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三界は道教の思想で「神界(上)、人界(中)、鬼界(下)」の三部を指す。原作では神界を天界としている。
天界は神々が住む場所。
人界は人間が住む場所。
鬼界は死者が住む場所。
道教では、不老不死の仙人になることを理想として掲げている。天界は人が到達することのできる理想の境地であり、鬼界は理想を実現できなかった者の死後の世界である。しかし、それぞれの世界に住む者は固定しているのではなく、行為の善悪によって上の世界に昇ったり下の世界に降りたり、循環往来するものである*2。
※仏教用語の三界(さんがい)は欲界・色界・無色界の三つの世界で、これとは別である。