って頑張った。 だから、こうなったんだよ。 そしてエア、キミが来てくれたから今、ボクたちはこうしていられる。 ありがとう。 |
エア | なにを、気楽なことを…。 他の巫女らは、本来いるべき地に送り飛ばしておいた。 そなたらも、旅に戻るがよい。 |
エステル | うん、そうするよ。 ありがとう、エア。 |