Oriental Sacred Place2巻
Last-modified: 2010-07-11 (日) 18:24:03
第9話 長太の妖貝
- あらすじ
謎の虹色空中都市を撮影する文。
新聞を回しながら文々。新聞を読むサニーとルナ。
(文々。新聞は4枚・8ページくらいある?)
一方、霊夢と魔理沙は文々。新聞から異変が起きたと解釈。天子を1コマだけ回想する。
それから妖怪の山を登る三妖精は異変解決モードの霊夢と遭遇する。
霊夢は空を目指して飛んで行き、そこで空中都市を目にするも目の前で消えてしまう。
また博麗神社にやって来た文は魔理沙に空中都市の説明をする。
文は遥か昔にこの辺一帯が海であったと語る。その証拠が土の下から貝や魚として見つかるという。
どうやら地滑りで貝の妖怪「蜃(しん)」が沸いてきたのだ。
蜃は幻を見せる息を吐く程度の能力を持ち、楼閣の幻を見せる事が多い事から「蜃気楼」と呼ぶようになった。
つまり土の中から見つかった妖貝の息が空中に蜃気楼の都市を映し出していたのである。
空中都市はただの幻影で何の危険もなく、天狗は昔から長太見をしたりしてお酒を楽しんでいたのだ。
それから三妖精と共に帰って来た霊夢は空中都市を悪意のある妖怪の仕業だと信じていた。
だが文は「謎の空中都市から里を守る巫女」としてノリノリで煽っていた。霊夢もノリノリだった。
結局、魔理沙も煽られて霊夢とどちらが先に空中都市を探し出すか勝負する流れになるのだった。
射命丸のプロ根性を見たり!
- 名台詞
サニー「「……これは伝説に聞く長太の蛤(はまぐり)が成長した物か…」ふむ、何が書かれているのかさっぱりわからないわね…」
ルナ「もしかして新聞逆さじゃない?」
サニー「そうかもね」
ルナ「「……南川の山本老翁が若年の頃見たという光景と寸分違わず伊勢のそれと間違い無いと……」ふむ何が書かれているのかさっぱり」
サニー「ねえ、やっぱり新聞が逆さなんじゃない?」
ルナ「ああ、そうかもね。う~ん…やっぱりこっち?」
サニー「いや、こっちじゃない? そう見せかけて実は…!」
ルナ「いやいやなんと!」
ルナ「もう! 相変わらず新聞はどっちが上なのかわからないわねぇ」
スター「何やってるのよ…」
霊夢「うーん…また天界とかそんな奴じゃないの?」
魔理沙「どうだかな。そんなに空中に住む必要がある奴らもいない気がするが。まあ水害の心配は無さそうだけど」
サニー「この位でへばっていたら妖精をやってられないわ!」
ルナ「この辺は森に比べると木が低いから自然の力が薄くて……」
(注訳・この辺=妖怪の山)
霊夢「ああ、何故か魔理沙と仲良くしている妖精ね」
霊夢「って、なんで天狗(あんた)がいるのよ」
文「(ピーン) ほうほう、謎の空中都市が巫女の姿に気づき逃げ去ったんですね?」
霊夢「えっ!? そ、そうかな。そうね!だとしたらやっぱり悪意のある妖怪の仕業よー!」
三妖精「そうよそうよ!」
文「これはスクープの予感! 「謎の空中都市から里を守る巫女」 これは記事になるわー!」
魔理沙「(……天狗は怖いな)」
文「魔理沙さんは出し抜かれて良いんですか? 異変の解決をまた霊夢さんにもっていかれてしまいますよ?」
魔理沙「そ、そうだな。よーし、私が先にその空中都市を探し出さないとな!」
霊夢「負けるものか!」
三妖精「おー!」
- 巻末コメント
今回から一話完結のお話で隔月連載となりますがよろしくお願いいたします。(比良坂真琴)