12A猫/進行/3-1

12A猫をプレイするにおいて避けて通れない議論

それが

12A猫3-1ギドラン占いロラ論争

である。

この2つの進行について解説しよう。

※前提として、占い師の内訳は殆ど真＋狂人＋人狼です。また霊能欠けはほぼないです。

目次

占いロラ黒スト

単純明快、3人いる占いを吊ってしまう。
しかしここであるテクニックがある。それが「黒ストップ」。占いロラの最初に霊能結果が黒と出たらその時点でロラを止めてしまおうというものだ。

黒スト成功例

理想状況。
2日目生存者:ABCDEFGHIJK
A:【占いCO】E白
B:【占いCO】F白
C:【占いCO】G白
D:【霊能CO】
A吊り→F噛み、または護衛成功
3日目生存者:BCDEGHIJK(F)
B:【占いCO】H白
C:【占いCO】I白
D:【霊能CO】A黒
A黒なのでローラーストップ、2-1ほぼ真狂でグレー詰めできる。

黒スト失敗例

A吊り→B噛み
3日目生存者:CDEFGHIJK
C:【占いCO】H白
D:【霊能CO】A黒
Bが噛まれたためケアでCを吊るしかない。F噛み
4日目生存者:DEGHIJK
ここで猫COさせる。ほぼ猫2人。
D:【霊能CO】C白
I:【猫又CO】
J:【猫又CO】
1縄余っている。この日はグレ詰めまたは猫決め打ち。

• グレ詰めの利点:最終日への到達率が高い。最終日到達時、猫決め打ちを間違えても勝てる可能性がある。
• 猫決めうちの利点:成功すると確定村が出来る。霊能噛み、霊能欠けのケアも可能。

初日白吊り

最悪のケース。
A吊り→E噛み
3日目生存者:BCDFGHIJK
B:【占いCO】H白
C:【占いCO】I白
D:【霊能CO】A白
ローラーを完遂するしかない。BC吊り→FH噛み
やはり猫COをさせる。ほぼ霊猫猫村村になるので村決め打ちか猫決め打ち。霊能欠けを切れるなら村決め打ちでいい。
真に最悪なのは霊能噛まれである。猫猫村村村。指定役がいない中2w探しになる。

霊能でGJ発生の場合

ロラ完遂直後の霊能噛みでGJだと6人。猫狩ギドラCOをさせるか猫又と狩人をそれぞれ別にCOをさせる。
以降この時点での生存者をPQRSTUとする。

占いロラの総評

黒ストップ失敗の場合占い師の情報がほぼ落ちないため、進行による改良はあれど厳しい戦いになる。
特にロラ完遂前の霊能噛まれの場合は厳しい。
しかし決め打ち回数を落とすメリットはあるので、安定進行を取りたい人向け。また、占い師の発言が足りず決め打ちできそうにないときなどはこの進行を選択すればいいだろう。

ギドラン

正確にはギドラ出し。非CO者から猫狩ギドラを募り人数によって進行を決める。
視点整理のため白貰いの猫狩も出ることが多い。が、意図的に潜伏する戦術もある。

2ギドラならグレラン。3ギドラなら占いロラをする。1ギドラは人による。

理想状況

まずギドランの成功例から話そう。ギドラ騙りがなくギドラが全員グレーから出るとき。
2日目昼時点生存者:ABCDEFGHIJK
A:【占いCO】E白
B:【占いCO】F白
C:【占いCO】G白
D:【霊能CO】
H:【ギドラCO】
I:【ギドラCO】
→グレーはJK。囲いがない場合初日確実に狼を吊ることが出来る。Jを吊ったとする。
そして必然的に占位置はK固定になる。
J吊り→E噛み
3日目昼時点生存者:ABCDFGHIK
A:【占いCO】K黒
B:【占いCO】K白
C:【占いCO】K白
D:【霊能CO】J黒
この時BC視点は対抗の白かギドラに人狼が紛れていることになり、A視点はJKと対抗で全人外が露出している。この後はAを吊ってBC視点の狼位置を明確にさせた後、それぞれの黒位置を決め打つことになるだろう。
B視点:G-HIのどれかが人狼
C視点:F-HIのどれかが人狼
BはG占い、CはF占いすることで内訳がほとんど明らかになる。

白貰いのギドラの場合

2日目昼時点生存者:ABCDEFGHIJK
A:【占いCO】E白
B:【占いCO】F白
C:【占いCO】G白
D:【霊能CO】
G:【ギドラCO】
H:【ギドラCO】
→グレー:IJK
囲いがないならここに2wいることになる。Iを吊ったとし、占い師はJKの2択占いになる。
I吊り→E噛み
3日目時点生存者:ABCDFGHJK
A:【占いCO】K白
B:【占いCO】J黒
C:【占いCO】J白
D:【霊能CO】I白
この時ACは囲い主張。BはJを吊るために必死に動く。もし占い師の結果が全員白なら占い決め打ちである。
理想状況に比べれば内訳が広いが、それでも村有利。

3ギドラの場合

今回はグレーから3ギドラのものを取り上げるが
2日目昼時点生存者:ABCDEFGHIJK
A:【占いCO】E白
B:【占いCO】F白
C:【占いCO】G白
D:【霊能CO】
H:【ギドラCO】
I:【ギドラCO】
J:【ギドラCO】
グレー:Kのみ　非役:EFGK
狩人の生存が確実な状況、非役4人中人狼1人。このときは占いロラをする。これ以降は白貰いもグレーとして扱う。
人狼はグレーばかり噛んでいると「グレー1人中人狼1人」という必敗状況に陥るので他の位置を噛まなければいけないが

• ギドラ噛み:猫噛みのリスクが付きまとう。グレーの狼が飛んだ時の絶望感。
• 霊能噛み:ほぼGJが出る。
• 占い噛み:縄が1つ増えるので状況は好転しない。
  よって人狼視点はギドラ（狩人）噛み→霊能噛みとしないと厳しくなる。ただし通った場合は狼の有利になるので注意。
  最初に吊った占い師の霊能結果が黒なら村側にとってかなり楽な試合になる。

狩り欠けの場合

1ギドラ

全村視点の狩り欠け露呈。まあ後述の状況よりはマシ。
2日目昼時点生存者:ABCDEFGHIJK
A:【占いCO】E白
B:【占いCO】F白
C:【占いCO】G白
D:【霊能CO】
H:【ギドラCO】→猫又確定
占い決め打ちに勝ってもうま味が薄いため占いロラ。
ABC吊り→DEF噛み
H:猫又
GIJK:グレー、2w
3ギドラの狼成功時より多少はマシになる。が、これが限界。

2ギドラの内訳が猫又+人狼

最悪のケース。特に狼が囲われているときは初日狼を吊れない。
2日目昼時点生存者:ABCDEFGHIJK
A:【占いCO】E白
B:【占いCO】F白
C:【占いCO】G白
D:【霊能CO】
H:【ギドラCO】（猫又）
I:【ギドラCO】（人狼）
J吊り→…
狼視点占噛みと霊能噛みがある。占いを噛んだ場合。
A噛み
3日目昼時点生存者:BCDEFGHIK
B:【占いCO】K白
C:【占いCO】K黒
D:【霊能CO】J白
こうなると村はBCを吊りきるしかなくなるのでBC吊り→DE噛みして
猫:HIに1w
グレー:FGKに1w
というめちゃくちゃ面倒な状況になる。
霊能噛みの場合D噛み
2日目昼時点生存者:ABCEFGHIK
A:【占いCO】K黒
B:【占いCO】K白
C:【占いCO】K白
指定役がいない都合、村の総意で占いを決め打つ必要がある。真を吊ると速攻で負け。

総評

占いを決め打てる状況ならこれ。占い即抜きを受けると占いロラと同等の進行になるが先にギドラを出すことにより狼のCOを抑制できるため村利。結果的にギドランの方が村利のことが多い。が、それなりの発言レベルは必要。

比較

• 占いロラの利点:安定する。霊能に護衛を固定できるため、進行を確保しやすい。狩り欠けが露呈しない。黒スト成功はデカい。最終日猫ルーになりやすく村勝ちの確率が高い。ギドランよりは霊能欠けを考察できる。
• 占いロラの欠点:占いの情報が一切落ちない中のグレ決め打ちを要求される。霊噛まれはきつい。黒ストできる可能性は結構薄く、2騙りだと無駄になりがち。

• ギドランの利点:グレーが狭く占い師視点がクリア。狼の村役騙りを抑制できる。占い決め打ちに成功すれば勝ち。理想時のリターンは黒スト成功より上。
• ギドランの欠点:霊能欠けなら負け確定だし、霊能噛まれでも進行役がいない。狩人欠けがたまにバレる。最悪3dにミスれば負けになる。

よく「占いロラは初心者向けの安定進行」と呼ばれるがそうではなく実際は「占い師がグレより喋れそうならギドラン、だめそうなら占いロラ」である。
ギドランは占い師の戦いであり占いロラはグレの戦い。どちらが楽かを見極めよう。
盤面上を考えるなら「初日占いが対抗&霊能に全刺さり」みたいな状況だと占い視点の整理が追い付かないのでロラしよう。

ちょっと高度な話

ギドラン時の白貰い狩の潜伏

狩人潜伏で意図的に狩人欠けの盤面を作り出し霊能を噛ませる高等戦術。1ギドラの進行が人によると言ったのはこれによる。

占い狼2騙り

内訳が真ー人狼―人狼。もともと占いロラ黒ストの対策として生まれた。3-2や4-1といった村有利の盤面になることもあるハイリスクの戦術だが村の思考を外しやすい。

上記以外の進行

• 通常のグレランは役を透かさないが役吊りや役占いがあり得る。占いの視点整理が追い付かない上狼に後のCCOの選択肢を与えるためそこまでして猫噛みさせたいか・狩人を死なせたくないかと考えると微妙。
• 猫のみを出すグレランの案もある。狩り欠けが透けないなどいろいろ優秀だけど流行らないねこれ。さらにグレランではなく猫指定の案もある。