種族

Last-modified: 2015-03-18 (水) 17:37:07

種族一覧

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人(ひと)

 二足歩行機能と高度な知能、文化性を有する種族の総称。
 作中世界観における主要種族。作中に登場する人は獣人、鳥人、竜人(龍人)などが存在する。
 獣人・鳥人は、獣相・鳥相と呼ばれる種族細分・外見的特徴を有し、更に区別化される。
 たとえば、犬の獣相を有する獣人は犬獣人、鴉の鳥相を有する鳥人は鴉鳥人という具合に区別される。
 竜人(龍人)は、単純に鱗皮の色で区別化されるか、そもそも区別化されないことが多い。

 

獣(けもの)

 人ではない動物、主に知性を有さない陸上動物と鳥類のこと。
 東夷で主流となっている本草学(博物分類)において、生物は草、虫、魚、獣に分類される。
 獣人などでは、自らの獣相と同じ種族の獣肉は食べないとしているものも少なからず存在する。

 

人妖種(じんようしゅ)

 人ならざる妖に近しい種族でありながら、人と同じく知性と物理的な肉体を持つ「亜人」の総称。
 人妖種の項目を参照のこと。 

 

妖怪(ようかい)

 通常、自然界には存在しえない神秘由来種族。妖とも。
 作中世界観においては、妖怪という呼称は、ごく一般的に「人ならざる何か」を呼び習わす言葉とされる。
 一方で東夷神秘界においては「人ではない知性種族」の総称とされる。人妖種は亜人という扱いながら人であるのに対して、妖怪は人ではない。
 ただしその「知性」に関しては各個の妖怪ごとによっても異なり、人とほぼ変わりない知性を有するものもいれば、何らかの行動原理・強迫観念に従うだけ、あるいはそもそも知性を有さない特定条件下において発現する現象そのものといえる妖怪もいるため、妖怪の定義そのものがややこしい、かつ厳密ではないといえる。

 

 陰陽機関が定めた基本的な分類としては人霊・動物・植物・鉱物・個群・器物・伝承・現象といった区分があり、妖怪はそのうちどれかの分類に当てはまることがほとんど。人霊の場合は幽霊、動物などの場合は妖獣や霊獣、器物などの場合は付喪神とさらに細分化された種族呼称で呼ばれることもある。

 

 妖怪は、人々の想念や特定地域に由来する伝承が、自然霊や自我亡失状態の霊体、零落神などと結合して生まれることが多い。そのため、いわゆる物理的な肉体は大半の妖怪にとっては仮初のものでしかないことが殆どである。例外は、器物系妖怪(付喪神)や、何らかの原因により寿命を大きく越えて生存した動植物系妖怪など。 

 

 また、妖怪は人工的に創ることが可能である。人工的に作られた妖怪は、式神や使い魔とも呼ばれる。
 極稀に、当人の自覚なしで妖怪を創りだすものもいる。これはたとえば絵師や作家が該当する。

 

神仏(しんぶつ)

 東夷において、信仰の対象とされる超自然的概念存在。
 その存在は、神界や冥界、あるいは神仏の視座と呼ばれる場所にあるとされ、物理界にはそもそも存在しない。
 厳密に言えば、神と仏はまったく異なる存在なのだが、東夷においては山王一実神道的思想により、ありがたければ何でも拝む、という信仰性質から、神と仏の境目も渾然としており、あまり区別されない。

 

 神秘界においては、その存在そのものが超自然的、つまりは人知を越えた存在・概念であるならば、神と看做される。ただし、ここで挙げる神は決して全知全能ではなく、むしろ自らを神たらしめている概念や、自らが信仰されている土地の文化や風土、宗教教義、また信仰している信者によって振るえる力に制限・得手不得手がある。
 基本的に神仏とは物理世界に実体を有さない概念として、その存在を成立させており、また物理世界において発揮できる力はごく僅かでしかない。これは、既に神仏にとっては「世界法則そのもの」が物理世界における自らの手足であり、それを遠慮無く振るうということは、世界そのものに多大な混乱を齎すが故である。

 

 東夷におけるほとんどの神仏は、神相と呼ばれる、神としての性質を多面的・側面的に捉えた際に区分される属性のようなものを有している。これらは軍神の神相、土地神の神相、破壊神の神相、豊穣神の神相というような形で捉えられる。一般的に神仏を信仰するものは、このような神の神相の一部分だけを取り上げて、信仰する場合も多い。これは、その神仏がどのような神仏なのかも分からないあやふやな状態では、信仰が難しいためである。

 

 東夷においては、神にも自然神や概念神などのカテゴリ分けが存在するが、あまり重要視はされない。また東夷では神祇皆会において、神々の序列などを定めているが、そもそも神祇皆会が確認できていない神も無論存在する。
 また、仏は基本的には悟りを開いた者が死後になるもの(あるいは仏教の信仰、造像の対象となる尊格)とされるが、仏となったものは生前の自分との連続性を必ずしも有しているとは限らない。

 

 東夷以外の大陸でも無論神は存在するが、その地域によっても神として看做されるかどうかは、地域差がある。
 例として、北嶺において信仰される唯一神系信仰においては、その信仰対象となる唯一神以外は神としては見做されないし、むしろ天使や悪魔として見做されていることも少なくない。

 

 一部学説では世界霊とも称される。これは、神仏がそもそも世界そのものに属する概念存在であるため。
 世界そのものに仇なす神仏は「悪神」とされ、神仏としての権能を一部失うこととなる。

 

神霊(しんれい)

 神の神相の一端を分神として分け、現世(物理世界)に降ろしたもの。眷属神という呼称で呼ばれることもある。
 作中に登場する神仏は、基本的にはこの神霊の形態で登場する。また、巫女や宮司が神降ろしの儀を取り行う際に喚び出されるのも、基本的にはこの神霊であるとされる。

 

 基本的に神霊は、物理次元に適応する形で神仏自らがその存在を創り上げるため、本来の神仏としての状態からはかなり力が制限されている。概念的存在である神仏とは異なる擬似的実体を有するため、神仏としての権能はほとんど振るうことは出来ない。
 しかし、神霊をつくることにもメリットはあり、そもそも概念的存在である神仏は、世界そのものへの感覚や時間感覚が極めてマクロ単位で大雑把なことから、ごく小さな規模で発生している事象・事件などに注目することができないものも多いため(特に強大な神仏はそれが顕著である)、そういった世界に対する目・あるいは対処する手足として、神仏は神霊を創ることが多い。
 ただし、俗世に染まって零落した挙句、退魔師に祓われるようなことも珍しくはない。いってしまえば神霊とは、神仏の手によって創りだされた式神・使い魔なので、いってしまえばその存在は妖怪と大差ないともいえる。
 北嶺における上位天使や、南蛮の精霊は、便宜上神霊と同一格の存在であると仮定されている。

 

現人神(あらひとがみ)

 生きながらにして、神仏の領域に至ったもの。
 正確に言えば、神仏はそもそも生死を超越している存在であり、生前に神仏となろうが、死後に神仏になろうが、実のところ、あまり大差はない。ただし、生前に神仏となったものは、いってしまえば「神仏として概念となる以前の状態で、肉体を有しているにもかかわらず、人知を越えた存在となったもの」であるため、現世(物理世界)にいながら、一部の神仏と同程度の権能を発揮できる。そのため、ある意味では神霊よりも極めて危険な存在といえる。

 

 より正確に言えば、その殆どは成長途上の神仏見習いであり、そもそも神仏としての神相を有しておらず、それに付随した権能も有していないことがほとんどである。共通能力として「神仏の視座」に対する接続は可能だが、そこからどのような情報を獲得できるかは個人差もある。少なくとも、作中に登場する現人神である飴崎道仁は、戦闘での先読み、行動予測で神仏の視座を活用することは出来ても、より広範的な未来予知、事象確率計算などは不可能とされる。

 

 現人神は神仏と扱いとしては同等であるため、その霊格も世界そのものに属することとなり、死後は神仏としてその存在は概念化される。ただし、そもそも世界に対して組しないと決めている場合は現人神となることはなく、死後神仏としての格上げもない。これは太黒屋平兵衛が該当する。
 また、基本的には神仏以下、神霊以上とされる現人神だが、稀に上級神仏をも超越する個体も現れる。

 

半人半神

 人と神族あるいは神霊、現人神との間に生まれた子供。
 どれだけ神側の血を色濃く受け継いでいるか、親となった神仏・神霊・現人神の神格の高さによって、神性もまちまちであり、当人は半神である自覚もないまま人生を過ごすことも多い。
 ただし、神話を紐解けば、半人半神は大抵の場合、過酷な運命が待ち構えていることが殆どである。

 

神族筋

 遠い祖先に神族ないし神霊がおり、その血筋のもの。
 滅多に神性を持つことはないが、神秘適性を持つ者が多い。
 また、稀に微弱ながら神性を持つものが現れる。貴族階級や神儀皆会の幹部には神族筋が多いという。

 

転生者

 神族の神相の一端が、霊長として転生したもの。
 神としての自己・能力を思い出すにつれて、人としての側面が削られていく。
 神族筋の中で現れることが多く、時に神子として崇め奉られることも多い。

 

異界神

 異界の神。その正体は「我々の世界において神として知られるもの」。
 七人妖姫に組み込まれている神格や、朧が召喚する雙王がこれに該当する。
 本来ならば作中世界に登場しない存在であり、これまで解説した神族関連とはその性質は大きく異なる。

 

幽神

 死して後、何らかの事情で現世へと戻った(追い返された)幽霊。黄泉還り。
 神界ではなく冥界寄りの隷属神格であり、屍人(アンデッド)としても扱われる。
 純粋なアンデッドと異なり、彼らが現世に留まることが出来るのは正当な摂理に基づく。
 死後は死神として冥府を管理する存在となる。神々の中でも特異な存在。

 

偽神

 厳密に言えば神ではない。神代の頃に、人が神を模して創りだしたとされる人工生命体。
 その存在は不老不死を超越した永劫存在であり、肉体は一度死を迎えても、長年の時を経て再生する。
 その製造方法は神代の終わりとともに失われたとされるが――?