概要
Ver.4.5後期、2019年7月24日より実装された、【住宅村】の新形態。
その名の通り、街ひとつをプレイヤー一人で所有し、その全体を【ハウジング】することができるというもの。
特徴
本宅1軒、別宅2軒の計3軒の家を建てることができる。
- 丘の町(Lサイズ土地1個、Mサイズ土地2個)、浜辺の町・草原の町・雪原の町(L・M・Sサイズ各1個)、トゥーンタウン・白亜の町・農園の町(Lサイズ1個とMサイズ2個)の7種類。本宅はこの3軒の家から選択・切り替えができる。
- Lサイズの土地にはMサイズかSサイズの家キットが建てられる。
- マイタウン実装時点でLサイズの家キットは未実装だったが、Ver.5.3で初のLサイズ家キットが実装された。
- 家具は本宅・別宅にそれぞれ250個まで、計750個まで設置可能。
- 【きせかえドール】や【モーモンバザー】の設置が可能なのは本宅のみ。
- きせかえドールやモーモンバザーを設置している間は本宅を別の場所に切り替えることができなくなる。
- 水そう・床下水そうの設置数上限、さかなを入れられる数の上限は本宅・別宅それぞれで既存の住宅村の1住所と同じずつ。
- エリア内に庭具を250個まで設置可能。
- 配置数制限のある庭具(畑など)の設置数上限は既存の住宅村の1住所と同じ。
- 庭具【ワープクリスタル】を設置することにより設定メニューからクリスタル設置場所に移動できる。6色あり、1色につき1箇所設置可能。
- メインメニューからマップボタンを押すと、マイタウンの入り口やワープクリスタルが置いてある場所に移動することができる。
- こちらの表示が優先される関係上、【冒険ガイド】のルーラは使用不可。
- 丘の町・浜辺の町には泳げる水場がある。
- 近くには更衣室もある。機能的には【ジュレットの町】にあるものと同様で移動不可。
- 雪原の町以外には釣りをすることができる水場がある。
- 水場で釣れるさかなは全て既存のもの。
- これとは別に、庭具の【お庭用釣り堀】からは各住宅村の釣り堀専用のさかなが全て釣れる。
- 【幸せのご近所バトン】は対象外。
- 既存の住宅村と違い、丁目ではなく「〇〇〇〇-〇〇〇〇」という形の「マイタウンID」という8桁のIDで管理されている。このため、特定の人のマイタウンへ飛ぶ場合は名前からの検索のほか、IDを入力して飛ぶこともできる。
- マイタウンを複数種類購入することもできるが、ハウジングの機能が利用できるのはいずれか1つのみ。
- 【レプリカ加工ロボ】の仕様は住宅村と同じである。
見た目設定
エリアの景観(季節、天候、時間など)をメインコマンドウィンドウから自由に設定できる。
丘の町以外は「遠景」「地景」の設定はできない。
- 空・時間
- スカイビュー(ふつうの空・トンビの空・気球の空・虹の空・オーロラの空・花火あがる空)
- 天気(晴れ・くもり・雨・晴れ雪・吹雪)
- 時間の流れ(稼働中・停止中(任意の時間))
- 遠景
- 手前の岩山
- 遠くの景色
- 地景
- 地面
- 樹木
- 町の壁
- 草や花
- いこいの広場
- 街灯
- 家の立て札
施設とプラコンの位置
施設の人々とコンシェルジュの位置を自由に再配置できる。
施設の人々の管理
新規雇用(役割、性別、種族を指定可能)や解雇ができる。登録できる人数は最大13人まで。
施設NPCの役割、名前、口調、立ち方を変更可能。
【マイタウン施設美容院券】があれば見た目を変更可能。
- 住宅商(【建物屋】【家具屋】【庭具屋】兼務)
- 住宅素材屋(【素材屋】【タネ屋】兼務)
- 【旅人バザー】
- 【旅のコンシェルジュ】
- 転職神官
- 冒険者の酒場
- 【郵便局】
- 【預かり所】
- 【教会】(Ver.5.1より)
- 【魚交換員】(Ver.6.0より)
- 【モンスター酒場】(Ver.6.0より)
カスタム衣装の登録
Ver.5.4から【マイタウン施設コーデ券】を使い施設NPCの衣装を変更することが可能になった。
収納家具
収納家具の機能利用は当初本宅のみ(置く事自体は別宅でも可能)だったが、Ver.5.0より別宅でも利用可能。中身は本宅と共通。
ただし収納家具自体は家ごとの判定になり、収納家具がない家に収納家具を置いた場合、たとえ別の家に収納家具があったとしても、中身がある限り、最低ひとつはその家に収納家具を残さなければならなくなる。収納家具を置きたくない家なのに誤って置いてしまう、または権限のある他人に置かれてしまう事には注意。
屋根ウラ収納
本宅・別宅で共通。何軒建てても収納数上限は同じ。60種類収納可能。
庭具倉庫
マイタウンでは「つかうもの」からの庭具の配置のほかに、他の人が所持している庭具を共有して配置することができる共有倉庫。
- 庭具倉庫への収納は設置済みの庭具と合計で200個まで。「家具&庭具おきば」と異なり、同種の庭具も1つずつ別カウント。設置した家具に「倉庫」のタグを付けて見えなくする機能、と考えたほうが良いかも。
- レプリカ庭具を庭具倉庫にもどした場合、当たり前だが庭具倉庫から取り出すことはできない。
- 庭具倉庫に入れた庭具・レプリカ庭具は『家具・庭具リスト』の『マイタウンの庭具』から「配置する」か「かたづける」ことができるとわざわざ黄色文字で説明されている。
- 余談だが庭具倉庫があるのに対し、家具倉庫は存在しない。
家具&庭具おきば
本宅・別宅で共通。家具や庭具、家キットをしまったり取り出したりできる完全個人用の倉庫。200種類収納可能。
ルーラストーンの仕様
- 自分の家の石の仕様
- 自分の家の石の行き先は本宅前となる。【チーム集会所の石】は集会所として設定した家の前となる(別宅も集会所に設定可能)。
- 自分の家の石の詳細情報は住宅村と少し異なる。住宅村は「〇〇村(〇〇エリア)」となり丁目が判らないように配慮してあるのに対し、マイタウンでは「マイタウンID:〇〇〇〇-〇〇〇〇」と表示される。
- パーティ仲間に自分の家の石とマイタウンIDを見られたくない場合、権限の設定で自分の家の石の使用を自分だけにすることで非表示にすることができる。
- 「マイタウンへの出入り」権限を与えられていないパーティ仲間が自分の家の石を使用した場合「このマイタウンに入る権限がありません」と表示される。
- ほかの人のマイタウンでルーラストーンに登録する場合の仕様
- 住宅村と同じで「立て札からのルーラ登録」権限を与えられている人が登録可能(権限をなしにされた人は次に使用したときに新品の石に戻る)。〇〇(キャラクター名)の家の石「マイタウンID:〇〇〇〇-〇〇〇〇」と登録される。
- 【お招きのつばさ】は住宅村と同じで「家への出入り」を許可されているキャラクターであれば購入可能。
- ほかの人のマイタウンを登録したルーラストーンはパーティ仲間にも〇〇の家の石「マイタウンID:〇〇〇〇-〇〇〇〇」と表示される。
- 自分の家の石と違い、今の仕様では「自分のルーラストーンリストをパーティ仲間に表示しない」設定がないので〇〇の家の石を非表示にはできない。
- 〇〇の家の石はパーティ仲間も使用可能だが「マイタウンへの出入り」権限がない場合「このマイタウンに入る権限がありません」と表示される。
購入
購入手続きは【港町レンドア】北にいる【土地管理人リステア】から行える。地図にアイコン等は出ていないが、駅を出るかルーラストーンで駅前に飛べばすぐ前方にいる。
価格は町により2億または1億5000万ゴールド(下記参照)。もしくは【マイタウン権利証・封書】との交換。
権利証は【ふくびき(おでかけ便利ツール)】の特等で手に入る他、同じく便利ツールのふくびきで【マイタウンメダル】を1000枚集めることでリステアから入手できる。
また、バザーで購入することも可能。高値で出ている場合もあるが、(権利証そのものが欲しい場合を除けば)2億ゴールド以上払う意味はない。
購入が完了するとだいじなものに「マイタウン権利証」が追加され、これがマイタウンの所有を表している。
【ラッカラン住宅村】同様、購入者は【RMT】の疑いがないか調査されることになり、黒なら土地没収を含む処罰がなされる。実際2019年11月8日の報告で、RMTの利用によりマイタウン及び権利書の没収・処罰者が出ている。
なお、ラッカラン住宅村からマイタウンへ移る場合、購入後に5000万ゴールドが返却される。
実装当初はマイタウンから他の住宅村への引っ越しはできなかったが、Ver.5.1からは可能になった。
土地回収のルールも他の住宅村とは仕様が異なり、通常と同様家やマイタウンの外観設定は消滅するものの、手元のマイタウン権利証は消滅せず、マイタウンそのものは再度アイテムやゴールドを使わずに使え、マイタウンIDも変更されない。このためマイタウン権利証・封書の返却も無い。
土地の数については事前に調査を行い、十分な数を用意しているので急がなくても良いとのこと。
また、追加しやすい仕組みを導入しており、売切れたとしても早い段階(バグ修正等のメンテナンスのタイミング)で追加を行えるとのこと。
実際十分な数が用意されていたようで、他の住宅村のようにすぐに売り切れになることはなく、購入者はスムーズに確保できていた。そして土地の追加も容易に行われた(後述)。
各マイタウンの特徴
丘の町
Ver.4.5後期のマイタウン実装時の唯一の町。価格はこれも現状唯一の2億ゴールド。
1・3番地がM土地、2番地がL土地。
後に実装された他の町と差別化されている要素として、遠景・地景が設定できる。
湖で泳ぐことができる。
浜辺の町
Ver.6.2で追加された廉価版のマイタウン。価格は1億5000万ゴールド。
【ジュレット住宅村】の「うるわしの浜辺地区」を模している。
1番地(元の5番地)がM土地、2番地(元の6番地)がL土地、3番地(元の1番地)がS土地になっている。
海で泳ぐことができる。
トゥーンタウン
Ver.6.3で追加された廉価版のマイタウン。価格は1億5000万ゴールド。
現在でも人気の高い【オルフェア住宅村】の「トゥーンタウン地区」を模している。
1・3番地(元の1・2番地)がM土地、2番地(元の4・5番地を統合)がL土地になっている。
中央にあるテントは固定だが、中で【ルーラストーン】を使っても頭をぶつけないようになっている。
草原の町
Ver.6.4で追加された廉価版のマイタウン。価格は1億5000万ゴールド。
【グレン住宅村】の「草原地区」を模している。
1番地(元の2番地)がM土地、2番地(元の4番地)がS土地、3番地(元の5・6番地を統合)がL土地になっている。
白亜の町
Ver.6.5前期で追加された廉価版のマイタウン。価格は1億5000万ゴールド。
ジュレット住宅村の「白亜の臨海都市地区」を模している。
元は全てS土地の地区だったが、1・3番地(元の3・4番地)がM土地、2番地(元の7番地)がL土地になっている。
元の5・6番地にあたる場所はそれぞれステージとなっている。家具や庭具ではプレイヤーが上に乗る仕様を実現できなかったため、地形として作り込んだとのこと。
雪原の町
Ver.6.5後期で追加された廉価版のマイタウン。価格は1億5000万ゴールド。
グレン住宅村の「雪原地区」を模している。
1番地(元の5番地)がM土地、2番地(元の2・3番地を統合)がL土地、3番地(元の1番地)がS土地になっている。
農園の町
Ver.7.0で追加された廉価版のマイタウン。価格は1億5000万ゴールド。
アズラン住宅村の「のどかな農村地区」を模している。
1番地(元の1番地)・3番地(元の2・3番地を統合)がM土地、2番地(元の5番地と宿屋を統合)がL土地になっている。
元の6番地にあたる場所はステージとなっている。
住宅展示場
DQ10公式による住宅展示場(通称「ティア住」)も公開している。【ドラゴンクエストX ショップ】の案内人【シロツメ】によるものとのこと。
マイタウンがどんなものか触れたい人や、購入を決めかねているという人、又は購入したがどのように庭具等を設置していったらいいか見当がつかない人などは、まず参考にここの様子を覗いてみるのも良い。
基本的に毎月公開されており、月ごとに内容が変わっている。本宅の別の番地では前回及び前々回に公開されていたハウジングも見る事ができる。
公開日程は公式のトピックスやTwitterで告知される。告知に記載されているスケジュールを過ぎると改装期間となり、一時閉鎖され行けなくなるので注意。
以前は一般プレイヤーのマイタウンと同じ扱いだったため、オープンハウス告知を探したり、マイタウン名「ティア住」やマイタウンIDを入力して検索しないと行けなかったが、Ver.6.1より土地管理人リステアおよび各地のタウン案内係のメニューに「アストルティア住宅展示場へ」の項目が追加され、手軽に行くことができるようになった。
ちなみにこの住宅展示場は、2019年6月のニコ生でマイタウンの紹介をした際に、出演していた【あかほりさとる】から出た意見をもとに形にしたもの。
余談
初披露は2018年7月の「ドラゴンクエスト夏祭り2018EAST」。このときは「マイタウン」という名称と開発中の写真(庭具の自由配置や景観の変化が見て取れる)だけで、詳細は伏せられていた。
2019年2月のDQXTVにて「町一つ丸ごと所有し、カスタマイズできる」という概要が発表。その規模の大きさと「レンダーヒルズよりも高額になる」ということが明言されたため、ヒルズが1億であった事から購入費は3億かそれ以上を覚悟していたプレイヤーも多かったようだが、その後開発陣の綿密な資産調査の結果から2億と決定されている。ヒルズを買えるだけの資産を確保できるプレイヤーから見れば意外と安かったのか、2億という高額商品ながら実装初日にはレンドアに購入希望者が溢れていた。
また、Ver.4.5後期時点では引っ越し準備に手間がかかることからVer.5で実装予定の「そのまま引っ越し機能」の実装を待っている、まだ購入資金やマイタウンメダルを集めている最中というプレイヤーも多く、最終的な購入者はかなりの数になるだろうと予想されていた。
なお、これを買いたいがために【RMT】を実践したプレイヤーもいたとと推測され、実際2018年8月のRMT取締りアカウントは3倍ほどに跳ね上がっている。
第7回の【ドラゴンクエストX 国勢調査】では、実装から7月末までの1週間で8686人が購入したと明かされている。このうち、公開当日に購入されたのは7000件ほどとのこと。
翌年第8回の 国勢調査では、調査対象となるユーザーの6%がマイタウンを購入していることが明らかになっている。
変遷
Ver.4.5後期
実装。
Ver.5.1
マイタウンから他の住宅村へ引っ越しできるようになった。他へ引っ越してもマイタウンの情報は保持され、再度マイタウンへ引っ越してきた場合もそのままになる。マイタウン権利書も無くならない。
但し、一度引っ越すと3日間はマイタウンへの引っ越しは行えず、マイタウンを登録してある【ルーラストーン】やおまねきのつばさも使えなくなる。
【シスター・リコラ】?が登場し、【教会】のメニューが使用できるようになった。おいのりとルーラストーンの項目はグレーアウトして選択できない。
ミニマップ上に施設のアイコンが表示されるようになった。
また、この時期にワープクリスタルが実装された。
Ver.5.3
「施設の人々の管理」が実装。
役割や種族・性別を選択して雇ったり、名前や口調の変更、見た目の変更(【マイタウン施設美容院券】が必要)ができる。
実装から1年3ヵ月経った2020年10月27日(火)にマイタウンが売り切れになったことが判明した(マイタウンを作ろうとするとリステアから「いまはこれ以上新たなマイタウンをつくることができない」と言われる)が、29日に土地の追加が行われた。
メンテを挟むのではなくマイタウンサーバーの1時間程の再起動(と告知されていたが実際は30分程)で完了し、当初の運営の話通り追加は容易だったことが証明された。…かと思われたが「追加されたマイタウンに入れない」という不具合が出て0時頃にもう一度再起動をしていた。
Ver.5.4
「カスタム衣装の登録」が実装。
施設の人々の衣装をプレイヤーキャラクターの【せんれき】の【おしゃれカタログ】に掲載されたものから登録できる。20種類まででき、コーデ1種類当たり【マイタウン施設コーデ券】1枚が必要。なお【カラーリング】・ツヤを付けることもできるが、これらのための素材は必要ない。
Ver.5.5前期
家具の設置数が150個→160個に、庭具の設置数が150個→200個に増加した。
Ver.6.0
魚交換員と魔物管理人を配置できるようになった。
Ver.6.1
家具の設置数が160個→200個に増加した。
ウェルカム設定にすることで、土地管理人リステア他タウン案内係、および任意のマイタウンの家の扉から、フレンドおよびチームメンバーがルーラしてこられるようになった。
Ver.6.2
廉価版のマイタウンとして「浜辺の町」実装。
従来のマイタウンであった「丘の町地区」が「丘の町」に改名。
Ver.6.3
廉価版のマイタウンとして「トゥーンタウン」実装。
Ver.6.4
廉価版のマイタウンとして「草原の町」実装。
Ver.6.5前期
廉価版のマイタウンとして「白亜の町」実装。
Ver.6.5後期
廉価版のマイタウンとして「雪原の町」実装。
Ver.7.0
廉価版のマイタウンとして「農園の町」実装。
家具・庭具の設置数が200個→250個に増加した。