【デスマスター】

Last-modified: 2024-03-23 (土) 14:49:06

職業

【戦士】-【僧侶】-【魔法使い】-【武闘家】-【盗賊】-【旅芸人】

-【バトルマスター】-【パラディン】-【魔法戦士】-【レンジャー】-【賢者】

-【スーパースター】-【まもの使い】-【どうぐ使い】-【踊り子】-【占い師】

-【天地雷鳴士】-【遊び人】-【デスマスター】-【魔剣士】-【海賊】

マスタークラス

-【ガーディアン】-【竜術士】

概要

戦場の魂をあやつり
死霊を召喚して 共に戦う。
鎌・棍・弓・オノを装備可。

習得呪文

取得スキル

解説

Ver.5.0実装。主な略称は「デス」「デスマス」。
シリーズ中本作初出の職業としては【どうぐ使い】に続いて2職目で、命名は【堀井雄二】による。
 
いわゆるネクロマンサーであり、全職業中でもトップクラスの蘇生能力と、【死霊召喚】【デスパワー】という独自ギミックを持つ。
蘇生・死霊・デスパワー関連以外では、鎌・棍・弓・オノの武器4種とギラ・ヒャド・回復系の呪文を使用可能。
まもの使いと同様に武器は両手武器オンリーで、盾は軽盾のみかつ盾スキルも使用できない。防具は見た目通りのローブ系。
また、既に別の職に割り振られていた最上級呪文を他の職も習得する初の例であり、魔法使いや踊り子と同様にギラ・ヒャド系を最上位まで習得できる。
 
【パラメータ】傾向は【MP】を除いて【賢者】に近く、【こうげき魔力】【かいふく魔力】の両方をある程度持つ一方、【ちから】【僧侶】以下など肉体系パラメータは軒並み低い。
なお、実装当初は回復魔力付きの鎌や職業180スキルによる回復魔力パッシブが存在せず、パラメータ面では特に回復魔力不足に悩まされ「聖女ライン」の483を満たすのがやっとというレベルであったが、武器やスキルの拡張により徐々に回復力も改善されている。
また、ローブ職としてはMPが低めで僧侶にも劣り、全体的に呪文特技の燃費が悪いこともあって長期戦ではガス欠に注意する必要がある。
 
特殊なスキルや固有ギミックを持つ変則型ローブ職としては【占い師】【天地雷鳴士】に次いで3つ目だが、こちらの主な役割は蘇生特化型の変則ヒーラー(+バッファー・サブアタッカー)。
【オートマッチング】コンテンツでも僧侶・賢者やブーメラン【旅芸人】と同じ、回復役としてマッチングする仕様となっている。
スキル構成上、呪文関係・死霊関係・デスパワー関係などのスキルが相互に絡み合い、一気に理解するのが難しい職であるため、以下に簡易的な解説を述べる。
 

  • 回復能力
    ベホマラーまでの回復呪文を習得し、HP回復が本分とは言い難いものの普通の回復呪文使いとしての最低限の振る舞いはできる。
    【聖なる祈り】等にあたる自己バフ技としては、後述するデスパワーコストを使う代わりに【回復呪文強化】【攻撃呪文強化】各2段階に加えて【聖女の守り】を得る【深淵の契り】を持つ。
    貴重な呪文系バフ兼自衛手段であり、他者を蘇生することに優れる分デスマスター自身は死んではならないポジションということもあり非常に重要な技である。
  • 蘇生&【バフ】能力
    いつでも使えるザオ・ザオラルと、範囲蘇生のCT技【反魂の秘術】により、死んだ味方を片っ端から叩き起こすことが可能。
    加えて【職業スキル】のパッシブ「蘇生時○%で××」により、「自分が蘇生を行った時、一定確率で蘇生対象にバフを付与する」という特殊能力を持つ。
    付与できるバフは【バイキルト】【魔力かくせい】【聖なる祈り】【早詠みの杖】の4種で、主に【180スキル】で習得しどのバフを主とするかプレイヤーが選択することとなる。このうちバイキルトと覚醒は発動率を100%にすることも可能。
    生者にかけることはできないため一般のバッファーとは勝手が違ってくるが、蘇生とバフを一手で同時に行えるのは他にない強みである。
    ちなみに、蘇生時バフのパッシブは呪文・特技だけでなく【せかいじゅの葉】による蘇生や、自身が装備効果などで【天使の守り】を受けた際の復活にも適用される。
    状態異常の解除・予防手段はほとんど使えないが、一度死なせてからバフ付きで蘇生することによりその後の損失を減らすという荒療治は得意である。
  • 【死霊召喚】
    死霊は、天地雷鳴士の幻魔同様に自立行動するNPC。あちらと同様に、本体の中途半端な火力を補うほか、ある程度の補助や蘇生をさせることもできる。
    幻魔と比べて召喚の時間制限が長く(幻魔が2分なのに対し死霊は3分)、【死霊の守り】【死霊の導き】である程度行動方針を操作できる(さくせん欄の「めいれいをかいじょ」を選ぶと元の状態に戻すことが可能)点が特徴。
    半面、あちらと違って無敵ではなくHPが尽きると消滅してしまう(攻撃対象に選択されることは無く、範囲攻撃の巻き添えでのみダメージを受ける)が、死霊の死亡は後述のデスパワーへ繋がるようになっている。
  • 【デスパワー】
    デスパワーはデスマスター独自のリソースで、死霊を含む敵味方の死亡や固有技の【呪詛】【大呪詛】【サクリファイス】により蓄積され、同じく固有技である【深淵の契り】【デスサイズ】【デスパワー解放】を使うためのコストとなる。
    よって、デスマスターの運用においてデスパワーのコントロールは大きな課題となるが、敢えてプレイヤーが死にに行くのは流石に非効率なため、固有特技や死霊の死亡が主な供給源となるか。
    一方、大量の敵を相手にする場面では、勝手にデスパワーがガンガン上がっていくため管理に悩まされることなく活躍できる。
  • 攻撃手段
    ギラ系・ヒャド系呪文に職業スキルの呪詛系・サクリファイス・デスサイズ(+武器スキルの特技)と、範囲攻撃を中心に割と多彩な攻撃手段を持つ。
    このうちデスサイズやCT呪文・特技は範囲攻撃として優れ、単体攻撃に流用しても悪くない火力が出せる。ただし、当然ながらデスパワーコストやCTがあるため常にそればかりとはいかない。
    一方で無制限に使える攻撃技ははっきり言ってややイマイチであり、集団相手はマヒャド、単体相手はデスパワー稼ぎを兼ねた呪詛でチクチク削る程度となりがち。
    本来の役割としても攻撃専門職ではないため、攻撃参加はチャンスができた時にCT技やデスサイズを撃ち込む程度に留めるというのもあり。
    なお、攻撃呪文2系統は攻撃魔力にのみ依存し【攻撃呪文強化】が適用されるのに対し、職業スキルの特技や鎌スキルの闇属性特技は攻撃力+攻撃魔力依存で【攻撃力上昇】の影響を若干受ける一方で攻撃呪文強化は全く影響しない。
    デスサイズ実装後のデスマスターは、魔法系のイメージの割に攻撃呪文強化より攻撃力上昇のバフの方が重要ということも割とあり得る。
    また、属性の面ではギラ系の炎、ヒャド系の氷、呪詛系と一部鎌スキルの闇と使用属性がバラける上、サクリファイスとデスサイズは無属性のため、各種属性強化効果を活用しにくいという難点もある。
    ベルトや【智謀の首かざり】といった単一属性特化のアクセサリを使う場合は何を主軸とするかはっきり決めておきたい。
    炎と闇の2属性を同時にカバーする【フォーチュンローブセット】系列や、全属性を強化できる【クルーガースーツセット】系列とは相性が良い。

 
運用方法
仕様上回復役に分類されるため実際の運用としては、職能を活かすために率先して回復・蘇生役に回りつつ、死霊とデスパワーの管理も行い、余裕があれば攻撃に回るのが基本。
どちらかと言うと、死霊重視か呪文重視かというより、後述のようにホイミ系が要るかどうかで立ち回りを切り替える必要があり、操作難易度はかなり高い方。
 
多数の敵が出現する【アストルティア防衛軍】のようなコンテンツでは、デスパワーの溜まりが良い上に範囲攻撃重視の技構成との噛み合いも良く、死霊と自身の範囲攻撃で蹴散らしていける。
また、こうしたコンテンツでは敵の一撃毎の火力が軽めでデスマスターの回復呪文でも間に合うことが少なくないため、ヒーラー兼サブアタッカーとして活躍できる。
 
味方の死亡率が極端に高く【剛獣鬼ガルドドン】のような【ゾンビ戦法】向きのコンテンツでは、強力な蘇生役としてひたすら倒れた味方を蘇生していく。ホイミ系による回復は焼け石に水となりがちなので切り捨てることが多い。
聖女の守り維持や蘇生をしないことで空いたターンは呪詛で深淵の契り用のデスパワーを貯め、余裕があればCT技で攻撃に参加するなり、硬直の軽い行動で死霊の攻撃行動を誘発させるが選択肢となる。
デスマスターならではの強みとして、死亡によるバフのリセットを蘇生時バフで相殺できるため、物理・呪文攻撃職をアタッカーとしてゾンビ戦法に組み込むという用途が得意。
特に、バイキルトや魔力かくせい(+早詠みの杖)さえあれば最低限火力を出せるバトルマスター・魔剣士・ムチまもの使いや短剣魔法使い・扇賢者といった職と相性が良い。
 
ただし、自分が死んでいるとデスパワーが溜まらないため、自分の死亡にはくれぐれも注意したい。
また、デスパワーの蓄積が悪いと深淵の契りによる自己バフ管理や解放状態の死霊による火力が十分発揮できなくなり、味方を生かす前提だと蘇生時バフの発動機会が減り味方のバフを維持できなくなる。
よって、単体ボスに非ゾンビ戦法で挑むような敵も味方も死ににくいシチュエーションでは固有能力が生かせず、サブアタッカー・ヒーラー・バッファー全ての面で中途半端になってしまうため、コンテンツの向き不向きが激しい。
 
なお、デスマスターが味方にいる場合、他のメンバーは緊急時(デスマス自体の死亡など)以外は蘇生をなるべくデスマスに任せるように配慮したい。
僧侶などの他のヒーラー職と固定パーティを組む場合は、死者がいる時は蘇生を優先したいデスマスター以外がHP回復を優先し、いない時は生存者へのバフに乏しいデスマスターがHP回復を優先するなど役割分担するとよい。
 

スキル解説

物理攻撃よりは呪文を始めとした魔力依存技による攻撃・回復が中心となる職のため、武器は鎌がメインとなるだろう。
 

  • 【れいかん】
    蘇生時バフや死霊関係のとくぎ、呪文は【マヒャデドス】を覚える。
    固有の攻撃技は攻撃力と攻撃魔力の合計値に依存するものが多い。
    180P~200Pに「蘇生時バイキルト」「蘇生時魔力かくせい」「蘇生時早詠みの杖」をセットすることでデスマスターの求められる役割としては完成する。
    160P~170Pは「こうげき魔力」や【死霊覚醒術】【ギラグレイド】などをコンテンツに応じて変えていくとよい。
     
  • 【鎌スキル】
    デスマスターが扱う武器種の中では唯一通常の錬金で呪文発動速度を付与できる上、攻撃魔力の数値にも優れ、高レベルになると回復魔力補正まで付与される。武器スキルのパッシブでも両魔力を補強できる。
    また、鎌という武器種は両手杖やスティックと異なり多少の物理攻撃力も併せ持つが、これはデスマスターの職業スキルや鎌スキルに含まれる攻撃力+攻撃魔力依存技で活用できる。職業スキルと共通する闇属性を扱える点もメリット。
    ただし、純物理でまともに戦えるほどではないため、【根絶やしの重撃】のような物理技については積極的な活用を諦めた方が良いだろう。
    回復役と割り切って運用するのもあり。この場合は、180~200スキルで特技を一切習得せず、かいふく魔力、こうげき魔力、武器ガード率で埋め尽くすのが有効になる。
     
  • 【棍スキル】
    【奥義・棍閃殺】【天地のかまえ】【水流のかまえ】などが使える為、打たれ弱さという弱点の補強は可能であり、呪文職向けの効果を持った棍も実装されてきてはいるが、長所を伸ばす鎌に対して未だに需要では劣る。
    ただしバイキルト込みならこちらでも攻撃力+攻撃魔力は十分カンストを狙え、【輝天のこん】【サターンロッド】など強烈な基礎効果を持つ棍もあるので使ってみると意外と強力ではある。回復能力は大きく劣るが【セーラスロッド】なら鎌以上の回復が可能。
    呪文発動速度錬金が付けづらいのがネックではあるが…
     
  • 【弓スキル】
    【マジックアロー】【弓聖の守り星】【ロストスナイプ】があるため、一応バフデバフ用のサブウェポンとして運用できなくはない。
    【天使の矢】で敵のMP吸収耐性次第だが与えたダメージの6.5%+2(宝珠込みなら16.5%程度)のMP回復が有るので、持ち込み制限のある邪神などではマホトラより優秀な場面があるので一考する価値はある。
     
  • 【オノスキル】
    【鉄甲斬】【降魔紅蓮斬】等が特技自体は強力ではあるが、防御力の低いデスマスターで前に出て隙の大きいオノスキルを使用するのは大変危険な為、現状有効活用するのは難しい。
     

所持必殺技考察

関連クエスト

特殊コンテンツでの扱い

天地雷鳴士同様、死霊のルールの関係で【オートマッチング】では1パーティに1人しかデスマスが入らないようになっている。
 
占い師以降の職のお約束で【不思議の魔塔(Ver.5まで)】には参加不可能だった。
Ver.5.2で【コロシアム】に参加可能になった。

バトルトリニティ

Ver.5.1より追加。参加職の一つ。【バトルトリニティ】のページで解説。
 

変遷

Ver.5.0

実装。同バージョンで実装された【万魔の塔】では、大量の敵を相手にしつつ高難度では味方の死亡リスクもそれなりに発生するため早速お呼びがかかり、野良でのテンプレ入りもしている。
また、バトバトデス僧構成による【ダークキング】レベルVの撃破なども確認されている。

Ver.5.1

【剛獣鬼ガルドドン】でまたもやテンプレ入り。一手動く度に一人倒れていくほどの苛烈な攻めをしてくる上に、攻撃の主力がバフを必要とする賢者となるためデスマスの蘇生時バフ効果が活きることとなった。

Ver.5.2

職業スキルが200まで振れるようになったことで、蘇生時バフとギラグレイドの両立がやりやすくなった。
本バージョンから【コロシアム】に参加できるようになった。

Ver.6.0

デスマスター自身に調整はないが、初の回復魔力付きの鎌として【輝天の鎌】が登場。
「呪文の回復力+10%」も付いているのでデスマスターのヒーラーとしての能力が上昇し、単純な回復力では賢者を大きく上回るようになった。

Ver.6.3

初期状態での取得呪文に「ザキ」が追加。
れいかんスキルが調整された。

余談

ドラゴンクエスト夏祭り2019にて、デスマスターの情報が初公開された。
この際に公開された呪文・特技一覧では、本来は覚えない【ザオリク】や「デスパワー発現」、「デスパワー注入」、「黄泉返り」(デスパワーを全消費して範囲蘇生を行う)といった特技が確認できる。
恐らくデスパワー発現が深淵の契り、デスパワー注入がデスパワー解放、黄泉返りが反魂の秘術にあたる特技で、開発中に名称や性能が変更されたと思われる。
 
「デスマスターは死なない」のキャッチコピーから、【僧侶】【パラディン】のような【即死】の基本耐性が欲しいという提案が出たことがあり、安西Dも前向きな姿勢を見せているものの、実現には至っていない。