「さあ、死線上の演奏をはじめようか! あなたは、私についてこられるかな? 」
―――― "村正壱飜刀" 劔、銀朱の装束を纏い、相対する合奏者(てき)に対し。
プロフィール
| 名前 | 劔(つるぎ) |
| 本名 | シャシュカ・イスマイル |
| 刀銘 | 村正壱飜刀「劔(つるぎ)」 |
| 種族 | 銀虎獣人(獄刀・吸血鬼・獣祇) |
| 職業 | 東夷ノ国・幕府直轄軍事兵器、自称超天才音楽家 |
| 年齢 | 不明(外見年齢20代後半、実年齢は少なくとも1000歳以上) |
| 性別 | 女性 |
| 性格 | 戦闘狂、我儘自己中天真爛漫、たまに天然ボケ |
| 好きなもの | 自分、音楽と戦闘全般、貴金属類収集、アップルパイ |
| 嫌いなもの | 自重、自戒、節約、金欠、使い手が甘やかしてくれないこと |
| 天敵 | 自分の使い手(詳細不明)、マルコ・フィランダー? |
人物詳細
獄刀・村正壱飜刀「劔」。
全獄刀の中でも最強と目されているうちの一振りにして、あらゆる獄刀の中でも、殺人兵器としての可能性を突き詰めた、至高にして至尊の最上級大業物。殺人性能に極限特化した獄刀随一の大量殺戮兵器。
作中時代では世界に五人しかない、太陽の光を克服した吸血鬼「デイウォーカー」の一人にして「人妖種の獄刀化」の唯一成功例。
また、獄刀化以前の記憶を保持している数少ない獄刀である。「金狼の正宗」に対する「銀虎の村正」。
獄刀化以前から三度の飯(きゅうけつ)より殺し合いを好む生粋の戦闘狂にして自称・超天才音楽家。血が滾る死闘を何よりも愛してやまぬデイウォーカーとして北嶺神秘界に知られている吸血鬼。イスマイル血族の寵児。
吸血鬼社会においては処刑人と恐れられていたが、私より強いやつに会いに行く、と言って故郷と血族を飛び出した造反者。武芸者として諸国を遍歴しているうちに、東夷(時期的には戦国時代期頃)へと流れ着き、汐見天目と(何故か)意気投合したことで、自ら獄刀化の素体となった過去を持つ。
現在は、幕府直轄の軍事兵器としての扱いであり、北嶺出身ながらも幕府軍事力の切り札として重用されているが、使い手と共に行動しているぶんには行動にも制限がないらしく、東夷各国を漫遊しているとのこと。なお、使い手については最重要機密となっているため、公開はされていない。
(琥珀の牢・幕間時点においては、幕府維持派の主要戦力として、反体制派の殲滅に駆り出されている)
同族狩り(吸血鬼狩り)に特化したイスマイル血族の出身であり、吸血鬼でありながら獣祇としての能力も持つ。これは、イスマイル血族の発祥自体が、獣祇と由来を同じくしているためであり、吸血鬼の血族でありながらも、彼らの本質はどちらかといえば獣祇寄り、つまり精霊に近い。
そのため、大半の吸血鬼と同じように、生きるための吸血を必ずしも必須としないが、その代わりに獣祇同様、自然界との繋がりを持ち続けなければならない。彼女の場合は土属性、特に貴金属類との親和性が高く、血液の代わりに宝石を食料とすることも出来る。
性格は苛烈にして情熱的。我儘かつ常に自己中で放蕩な一面こそ目立つものの、よく言えば自分に素直で正直。
見た目の妖艶さに反して根は明るく無邪気で天真爛漫であり、無慈悲な部分もあるとはいえ、基本的には善人である。ただし勘違いや思い込みが激しい部分もあり、時折天然ボケをかますこともあるため、色々油断ならない。
戦闘狂としての性質は、イスマイル血族としての性質からくるものらしく、強者との死闘を望んでしまうのは最早本能からの衝動に近いとのこと。無用な殺戮は好まず、正々堂々と戦うことをよしとする精神性も有しているが、面倒になってくると指パッチンで根こそぎブっ飛ばすこともあるので、あまり高潔とはいえないかもしれない。
喇叭(トランペット)の魔晶楽器「シェバサ四番・殺戮の女王」を振るう白兵戦型魔曲楽師であり、歌い、踊り、奏でながら死を運ぶ告死喇叭奏者(トランペッター)。獄刀の中では最も豪奢かつ派手、優雅かつ盛大な戦いを好み、「死線上の音楽こそが芸術(アート)」と豪語する、東夷最凶の魔曲楽師。
獄刀能力は「殺害性能の極限特化」。端的に言えば「心技体のすべてを【殺害】に特化させる改造」とでもいうもの。肉体面においては頭の天辺から爪先まで、眼球や舌などの感覚器官は勿論、神経系や呼吸器系、筋肉や骨、消化器官、皮膚など、ほぼ全身に渡る過剰改造と徹底した調律が施されており、また精神的、技術的な部分においても、殺戮者としての精神調律や殺戮技巧・武器技術の刷り込みが施されている。「殺人の天才(リンク先はその一例)」の人為的再現といってもいい。
そのため、本来はどのような武器を用いても強く、その気になれば目を合わせただけで、敵を殺せるレベルの反則級の強さを誇るが、そういう明らかにインチキ臭い手段は好まない。劔にとって戦いとは格好良くなければならないという信念があるのだとか。そのため、格下相手では手加減をすることも多いのだが、本人としてはたとえ手加減をしたとしても、気持ちの上では常に本気モードである。
なお、一切の手加減なし、完全な本気を発揮した際は、軍摩くらいなら跡形もなく吹き飛ばすくらいは造作も無い、らしい。我々の世界でいうならば存在そのものが大量破壊兵器であり、国際条約に接触するレベルの危険物。その瞬間最大火力は、太黒屋平兵衛の「死穢葬刀」に匹敵する。というより、純粋な肉体性能・戦闘能力だけに限って言えば、太黒屋平兵衛を凌駕する実力者である。
趣味は作詞作曲とトランペット演奏。即興演奏も得意。
音楽家としての才能は東條雨彦に匹敵する天才であり、また生前の彼と面識を持ったこともある。
割と普段から贅沢しているせいか、よくよく金欠になることが最近の悩み。ただし節約はしない主義らしい。
装備・能力詳細
- 「シェハザ四番『殺戮の女王(キラークイーン)』」
魔晶楽器と呼ばれる、南蛮を起源とし、北嶺で発展した楽器霊宝のうちのひとつ。
元々魔晶楽器は神秘適性のないものでも、音楽的技術で神秘干渉(奏霊使役)を行えるようにするための霊宝の一種であったが、「奏霊を駆使した単一楽器による複数旋律演奏」を行えるという特性から、演奏道具としても優れた楽器として発展した。霊宝であるために、表社会には出ることのないものではあるが、その存在は演奏家にとっては暗黙ながら周知の事実となっている。
仕組みとしては機関部に魔晶と呼ばれる核が埋め込まれており、その中に加工・封印された奏霊を演奏によって使役・協奏する形となっている。
彼女が使うのは、その中でも「シェバサの七十二の魔」と呼ばれる珠玉の名器のひとつ。
機関魔晶は赤色金剛石(レッドダイヤモンド)。楽器形状は喇叭(ロータリー・トランペット)。
ただし、トランペットというには鋭角的かつ奇抜なデザインであり、一目見る限りでは楽器と判断するのは難しく、管弦楽器を取り扱ったことがある経験者でなければ楽器として見抜くことは難しい。そもそもこの楽器自体、楽器としてよりも、白兵武器として用いられることを想定されて設計されている。(武器としては斧に近い)
人を殺すことに特化した魔晶楽器であり、魔晶楽器でありながら「楽器」としての用途を為さず「兵器」としてのみの用途を持つ、異端にして異質の魔晶楽器。「殺戮の女王(キラークイーン)」という名は、この楽器の逸話から名付けられた俗称(悪名)である。
直接攻撃を音に変換し、旋律を編み、演奏を行う「自動演奏機能」を有する特殊型魔晶楽器。
むしろ、コンセプト的には魔晶楽器の起源である南蛮の武楽器を元にしているとされる。
- 「告死の魔眼」
劔が生まれ持つ魔眼(両目)。
対象を視界に捉えることで、その生命活動を停止させる魔眼。
原理的には、心臓麻痺を引き起こして相手を殺害する仕組みとなっている。
そもそも生命としては死んでいる屍鬼や植物などには通用しないが、おおよそ生物の範疇ならば即座に死亡たらしめることが出来る、最高位の魔眼の一つであり、あらゆる魔眼の中でも最も禍々しく美しいと言われている。
なお、この魔眼自体は、意識すればすぐに発動可能であり、普段はその機能を停止させている。
この魔眼を有していることが露見すれば、眼球そのものを強奪される可能性があるものの、視界に捉えられた段階で効果が発動するため、摘出は極めて困難と言わざるをえない。また、その性質上、そもそも魔眼の存在が確認された瞬間に、対象は問答無用で死亡するため、そもそも露見すること自体が稀である。
あまりに圧倒的過ぎる効果を有するため、劔も滅多にに使うことはない。
ちなみに、獄刀改造する以前から保有していた先天性の魔眼だが、獄刀改造により視力が格段に上昇しているため、射程距離は凄まじく長い。