【記憶の結晶】

Last-modified: 2021-07-16 (金) 15:53:37

概要

使用者が見たもの、聞いたものを記録できるアイテム。現実の世界におけるハンディカムのような使い方をされる。保存状態さえよければ5000年経っても問題なく使える。
5000年前から現代まで幅広い時代で使われているが、ヒストリカの反応を見る限り、少なくとも現代では一般に流通するほど普及はしていないようだ。
 
【破界篇】第2話【世界を肯定する者】では、「音色の結晶」という記憶の結晶の廉価版といえるものも登場した。

記憶の結晶

【失われた時を探して】第6話【時を紡ぐ声】で手に入るだいじなもの。
【魔人リンジャーラ】を倒した後の【パドレ】の遺言が残っている。時空の狭間から、偶然にも偽のレンダーシアに渡り主人公が手にする。Ver.4.4ストーリーでその時の様子が描かれている。
 
ヒストリカが結晶にヒビを入れてしまった直後、1回だけ記録を再生してから砕け散った。
ヒストリカは「(割ることが)スイッチ」「割れるべくして割れた」と主張していたが、後に登場した同型の結晶を見るに、正しく使えば複数回の再生が可能である。
この結晶を割らずに使いこなせていれば、その後の学会での立場はもう少し違うものになっていたのではなかろうか……。

【記憶の赤結晶】

【遥かなる故郷へ】序盤にて未来のメレアーデから渡されるだいじなもの。詳細は同項参照。

ホーローの記憶の結晶

【うつろなる花のゆりかご】にて【賢者ホーロー】から渡されるだいじなもの。色は黄色。
【ナブナブ大サーカス団】特別公演の映像を記録して【アルウェーンの町】に持っていく。これを見た市民達の一部は「笑い」を取り戻して主人公に協力してくれるようになる。
なお記憶の結晶は、気に入った彼らに持って行かれる。改変後の世界でどうなったのかは明かされない。

記憶の緑結晶

クエスト【届けたい想い】にて【エミリエ】?から渡されるだいじなもの。
パドレから【マローネ】に宛てたメッセージが記録されている。

レグルの記憶の結晶

クエスト【波間に消えた記憶】で手に入るだいじなもの。
【ドミネウス王】から【リンジャーラ】に宛てたメッセージ。内容はパドレを貶めるもので、少なからずリンジャーラの心を蝕んだとみられる。例によってテキストメッセージのみでドミネウスの姿は映らない。
【レグル】?はリンジャーラと失踪事件の関わりを疑われぬようこれを隠した。

魔仙卿の記憶の結晶

Ver.5.1ストーリー中で【モモモ】が持ってきた【魔仙卿】の伝言。
この時はモモモが足で持って再生した為に横向きに再生されていた。現実のスマホのような向き調整機能はないようだ。
【ナジーン】の死という重いイベントの直後というタイミングでありながら、横向きに再生された魔仙卿とそれに合わせて身体を横に傾ける主人公と【イルーシャ】というシュール極まり無いシーンとなっている。
Ver.5.0でユシュカが子供の台詞でグサグサ刺されるシーンに続くコメディ描写と言える。
 
なお、記憶の結晶の中では初めてエテーネ人以外が作成した記憶の結晶であると思われたが、後に魔仙卿の正体が【主人公の兄弟姉妹】であることが判明した。
Ver.1~Ver.3にかけて、一般人に流通する連絡用の手段として登場している描写などが描かれなかっただけなのか、実はヒストリカ博士が世間をよく知らなかっただけなのか、それについて、実際に深い理由があるのかはよくわからない。

滅星の深淵内の記憶の結晶

【滅星の深淵】に散在している、【魔瘴】を帯びた記憶の結晶。
未知なる敵との戦いから【魔祖】と化していく過程の賢者たちの記録が残されている。
映像はなく、音色の結晶に近いものの可能性もある(描写されていないだけかも知れないが)。現代で使われている記憶の結晶の原型であろうか。

ゼルドラドの記憶の結晶

Ver.5.5後期のクエスト【剣魔と芸術家】で、【魔元帥ゼルドラド】【アストルティア侵攻】に出発する前に【剣魔の伝霊】に託していたもの。
内容は【ジルドラーナ】に宛てたもので、彼女がふさわしい力を身に着けたときに渡して欲しいと頼まれていた。
一度再生すると崩れ去った。
【魔族】としては初の使用例となったが、ジルドラーナもすんなり受け入れていたところを見ると、描写がなかっただけで魔界で特に珍しいものというわけでもないのかもしれない。