コンセプト
Monkey King's Garbセットの3種の強化対象スキルの一つ、Lashing Tail Kickを連打して闘うビルド。
patch2.7.1でInna's Mantraの支援用として強化された数点のLegendary、中でもPTR終了間際に急遽強化されたRabid Strikeは、LoD WoL MonkのみならずSWKセットの強化対象である3種のスキルをテーマにしたビルドにもそれぞれ影響を与えた。
patchが進み、Wave of LightはLoD、Tempest RushはPoJによって最適化されていく一方、残るLashing Tail Kickは所謂Off-METAのネタビルド枠と見做されていた。
ところが、倍率が悪くない支援Legendaryが複数存在し、SWKも良いセットであることから、このビルドは全然弱くない…むしろGRスコア平均化処置後にアベレージを超えていることが判った。
長所
- 全クラス全ビルドでも希少な優先stats:Resource Cost Reduction + Life on Hitのビルド。
たまには違う方向性の装備を取得する楽しみがある。 - SWKのLeaderboard狙いや、GiftがSWKのSeasonに。
- 当然ながらCrit Chance、Crit Damage、Cooldown Reduction、Area Damageも有効なため、突き詰めるとかなり装備要求が高い。
Off-METAかつ一定の強さを求める変わり者の貴方に。
短所
- スキルスロット・装備スロットともにはほぼ猶予無し。
- ScarbringerのLegendary Powerが「最初の7体の敵」に限られているため、Map運・Mob Type運に激しく影響を受け、クリア速度が安定しない。
- 主砲の属性がPhysicalのため、突き詰めるとInna、LoD WoLと共通のパーツでも流用が効かない。
- Rabid Strike系ビルドの共通問題だが、急にダメージが出なくなるケースがある。分身の攻撃対象が散ったときに起こる問題と見做されており、Epiphanyを再使用すると大体解決する。
- Captain Crimson's TrimmingsでResource Cost Reductionを被ダメージカット率に還元する構想のビルドのため防御面に限界があり、火力が大幅に伸びるSeasonal Themeを利用しても「生き残れない」という意味でさほどGRスコアが伸びない。
戦い方
Sun Wuko系ビルドの常としてSweeping Windを起動。
更に今verはRabid Strikeの分身攻撃をBindings of the Lesser GodsとThe Crudest Bootsで強化する構成のため、Epiphanyを常時維持する。
ダメージの主体はMystic Allyであると判定されるRabid Strikeの分身の方なので、彼らのターゲットが散るとダメージ効率が激減する。発生時はEpiphanyを再使用すると大体修正される。
戦闘自体は非常にシンプルで、上記の前提スキルを起動してCyclone Strikeで敵を集めつつLashing Tail Kickで殲滅するのみ。
リソース回収はLashing Tail KickでObsidian Ring of the Zodiacを回転させ、Mystic Ally/Air AllyのActive効果で行う。
アクティブスキル
Sweeping Wind / Inner Storm(スタック数が3以上の時、毎秒8Spiritを得る) | |
火力・防御力・リソースの全てと絡むSun Wuko系ビルドの要。 | |
Lashing Tail Kick / Sweeping Armada | |
主砲。単純な倍率が高いArmadaを選択。属性はPhysicalなので、防具がFireやColdで揃っている状況なら別のRuneでも可。 | |
Dashing Strike / Blinding Speed(回避率up) | |
定番の機動力スキル。当ビルドは足元に持続の長い設置攻撃が来ると一気にLifeを失ってしまうので、機動力以外にもそこから脱出する手段として必須。 | |
Epiphany / Desert Shroud(被ダメージ半減) | |
Rabid Strikeの能力の前提スキルなので常時変身が必須。Spirit回収と防御力の意味でも更に必須。 | |
Mystic Ally / Air Ally | |
The Crudest Bootsで2体分のActive効果によりSpirit回収をこれ一つで行う。 | |
Cyclone Strike / Eye of the Storm/Implosion | |
Bindings of the Lesser Godsの起動キー。SpiritはLTK連射で手一杯なのでコスト半減のEye of the Stormか、範囲のImplosionの択一。 |
パッシブスキル
Beacon of Ytar | |
Epiphany維持のために。 | |
Harmony | |
防御面の定番。 | |
Seize the Initiative | |
接敵したら一気に手数で削るためのpassive。 |
ラスト1枠はお好みで。Near Death Experience・Sixth Senseと言った保険の他、安定しないクリア時間の補強としてDetermination・Relentless Assaultと言ったダメージ系を取る手もある。
装備
- Lashing Tail Kick Damage +10-15%がrollする部位
- Helm(Spirit Stone)、Boots
- Rabid Strikeの分身はMystic Ally扱いだが、ShoulderとBody ArmorのMystic Ally +10-15%は享受できないのでrollしなくて良い。
詳細はRabid Strikeのページを参照。
- Rabid Strikeの分身はMystic Ally扱いだが、ShoulderとBody ArmorのMystic Ally +10-15%は享受できないのでrollしなくて良い。
- Helm(Spirit Stone)、Boots
- 優先stats
- Resource Cost Reduction、Life on Hit、Crit Chance、Crit Damage、Cooldown Reduction、Area Damage
- このビルド、maxrollのガイドページではRCRとLoHには殆ど触れられていないのだが、これはあのサイトのPushing Guideは火力全振りが基本になっているため。
"Pushing"とは「防御面を捨てた火力全振りでも突破できるGRを引くまで粘ること」なので、たった1回の自己ベストTier突破のためには正しい方針と言える。
当ページのサンプルでは、もう少しカジュアルにアベレージスコアを出せる実装を紹介する。
- このビルド、maxrollのガイドページではRCRとLoHには殆ど触れられていないのだが、これはあのサイトのPushing Guideは火力全振りが基本になっているため。
- HelmのSocketは防御力の充実具合によってTopazかDiamondを選別。
- Resource Cost Reduction、Life on Hit、Crit Chance、Crit Damage、Cooldown Reduction、Area Damage
- Class Set
- Monkey King's Garbセット
- CubeのRing of Royal Grandeurと併用し、今verではAmulet・Helm・Torso・Shoulder・Gloveを装備。
2.4.2期と比べてEpiphany維持の比重が上がっているが、Obsidian Ring of the Zodiacである程度維持できるためCooldown Reductionの優先度はやや下げても構わない。
なお、今verでは部位の都合でGyana Na Kashuを諦める。
- CubeのRing of Royal Grandeurと併用し、今verではAmulet・Helm・Torso・Shoulder・Gloveを装備。
- Monkey King's Garbセット
- Craft Set
- Captain Crimson's Trimmings
- 定番の重ね着用Craftセットだが、当ビルドでは防御効果全般を受け持つため超必須級。
作る部位はPantsとBeltで確定。
- 定番の重ね着用Craftセットだが、当ビルドでは防御効果全般を受け持つため超必須級。
- Captain Crimson's Trimmings
- Main Hand / Off Hand
- Scarbringer
- patch2.4.2にてLashing Tail Kickのダメージ上昇のLegendary Powerを得、後のpatch2.6.1にて強化。
この武器のLegendary Powerには「最初の7体」の制限があるため、他ビルドほど大集団を作りだす必要は無い。
良品が難しい場合はCube Powerでも構わない。
- patch2.4.2にてLashing Tail Kickのダメージ上昇のLegendary Powerを得、後のpatch2.6.1にて強化。
- Vengeful Wind
- Sweeping Windの最大Stack数が10増えて13になるFist Weapon。
SWK系ビルドでは必須。
同じく、良品が出ない場合はCube Powerでも可。
- Sweeping Windの最大Stack数が10増えて13になるFist Weapon。
- Rabid Strike
- Epiphany中にTeleport能力が付与されるSpenderについて、分身が追撃してくれるFist Weapon。
3種のFist Weaponの中ではこれがCube枠推奨とされている。理由は、本来武器には付与されないCritical Hit DamageがPrimary Affixに固定されており、且つその値はMAX35%とEmeraldを入れた値に比べて大分低いため。
勿論、このAffixの印象が悪くないなら本体が装備して問題無い。
- Epiphany中にTeleport能力が付与されるSpenderについて、分身が追撃してくれるFist Weapon。
- Scarbringer
- Bracers
- Bindings of the Lesser Gods
- Cyclone Strikeを当てるとMystic Allyのダメージが伸びるBracers。
他ビルドと使いまわせないが、Elemental BonusがPhysicalの品が欲しいところ。
- Cyclone Strikeを当てるとMystic Allyのダメージが伸びるBracers。
- Bindings of the Lesser Gods
- Boots
- Rivera Dancers
- LTKを強化するBoots。下記のBootsとどちらかを本体が装備、他方をCube防具枠に。
Bootsには他ビルドと共有できないLTK +15%が欲しいので、当ビルド専用のものを用意することになる。
死蔵品がある場合には是非とも活用したい。
- LTKを強化するBoots。下記のBootsとどちらかを本体が装備、他方をCube防具枠に。
- The Crudest Boots
- Allyが倍増するbootsで、patch2.7.1からAllyの火力強化も入るようになった。
本体かCubeのいずれかで必須。
- Allyが倍増するbootsで、patch2.7.1からAllyの火力強化も入るようになった。
- Rivera Dancers
- Rings
- Obsidian Ring of the Zodiac
- EpiphanyおよびDashing Strikeチャージ回収のエンジン。LTKはproc率が高いので回転率は上々。
ほぼCrit Damageを諦めざるを得ない装備品なので本体装備が忌避されがちだが、当ビルドの場合はResource Cost ReductionとCooldown Reductionの両立が見込めるため願ったり叶ったりな一品だったりする。
- EpiphanyおよびDashing Strikeチャージ回収のエンジン。LTKはproc率が高いので回転率は上々。
- Unity
- 当ビルドは防御が非常に手薄なので、これは確保しておきたい。
- Obsidian Ring of the Zodiac
- Amulet
- Sunwuko's Shines
- 当ビルドは意外と多い火力系Legendaryの都合でAmulet枠はSWKのセットカウントを稼げるコレで確定と思って良い。
このアイテムはSocket以外何も確定rollが無いため、実戦級に仕上げるのはかなり難しい部位となっている。
- 当ビルドは意外と多い火力系Legendaryの都合でAmulet枠はSWKのセットカウントを稼げるコレで確定と思って良い。
- Sunwuko's Shines
Kanai's Cube
- Weapon
- Rabid Strike
- 一応推奨はこれだが、文中の3種のうち所持品の品質が最も低いものをCube武器枠に回そう。
- Rabid Strike
- Armor
- Rivera Dancers
- The Crudest Boots
- 文中の通り、本体が装備していない方のBootsをCubeに。
- Jewelry
- Ring of Royal Grandeur
- 必須。
確定rollにLife on Hitが含まれるので、好みならこれを本体装備に回しても良い。
- 必須。
- Ring of Royal Grandeur
Legendary Gem
- Enforcer
- ダメージの主体はRabid Strikeで出現する分身。それらはpet判定のため、これが最優先。
- Bane of the Trapped
- 定番中の定番。
- Bane of the Stricken
- 高GR志向での定番。
- 高GR志向での定番。
Followers
- Templer
- 常に防御面を気にしているビルドのため、Heal持ちの前衛は頼れる。
- Scoundrel
- 割りと常に攻撃しているビルドのため、Night's Veilのタイミングが噛み合いやすい。
- Enchantress
- 普通に相性が良いが、Hand of the Prophetで全スキルを開放したEnchantressの存在が貴重。
多くのビルドが「どちらも欲しい」と思うProphetic HarmonyとAmplificationを併存できる。
これを使う際はRing2種にEsoteric AlterationとMutilation Guardを使ってPhysical・ElementalともにResistを大きく稼ぎ、The Flavor of Time、Nemesis Bracers、Homing Padsと言った定番Follower装備にはIntとVitを積んだ上で余裕があればAugmentを使って本体の装備と同等に真剣に強化を施すと良い。
不死化Relic抜きのFollowerの実現は、現仕様で割りと多い本体がEnforcerを使うビルドだとFollowerがPet扱いで硬くなるため可能という説がある。
- 普通に相性が良いが、Hand of the Prophetで全スキルを開放したEnchantressの存在が貴重。
その他
- 余りにも最終形が遠い装備収集
- 当ビルド、優先statsがやたら多いことから解る通り、装備の最終形の理想が凄まじく高い。
例えばResource Cost Reduction、Cooldown Reduction、Area Damageの全てが出得るShoulderは当然それらが全部揃うことが理想だし、更にCrit DamageとCrit Chanceが出るCloveなどはDexを切るのが大前提でどの4つを揃えるか考える必要すらある。
更にSocket以外何も確定していないAmuletのTri-Fectaの難易度は言わずもがな、2本の武器もDEXを切って理想Primary Affixを揃えることが考えられる。
当然ながら、それでDEX不足に陥らない高いParagon LVも求められる…と、このビルドだけをプレイしていても完成には数年以上かかると思われる。
現仕様では、どの部位にPrimordial Ashesを使うかも要検討と言えるだろう。 - 「ちょっと興味があってこのビルド触ってみようか」と言う場合、武器はResource Cost Reduction + Life on Hit、Shoulder・GlovesにResource Cost Reduction優先、HelmにTopazの防御重視型から入ってみると良いと思う。多分、存外火力があって驚くと思います。
- 当ビルド、優先statsがやたら多いことから解る通り、装備の最終形の理想が凄まじく高い。
コメント
- 記事作成おつかれさまです。自分は煩わしさからLoN型に切り替えました…LoN型はパンツの選択肢としてWD専用のSwampLandWandersの火属性+Intをリロールできるものが拾えればいい感じに仕上がると思います、火力的には元の倍率の差もあってパッシブMomentumやらで補ってもさすがに見劣りしますがストレスフリーですよ。 -- 2016-09-17 (土) 11:42:17
- 恐縮です。LoN LTKウラヤマシイ…当方2.4.2合わせで目玉っぽかった地震・LTK・Ramentを新調して素材が絶滅し黄や白アイテムを全部持ち帰る懐かしいプレイに励んでおります LoN LTKはプレイできるとしても相当先でしょうけど記事を書けることがあったらSwamp Landの件など参考にさせてください。 -- 2016-09-18 (日) 06:22:51
- 2.6.4で流行ってるという訳ではありませんが、記事がSWKセット旧仕様に基づいていたので現仕様に合わせて改訂しました。 -- 2019-02-24 (日) 14:19:14
- 人と変わったことをしたい一部ユーザから愛用されているWudijo型S24LTKのNon-Season版紹介記事に改訂。 -- 2021-10-04 (月) 10:13:14