【邪悪なる意志】

Last-modified: 2023-11-01 (水) 16:28:31

概要

Ver.3.1より登場した用語。ナドラガンド並びに竜族に災いをもたらすものとして言及される。
【総主教オルストフ】の言によると、「影のように忍び寄り、姿は見せずとも確かに存在している」とのこと。
各領界における「救済システム」を停止し竜族を苦しめるため活動している。

聖炎の解放者(Ver.3.1)

【魔炎鳥】を祈り鳥の歌で鎮めて元の聖鳥に戻した後の【エステラ】が発した「炎の領界を守る聖鳥が闇に取り込まれるなんて… これも邪悪なる意志のチカラなの……?」という台詞が初出。
 
【ナドラガ教団】はこの邪悪なる意志に対抗してナドラガンドを護るために五つの領界の解放を進めていることが中盤で説明される。
そして章末では、【ナドラガ】をバラバラにして各領界に封印したのもこの邪悪なる意志だとオルストフの口から明言された。
 
しかし一方、業炎の聖塔での試練で「【ガズバラン】のくさび」を自認する番人が封印を守っていたり、ナドラガ神に他の種族神と対立する要素が匂わされたりしていることから、その正体は【種族神】なのではないか、これが【主人公の兄弟姉妹】【クロウズ】の行動の理由の一端にも関係しているのではないかと一部プレイヤーの界隈では推定されていた。
 
作中では上記の魔炎鳥の件も含めて、炎の領界の気候が荒れてきているのも、【竜将アンテロ】【神の器】誘拐事件を起こしたのも、(因果関係が裏付けられていないのに)すべて邪悪なる意志の仕業、とされている。まるで「ゴルゴムの仕業」や「妖怪の仕業」を思わせるような強引さに、この時点で何か不自然な空気を感じ取ったプレイヤーもいたかもしれない。

氷雪と恵みの彼方へ(Ver.3.2)

邪悪なる意志の命を受けて恵みの木を凍らせたという【フロスティ】と戦う。
撃破後、主人公達が去ったカーレルの氷雪洞最深部にて、黒と赤フードの男(アンテロが纏っていた白ローブの色違い)が登場。魔炎鳥の誕生にもコイツが一役買っていたようだ。
どうやら竜族の民を虐げている一団が存在するのは確からしく、エステラの見立ても誤っていなかったようである。
黒ローブの者は高い身体能力と、空間移動能力を身に付けており、別空間に移動し行方をくらます。

闇を抱く月光の楽園(Ver.3.3)

【闇魔ティトス】を倒すとこの黒フードが突然現れ、【闇の解錠の円盤】を手にする。
自ら「邪悪なる意志」を名乗り(曰く「我々の目的を知らない者にはこう名乗っておいたほうが良い」という)、これまでナドラガンドで起きた災厄を引き起こした張本人であると語り、挑みかかってきたエステラを一蹴(ついでに主人公も巻き込まれる)。
この程度では殺す価値もないと主人公たちを見逃し、円盤を投げ捨てて立ち去る。
聖塔の番人が何を守っているのかを知らなかったようだが、円盤で領界をつなぐことは否定しなかった。また【くらやみ飛天】の豆知識から、領界を繋げる手助けもしている模様。

真実は蒼き水の深淵に(Ver.3.4)

【深淵魚キュラス】を倒すとこの黒いフードの男が突然現れる。
【フィナ】に古代の病原菌をぶつけて危篤状態に陥らせ、彼女を愚かで汚れた巫女と罵倒し、その救済は見せかけに過ぎず愛する竜族たちを海に沈めていると指摘した。
また解放者には「竜族は苦しみの果てに罪を贖うのだ。他に道があるならば示してみよ」と告げて立ち去った。嫌みとも取れるが、示せる可能性を期待するような言い回し。

嵐穿つ断罪の虚空(Ver.3.5)

【剣士ヒューザ】戦後【クロウズ】と対峙し、正体が【神官長ナダイア】である事が明かされる。神の器のほぼ全員を誘拐し去った。
【嵐魔ウェンリル】戦後にエステラにも正体を明かし、その後は黒ローブ姿で登場するシーンは無くなった。
これまでのナドラガンド大陸における工作活動は、自分たちを閉じ込めた5柱神による救済システムを停止する事で、各領界の人々に「ナドラガを復活させる以外に道が無い」と思わせるために行っていたことが判明(意図が回りくどくて伝わっていなかったと思われるが)。その方法も炎・水・嵐の領界では【神獣】自体を攻撃したり闇堕ちさせたりといった直接行動を取ったが、氷と闇の領界では(おそらくは)現地調達した魔物に暴れるよう指示するなど単純な命令しかしていない。
最終的に【邪竜神ナドラガ】の復活さえ果たせれば良いと考えていたようで、神獣たちへの嫌がらせは領界連結までの時間稼ぎや、竜神復活後の支配をスムーズに行う為の下準備としてしか行っていなかった。

ナドラガンドの決戦(Ver.3.5後期)

プレイヤー的には周知の事実だったが、ナダイアがアンテロの兄だと判明。
さらに、オルストフが黒幕(ナドラガ神の意志)であることが判明。冒頭の台詞は自作自演だった。
 
これまで正体・規模共に全く不明だった邪悪なる意志勢力であるが、蓋を開けてみれば実に単純明快で、
アンテロが神の器の誘拐、ナダイアが5種族神が残した救済システムの停止を担当し、同時にナドラガンドの統一を促し、
反教団派をドマノロマニが攫って【大神殿・地下】に隔離、オルストフがナドラガ神信仰を進めるという、ナドラガ教団上層部5人が所属する組織だった。
劇中で彼らの存在が白日の下に晒されると同時に、所属メンバーは信仰するナドラガ共々全滅したため、組織は事実上壊滅。邪悪なる意志は消滅したと思われたが…。

吼えろ トビアス!(Ver.4.1)

ナドラガの体内に溜まった【魔瘴】が各地に飛散し、【暴魔】が蠢き始めた頃、なんとかつて神官長ナダイアが偽装していた黒ローブ姿の男が各領界に出没し始める。
よもや復活したのかと思われたが、その正体は邪悪なる意志の姿を真似た【魔瘴魂ナドラグル】
 
ナドラガが神話の時代に【大いなる闇の根源】と盟約を交わした際、ナドラグルはナドラガに侵入し、邪神へと堕とした。ナドラガが他種族に戦争を仕掛けたのは、同士討ちを企んだナドラグルによる意図も含まれていた。
アンテロ・ナダイア兄弟がナドラグルと同じ姿をしていたのは、仕えるべき神が同じだったためと仮説でき、オルストフが竜神の意志だとすれば、邪悪なる意志とはナドラグルの意志=大いなる闇の根源となる。
アンテロとナダイアが所有する【異界の獣鬼】を召喚するカードや白蛇も、【魔族】が渡した可能性もある。今後明かされるかもしれない。

配下

他作品での出演

ドラけし!

2023年11月1日に開催されたイベント「いにしえの竜の伝承」でテキストのみ登場。
ただし表記は「邪悪なる意思」で、正体は「教団の神官長」と曖昧である。