女メカニック

500年前“7人のマイスター”は、彼らが属した対バカルレジスタンス'エターナルフレーム'の戦闘力強化のため、
新しい兵器に対する構想を始めた。'自ら戦闘を助けるメカの開発'を目標にしたこの研究は、
初めは順調に捗っていたが内部の裏切りにより失敗に終わった。

だが数百年の時が流れた後、彼らの悲願は新時代の天才らによって、実を結ぶことになる。
ピンドゥハイゴ？をはじめとするイートン工業地帯の科学者達は、マイスタークリオが残した研究の跡を土台に
テムペスター、ゲイルフォースなどの数多くの量産型メカを作り出しただけでなく、
これを一層発展させ、メカの変形・合体という新しい概念を創案するに至る。

現在のメカニックの中でも、特に女性達はこの分野に心酔する傾向が強かった。
そして変形メカニズムの効率性を高めるため彼らの絶え間ない努力は、成功した。
彼らが操縦するGシリーズは遥かに精巧で強力だっただけではなく、
新しい形態へ変形して、限界を越えた火力を発揮することができた。
G-0バトルロイドと命名されたこの最終形態は、
ゲイボルグの縮小版と言っても過言ではない程の破壊力を持った究極の虐殺ロボットだった。

人々は、ひたすら機械に対する熱情のみの彼らは、心臓さえ機械になっていると冷やかした。
しかしもう人々が付けた“メタルハート”という蔑称は、もはや冷やかしの意味ではない。
彼らの輝かしい業績により、むしろ変形メカニズムの最高専門家にだけ与えられる称号に変貌したのだ。