光の三妖精

Last-modified: 2010-07-11 (日) 00:01:57

サニーミルク

Sunnymilk.gif

二つ名
悪戯好きの日の光
愛称
サニー
種族
妖精
能力
光を屈折させる程度の能力
BGM
サニールチルフレクション(松倉版、第二部1巻),サニーミルクの紅霧異変(第二部2巻)

紹介

三妖精の頭脳。
ただし元気娘ポジションなのでアホの子に見えるのは何かの擦り込みなのか。
光の屈折を操る事によって姿を消す事が出来る程度の能力を持つ。
比良坂版では八重歯がよく似合う。
サニービームを放つ事が出来る。

解説

  • 【求聞史紀】
     サニーミルクは特にそういった、人を道に迷わす事を得意とする妖精である。
     光を屈折させる事で実際と異なる光景を見せるので、人間は騙されてしまう。
     また、屈折の裏に身を隠してしまうため、その姿を捕らえることは難しいだろう。
     身長はかなり低く、昆虫のような薄い羽根を持つ。
  • 【上海アリス三精版 第1号】
     サニーミルクは日の光の妖精、光の屈折を操る程度の能力を持ち、人間に虚像を見せ、道に迷わせる。
     何時から幻想郷に居たのかは判らない。三人の中では最も頭が切れ、表情豊かで明るく、元気もある。でも実は一番失敗が多い。
     日の光を浴びることで怪我を治療する事ができ、雨には弱い。


     上のサニーの説明を読んであれ? と思う事がある。
     サニーがリーダーであるって言っているのに、一話目にしてスターに言われるがままという所だ。あれ? まあいいや。
  • 【上海アリス三精版 第2号】
     ちなみに、サニーが一番頭が良いのですが、頭が良くても元気だとそうでもないように見えるのは、何かの刷り込みでしょうか?

ルナチャイルド

Lunachild.gif

二つ名
静かなる月の光
愛称
ルナ
種族
妖精
能力
音を消す程度の能力
BGM
夜だから眠れない(松倉版、第二部1巻),雪月桜花の国(第二部2巻)

紹介

「三妖精の中では最も残酷」「一番妖怪に近い」という初期設定を持つ。
しかし実際は最も迂闊で残念だった。グゥレイトゥ!
よく転ぶ。ドリル髪型。最近はスライム型の口になる事が多い。
さりげなく三妖精の中ではZUN氏のお気に入りらしく人気投票でも票数が高め。

解説

  • 【求聞史紀】
     ルナチャイルドは自分の周りの音を消す力を持つ。
     それ自体はなんら被害を及ぼす訳ではないのだが、他の妖精、特にサニーミルクとスターサファイアと共に三匹で行動し、悪戯を行う事が多い。


     身長はかなり低く、カゲロウのような薄い羽根を持つ。


     サニーミルクの光の屈折と併せて、姿も音も消せるという恐怖の隠密が生まれそうだが、所詮妖精、頭が弱い。


     *3 珈琲が好きな妖精は珍しい。妖精の好みは人間の子供と同じである事が多い。
  • 【上海アリス三精版 第2号】
     その中でも一際特徴があるのがルナチャイルドの部屋である。
     壁から床から白と黒を基調にしたレース等の布で覆われていて、そこかしこにリボンが付けられている。
     他にも拾い物のぬいぐるみや人形が所狭しと置かれていて、樹の中だと言うことを感じさせない。
     自然の象徴である妖精にしてみれば、それは不自然である。


     そんなルナチャイルドは月の光の妖精であり、周りの音を消す程度の能力を持つ。
     悪戯に最適な能力が故に、三妖精の中では実行部隊になることが多い。また、悪戯がバレてしまって逃げる時にも重宝される。
     悪戯で貧乏くじを引きやすいのはトロいから、ではなく、その能力故にしんがりをつとめる事が多いからである。


     ただ、性格は理屈っぽく何に付けても文句を言うことが多い。
     その上、三妖精の中では一番残酷である。
     それは部屋が『不自然』な事も、その残酷な性格故である
     何処か不自然な物、例えば人間などに憧れているのかも知れない。


     そうそう、今のところ一番不憫なルナですが、月見草ですからね。そんな物と言えばそんな物です。そりゃイジイジもします。

スターサファイア

Starsapphire.gif

二つ名
降り注ぐ星の光
愛称
スター
種族
妖精
能力
動く物の気配を探る程度の能力
BGM
妖精燦々として(松倉版、第二部1巻),スターヴォヤージュ2008(第二部2巻)

紹介

レーダー。サニーとルナは梅雨に弱いが彼女は天候に関わらず能力を行使出来る。
松倉版では腹黒だったが比良坂版では多少丸くなった。
黒髪ロングが輝夜や空に被るとか言っちゃいけない。

解説

  • 【求聞史紀】
     攻撃してきたり、人間にちょっかいを出したりする事は少ないが、主に他の妖精の悪戯を手助けするのがやっかいである。
     身長はかなり低く、アゲハのような大きな羽根を持つ。


     この妖精は、物の動く気配に大変聡い為、近づくとすぐにバレる。捕捉する事は非常に困難で、単独での目撃例も少ない。
  • 【上海アリス三精版 第3号】
     明るく大きく輝く星、暗くて奥ゆかしい星、境界が曖昧な星、歪な星、星と称される現象には様々な物がある。
     それだけ様々な光が有るにもかかわらず、何故全てを纏めて星と呼ぶことが出来るかというと、それには理由がある。
     星は日の前では完全に力を失い、月の周りでも色あせる。日の光は生物を成長させ、月の光は妖怪の住みやすい地を育む。
     星はそれほどの力を持たない。星の光は闇を取り払うこともなく、生物に与える影響も殆どない。


     ただ自分だけが光るだけだから、星と呼んだのだ。
     星とは火(ほ)し、つまり遠くの住居の灯りを意味している。
     他に特別な意味はない。
     スターサファイアは星の光の妖精である。彼女は生き物の動きを捕捉するだけの能力を持つ。
     性格は星と同じで捕らえ所が無く、誰の影響を受けることもないが、誰にも影響を与えることもない。
     能力は三妖精の中でレーダー的な役割を持ち間接的ながら重要だが、その捕らえ所のない性格が三妖精の悪戯を失敗に導く事が多い。


     彼女は時に恒星のように閃き、流星のように決断する。
     それと同時に姿を眩まし、天狗のように我が道を行き、迷惑をかけることもある。
     彼女の今の姿は動きが安定しない惑星なのだ。惑星は人一倍強く輝きながらも、予想できない動きをする星である。
     何故惑星が不規則な動きをするのかというと、それは日や月と同じ位の力を持とうと彷徨っているからに他ならない。
     星のような弱い火が強い力を持つためには、まずは安定が必要である。
     安定は個を強調し、光は弱いものの日や月に匹敵する力を持つことが出来る。
     そう、惑星が目指す星はこの星、つまり北極星なのだ。
     北極星になることで、最も強い力を持つことが出来ると信じられている。
     スターは動かない星を求め、動き続けているのである。

妖精という種族

  • 【上海アリス三精版 第1号】
     元来、妖精とは悪戯好きな物である。
     それは妖精が最も自然に近い存在であり、自然を縛る物はこの世に何一つ無いからである。
     サニーミルク、ルナチャイルド、スターサファイアの三妖精も例外ではなかった。
     三人はリーダー格のサニー率いる悪戯集団である。


     それぞれ担当部門が異なるが、連携が取れていない。自分勝手な妖精だから仕方がないのである。
  • 【上海アリス三精版 第2号】
     妖精は、何処に棲み、どういう生活を送っているのか殆ど知られていない。
     何故なら妖精は、神出鬼没な上に妖精の生活に興味ある人間も居ないからである。
     妖精は大木や草むら、土の下、水の中、岩の中、雲の中、風の中、闇の中、音の中、と言ったところに棲み着いている。


     サニーミルクとルナチャイルドとスターサファイアも例外ではなく、三妖精は魔法の森にある「果てしなく前から立っている大木」に棲み着いていた。
     人間にも妖怪にも、立ち入るどころか見つけることすら出来ない小さな住処は、何でもかんでも詰め込んだような部屋が多く、三妖精の性格をよく表していた。
     大木の中止には小さな居間が在り、その壁には樹を刳(く)りぬいて作られた棚や窓が存在する。
     その棚と同じように少し大きめに刳り抜かれた場所が三つあり、それが三妖精それぞれの部屋である。
     一つ一つの部屋は、広さ一畳高さ一メートル程度の広さであり、とても大人の人間が入れる広さではない。
  • 【上海アリス三精版 第4号】
     あ、しまった今回の漫画の話のフォローを入れていなかった。
     まぁ、いつもより大分コミカルな話となっています。
     天狗様は、最近は誰かの所為でただのカメラ小僧扱いされていますが、幻想郷では山の神様として畏れられています。
     だから妖怪なんかでは太刀打ちできません。
     でも、結局何の卵だったかというと……それはまた後日。
  • 【上海アリス三精版 号外】
     --三月精の主役(?)である妖精という存在についてお聞かせください。
     妖精は、そこにいて当たり前のものをあらわしています。
     自然は思い通りになるものではなく、時には悪戯好きで何をするのかわかりません。そういうイメージを妖精という形で表現しています。
     妖精は、誰の敵でも味方でもない単純で純粋な種族です。
     この漫画に限って言えば、力が強すぎる妖怪や、霊夢や魔理沙たちのような超人的な人間を主人公にしてしまうと、まったりというより冒険や戦闘がメインになってしまいそうでしたので、妖精を選びました。
     普通の漫画の主人公に一般人を選ぶのと同じですね。