【ふしぎなボレロセット】

概要

Ver.6.3から登場したローブ系防具。
装備レベル118。【緑の上錬金石】で【錬金強化】が可能。
頭のふしぎなぼうしとからだ上下のふしぎなボレロは過去作にも登場した装備。
過去作では、帽子に消費MPの割合軽減、ボレロに呪文被弾時に時々そのコスト分MPを回復する効果（リメイク版3のみ消費MPをほぼ半減する効果）が付いていたが、本作でもDQ10流にアレンジされたMP関係の効果を持っている。
　
七世代前に登場した【クルーガースーツセット】の上位装備で、あちらと同じセット効果に加えて「戦闘中常時マホトラのころも」効果が追加されている。
この効果によりMPが被ダメージの1/10ずつ回復していくため、からだ上下にそれぞれ付いている「MP消費しない率5.0%」と併せて、ローブ職特有の燃費の悪さを改善してくれる。
特に、勝ちどき系等のMP回復効果に期待できず、敵から受けるダメージの総量も大きくなる、ストーリー・クエストボスやエンドコンテンツ等の長期戦で強さを発揮するだろう。
ダメージを受けないような状況ではほぼ役に立たない能力だが、現状後衛が無傷で済むような戦闘はまずないのであまり気にしなくてよい。
また、当然ながら戦闘不能になった場合はMP吸収の効果は発揮されない。
MP消費しない率は上下合わせて10%で、武器や腕の錬金効果と併せれば最大52%とかなりの高さに。
とはいえ、ローブ職は呪文発動速度を重視する職業ばかり（【天地雷鳴士】も【ザオリク】を得たあたりから軽視できなくなってきた）で、唯一の例外である【占い師】はMPの自己回復手段を持つため、実用においてそこまで特化することはほぼないだろう。
　
火力面では、クルーガーから引き継いだ全属性強化と装備レベル相応の【こうげき魔力】、そして燃費の改善による総合力を売りとする。
炎・闇属性については、残念ながら攻撃魔力20の差を差し引いても二世代前で炎・闇＋5%を持つ【妖炎魔女のドレスセット】に僅かに劣る。
しかし、【メドローア】【イオマータ】【マヒャデドス】【塔のタロット】といった他属性・無属性技の底上げや、長期戦時にMP回復の一手を攻撃に回せることを考慮すれば、総合的には決して引けを取らない。
元から幅広い属性を扱う天地雷鳴士や占い師は勿論、単体相手には【ドルマ系】とイオマータを併用することが多い【賢者】でもこちらが優位となりやすく、【メラ系】偏重になりがちな【魔法使い】ですらトントン程度に落ち着くだろう。
Ver.7.0実装の【竜術士】にとっても、現状は土強化に特化したローブが存在しないことから、このローブが火力面での最適解となる。
　
一方で【僧侶】やヒーラーとしての賢者にとっては、MPやターンの回りを改善して「MP補給のために回復・バフ行動をする余裕がなくなるリスクを減らすこと」そのものが高い価値を持つ。
僧侶においては火力面はほぼ活かせないが、独自【スティックスキル】の「MP消費しない率+2%」や「1.0%ターン消費なし」と重ねることでよりMP＆ターン消費しない率に特化でき、着る価値は十分にあるといえる。
また、僧侶以上に燃費の悪さや手数の余裕の無さに悩まされやすく、またヒーラー運用しながらも多少は火力面の恩恵も受けられる賢者にとっては、長所を伸ばし弱点を補完する装備として更に有効である。
直近のエンドコンテンツである【紅殻魔スコルパイド】つよさIVにおいても、燃費と手数の問題を一気に解決する手段として評価された。
　
その他、自力でMP回復アイテムを使うことができない【サポート仲間】や【仲間モンスター】も恩恵が大きい。
特に現状の仲間モンスターの中で唯一勝ちどきパッシブを持たない【プリズニャン】や、スキルラインの構成上武器スキルの勝ちどきパッシブを取りにくいスティック持ちは、ローブ装備であることを活かしてこれを着るとMP管理がかなり楽になる。
一方、そもそもMPが枯渇するまでに至らないような短期の戦闘においてはMPマネジメント系の効果があまり生きてこないので、長期戦もローブ職での火力も重視しないなら買い替え需要は低いとも言える。
　
コスパは極悪だが、【ひかりのローブセット】のような体下フリーローブにこのセットの体下を組み合わせることで、体下基礎のMP消費しない率＋5%だけ引き継がせることも可能。

セット内容

• ふしぎなぼうし
• ふしぎなボレロ上
• ふしぎなボレロ下
• ふしぎなグローブ
• ふしぎなブーツ

装備可能職

【僧侶】【魔法使い】【賢者】【占い師】【天地雷鳴士】【デスマスター】

基礎能力