おにーにの悲劇 (シリーズ)

Last-modified: 2021-09-11 (土) 13:49:53

おにーにの悲劇 (小説作品・長編完結)

広い庭付きの家に住んでいるモナーがいた。
明るい人柄の好人物だが、ちょっと世間からズレている所もあった。
今日も庭の手入れに勤しんでいると、一人のちびしぃがやって来た。
泣きながら、何かを腕に抱いている。
「ちびしぃちゃん、どうしたの? 何があったモナ?」
ちびしぃは、かすれた声で答えた。
嗚咽混じりのその声は聞き取りにくかったが、
モナーは、真剣にちびしぃの話を聞こうとした。
どうやら、捨ておにーにを拾い、飼おうとしたが母親に反対されたらしい。
捨ててこいと言われたが、そんなことはしたくない、と言うとちびしぃはまた泣き出した。
「大丈夫モナ。モナがそのおにーにを育てるから」
モナーの家は少し狭いが、
キレイに片づけられた感じのいい住まいだ。
「それにしても、おにーには何を食べるモナ?」

作者

  • 不明 - 無印1~3
  • ナヒャ(yWVxXezQ) - パート2

作品

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