【ギラチス】

Last-modified: 2023-04-08 (土) 19:36:01

蒼天のソウラ

最終話直前で【エストリス】が創造した献義体。
頬まで裂けた口、獣耳を持ち着物を羽織った人型の人形で、歌舞伎の連獅子を思わせる外観。
【プラクゥ】の提案で自発的な成長が期待できるからと、我儘で自分勝手でひねくれ者な性格をしている(エストリスの事はカーチャンと呼んでいる)。主に反抗してからかったり、突き放されると構え構えと絡むなど。性格ゆえに調子に乗りやすく、隙を突かれて罠にかかったり口車で言いくるめられたり、良い所まで追い詰めながらも取り逃がしている。なのでエストリスも彼に経験を積ませるのは今までの仕事とは違う厄介さだという。
 
【アズリア】から採取した龍の血が流れており、【ソウラ】の中にある【エクステンション・ライン】を強制的に発現させられる。
自身の重量を操作することによって異様に静かで軽やかな踏み込みや攻撃の重さを体現でき、理論上無限に近い運動エネルギーを得ることが可能。攻撃に転じれば岩盤を割り、防御に転じればあらゆる斬撃・打撃を限りなくゼロに軽減する。しかし重量操作の隙を狙われたり、背面を塞がれるなどの衝撃を逃がす場所がなければ有効に作用しない弱点もある。
胴体を切断されても糸ですぐさま繋ぎ合わせてしまうため、細かく破壊するか隠れた魔法文字を書き換えない限り倒せないとされる。
 
不意打ちでソウラを殴り飛ばした後、ラインを強制的に起動させて改めて対決。
持ち前の重量操作でソウラを圧倒するが、ソウラを囮に能力の詳細を理解した【魔公子イシュマリク】の奇襲で負傷するも、上述の応急処置により復活。ライン保有者二人がかりの剣戟にも身体能力だけで対応し、さらには反撃する成長を見せたが、両面からのドラゴン・スクラッチにより自力でリカバーできないほどの損傷を受け、エストリスに言われるがままに撤退した。
 
Dragon Departureの9.受肉では【ネフェルニシア】【シジマ】の龍の血が【常闇の君】に引き揚げられた際にソウラに敗北。半身を粉砕されてもなお泣きながらソウラに立ち向かおうとしたが活動を停止。続けてエストリスの体も崩壊した。
12.竜の門出では魔博士が少しがめた龍の血により髪のフサフサな【ニードルマン】として生まれ変わった模様。