用語/ま行

Last-modified: 2021-08-10 (火) 07:34:52

あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行~ A~

マーシャル・マジック・アーツ

信者がBESTバウトと言う、2年次春作中キャラ ふもっふ/十三束鋼との対戦で、芝さんが部活レベルに苦戦したシーンでも使用された。
 
略称:マジック・アーツ、USNA軍海兵隊が編み出した魔法による近接格闘技術。
魔法で肉体を補助して高い戦闘力を発揮する。魔法を織り交ぜて闘う徒手格闘競技らしいのだが、USNA魔法部隊スターズ()が海兵隊から独立する前に編み出しているらしい。
芝さんは生まれた頃からBESTな栄養と四葉戦闘訓練に加え、ハゲ師匠の忍者体術も13才から特訓しているはずなのだが・・・部活レベルに苦戦して良いのか?

マウンティング

馬乗りする行動(mounting)。
主に哺乳類の雄が交尾の際にとる姿勢をいう。
サルの間では群れの中での優位を誇示するためにも行われており、
転じて「人間関係で、さりげなく発言や態度で優位性を誇示すること」もマウンティングと呼ぶ。ネット上ではこちらの意味の方が多様される。
 
その目的は基本的に、他人と比較をして少しでも“自分が上である”ということを確認することで優越感を持ち自尊心を満たし、
一方で自分の欠点や不安から目を背け安心や虚栄心を得ることとされる。
根底には自分に対して自信がなく、見下されたくない劣っている事を認めたくないという思いが隠れているケースが多い。
 
劣等生の全てはこの一言で説明がつくと言われており、「気に入らない物はなんでも敵」という幼稚な価値観は、
根拠もなくただマウンティングしたいという思いからだと言われている。*1
また信者の行動原理にも合致していて、信者は劣等生を「高尚な作品」と勘違いし、それを読む自分たちが偉いのだというマウントを仕掛けてくる光景が芝芝確認される。

魔弾の射手

空気中に0.03%しかない二酸化炭素をかき集めて無数のドライアイスを作り出し、氷より柔らかいそれを超音速で撃ち出し、戦車を穴だらけにするという魔法。最初から最後までツッコミ所しか見当たらないがこれでもメインキャラの主力技である。
詳細はドライアイス弾で。

マテリアル・バースト

達也の使う戦略級魔法。要するに必殺技。通称「マテバ」「尊師砲」。
物質を対消滅でもない方法でエネルギーへ分解する魔法で、分かりやすく言うと対象自体を爆弾化させて周囲へ被害を与える魔法。
その威力は絶大にして発動は最速、専用衛星のサード・アイと連携することで地球上のどこなりとも精密に狙うことが出来る超ド級のチート技。設定した作者は本物の○○だろう、としか思えない。
これを使う達也ははっきり言って核兵器なんて目じゃないレベルの超危険人物なのだが、「放射能が発生しない」「十師族の権力」という2つの理由により、マテバで敵国の軍港を吹き飛ばそうが一切お咎め無しである。
これほど強力無比な魔法でありながら達也側に何のリスクも無い上、制限も非常に緩く、やろうと思えば達也にとって世界を支配するなど容易いことなのである。

そんな強力無比な魔法で、何より主人公の必殺技であるにもかかわらず、その扱いの酷さに定評がある。本編においてマテバが無ければ防げなかった苦境や、マテバによって好転した事態というものは現在に至るまで存在しておらず、発射されるたびに無駄な死者だけが増えていくものでしかない。

アニメ最終話では最期の見せ場とばかりに二発が披露されたが、一発目は壊滅し敗走する敵への不必要な追い討ち(むしろ死体蹴り)、二発目は不祥事のダイナミック証拠隠滅、ついでに虐殺灼熱のハロウィンといずれもろくな使われ方をされていない。正直、サード・アイを使ってちゃんとした海上監視網を整えていればもはや発射どころか事件自体未然に防げたとしか思えず、完全にwwさん一派が無駄な殺しを楽しむためだけの「必殺技」でしかない。

追憶編でも一発披露されているが、これに関してもそこに至るまでの過程(「お貸ししろ!」)が酷すぎる。

アインシュタイン公式 E=mc^2 の通りに質量を完全にエネルギーに分解するそうだが、発生するのは熱と可視光のみ。波長が違うだけで可視光と同じ電磁波である放射線は一切発生しないということになっている。
用語/あ行 イデア様が何とかしているに違いない。
 
核出力20Mt 爆発高度5.4km 想定で被害範囲を算出すると、以下の様になるそうで…。すごいですね(棒)
【爆風被害】
近代市街地の破壊 半径6.4km
ほとんどの民間建築物の破壊 半径17km
平均的な民間建築物への被害 半径47km
【熱線被害】
火災 半径30km
III度熱傷 半径38km
II度熱傷 半径44km
I度熱傷 半径53km
 
※この半径は爆発の中心からの距離
 
対馬も爆発の被害が出るし、鎮海から半径50キロは釜山がすっぽり入る範囲。
余裕で民間人死にますね。
なお、突っ込まれた信者の回答はアンチスレではあまりに有名
信者とレビュー編 【劣等生信者の思考:戦時中なら軍人の家族は軍人も同然、民間人も死んでも仕方ない!敵国だから!】 参照

このような展開があったせいか、アニメは中国ではどのサイトでも配信されていない。
やはり大量虐殺は中国本土で批判が多かったのだろうか。

また、web時代の設定では「本来は隕石迎撃用」。ラジオの質問コーナーでも小惑星への使用を想定している。
隕石に分解魔法が届くならベクトル分解とやらでちょっと軌道ズラせば済むのはオフレコで頼む。

一方、現実の論文コンクール、国連主催の真面目な論文コンクールで最優秀獲ったMIT院生のアイデアは…
小惑星にペンキボールをぶつける! でした。
http://jp.techcrunch.com/2012/10/27/20121026save-humanity-from-asteroids-with-reflective-paint-clouds-says-mit-grad-really/

魔法

  • 【参考:左遷インタビュー】
    ―例えば『魔法科高校の劣等生』でできないこととは?
    佐島先生:まず瞬間移動ができないことと、変身ができないことです。それと永続的な魔法ですね。それと、主人公の使える魔法に制限があること。強い魔法は使えないなどがあります。
  • 【参考:第1話オープニングナレーション】
    魔法。この御伽話の産物は、21世紀初頭に現実の技術として体系化された。
    2030年前後より始まった急激な寒冷化に伴い、食糧事情は悪化。
    エネルギー資源を巡る争いが頻発し、2045年、20年に及ぶ第三次世界大戦が勃発。
    人口は、30億人まで激減した。
    この戦争が熱核戦争にならなかったのは、ひとえに魔法技能師の世界的な団結によるものだった。
    そして21世紀末、不安定な情勢下で、各国は魔法師の育成に競って取り組んでいた。

本作の鍵を握っている…ハズの技術体系。物理現象を忠実に再現するものではなく象徴的に改変するもので、物理現象の持つ意味を利用して、それと意味的に近い現象を起こしている。魔法は科学的に解明されたと言ったな、あれは嘘だ。
作中の1999年に終末思想に取りつかれたカルト教団が企てた核自爆テロが、ある一人の超能力者によって食い止められ、それから十数年でその超能力が解明され、体系化されるにあたって何故か「魔法」と名付けられた。
その後、似本では約40年を掛けて(後に十師族とかいうモンスターを生み出すことになる)国立研究所を整備するも、2030年頃の地球寒冷化によってWW3が勃発する。その間、魔法師は寒冷化やエネルギー問題などを何一つ解決できず、鳴り物入りで戦場に立ったものの、活躍としては核兵器をドヤ顔で止めて見せたくらいで、後は圧倒的な力で戦争を終わらせた…とかそういうことは一切無く、20年もの間ダラダラと犠牲者を増やし続け、末期には四葉家による大虐殺まで起こっている。
伝説やおとぎ話の魔法が現実になったという割には、箒で空を飛んだり瞬間移動できたりできるわけでなく、かといって何かに変身できるわけでも、天候を変えられるわけでもない。使おうとすれば意味不明な制限が課され、極めてめんどくさい手順を踏まなければ卵一個すら満足に動かせず、安定して出るものと言えばガワを変えただけの死ね死ね光線しかない。

設定が追加されるにしたがってその優位性のメッキがベリベリと剥がれているにも拘らず、何故か作中ではその評価が見直されたりしないクソ技術である。

魔法が実用化された時代に食糧不足・エネルギー不足による世界大戦が勃発したというだけでも酷いのに、戦争中魔法師が核分裂を封印するという余計なことをしたばかりに相互確証破壊がメチャクチャになり、熱核戦争から通常兵器による殲滅戦へとシフト、人口が戦前の1/3にまでなるという悲劇が起こってしまったのである。

  • 【真実のナレーション】
    魔法。この御伽話の産物は、21世紀初頭に現実の技術として(肝心なところはブラックボックスにしたまま強引に)体系化された。
    2030年前後より始まった急激な寒冷化に伴い、食糧事情は悪化。
    (魔法ではそのいずれも解決できなかった)
    エネルギー資源を巡る争いが頻発し、2045年、20年に及ぶ第三次世界大戦が勃発。
    (エネルギー問題も魔法では解決しなかった)
    人口は、30億人まで激減した。
    この戦争が熱核戦争にならなかったのは、ひとえに魔法技能師の世界的な団結によるものだった。
    (そのせいで、通常兵器や魔法による人類史上最悪の殲滅戦が始まった)
    そして21世紀末、(主に魔法師のせいで)不安定な情勢下で、各国は魔法師の育成に競って取り組んでいた。

その立ち位置はいまいち不明瞭であり、世界を変革させるエポックメイキングな科学技術でありながら、そこで起きる事象は物理法則の枠外で本来はあり得ないことと見なされている上に、明確に理論が付けられているはずなのに魔法師が少しでも不信を抱けば魔法に影響が出るなど、ガタガタである。
お兄様は魔法の本質は「世界に対する詐欺」と偉そうに語っていた。詐欺師は捕まえるべきだという人間のルールは魔法師という種族()には通用しないようだ。

魔法科高校

本作の主要な舞台。似本国内に九校存在し、国防の要()である魔法師の育成にあたっている。
正式名称は国立魔法大学付属高校。一校しかない魔法大学の附属校なのに著しいランクの差が存在する。
ブルームとウィードのような野蛮な制度を抜きにしてもなお、突っ込みどころで溢れかえらんばかりの設定を持つ施設。
もしかすると、大亜が似本の国力を貶めるために作ったのはブランシュではなくこの学校なのかもしれない。

  • 成人すれば9割が魔法力を失うにもかかわらず、戦うことのできる貴重な時期を高校で飼い殺して浪費させている。
  • 生徒たちも、そんな危機感も全く感じていない花畑な脳である。魔法名家()の連中を除けば彼らの親はろくでもない貧乏生活をしているはずなのだが……。
  • そもそも国防の要()を高校から育てるのは遅い。どうせ軍に送り込むのなら一貫教育で仕込んだ方がいい。
  • 魔法科高校の定員は全部足しても200×3+100×6で1200人。全学年合わせても3600人……どころか魔法力喪失設定があるのでもっと減る。人員不足なのにわざわざ九つに分散させる意義が薄い。
    • 一応、似本には十師族とかいう「一般人」がいて、表舞台に出られない(という設定の)四葉家を除いた「九つ」の家系が国を牛耳っている。したがって、わざわざ九校に分散しているのは師族連中が噛んでいる…ということを考えがちだが、師族側の人間(芝さん含む)ほど魔法科高校なんてどうでもいいというスタンスを崩さない。
  • 魔法師は毎年1200~1500人生まれるので各世代ごとに最大300人の魔法浪人が在野に放置されるわけだが、魔法力喪失で空席が出来ようが「来年の春に出直して来い」の一点張り。二十歳を迎えて魔法力の安定したベテラン魔法浪人を優先的に合格にする制度なども特に存在しない。
  • 在校生の過半数が「将来は実家の古式魔法メインで行くけど魔法科には婚活に来ました」とか言い出さない限り古式魔法師の人数に説明がつかない。そうなると魔法師総数的には矛盾してしまうが、そもそも卒業生全員古式と無関係でもなお現代魔法師3万人設定には全然足りていない。
  • 最強レベルの魔法の才能があろうと別に受験する義務は無く、非魔法職を目指す自由がある。「十師族だけど軍人でも警察官でもないので一般人ですよ」とかトップが言ってるくらいなので間違いない。
  • 国策機関の割にセキュリティが甘すぎる。ていうかテロリスト来すぎである。
  • 一国立高校に、魔法ヤクザのwwさんですら見ることのできない資料が保管されている。
  • 事故で魔法力を失っても、鋼のメンタルさえあれば魔法を一切使えないまま卒業まで居座ることが可能。たぶん普通科卒業資格しか貰えないとは思うが。そんな状態で図書館にでも入ろうものなら、勘でスパイ認定された挙句にリンチで殺される可能性すらありそうな気もするが。
  • 人材不足が極まったのか教師が滅多に登場せず、教師の名前すら基本的には話題に出ない。恩師キャラなど夢のまた夢。なお、テロられてる最中だろうと学校の指揮権は生徒が掌握しており、教師に相談すらしない。
  • 学校モノのくせに授業シーンが殆ど無いため、授業内容の実態が全くつかめない。
    • スピンオフ漫画「魔法科高校の優等生」にて試験勉強風景が描写されたが、ますます謎が深まっただけであった。なぜ五芒星をフリーハンドで書く練習とかしているのか。森崎の早撃ち以上に役立ちそうな気がしない。
  • お笑い運動会・九校戦「論文コント」はやるが、遠足や修学旅行は「忙しい」という理由で無い。
  • 教師は人員不足()の為1科のみだが、カウンセラーは各組2名ついている。さすがサイコパスだらけの学校。
  • 一年生はペーペーだったのが二年生では無双が可能になるという不思議カリキュラム。
  • イメージモデル的には現実世界のNやK成のような超進学校なのだろうが、進学先の魔法大学が1校しかなく、しかも定員割れ起こしそうなほど人材不足なので説得力が無い。しかも、そういった学校にありがちな体育会的マッチョイズムを左遷が嫌っているので中身の描写がチグハグになっており、本編を見る限りでは「肩書きだけ立派な底辺校」にしかなっていない。
  • こいつらよりよっぽど青春を謳歌しているテンプレハーレムラノベの魔法学園ですら、その生徒たちは程度はどうあれ立派な戦力or頭数として数えられており、何か緊急事態が起これば上級生や教師の指揮の下で戦いに臨むパターンが多い。一方エリートである魔法科高校生はいざテロに見舞われると一般生徒はアタフタし、それを統率するような教員もおらず、結局芝さんの一派が暴徒化し、バラバラに乱戦を繰り広げるという秩序もへったくれもない状況になる。国策機関とドヤっておいてこのザマか。

なお左遷はそもそもリアルの学校もラノベ的な学園もあまり好きではないらしく、学園を描くにあたって「教師を排除する」ための背景設定をわざわざ考案したとのこと。その上本当は先輩後輩も出すのがめんどくさいらしい。学園モノにした意味…

孤立編にて、ディオーネー計画に招聘された芝さんに対して「出席免除・卒業資格・VIP待遇での魔法大学入学権利」という破格の待遇が与えられたことが明らかになった。もはや教育機関としての敗北宣言であり、今後「魔法科高校の劣等生」としての芝さんが描かれる可能性は完全に潰えたと言える。

参考

一校:国際ライセンス()に準拠した無難な教育を行う。悪名高い二科制度あり。
二校:↑の劣化コピー。二科制度あり。
三校:「尚武の校風」を掲げ、やや戦闘寄りのカリキュラムを組む。
四校:魔法高専。何故かwwさんに異常に見下される。
五校:無難な教育
六校:無難な教育
七校:海上保安
八校:山岳
九校:無難な教育

魔法科高校の劣等生

本作のタイトルにして、おそらく芝さんを示していた言葉。
字面や語呂だけを見るとそれなりに興味をそそられそうな題名で、アニメ開始当初騙される人間を増やした罪作りなフレーズである。
だが芝さんがちゃんと「魔法科高校の劣等生」をしていたのはアニメで言うと第1話くらいまでであり、
それ以降、特に2年生編以降は話を進めるのに「学生」である必要もないという異常事態に陥っている。
表紙にしれっと書かれた英題は「The Irregular at Magic High School」。「異端者」という意味が込めてあると左遷生があとがきに書いており、そもそも「落ちこぼれ」であるつもりなど最初からこれっぽっちも無かったことがうかがえる。
まあそもそも、「学校の評価と実力は必ずしも一致しない」という左遷の言うテーマと、ペーパーテストで(カンニングで)満点取りまくりの芝さんのキャラはもともとチグハグであり、芝さんはファッション劣等生というよりかはむしろカタログスペック上は他の追随を許さないくらい優秀なハズなのに強みや将来性が見えてこないというファッション優等生になってしまっている。

後に21巻のあとがきで、「魔法科高校の劣等生」という言葉は入学編の副題として考えていたもので、様々な事情で劣等感に苛まれているゲストキャラ達、すなわち「劣等生」のお悩みを我らが芝さんが解決していくという初期構想の名残…というアクロバティックな理屈でもって、はじめから芝さんは劣等生などでは無かったと言いだし、とうとうタイトルまで無意味なものにした。
この件についてアンチスレ民の反応は「社会への恨みが消えて、芝の俺TUEEEを隠さなくなったことへの言い訳」など冷ややかである。

魔法科高校の劣等生@wiki

本作の設定をまとめたwikiページ。通称信者wiki、俺たちのネタ帳。
原作での描写、ブックレットの設定資料、佐島勤のツイッターなど様々な媒体から作品設定や用語が辞典形式でまとめられている。
だが、数だけ多い割に構成要素のリンクが薄いという劣等生の設定を列挙しただけあって、記事の中身は基本的にスカスカで他の記事へのリンクも満足に働かず、あげく記事そのものより設定の矛盾を巡って常時炎上気味のコメント欄の方がはるかに長い記事がほとんどという体たらくのため、劣等生及びその信者の本質が凝縮されたサイトとしてしばしばアンチスレでも「ネタ帳」として活躍する。
 
ここに集まっている信者は、 トーラス・シルバー 周りの設定など論理的に納得することが難しい設定であっても「劣等生内部で閉じるなら全て正とするしかない」と、なんでも思考停止して受け入れてしまう柔軟な脳味噌を持っている。そしてそこに突っ込みが入ろうものなら、言われてもいない設定を勝手に補完してでも言い訳をつけようとする。
特に 芝パパ遠山つかさ などの項目などが顕著であり、信者が芝さんや四葉に対するアクロバティック擁護を繰り出し、小虫をいたぶるがごとく蔑み嘲笑い苦しみもがく事を望むさまは、人間の醜悪さを暴き出す傑作サイコホラーの様相を呈しており、そのコメは本編を読むより面白い。

管理人も劣等生には困り果てているらしく、作品の主要な舞台である「日本」の設定について「十師族が三権分立や司法体系を根底から崩壊させている」ために「穏便にまとめるのは困難」であると匙を投げたり、 「大漢崩壊」 の記事にこっそり皮肉を入れたりとその大変さがうかがえる。
最近はとうとうキレちまったらしく、作者プロフィールという名目でなろう時代の左遷のカキコミを晒し上げたり、「俗語」という項目でアンチスレ由来の用語を作品への揶揄を含む説明付きで取り上げ始めた。どうか彼の心に平穏のあらんことを。
 
ちなみに本人曰く「当サイトは「魔法科高校の劣等生」に関する情報を収集し、収集した情報をまとめるwikiです。ファンやアンチなどを意識せず、「魔法科高校の劣等生」に興味がある人と情報を共有できればと思っています。」ということで、殊更にアンチを排除するような考えは無い模様。
ただしこちらのwikiと違ってアクセス制限が厳しく、記事を満足に弄ることは難しい。だから無駄にコメント欄ばっか伸びるのである。
 
なお「劣等生」に関するwikiサイトはもう一つ、個人作成の「魔法科高校の劣等生Wiki」が存在する。
こちらはネタ帳と違って阿鼻叫喚のコメント欄が無く、管理人以外は編集できない仕様である(専用のTwitterアカウントで意見を募集したりはする)。
「よりそれっぽい魔法科の世界」と銘打って、原作からの引用と考察をミックスした方針により、その情報量はネタ帳と比べ物にならない。ぶっちゃけ左遷よりもよっぽど真摯に作品に向き合っている気がする。
なおそちらの管理人が当支援wikiを見た感想は「思ったより理不尽なこと書いてなくて読みやすい」らしい。
 
上記二つ以外の頭の固い百科事典やバ科事典、元個人サイトのwikiなどでは、劣等生の話題はあまり盛り上がっていないというか好まれない。
「社会的評価」に拘る信者が多いので仕方がないだろう。

魔法科高校の劣等生 LOST ZERO

スクウェア・エニックスが展開しているスマートフォンアプリ。
内容はよくある感じの課金ゲーだが、色々と情けない結果に終わっている劣等生のメディアミックスの中では割と息が長いもので、左遷とM木の大事なライフラインとなっている。
M木の意向により、「ぜろる」という舌を噛みそうな頭の悪い口癖を使う新たなるキモウト・零乃まやかの存在を筆頭としたいかにもラノベラノベしたオリジナル設定を組み込まれている。その上で、その他の喜び組に関してもラノベ的な性格付けを追加して、あたかも真っ当な萌えキャラであるかのように偽装している。
原作が「校外でゲリラと対立したりということがある中で、高校生活"も"送っている」(公式インタの要約)ことから、ゲームのストーリーは逆に校内を中心に描き、果てはお兄様のカードだけが排出される「最強お兄様ガチャ」を実施して明らかに笑いを取りに行くなど、左遷が絶対にやらないような「テコ入れ」要素が多い。

同期のなろう系アニメが単体作品のゲーム化より、他社スマホゲーとのコラボを打ちまくって存在感を発揮する方向にシフトしようが、お呼びがかからないからシフトしようのない劣等生の屋台骨を支え続けたこのアプリだったが、2019年10月にサ終が決定。有終の美とは言えないままぜろった。お疲れさまでした。
・・・と思ったらアニメ2期に合わせて新作ゲーム「魔法科高校の劣等生 リローデッド・メモリ」がリリース予定。なぜ懲りなかったのか
今度こそ成功するか、また人気がなくてグダグダと続けるのか気になるところである。

魔法科高校の劣等生 Out of Order

バンダイナムコゲームズより発売された「魔法科高校の劣等生」のPSVita専用ゲーム。「魔法科高校の日常と非日常が楽しめる、戦略級の魔法対戦アクションゲーム」とされている。
自由度の高いカスタマイズ要素を謳いながらスロットの目押しを要求したり、大半のプレイヤーが目的としているであろうラッキースケベイベントの発生条件がストーリーを何周もしてからの運ゲーだったりと、ゲームとしての出来はいまいち。信者からもクソゲー扱いされている。
もっともシナリオ作成が左遷というのが発表された時点で、アンチスレではクソゲー以外あり得ないと言われていた。
ちなみにシナリオはよくあるループものだが、薄いストーリーと前述した何十と周回する仕様が悪魔合体しプレイヤーの精神力を少しずつ削っていく呪言と化している。当然ながら信者からもクソシナリオ扱いである。
その他、芝さんはかなりの弱キャラであり、それも信者のストレスの一因になっているようだ。
「弱い芝さん」というのが、どんな存在かは語るまでもないだろう。
もっとも、さすがにマテリアル・バーストを再現してしまえばゲームにならなくなるので、
wwさんの強さはゲームでは評価されないのだろう(棒)。
公式PVでも他のキャラが一応自分の技で戦う中、芝さんは「魔弾タスラム」「ドライ・ブリザード」など
他人の技をゴリ押しし、自前の技は地味な飛行魔法くらいであった。
芝さんの楽しくない弱い者イジメをゲームに落とし込むのがどれだけ無謀な行為だったかがわかるというものである。

また、初回限定生産版(某大手通販サイトにて2020年10月1日現在も好評発売中)にはキャスト座談会BDやサウンドトラック等の他、お兄様がサブヒロイン達とデートするという内容のドラマCDが付属する。こちらは信者からの評価も高いようである。中身は察して頂きたい。
発売前に出回った開発中のゲーム画像に対して「ボタンを連打してお兄様を褒めろ!」「エリカは別に褒めなくていいです」などといったシステムメッセージ風のセリフウインドウを追加したコラが作られたのだが、なかなか出来が良かった上に信者以外は「そういう作品」というのが多くの人の認知であったため、一部には「マジかw」など本気に取る人もいた。

魔法科高校の優等生

誤植ではなくこの作品の真実のタイトルでもなく、コミック電撃大王にて連載された漫画のタイトル。
キモウトを主人公にした公式スピンオフ作品
恐らくフレミングランチャーではない方の超電磁砲に対抗して始めたのかもしれないが、そちらと異なりキモウトはwwさんに公私問わずベッタリな上常にマンセー状態であるため、その内容は「劣等生」で起こった今までの事件をキモウト視点で見直すだけというスピンオフの意義を疑わせる代物である。
にもかかわらず、なんと儲からは「原作ブレイカー」であるとして忌み嫌われている、らしい。
すでに倫理観や知性など色んなものがブレイクしている原作を今更どうブレイクするのかは定かではない。
2020年にはなんとアニメ化が発表され、2021年夏に放送が始まった。そんなに弾がないのか電撃よ

まだキャラが固まっていなかった第1話・第2話はオリジナル話で、芝さんとキモウトが横浜でデート()中に発火能力者による魔法協会へのテロに巻き込まれるという内容。しかも芝さんは途中から叔母上の指令()で単独行動しており、キモウトがテロに巻き込まれてから急いで現場へ行く有様である。
筋自体はありがちなので「テロリスト出さないと話作れないのか」というツッコミは避けるとしても、キモウトの回想するデート描写や、ついでのように連呼される芝さん可哀想アピールの気持ち悪さは隠せていなかったりする。
テロを起こした発火能力者は「燃やすことしかできない」という理由で世間から冷遇されたらしいのだが、描写を見る限りその能力はどう見ても芝一味の物より有用である。本編で至近距離の人間を爆破することしかできない奴や、至近距離の人間を斬ることしかできない奴、至近距離の人間を分解することしかできない奴etc…が幅を利かせているのだからなおさらである。
なおこの1話~2話に限り左遷が脚本を書いたため、原作ブレイクの批判は完全な的外れである。強いて言えば「見知らぬ子供を救出する」という原作では到底あり得ない行動をキモウトがとっており、ある意味ここが最大の原作ブレイク要素と言える。
 
優等生5巻でバス女たちが試験勉強しているシーンより
各教科描写は案の定だった模様。
「光あれ」をラテン語でだの、フリーハンドで五芒星書くの難しいよねだの、
弦楽器のイメージで振動魔法、プリズムのイメージでレーザー魔法とか
それ現代魔法に要らないだろとか入学試験用に魔法塾で習ってねーのかとか
ちょっと学校要素出そうとしたらご覧の有様である
学校の勉強描写が無いというツッコミに対する回答がこれ・・・かもしれない

魔法工学科コース

魔法科高校の劣等生は糞アニメだからニブルヘイムで39サク氷漬けもO.K.
http://mastiff.2ch.net/test/read.cgi/anime/1400592189/730 あたりで話題になり
同スレ>>742で 初出
 
12巻で設置された第一高校の新学科。
wwさんはこの一員になることでウィードですらなくなった。
一応計画だけは前からあったがwwさんの影響でそれが早められたという経緯があり、「ww専用学科」「芝科」「シ馬鹿」と揶揄されている。ただし一応他のメインキャラも何名かそこに入っている。

なお、差別の象徴二科の制服は直さないが、科を新設するにあたり、たった25着を誂(あつら)えている。http://i.imgur.com/kpjAiB9.jpg
工学科コースの生徒にはブルームウィードの区別が無い代わりに、毎年の論文コンペへの参加が義務付けられるという珍しく納得のいく設定がある…と思いきや、尊師は「バリオン・ランス」のために初っ端からサボった。台無しである。

魔法師

魔法技能師。本作における魔法を使う者の総称。
使う魔法が古式だろうとひとくくりで「魔法師」と呼ばれる。

「魔法技能師」という現実の国家資格みたいな名前から、現代社会において魔法というスキルを活かして働く職業という風に扱われている…ハズなのだが、その一方で大多数の下っ端魔法師は魔法と関係ない職業に就いており、「社会で迫害されるマイノリティ」でもあり、灼熱のハロウィン以降は人間とは異なる道を歩く「種族」の名称でもある…と、いまいちその社会的地位が不明瞭である。
彼らが受けている「差別」の内容もまた不明瞭で、「人間に作られた道具だから人間に奉仕しろ」という要救助のオッサンがいたかと思えば、また別のシーンでは一般兵が「お株を奪われる」と魔法師排斥に走っている。

ただ一つ明瞭なことは、その性格が総じて傲慢で思慮が浅いことである。三年生編で魔法師の立場が急激に悪くなろうと、「自分たちは無知な大衆に嫉妬されている」「テロ組織や他国の謀略によってその地位が貶められている」「魔法師の力を知らしめてやれば大衆は自分たちを受け入れる」という思い込みに囚われ、謀略だ何だを抜きにして自分たちが本当に嫌われている可能性には目を向けようともしない。

なお似本に多く住んでいるはずの「非魔法師」(仮)については、「オールドタイプ」「マグル」などのようにそれ自体を表す言葉、いわば魔法師の対義語は存在しない。魔法師を弾圧する立場が「人間主義」と呼ばれるので、魔法師の対義語は案外「人間」なのかもしれない。

魔法塾

魔法科高校入学前の魔法教育機関(1巻P89)。塾といいながら公立である。当然、講師もいるであろう。
たった9校の高校より数は多いと思われる。名家()連中はお抱え教員のようだ。
高校の教師不足とは何だったのか?
なお劣等生の関連動画として、雨宮天とウィード巽が出演する「ほのかと雫の魔法塾」なるものが存在する。この番組はほのかと雫が本編開始の1年前に通っていた魔法塾を舞台にしているという設定だったが、ナレーターが早くも「第1回からその設定が崩壊した」ことを明かしている。本編と違って潔い。

魔法大学

正式には国立魔法大学。
魔法科高校生が進学を目指している上位の教育機関。

現状で分かっていることは

  • 芝さんですらおいそれとは見られない機密情報が大量に眠っている
  • 十師族の息がかかった研究室が点在している
  • 魔法科高校に遊びに来たり、防衛大学との掛け持ち(?)ができる程度にはカリキュラムがガバガバ
  • 外からの出入りは制限されているが中の規律はガバガバで、CADの所持や魔法使用は実質不問
  • ぶっちゃけ次世代量産の方が学業よりも優先されており、女子生徒の産休は珍しくない
  • 機密を扱う研究者の身辺を確認するため、ちょっとした諜報機関を隠し持っている
    • ただし潜り込んでいる偽学生は見破れない
  • 魔法科高校には、この魔法大学を含む各種訓練機関に100人の卒業生を送り込むノルマがある
    • 二科生の惨状を見る限り、まともに教育できるのは一学年100人が限度で、かつ年1割脱落する状況から毎年100人進学させろという無理ゲー

このくらいであり、教育機関として何をやっているのかについては不明な点が多い。

魔法の発動

魔法演算は脳内で行われない。脳を受信機として精神領域で勝手に行われる。ブラックボックスなので科学的()に解明できていない。
 
~Web版設定 魔法式の出力プロセス より~
魔法式の出力は次のプロセスをたどる。
(1)起動式をCADから受信する。これを「起動式の読込」という。
(2)起動式に変数を追加して魔法演算領域に送る。
(3)起動式と変数から魔法式を構築する。このプロセスは魔法演算領域で自動的に行われ、魔法師本人にとってもブラックボックスである。
(4)構築した魔法式を、無意識領域の最上層にして意識領域の最下層たる「ルート」に転送、意識と無意識の狭間に存在する「ゲート」から、イデアへ出力する。
(5)イデアに出力された魔法式は、指定された座標のエイドスに干渉しこれを書き換える。
 単一系統・単一工程の魔法で、この五段階のプロセスを半秒以内で完了させることが、「実用レベル」の魔法師としての目安になる。
 
~Web版設定 魔法演算領域 より~
魔法式を構築する精神領域。
魔法という才能の、いわば本体。
魔法師の無意識領域に存在し、魔法師は通常、魔法演算領域を意識して使うことは出来ても、そこで行われている処理のプロセスを意識することは出来ない。
魔法演算領域は、魔法師自身にとってもブラックボックスと言える。
 
要約すると「杖を振って呪文を唱えれば魔法使いは魔法を出せます。精霊とかなんかそういうのが力を貸してくれるので、詳しい原理は不明です。早く出せるほど高評価です」となる。独自用語と回りくどい文のせいでなんだか高尚なことを言っているような気がするが、実態は何の新鮮味もないごくごくありふれた設定である。
Wikipediaを見た中学生が突然ヒャドやブリザドを「魔力によって空気中の原子の熱振動(thermal vibration)を操り、一瞬で相手の周囲の大気ごと氷結させる。相手は死ぬ」という魔法だ!などと言い出してかっこつけているのと大差ない。

魔法力喪失

本作の魔法師について回る最大のリスク。
似本での魔法の顕在化はトップクラスらしいが、それでも実用レベルの魔法を行使できる人材は非常に少なく、殊に中高生の年齢別人口比では1/1000前後に留まっている。そんな貴重な魔法師の卵だが、加齢とともに魔法力が減衰し、成人になる頃には大半が魔法力を喪失してしまうという危険を常に孕んでいるのだ。
その残存率は実に10%以下という恐るべきもの。その中でも「実戦」レベル()の魔法師でいられる人材となるともっと少なくなってしまう。
しかも加齢だけでなく、魔法事故により魔法力が失われてしまうケースが毎年発生している。
そうなってしまう原因は「トラウマで魔法に不信を抱く」こととされているが、つまり自国のディストピアさに対して何の疑いも持たずに現代魔法を妄信できる人間、言い換えれば「自分だけは絶対に勝ち組だと信じて疑わない誇大妄想狂」でなければこれを克服する事はできない。
 
まとめると、魔法科高校とは、入学生を成人までに9割が使えなくなるヘボい一発芸のために高校の3年間を消費させるという悪魔じみた教育機関である。無論、実戦レベルまで開花するかどうかは不明であり、要職に就ける魔法師への道はまさに狭き門。
魔法力喪失が加齢によって発生する以上、卒業後成人までのたった数年で9割もの喪失が発生するとは考え難い。在校中の生徒も次々と喪失が発生していると見る方が自然だろう。ただでさえウィードだのと差別意識の強い連中の集まりだった事から、喪失した時点で他の生徒達からどのような扱いを受けるかは想像に難くない。
それにしても、在校中にせよ卒業後にせよ、成人までに魔法力を失った9割の少年少女らは実に哀れである。一般人と差別化されたにも関わらず魔法師から零落し、どちらにも属せず社会のはみ出し者にされてしまった彼らの果てしない絶望は察するに余りある。
…もし彼らが劣等星型人間主義に転向したとしたら、わざわざ学校を狙う不可解なテロリスト達の行動に説明がつきそうなものだがきっと邪推である。
 
なお、十師族界隈では40代での魔法喪失が「奇病」扱いされたり、10代半ばの芝兄妹が次期当主とその婚約者に指名されても「えっ、魔法喪失しない? 大丈夫?」とは誰も心配しなかったりする。やっぱり自分らだけ魔法喪失しない方法を独占してるのではなかろうか。

ふたば等に生息する信者にとっては「そんな設定はない」「(書籍化に伴って)なかったことになった設定」と認識されているらしく、そこを指摘するとアスペ呼ばわりされる。

魔法理論

Web版当時における劣等生唯一のウリだった要素。残念ながら今では見る影もない。
劣等生世界の魔法は科学的に解明されているという設定である。
魔法の性質は「加速・加重」「移動・振動」「収束・発散」「吸収・放出」 の4系統8種で成り立っているとされるが、「卵の例え」や「分解」を見れば明らかなようにこの分類は秩序立っているとはとても言えず、科学的な考察を加えることが困難である。
そもそも、その根幹である「事象改変」は現実世界の物理法則をどの程度無視できるかが曖昧なため、結局作者の匙加減次第ということが明白であり、劣等生をSFとして読む意欲を失わせる。しまいには「作中の有象無象どもが信じてる説じゃ芝さん専用魔法は解明できないんだぜ! 唯一無二の例外ヒャッハー! オフレコで頼む」とか言い出す。いや、お前まさか芝専用魔法以外なら一つ残さず説明つくとでも思ってんのか。無理言うな。
信者ですらこの8系統分類には戸惑っているらしく「吸収魔法とかどこで使うんだよ」「違いが分からん。加速で事足りる」などと言われている。信者というか左遷自身ですら、作中に出てきた魔法が4系統8種のどれをどう使っているのかちゃんと説明できるとは思えない。「系統外魔法」とか「BS魔法」と言っておけば半分くらいは当たりそうなものだが。

さらに、これまで公開された設定を厳格に適用するなら、とても現代兵器には及ばない実用性であり、魔法師が世界の軍事力を掌握しているという世界観そのものが成立しない。
最大の問題点は、ゴチャゴチャと細かい割に不可解な分類()を把握したところで「芝さん専用魔法やキモウト専用魔法に比べれば他の魔法はゴミ同然」という虚しい結果しか待っていないことである。
佐島は設定を作るに当たって現実のプログラミング言語に着想を得たと思われ、佐島の前職がIT関係だという説の根拠となっている。ちなみにヘイトされている横浜もIT産業で有名な都市。
ただ、本当にプログラムを組んだことがあるのか疑問に思えるほどに論理的思考に欠けた面も見られるので、あくまで真偽不明である。

満開!ブルーム放送委員会

「魔法科高校の劣等生」の声優ラジオ。パーソナリティーは雨宮天(ほのか)と巽悠衣子(ウィード巽、バス女)。
珍問答はラジオ編参照。
 
通常この手の番組は担当声優とそのファンのものであり、関係者、特に原作者がしゃしゃり出てくることはあまり好ましく思われない(屋根の上にいる某漫画家とかは例外中の例外)。
だが我らが左遷せーはそんなことにはお構いなしで、リスナーの質問に答えるという名目で声優の口から設定語りを開陳する「教えて!佐島先生」なるコーナーが設けられている。
同コーナーではキャストすら知らなかった設定を唐突に明かすことがあり、例えばほのか・バス女による森崎への陰湿な言動、おっぱいカウンセラーの犯罪歴、レオの実家がヤクザであることなどがそこで明かされている。
その結果、キャストは自身が演じているキャラがその場で貶められるという何とも酷い目に遭わされるのが常態となっている。
が、その分キャスト側も作品への不満をちょいちょい漏らしており「ナイナイ」(雨宮)、「この世界ではCADを買うと人権がついてくるんだよ…。」(ウィード巽)、「森崎君入院してる場合じゃないって!早く戻ってきて!」などの名言が生まれている。
巽悠衣子は各地でアホな発言を繰り返すことからウィード巽と呼ばれているが、左遷せーをぶった切るコメントは冴えており、法学科卒で少なくとも左遷よりは頭がいいという噂である。
余談だが、主人公が一応ウィードなのにひでえタイトルである。この時点で設定倒れが約束されていたということか。

漫画版

「劣等生」のコミカライズ版。
二年生編突入以前から、溜まりに溜まった原作ストックを早く処理すべく「Gファンタジー」および「コミック電撃大王」で(「優等生」も含め)3~5本が同時進行されている。
二つの雑誌(腐女子向けとオタク男子向け)に複数の劣等生が載っている様は見ててげんなりする。

  • 入学編/九校戦編
    作画はきたうみつな。「月刊Gファンタジー」に連載されたもの。入学編から九校戦編まで。
    多くのクソコラを生み出した卵の例え」「なかでき」「あれが戦場なら次なんてないんだぞなどの数々の名シーンにより、ネット上で多くの笑いを誘った。アンチスレでは「劣等生のコミカライズ」といえば基本的にこれを指す。
    クソ原作を上手くシュールギャグとして昇華しているとして、アンチスレでも結構評判はいい。
    なお信者は、アニメ版は原作ではなくこれをアニメ化したもの(=手抜き)であると主張しているが、それがどうしたとしか言えない。
  • 横浜編
    作画は天羽銀。Gファンタジー連載。FF12のコミカライズを描いた人である。
    きたうみに比べ若干絵が硬いためか、信者からは「合っていない」と酷評されている。
    絵師が変わっても中身が面白くなるわけではないのだが、それはオフレコで頼む。
    少なくとも、虎さんとの戦いがわけのわからん動きになっているのはこの絵師のせいではない。
  • 追憶編
    コミック電撃大王連載。作画は依河和希。
    まゆたんカンフーはこれ。
    お借りしたアーマースーツが何もかもダサいという奇跡を起こしており、きたうみに次ぐ逸材と言われている。
  • 来訪者編
    作画はマジコ☆(コードギアスのコミカライズをした人)。劇場化済。Gファンタジー連載。
  • ダブルセブン編
    満を持してのきたうみ復活。Gファンタジー連載。
  • 夏休み編
    作画は柚木N'(下セカのコミカライズをした人)。
  • 星を呼ぶ少女
    ついにpixivから拾ってくる羽目に陥った。
  • 魔法科高校の優等生
    キモウト主人公の公式スピンオフ。用語/ま行 魔法科高校の優等生に別記述。
  • 魔法科高校の劣等生 よんこま編
    作画はtamago。本編ほぼ無関係のパロディ4コマ。
    だが本編を茶化すような小ネタがちょいちょい描かれている上、某ネコ型ロボットのポジションに収まったwwさんとそれに振り回される生徒会メンバーがやけにイキイキと描かれ、作品として一番面白いという噂あり。

なお、入学編をはじめ、女性向きのはずのGファンタジーに大半の漫画版が連載された。2014年のアニメ化までは、そちら向けの内容だったのだ。

ミーティア・ライン

夜の女王 専用の魔法。「流星群」と書いて「ミーティアライン」。
光の分布を偏らせ、何が何でも光が通る道を造る。光の道が作られた部分が穴になる。
設定だけは盛ったものの作者も理論的解説をブン投げた典型的な謎魔法の一つで、なんと光を介して物質に干渉するという「なんでやねん」としか言いようがない大変ファンタジーな理屈を持つ。
科学者ですら光という存在の様々な学説に頭を悩ませる中、それを認識し、介するという無茶苦茶な事をやってのける。これが出来るなら同じ理屈で電波を介する事も可能であり、むしろSF的にはそちらの方が馴染むだろう。
作者としては言葉の響きと絵面を優先したかったのだろうが、もはや剣と魔法の世界である。
 
おまけに本編で「十文字家のファランクスであっても防御不能。」と書いておきながら
ツイッターで「ファランクスの性質として防御不能なのではない。十文字家の、克人の干渉力をもってしても、真夜の『限定空間における光の分布に対する干渉力』に打ち勝つことができない。」と
本編に書いてあるファランクスは全然関係ないことを言ってしまう。
結局、干渉力が強い魔法師が勝つというルール通りで、この魔法は凄くもなかった。
というか、17巻ではホテル襲撃テロに対し「懐中電灯替わり」程度の活躍しかしなかった。無から有を作り出せない設定だったのはオフレコで頼む。

なお、名前の由来は夜空のような光景からである。
何物も阻害を許さない完全貫通の穴を穿つ性質上、集めた光は乱反射しないので誰も発光を認識できないワケだが……つまり夜空のように見えた人間は眼球をスポンジ状にされてしまっている。なんと非道な魔法だろうか。

ちなみにドライミーティア」という魔法もあるが、こちらは無関係。
作者の語彙の少なさによるものだろうか。

雲散霧消(ミスト・ディスパージョン)

芝さん専用魔法。
物質を元素レベルの分子に分解する。相手は死ぬ。

違いが分かりにくいが、作中に出てくる芝さんの「ナイナイ」はほとんどこの技、次点がトライデントである。
映画版にも「真の雲散霧消」(ディープミスト・ディスパージョン)なるものが重要な局面で登場するらしい。まあ十中八九隕石をナイナイするのだろうが。
そういう意味ではマテバよりよっぽど重要な技なのだが、左遷はディスペル技に術式解散(グラム・ディスパージョン)とか術式解体(グラム・デモリッション)とか紛らわしい名前をバンバン付けている上に、そもそもこの魔法の言い方も「ミスト(ry」と「うんさんむしょう」が混在していて極めて分かりづらい

なお読み方が安定しないのは「同じ読み方だけだと芸がない」という左遷の気分の問題だったりする。

ミソジニー

女性嫌悪と訳される言葉で、女性を貶める表現を指して言う場合がある。
劣等生の設定や描写には女性に対する作者の陰湿な視線を感じさせるものがあり、その意味で劣等生は紛れもなくミソジニー的な要素を含む作品である。筆頭はもちろん司波美雪だが、その他にも以下のようなものが存在。この気持ち悪さの原因をあえて一言で表現するなら「征服欲」というところだろうか。

  • 四葉真夜を拉致した目的が魔法師の生殖実験であり、その結果真夜は性機能を破壊されたという設定
  • アメリカ最強の女魔法師アンジェリーナ・クドウ・シールズが大統領に謁見する際、「女性にとっては屈辱的な」身体検査を受けているという設定
  • 劣等星似本の性風俗描写の大半が「女性の振る舞いに関するもの」である点(劣等生wikiの「性が解放された時代」など)
  • 壬生紗耶香の説得の際に「美貌」を長所として挙げている点
     
    参照
    【一軍のトップを屈辱的なボディチェック っていうかCAD無くても魔法使えるんで意味ないよね?】

無能竜/無脳竜

九校戦編に登場するマフィア組織「ノーヘッドドラゴン」の蔑称。その名に違わない無脳っぷりを見せつけた。
実際は「無頭竜」のままでも十分マヌケなのだが、もっとストレートに言うとこうなる。
その無能っぷりは劣等星の中でも頭一つ抜けたものであり、本命が勝つと胴元が大損する危険な博打を、取引先のマフィアなどを相手に最初からイカサマを仕掛けるつもりで開始することから始まり、複雑な魔法を使える貴重な魔法師をあからさまに人為的な事故に見える方法で特攻させるわ、軍関係のホテルを襲撃するわ、失敗したら八つ当たりのやけっぱちで一高を攻撃しようとするわ、もうメチャクチャである。
しかもそんな事をした理由は「上納金のノルマが達成できないから」という情けないもの。
正直、芝さんに潰されなくてもそのうち確実に瓦解していただろう。むしろwwさんの介入によって博打による失態とそれに伴うお取り潰しが有耶無耶にされてしまったため、かえって中途半端に勢力を残す結果となってしまっている。
 
原文引用編1 【外国人はみんなバカ・中国マフィア編】参照

ムーバルスーツ

芝さんなどが着ている真っ黒戦闘服。追憶編でお借りした「アーマースーツ」とは別物である。
アンチスレでは主にベノムスーツと呼ばれる。
普通の高校生程度の工学知識を誇る芝さんの無茶振り丸投げ注文を、便利屋の軍人パート担当こと真田(実戦データ取れるのが嬉しくてたまらない的なニヤケ面してた不謹慎なオッサン)がどうやってか解決して現物にしたもの。なお作者の年齢的に宇宙戦艦ヤマトに出てくる真田志郎をパクったようだが、劣等星の真田はヤマトの真田に大きく劣るのはオフレコで頼む。
デザインはこの手の作品ではありふれたもの…と呼ぶにはあまりにもダサく、昭和特撮の戦闘員的アトモスフィアを醸し出している。
防弾、耐熱、緩衝、対BC兵器防御、パワーアシストを備え、それに加え出来たてホヤホヤの飛行デバイスを搭載しているという触れ込みだが、その結果は風船のように浮かぶゾンビ兵士の群れを量産するだけで終わっている。防弾さえもまともに機能していないので、せめてこの上からボディアーマーでも着るべきだろう。
魔法師特有の無意識バリア範囲内であるベルト部分を除き、このスーツ自体を対象とした魔法は発動され放題となっており、魔法対策がしたい場合は装着者が攻撃の手を止めて防御魔法を発動せねばならない。

「ムーバル」という単語はもともと可動フレームを意味する「ムーバル」の誤記であり、ムーバルという表記は1980年代に放映されたあるロボットアニメ作品にしか使われておらず、作者の実年齢と作品のネタ元を推測する有力な手がかりになっている。
なお、このスーツの何がどう「可動」するのかは定かではない。
メカデザインを担当した出雲重機(大久保淳二)氏のサイトには初期デザインが載っているのだが、
スーツには「M.O.V.A.L. Suit」と表記されている。
G.U.N.D.A.M.やS.H.I.E.L.D.のような左遷の造語ということでごまかす気だったのかは定かではない。

横浜騒乱編の扉絵は直立戦車をバックにこのスーツを着て銃型CADを構える芝さんという構図になっており、どこかシュールなその絵の成立に一役買っている。
最初に芝さんがこのスーツを着用する際、受け取ったその場で服を脱いで「自分たちは実験動物のようなものだから、異性に裸を見せることは珍しくない」という記述がある。また、ドウルマスターズでも主人公がパイロットスーツに着替える際、一旦全裸になっていることをわざわざ地の文に書いている。サービスシーンのつもりなのだろうか?

メイジアン

劣等魔法の素質を持ってはいるものの、実用レベルに達していない者達のこと。
「続・魔法科高校の劣等生」では、芝さんが彼らの人権を守るために戦う。

大半が成人するまでに力を喪失してしまう上に、仮に「実用レベル」なるものに達したとしても鉄砲玉や生体部品として使い潰されるのがオチなのだから、魔法に関わらずに生きていく道を作る方がよほど人権擁護だとか言ってはいけない。


*1 なお、こういった体の作品は作者の古巣であるなろうにおいてもしばしば見られる。