Natalya Spike Trap DH

コンセプト

patch2.7.5(Season28)でreworkされたNatalya's Vengeanceセットを使用するSpike Trapビルド。
このセットは前patchまでとは完全な別物にreworkされ、セット名を継承している前作のAssassinのビルド"Trapper"に近い形に変貌を遂げた。

長所

• これまでも支援Legendaryは存在したがLoDでも強く仕上がらなかったSpike Trapビルドが遂に成立。
• 単純火力が十分に高く、proc from procの例外でArea Damageも有効なためPushing適性が非常に高い。
• 希少なDiscipline回収ギミックを持ち、Discipline消費スキルを頻繁に使用出来る。
   

短所

• デザインからして即時的にダメージが発生しないスキルが主砲のため、Speed Contentsは得意ではない。
• 連射(キー押しっぱなし)で連発するスキルが複数あり、操作が忙しいというより各スキルのキー配置を考え腕を傷めない構成にする必要がある。
• 戦闘時間の大半Smoke Screenで消えっぱなしになるため敵AIがFollower優先して狙うが、Templer以外の二人は本体の後ろに退がるため敵も思わぬ方向に行ってしまいがち。
• 主砲のSpike Trap本体の爆発範囲は8yardsと非常に狭い。
• General Bufferにテーマが与えられたのは2.7.4のAkkhanと同様だが、こちらは火力ボーナス対象スキルが限定されたので前patchまでのNatalya系ビルドは全て廃止になった。
   

戦い方

Riftを開いたらまずは被ダメージカット効果のためにSpike Trapを10個(5回)設置。rework版Natalyaの防御buffは設置されているTrapの個数を参照するため(罠X個設置中＝被ダメージカットの持続X秒)、非戦闘時でも必ず1つは設置したい。
新ギミックでSpike Trapを起爆さえすれば敵に当たらなくてもDisciplineを回収出来るため、戦闘中はSpike Trapをバラ撒きながらSmoke Screenのキーを連射する。
流石にWizのShieldほど被弾を抑えられないのでこれだけでSquirt's Necklaceを守れたりはしないが、脆いDHにしては十分すぎる生存性を得られ、Trapperでありながら敵の至近距離を主戦場とする。
Smoke Screenを活用しながら徒歩で周辺の敵にこちらを認識させてある程度の集団を作る。その後は罠師らしくこっそりと…ではなく、Smoke Screenで姿を隠しながらmob集団の正面からSpike Trapを5連射で設置。
Spike Trapの最大同時設置数はCustom Engineering込みで5。Trag'Oul Coilsの効果でScatterルーンが常駐するため1回のスキル使用で2個設置され、計10となる。10個設置したらCaltropsを置きつつ起爆トリガースキルで連爆させDiscipline回収…以下ループ。
確かに姿は隠しているがあまりにも正々堂々と正面から暗殺する(矛盾)。

アクティブスキル

• 主ダメージ源のSpike Trapと起爆トリガーのチョイス：パターン1
  この組み合わせのメリットはベーシックさで、常時変身を意識するなら装備構成の都合でこの形が推奨される。
  ただし設置→起爆ループは非常に手数が多いので、起爆トリガーだけでもコスト回転の対策が必要になる。

  	Spike Trap / Echoing Blast(Cold属性)
  	Spenderで起爆するルーンの中でpatch2.7.5(Season28)初頭現在最も火力効率が高い。
  	Strafe / Drifting Shadow(移動速度ペナルティ無し)
  	Channelingせずに一種だけクリックして起爆に使用。足が止まらず敵間通過できるためOculus RingのPower Circleへの移動も兼ねる。

   
• 主ダメージ源のSpike Trapと起爆トリガーのチョイス：パターン2
  この組み合わせのメリットは、Spike Trap設置→起爆の基本挙動がBastions of WillのGenerator・Spender両面のBuff起動そのものであること。セット効果でSpike Trapの設置コストはゼロ化されているが、問題無く両面のBuffを起動できる。ビルド全体でほぼHatred消費が無くなるため、Resource Cost ReductionやHatred Regenerationに気を使う必要も無い。

  	Spike Trap / Custom Trigger(Fire属性)
  	基本的にSpenderで起爆するスキルの中で唯一、Generatorで起爆できるルーン。Hatred問題と無縁になり便利。
  	Evasive Fire / Hardened（Armor +25%）
  	使用と同時に着弾する定番Generator。発生の速い起爆トリガーでArmorゲインを兼ねる。

   
• ほぼ必須Active Skill

  	Vengeance / Dark Heart(被ダメージ50%低減)
  	コスト問題と無縁のため安定感のあるルーンを。
  	Smoke Screen / お好み
  	戦闘中Disciplineを回収しながら連射可能。高速移動のDisplacement、回復のHealing Vapors、持続1.5秒のLingering Fogからお好みで。
  	Caltrops / Bait the Trap / Hooked Spines(Crit Chance +10% / Slow80%)
  	起爆の前に置く。ルーンは攻防の不足な方に寄せたい。

   
• ラスト1枠はお好みで。

  	Companion / Bat Companion/Wolf Companion
  	非常に操作が忙しいビルドなので少しでも負担を減らすなら。
  	Vault / Tumble
  	敵間移動、Power Circleへの飛び込みに。他に敵間通過能力が無いNon-Season向け。
  	Shadow Power / Gloom
  	Discipline的にも操作的にも更に忙しくなるが回収力は問題無い。加速が欲しい場合はShadow Glideルーンも可。

   

パッシブスキル

	Custom Engineering
	Spike Trapの最大設置数/チャージ数を5個に、持続時間を倍に。火力に直結するので必須。
	Cull the Weak
	DHの火力向上passiveでは大抵採用されている。
	Ambush
	敵をまとめあげて攻撃に転じるまで敵集団のLifeが75%を下回らないケースが多いので有用。
	Numbing Traps
	タフネス重視のパッシブ。当ビルドはSlow付与ではなくCaltropsかSpike Trapを当てる条件を頻繁に充たす。

装備

• メインスキルのダメージボーナスがrollする部位
  • Shoulder、Body Armor、Quivers、Natalya's Slayerの確定roll(patch2.7.5以降)
• 優先stats
  • Crit Chance、Crit Damage、Area Damage、Cooldown Reduction
  • Cooldown ReductionはDawn採用時は38%前後でよいが、それ以外の場合は特に上限は無いのでArea Damageと上手く折り合いを付けたい。
• Class Set
  • Natalya's Vengeanceセット
    • patch2.7.5で完全な別物にrework。パーツ構成が独特のため、主砲の火力10,000%↑のボーナスがあるにも関わらず複数のサブセットを導入できる。
      下記のサブセットの選択によって空ける部位を調整し、常時変身を重視するならRingを、Custom Triggerルーン型で組むならHand Crossbowを含む5部位を装備。
• Craft Set
  • Aughild's Authorityセット
    • NatalyaセットにはShoulderが無いため、昨今の有用Craft Setで唯一Shoulderを持つAughildは確定と思って良い。
      Shoulderを含む2部位を装備し、CubeのRing of Royal Grandeurでフルセット効果を確保。
  • Captain Crimson's Trimmingsセット(Guardian's Jeopardyと択一)
    • 定番の地位についたCraftセットだが、当ビルドにおいては第2サブセットの候補という位置付け。
      これを採用する場合は他部位でCooldown Reductionを積む必要がある。
      Aughildと被らないBeltは確定、あとはNatalyaの手持ちと相談してPantsかBootsを作る。
  • Guardian's Jeopardyセット(Captain Crimson's Trimmingsと択一)
    • 相当量のDexとVitを稼げることからSeason序盤等に適す。
      Aughildと被らないBeltは確定、あとはAughildおよびNatalyaの手持ちと相談してHelmかBracersを作る。
• Main Hand
  • Dawn
    • 定番常時変身用Hand Crossbow。Off-handとはどちらをどの腕に装備しても別に構わない。
      これを使う場合はNatalyaのRingが必要になる。
  • Natalya's Slayer
    • NatalyaセットのHand Crossbow。5pieceを埋めるのに必要ならこれを装備する。
      1個の装備としては、Damage ＋XX%とSpike Trap +XX%が確定rollする悪くない武器。
• Off Hand
  • The Demon's Demise
    • patch2.7.5で強化され、Spike Trap起爆1秒後にもう一度起爆されるLegendary Powerに加えてダメージ強化も追加された。
      2回目の爆発はproc from procに当たるはずだが、例外扱いでArea Damage等の追加効果が問題無く発生する。
• Rings
  • The Compass Rose
    • Endless Walkで安定する場合のRing。
  • Convention of Elements
    • ほぼほぼAmuletにSquirt's Necklaceを使う場合のチョイス。
  • Natalya's Reflection
    • NatalyaセットのRing。5pieceを埋めるのに必要ならこれを装備する。
      有用affixはsocketしか確定しないので良品取得は難関。
  • Bastions of Willセット
    • Spike TrapのルーンにCustom Triggerを選ぶ場合の鉄板。
      必然的にNatalya武器を使うことになるため常時変身を切ることになるが、総合火力は当ビルドでアタマ一つ抜きん出る。
• Amulet
  • The Traveler's Pledge
    • 意外にも至近距離で戦闘するケースがあるビルドのため、被弾の制限もデメリットも無い安定のチョイス。
  • Squirt's Necklace
    • 当ビルドはSmoke Screenを連発しながら戦闘するが、それだけでこのAmuletを守れる訳でもない。被弾しないプレイに自信がある/Shield Pylon中のみで構わない場合のチョイス。
       

Legendary Gem

• Bane of the Stricken
  • RG用。
• Bane of the Trapped
  • patch2.7.5(Season28)初頭現在、近距離で戦闘するビルドと認識されているので有用。
• Bane of the Powerful
  • Elite Pack全滅を狙える難易度でプレイする場合の無難な3枠目。
• Gogok of Swiftness
  • 常時変身を切る構築にした場合のCooldown Reduction補填。
     

Kanai's Cube

• Weapon
  • Chanon Bolter
    • Spike Trapがmobをおびき寄せるようになる2-handed Crossbow。ダメージも強化される。
• Armor
  • Trag'Oul Coils
    • Spike TrapにScatterルーンが常駐し1回で2個設置されるBracers。ダメージも強化される。
• Jewelry
  • Ring of Royal Grandeur
    • いつもの
       

Followers

• Templer
  • 当ビルドは戦闘時間の大半Smoke Screenで消えているため、敵がFollowerを狙う。
    Templer以外の2人はプレイヤーの後方に下がるため、前線を張ってくれる唯一のFollowerというだけで評価が高い。
• Scoundrel
  • Smoke Screen使用中のプレイヤーをスルーしてFollowerを追って来た敵にNight's Veilを使ってしまうため、かなり噛み合わない。
    プレイヤーと同じDex装備が出来るので、Season初頭にCrit Chance系のスキルとVanishで運用するには適合する。
• Enchantress
  • Scoundrelと同様に後方に下がるので戦闘プランがやや噛み合わない。
    最終的にBastions of Will仕様で常時変身を切る際はCooldown Reduction補填のProphetic Harmonyの評価が高い。
     

その他

PTR2.7.5では「Spender使用時に自動でSpike Trapを設置する」と言ったreworkを受けていた。最も効率的に設置と起爆を行えるSpenderがStrafeだったことからビルド概要がほぼGoD DHと同じになってしまったことでコミュニティから変更要望が多数送られ、本実装時の姿になった。

• 装備の優先mod
  • 一般的なCrit Chance + Crit Damage型のビルドで、上記のPTR仕様と異なり本実装版はDH本体が直接罠を設置するためArea Damageも有効。
    Captain Crimson's Trimmingsを使う場合はある程度以上にCooldown Reductionを稼がないと良さが得られないが、Crit・Crit・Area DamageでまとめてGuardian's Jeopardyをチョイスし、Cooldown Reductionは常時変身に必要な38%のみ達成…としても問題無い。
• Spike Trap/Lightning Rodルーンの挙動(patch2.7.5(Season28)初頭)
  • このルーンはNatalyaセット4pieceのpull効果、6pieceの連爆ボーナスが共に機能しておらず、現時点では到底選択肢に入らない。
• Custom Trigger以外のルーン選択時のと起爆トリガースキルのコスト対策
  • 筆者のテストプレイの結果、Captain Crimson's Trimmings(RCR20%)を使っているならいずれかの部位1カ所にHatred Regeneration +1.0以上/Secがあれば、HelmにTopazや各部位にResource Cost Reductionを導入しなくてもコスト回転出来た。
  • その推奨部位はCloak。武器であるHand CrossbowにはArea DamageやDamage +10%、もしくはCaptain Crimson's Trimmings前提なら火力に還元されるCooldown Reductionと言った攻撃的modを優先したいため、元々防御的なmodを狙うBody Armorが適した部位と思われる。
    つまり、Natalya Cloakの推奨primary affixはDex・Socket3・Spike Trap +15%・Hatred Regenerationとなる。勿論Custom Triggerルーンを使う場合は他のmodで構わない。
  • また、FollowerにTemplerを使い且つCheat Deathスキルが必要無いと思えばInspireを選択すれば十分ということになるので、Templerのチョイスが適合するプレイヤーはこの手段も良い。
• Dawn抜きで常時変身は不可能？
  • Helmに最上位Diamond、Amulet以外の出得る全部位にMAXのCDRをroll、Captain Crimson's Trimmingsの20%、EnchantressのProphetic Harmony10%とParagonの10%を合わせても、PassiveにCDR関連の効果が無いDHの総Cooldown Reduction値は66.37%前後で、Vengeanceの持続は66%ほど。
     

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