【お楽しみダンジョン】

Last-modified: 2022-11-13 (日) 02:51:27

DQ6

ゲームクリア後に行くことができるようになる、DQ6における【隠しダンジョン】
機種ごとに特定の条件を満たすと、【夢の世界】【ダーマ神殿】地下1階の燭台の置かれた広間に入口が現れる。
SFC版では正式名称は不明だったが、リメイク版で「お楽しみダンジョン」という名前が【フローミ】で確認できる。
 
「お楽しみ」の名を冠してはいるものの、出現するモンスターはクリア後のダンジョンに相応しく難敵揃い。
前半では海底の敵や【ラストダンジョン】の雑魚、それに毛が生えた程度の雑魚が多いが、
後半ではHPが800~990もある奴が猛攻を仕掛けてくるため、否が応にも長期戦に持ち込まれてしまう。
【海底宝物庫】【ヘルクラウド城】、二度に渡ってプレイヤーを苦しめた【キラーマジンガ】も普通に闊歩しているのでプレイヤーをビビらせること請け合い。
他にも正統派最強の【デーモンキング】やある意味最強の【デススタッフ】など、下手するとラスボスより強い連中がウロウロしている。
最後尾狙いの【ボーンファイター】や低HP狙いの【エビルフランケン】が徘徊するフロアもあり、セオリー通りにHPが低いキャラを最後尾にしておくと一気に崩される。
【転職】による成長の成果、【仲間モンスター】(リメイク版は【仲間スライム】)、装備品、そして【馬車】の使い方が問われるダンジョンと言えるだろう。
 
中間地点には【デスコッド】の村が存在し、辿り着けば夢の世界での【ルーラ】での訪問が可能になる。
最深部には、【グレイス城】を滅ぼした伝説の大悪魔【ダークドレアム】が鎮座する。
マップは一部を除き既存のものを使い回して繋ぎ合わせた作りになっている。
この手の隠しダンジョンは「手抜きダンジョン」などと批判されることが多いが、DQ6に関しては初めてということ、世界観に合っていることから、批判されることは少ない。
(リメイク版DQ3、DQ7、PS版DQ4でも踏襲されているが、特に他作品であるDQ7を丸々流用しているPS版DQ4は悪評が多い。)
また、極々一部ではこのダンジョンのマップ構成が一部を除いて全て【現実の世界】にあるダンジョンからの流用である事が、このダンジョンの成り立ちを大真面目に考察する場において、本作の世界観も含めて何らかの関わりがあるのではという考察が挙げられたりもする。

SFC版

ダーマ神殿の地下には18基の燭台があり、これらはDQ6における職業(基本職9+上級職9(隠し職2含む)=総数18)と対応している。
【熟練度】が上がるにつれて対応する燭台の炎が少しずつ大きくなり、★5以上で最大の大きさになる。
こうして全ての燭台の炎を最大にする(=全ての職業を★5以上にする)と突入できるようになる。(一人で全職★5以上にする必要はなく、分担してもよい)
ただし、最後の職業である【はぐれメタル(職業)】への転職条件である【はぐれのさとり】が手に入るのはエンディング後。
よってエンディングを迎えるまではどう足掻いても入ることができない。
 
ただし、SFC版ではエンディングを見た後は「ゲームをクリアした」というフラグのみが記録され、データ自体は保存されずに最後のセーブ状態まで戻る。
それを利用して序盤~中盤からノーセーブでエンディングまで突っ走り、フラグさえ立ててしまえば、シナリオ上非常に早い段階ではぐれのさとりを入手可能となる。
理論上は、もう一つの隠し職業である【ドラゴン(職業)】への転職条件である【ドラゴンのさとり】が手に入る【スライム格闘場】到着時点で解放条件を満たせることになり、そのままダークドレアムを倒しに行くことも可能。
ただし、ダークドレアムを20ターン以内で倒しても、【デュラン】撃破までストーリーを進めなければ【デスタムーア】を倒しに行ってはくれない。
「私との戦いに2ターンかかっているようでは真に私を打ち負かしたとはいえない」とかもう負け惜しみにすら聞こえないのだが。
これはデュラン撃破後に初めて「デスタムーア」の名前が聞けるためなのだろう。
逆にいえば、20ターン以内に倒してもエンディングに突入しないので、はぐれのさとりを集めたい場合には役立つ。
  
また、【ドランゴ】【ルーキー】以外の仲間モンスターにはぐれの悟りを使用し、はぐれメタル★5に達する前に【ルイーダの酒場】から別れる選択をすると、このダンジョンに入れなくなってしまうという【ハマり】がある。
隠しダンジョンに入る前には、はぐれの悟りは1つしか手に入らないため、唯一のはぐれメタル職に就いている仲間がいなくなった時点で「全ての職業が★5以上」という条件を満たせなくなり、隠しダンジョンに入る手段がなくなってしまう。
もちろん別れた仲間をそのままの状態で取り戻すといったことも不可能。
意図的でない限りこの事故が起こる可能性は低いが、クリア後に仲間を整理する時はぜひ気を付けよう。
 
仲間モンスターの【ランプのまおう】はこの隠しダンジョン内でしか仲間にすることができない。
仲間になる確率は1/256とかなり低いため、この地獄のような魔窟で延々と戦い続ける必要がある。

リメイク版

システム変更でランプの魔王を仲間にできなくなり、クリア前から突入するというフライングプレイも不可能に。
 
その代わり条件は緩和され、エンディング時のセーブ済みの冒険の書なら無条件で入れるように。これで謎解き・手間共に格段に減り、ハマりの心配もなくなった(ついでに相当頑張れば【はぐりん】をクリア前に仲間にできる)。
 
ちなみにSFC版での解放条件だった「全ての職業を★5以上にする」を満たすと、代わりに【ゴスペルリング】が手に入るようになる。
それを知らないままSFC版の方法で臨み、いきなりゴスペルリングが手に入って驚いたプレイヤーもいることだろう。
エンカウントが0になるこの指輪を装備すれば、 上記の凶悪なモンスターたちに出会うことなく簡単に最深部まで行くことも可能。
 
ダンジョンの構造にも微妙に手が入り、デスコッドの手前にあった【ペスカニ】のフロアが削除され、代わりに、夢見の洞窟のフロアと海底神殿のフロアの間に【洗礼のほこら】のフロアが配置されている。