ゴールドラッシュ20171228

バシラ

あ。皆さん、王子たちが来ましたよー。

アンナ

……どうしたのですか、皆さん？
こんなところに呼び出したりなんかして。

リオン

ふふ、よく来たわね王子。
今日は私たち射手から 『ハマヤ』を贈ろうと思ってるの。

アンナ

『ハマヤ』 ……というのは、
皆さんがいま持っている紅白の矢のことですか？

ナナリー

は、はい……東の国の方々から
新年を祝うのに使う道具を色々と頂きまして……。
その中に、その……この綺麗な矢が入っていたんです。

アイーダ

で、どうやらこの矢には
邪気を浄化する力が宿ってるらしくてね。
それを大切な人に贈る風習が東の国にはあるそうだ。

ケイティ

なるほど……ところで、なぜその矢を
私たちに向けて射ようとしているのですか？

ナナリー

あ、ええと……よく見てください。
矢じりの部分が丸くなってるのがわかりますか？

リオン

つまり、この 『ハマヤ』 は儀式用の矢っていうことよ。
邪気をはらう儀式に使う矢なら、
当然ちゃんと射た方が効果があるでしょ？

アンナ

え？ あの、おっしゃっている意味が……。

ソーマ

大丈夫ですよ。
当たっても痛くないように先端が丸くなってますから。

レアン

……なるほど。
邪気を浄化し、清い心身で新年を迎えるための儀式か。
面白い。王子、受けて立とうじゃないか。

アーシェラ

……よし、こんなところか。
どうだ、王子？ なにか変わった感じはあるか？

王子

…………(こくり)。

レアン

ああ。気のせいかもしれないが、
今年一年分の邪気が浄化された気がする。
東の国には面白い風習があるんだな。

カズハ

……あの、皆さん？
少し前から見ていたのですが、
どうして破魔矢を射ていたのですか？

リオン

え？ 一年分の邪気を浄化する
儀式のつもりだったんだけど……。

ナナリー

あの…… もしかして『ハマヤ』 って、
実際に射てはいけないものだったのですか……？

カズハ

え、ええと、それは………。

…………。

……いえ、射てはいけないことはありませんよ。
ですが、その破魔矢は新年にも使うものですので、
出来る限り元通りになるように拾い集めて頂けますか？

アイーダ

わかった。では実際に矢を射た私たちで
責任を持って回収しよう。皆、それでいいか？

ソーマ

はいっ。立つ鳥跡を濁さず、ですね。

リタ

私も拾います……。

レアン

うわっ！？ リタ、いたのか！
……ま、まあそれはともかく、私も手伝おう。

カズハ

……うふふ。
(あれだけ多くの女性に邪気の浄化を
願ってもらえるなんて、王子は本当に果報者ですね)

(破魔矢の本来の使い方とは違いますけれど、
皆さんの思いは、きっと王子に届いていますよ)

アンナ

よかった……。
魔界のゲートが発生したと聞いて心配しましたが、
まだそれほど多くの魔物が来てはいないようですね。

チグリ

クンクン……なんだこの変な植物？
こんな臭いヤツ見たこともないぞ？

ケイティ

(臭いで判断するのですね……)
しかし、ジャングル出身のチグリさんでも
見たことのない植物、ですか……。

チグリ

うん。なんだかイヤな予感がする。
みんな、注意して。コイツ危険な植物かも。

アリサ

あ、見てください。花が咲きますよ。

カリオペ

あら、意外と綺麗じゃな……ひぃいッ！！

アンナ

なッ……花の中央に口が！？

ローリエ

皆さん、離れてください！
おそらくその植物は魔界の花の一種です！

ケイティ

ローリエさん、ご存知なのですか？

ローリエ

はい。以前魔界の植生について
書物で調べてみたことがありまして。
その際に見た覚えがあります。

その花はひとたび開花すると、
周囲の空間に生物の生気を失わせる
特殊な力の場を発生させるとか……。

バシラ

ひッ……ほ、本当ですっ！
いま、近くを飛んでいた蝶が落ちるのが見えました！

ローリエ

やはり……開花した花に近寄るのは危険です！
ですが、開花する前は力は発現しないはずなので、
できるだけ早く倒してしまうのが賢明と思われます。

ケイティ

逆に、多数の花が同時に開花してしまったら……。
……想像したくもありませんね。

アンナ

ええ。ジャングルに魔界の花が蔓延ってしまえば
取り返しのつかないことになってしまいます。
王子、すみやかに退治いたしましょう！

魔界の花のつぼみは、
時間経過で開花します。
開花すると一定範囲内の
ユニットは継続ダメージを受けます。

チグリ

とりゃーっ！
……ふぅ、これで全部やっつけたかな？

ダナン

魔界のゲートも閉じていっているようだ
ありがとう、王子。借りができたな。

アンナ

いえ。ジャングルを守ることができて良かったです。
……それにしても、不気味な花でしたね。

ローリエ

ええ……同種の植物があれだけ多く
見られたということは、今回の魔界のゲートは
あの植物の群生地に繋がっていたのかもしれません。

ケイティ

あのように危険な植物が群生している場所が
魔界には存在する可能性がある、ということですか。
……想像するだけでゾッとしますね。

チグリ

でも、ヤツらがアタシらのジャングルに
住み着かなくてよかったよ。みんな、ありがとな！

アンナ

ふふ、お礼ならローリエさんに言ってください。
彼女の助言があったからこそ、
適切な戦術をとることができたのですから。

ローリエ

……え？ わ、私ですか？
私は別に大したことは……。

チグリ

なーに謙遜してんだよ。
アンタがいなきゃアタシらやられてたかもなんだぜ？
ありがとな。さすがは森の賢者、ドルイド様だ。

ローリエ

は、はい……この地の自然を守るために
少しでもお役に立てたのなら光栄です。

フドウ

この場所を越えれば、
目的地の村までは、あと少しですぞ。

バシラ

王子、前方に人影が……、
あ、あれ？ 空を飛んでいるような……。

？？？

なにゆえここに人間が……？

コノハ

──むむ？ あの姿、見覚えが……。

アオバ

コノハ様、ご存じなのですか？

コノハ

うむ。あやつはクラマ、古い知己の娘だ。
治める地は異なるが、天狗の長の一族よ。

クラマ

コノハめ、人間を従えてくるとは……、
まさかこの里を侵略するつもりか……？

アオバ

…………コノハ様、お知り合いだったのでは？

コノハ

…………あやつは昔から、
早とちりをするのが、悪い癖でな……。

クラマ

まずはその実力、見極めてやろうかの。

若衆の天狗武者達を倒せたのなら、
本気で相手をしてやろうぞ……！

コノハ

聞く耳は持ちそうにないな……。
迎え撃つぞ、王子！！

クラマは、カラス天狗赤武者が
倒されると特定のタイミングで能力が
アップします。

クラマ

何と、若衆を倒してしまうとは。
約束通り、余が本気で相手をしてやろうぞ！！

コノハ

クラマめ、力を隠しておったか！
気をつけろ王子、来るぞ！！

コノハ

待て、クラマよ！
我らは敵ではないぞ！

クラマ

何……？ ではまさか、
ただの通りすがりだとでも？

フドウ

拙僧らは、物の怪に悩まされておる村へ、
救援へ向かう最中であったのだ。
ここを通してもらえぬだろうか。

クラマ

何と……そういう事だったか。
それは済まない事をした。

せめてもの詫びだ、
おい、お前達、麗まで道案内をしてやるのだ。

コノハ

道案内とは、恩に着るぞ、クラマよ。
さて王子、先を急ぐとしよう。

クラマ

…………行ってしまったか。

王子……と言ったか。
あれ程の好漢が、人間にもいるとはのう……。

サヨ

久しぶり、王子。
ねぇ、コタツの隣、入ってもいい？

王子

…………。

サヨ

……誰だっけ？ って言いたそうな顔してるわね。
王子……ひょっとして寝ぼけてるの？

ほら、思い出して。義賊のサヨだよ。
王子たちの戦いを陰からずっと
見守ってきたって話、前にしたでしょ？

……それにしても、あと少しで今年も終わりかぁ。
今年もいろんなことがあったわよね、王子？

千年も前から眠ってた伝説の古代龍が蘇ったり、
華の国の邪仙たちの侵略から東の国を守ったり、
ゴブリンクイーンが乗ったくぐつが墜落したり……。

白の帝国との合同軍事演習が開催されたり、
あのデシウスと共闘して、人類を滅ぼそうとしてた
女神ケラウノスと戦ったり……ふふ、懐かしいなぁ。

王子

…………。

サヨ

……な、なによその顔は？
まだわたしがずっと見守ってたって話を疑ってるの？

王子

…………。

サヨ

う……だったら、
今年王子たちが戦った相手を
おさらいしていきましょうか？

今年戦ったのは、たしかこんな相手だったかしら？

くぐつに搭乗したゴブリンクイーンは
拠点に向かわず、
倒さなくても★の評価には影響
しません。

白の皇帝の攻撃は
防御、魔法耐性を無視します。
また一定確率で攻撃を無効化、
女神の加護：ダメージ軽減
の影響を受けません。

魔王は、拠点には向かわず
しばらくすると戦場から
いなくなります。

倒さなくても★の評価には
影響しません。

プシュケがいる間は味方の
攻撃力と防御力、時間経過による
コスト回復量が50%低下します。
王子【神器装備】王子【ケラウノス】
皇帝を配置すると攻撃力と防御力の
半減効果について無効化する事が
できます。
一部ユニットも無効化できます。

ベラートがいる間は
全ての敵の攻撃力と
防御力がアップします。

サヨ

……ふぅ、ざっとこんなところだったかしら。

今年の王子たちも大活躍だったわね。
王子が戦う姿、かっこよかったなぁ。

やっぱり最大の戦果は、ずっと人類を苦しめてきた
あの女神ケラウノスを倒したことよね。
あの戦いは見てた私も手に汗握っちゃったわ。

……でも、まさかそのケラウノスを倒したことで
魔王が封じられていた力を取り戻すとはね……。
来年はいよいよ、魔王と戦うことになるのかしら？

……あ、鐘が鳴ってる。
ふふ、新年がもうすぐそこまで来てるのね。

さて、と……そろそろわたしはお暇するわね。
王子と一緒に年を越したい人が
近づいて来たみたいだし。

じゃあね、王子。久しぶりに話せて楽しかったわ。
これからもずっと傍にいるから、
来年も、一緒にいい年にしようね……。

アンナ

──王子、起きてください。
もうすぐ年越しですよ。
一緒にお祝いするって約束したではないですか。

……え、サヨさん？
もう、寝ぼけているのですか？
サヨさんなんて、ここにはいませんよ。

ほら、早くコタツから出て
新たな年を一緒に迎えましょう。

イリス

わ、わ、わ……わぁ～っ♪
すごいですっ！ すごい高さまで揚がってます！

イーリス

とってもお上手ですよ、イリスさん。
凧揚げのコツもすっかり掴んだみたいですね。

イリス

はい。イーリスさんに教えていただいたおかげです♪
東の国の遊びって、すごく楽しいですね。

イーリス

ふふ、私も東の国の方から教わったんですよ？
(はぁ……はしゃいでるイリスさん、可愛いなぁ……)

アンナ

お二人とも晴れ着姿がよくお似合いで、
本当に可愛らしいですね……。

イリス

あ、イーリスさん。
向こうから大きな凧が飛んできましたよ？

イーリス

な、なんですか、あの大きな凧？
こっちに向かって……って、人が乗ってる！？

忍者

ふふふ……凧揚げの凧に紛れて攻め込むという
この完璧な奇襲、よくぞ見破った。

だが、気づくのが少し遅かったな。
己の間抜けさを悔いながら死ぬがいい！

アンナ

──ッ！ 王子、凧に乗った忍者たちの他に、
地上からも多数の忍者が接近してきています！

ケイティ

ただちに迎撃しましょう。
しかし、あれだけ多数の敵をさばききれるかどうか……。

イリス

皆さん、回復は私たちに任せてください！

イーリス

ええ。私とイリスさんの二人なら
皆さんを最後まで癒しきれると思います！

アンナ

イーリスさん、イリスさん……ありがとうございます。

王子、回復はヒーラーのお二人にお任せして、
我々は忍者たちの撃退に専念しましょう！

忍者

くっ……計算外だ。
晴れ着の子娘二人が治癒術の使い手だったとは……。

策士策に溺れる、とはこのことか。
ここは撤退あるのみ、だな……。

ケイティ

……なんとか撃退出来ましたね。
王子、お疲れ様でした。

アンナ

イリスさん、イーリスさん、
本当にありがとうございます。
お二人とも大活躍でしたね。

イーリス

ふふっ、どういたしまして。
普段と違う恰好でしたので、少し不安でしたけど、
皆さんのお役に立てて光栄です。

イリス

私も今日は、いつもと違った気分で
皆さんを癒すことができました。
晴れ着って、心まで暖かくしてくれるんですね♪

ダニエラ

ねえ。せっかく似合ってるんだから、二人とも
しばらくその格好で過ごしたらいいんじゃない？

イーリス

え？ でも、いいのでしょうか……？

ダニエラ

いいじゃない少しくらい。ねぇ、王子？
王子も二人の可愛い姿、もっと見ていたいわよね？

王子

…………(こくり)。

イーリス

か……可愛い？
(ど……どうしましょう、イリスさん？)

イリス

(わ、私は王子が見たいと仰るのでしたら、
もう少しこの服装でいたいです……)

イーリス

……ふふっ、そうですね。
では、しばらくはこの恰好でいようと思います。

テミス

セーラさん。
こんなところに私たちを呼び出して
一体なんのおつもりですの？

シェリー

そうですよ。こんな寒い中、外に来いなんて。
それにどうして私たちプリンセスだけなんですか？

セーラ

お集まりいただき、誠にありがとうございます。
寒い中こうしてプリンセスの皆様に
お集まりいただいたのには、勿論理由がございます。

時に皆様。新年も二日目を迎えましたが、
年末年始の宴で供された料理は
お口に合いましたでしょうか？

シルヴィア

えぇ、美味しくてつい食べ過ぎてしまいましたわ♪
私は吸血鬼ですので、太ったりはしませんけど。

メルヴィナ

……っ！？

セーラ

そう……この時期はつい食べすぎてしまいがち。
ですが、プリンセスの皆様におかれましては
食べすぎて太るなんて、言語道断です。

プリンセスたるもの、常に美しくあらねばありません。
ですから皆様には、体型維持のために
これから適度な運動をしていただきます。

リリア

お、王子に太ったと思われるのはイヤです！
セーラさん、一体どんな運動をすればいいんですか？

セーラ

良いご質問です。
皆様には、この辺りを走りながら
私が手配したお相手と手合わせをしていただきます。

アーニャ

わぁ、なんだか楽しそうですね！
でも、肝心のお相手はどこにいるんですか？

アンナ

……あの、プリンセスの皆様が
手合わせをご所望と伺って来たのですが……。

メルヴィナ

ふ──ふははは！！ よく来たな！
全員この魔剣の糧としてやる！

シビラ

自分から魔剣を手にするなんて……。
すごいやる気じゃない、メルヴィナ。
でも……私も負けてはいられないわ！

アンナ

な、なんだか皆さん殺気立っていますね……。
王子、怪我をしないように気をつけてください。

セーラがいる間は
敵のプリンセスは
防御力がアップします。

メルヴィナは倒されると
自身の周囲にダメージを与えます。

シェリー

ふぅ……いい運動になりました。
皆さん、お付き合い頂いてありがとうございます♪

アンナ

ですが、なぜ急に手合わせをご所望になったのですか？
まだ新年を迎えたばかりですのに。

リリア

うっ……それは……。

オリヴィエ

セーラさんに運動を勧められたのです。
私は太りにくい体質なので、
本当はあまり必要ではありませ──

テミス

──そこまで！
それ以上は戦争が起きますわよ？

アンナ

……？

ソーマ

お疲れさまです、皆さん。
モーティマさんたちが作ってくれた
お餅をお持ちしましたよ。

アーニャ

うわぁ、なんですかこれ？ すっごく美味しそうです！
セーラさん、これ食べてもいいですか？

セーラ

ふふ、いいですよ。
先ほど十分に運動しましたからね。

アンナ

(なるほど……そういう事情だったのですね)

シルヴィア

はふはふ……んん～っ♪
モチモチしていて、とっても美味しいですわ♪

ソーマ

……あれ？
他の皆さんは召し上がらないのですか？
皆さんの分のお餅も、ちゃんとありますよ？

メルヴィナ

……はっ！ 目の前に美味しそうなものが。
だが、食欲如きに負けるわけには……。

シビラ

大丈夫よ。また運動すればいいんだから。
ほら、メルヴィナの分も貰ってきたわ。

メルヴィナ

…………それもそうだな。
ありがとう、シビラ。 では、ひとつだけ頂くとしよう。

ユリアン

いやー、たまには男だけで飲むってのも
気楽でいいもんだな。 なぁ、みんな？

モーティマ

ははは、まったくだぜ……ん？
なんだ、もう酔っ払っちまったのか？
いつぞやの女王蟻の幻覚が見えやがるぜ……。

女王蟻

くふふ……妾のこの美しさが幻覚に見えるのか？

ミゲル

うわっ！？ げ、幻覚なんかじゃねえっ！
兄貴、こいつは本物の女王ア──ぐぁ……っ！

……ああ、女王様……。
こんな僻地でお会いできるなんて、光栄の至り……。

バルバストラフ

ば……馬鹿な！？
女王蟻のフェロモンへの抗体は
すでにわしら全員が接種済みのはず……。

サイラス

くっ……生物の雄を操るフェロモンの力が、
従来の女王蟻のものよりも強まったというのか？
ぐぬッ……こ、このままでは我々も……！

ミゲル

……んぁ？ オレは一体なにを……？
──って、見ろよみんな！ 人魚が泳いでるぜ！

バルバストラフ

……む？ 支配が解けたというのか……？
一部の者は未だに女王蟻に操られているようだが……。
しかし、一体なぜ……。

ジョヴァンニ

──そうか、人魚どもの呪歌だ！
ヤツらの歌声には、俺たち男を魅了して
骨抜きにしちまうっつう効果があんだよ！

ユリアン

人魚の歌の魅了の力が、生物の雄を操る
女王蟻のフェロモンの力と相殺してるってわけか。
けど、確かに動けはするが、いまいち力が入らねーな。

ジョヴァンニ

だが、考えようによっちゃチャンスかもしれねえぜ？
人魚の歌は操られてるヤツらの力も削いでるはず。
その効果を活用すれば、ヤツらを楽に制圧できるはずだ。

っつーわけで王子、紫のウロコの人魚がいる間は
その場にいる男全員の防御力が下がるから、
その間は接触は避けて遠距離攻撃で攻めてみてくれ！

だが、黄緑のウロコの人魚がいる間は
敵味方関係なく男全員の攻撃力が下げられちまう。
そん時は守りを固めんのに専念した方がいいかもな。

ユリアン

慎重な指示を頼むぜ、王子。
さぁ、みんな。 ここが腕の見せどころだ。
男だけでも戦えるってことを証明してやろうぜ！

魔界アリの女王は拠点には
向かわず、しばらくすると
戦場からいなくなります。

倒さなくても★の評価には
影響しません。

紫のウロコの人魚がいる間は、
敵、味方の男性ユニットの
防御力が低下します。

倒さなくても★の評価には影響せず、
拠点にも向かいません。

黄緑のウロコの人魚がいる間は、
敵、味方の男性ユニットの
攻撃力が低下します。

倒さなくても★の評価には影響せず、
拠点にも向かいません。

ユリアン

……ふぅ、なんとか追い返せたか。
おい、おっさん。 いい加減に起きたらどうだ？

モーティマ

──ブホッ！？
なッ……おめえら、なに飲ませやがった！

ロベルト

ははは！ なにって酒に決まってんだろ？
それ以外の飲み物なんざ、この島にゃねえんだからよ！

ジョヴァンニ

そうさ。なんたってここは男の楽園だからなぁ！
そんじゃ、魔物どもから島を守れた記念ってことで、
もいっちょ乾杯と行こうぜ！

ユリアン

ははっ、よく言うぜ。
理由なんてなんでもいいくせに。
……ま、もちろん異論はねえけどな！

サイラス

(……以前に作った抗体では防げぬとはな。
かつて戦った者よりも強力なフェロモンを有する
女王蟻が存在するという事か……)

バルバストラフ

うむ、用心せねばなるまい。
だが、いまは勝利の美酒に酔ってもバチは当たるまいて。

サイラス

……フッ、そうだな。
いまだけは束の間の安息を存分に堪能するとしよう。

ユリアン

みんな、盃は持ったな？
それじゃあ王子、乾杯の音頭を──。

王子

…………。

ユリアン

……兵士長の俺がやれって？
ったく、こんな時に恥ずかしがるなよな。

ま、命令なら仕方ねえか。
そんじゃ、今年の俺たちの活躍を祈って──乾杯！