【エビルフランケン】

Last-modified: 2024-02-26 (月) 00:10:53

概要

DQ6に登場する、青い身体をした人造人間系のモンスター。
名前の元になったのはご存知、フランケンシュタインの怪物である。
名前もそのまんま。例によって例のごとく怪物を造ったほうの博士の名前がつけられている。
とはいえ、後述するが小技に長けるだけでなく、見た目に反してかなり頭が良く、ヘラヘラ笑ったりも、みなごろしを繰り出したりもしてこない。知能が低く、ぎこちない動きで暴れまわるという「一般的なフランケンシュタインの怪物」のイメージに近いのは、こいつ自身よりも下位種に当たる【メガボーグ】の方。
 
実際、メアリー・シェリー原作のフランケンシュタインの怪物は、古典文学からの引用を交えて、「作られたものの悲哀」について熱く語る程度には頭が良く、主人公に対して言葉巧みに取引を持ちかけることすらしている。
メガボーグと比べて頭が良いこちらは原作版の怪物を意識しているのかもしれないが、その辺は定かではない。

DQ6

【お楽しみダンジョン】【デスコッド】前後のエリアに出現する。
行動は、1グループごとのローテーションで以下の行動を繰り返す。
【マヌーサ】→攻撃(→【おいかぜ】)→【かまいたち】【ひゃくれつなめ】【しんくうぎり】
 
見た目に反して中の機械は精密なのか、頭がよく無駄な行動はカットしてくる。
マヌーサは既に全員にかかっているとスキップし、おいかぜはブレス攻撃を受けてから使い出す。
HPが900、守備力が200と通常モンスターではトップクラスにタフで、全体的に隙がないが、それ以上のインパクトは後述するドロップ品の豪華さと、ドロップ率の極端な低さである。
 
特に、バギ系のかまいたちやしんくうぎりを使うのが秀逸である。
何故なら、裏ダンジョンに到達する時点ではこちらの耐性がバギ系に対して甘くなっていることが多く、そこを見事に突いてくるのだ(DQ6の最強レベルの防具にはバギ系耐性が無い物が多い)。
特にレベル依存攻撃であるかまいたちは、あの【ダークドレアム】よりもレベルが高いため非常にダメージが大きく、軽減する手段は【ぼうぎょ】【だいぼうぎょ】ぐらいしかない。
他にもマヌーサは【セバスのかぶと】【メタルキングヘルム】で命中率を下げることはできず、これをくらうと【せいけんづき】がほとんど当たらなくなってしまうので厄介。
ならば必中の【かがやくいき】で攻めようにも、ブレス攻撃を受けると追い風を使い出す。
輝く息をうっかり反射されると、【デススタッフ】の凍える吹雪以上の大ダメージをくらってしまう。
 
また、通常攻撃としんくうぎりはHPが少ないキャラに集中させてくることも特徴で、戦いをよく心得ている。
【複数回行動】【痛恨の一撃】こそないが、攻撃力は340と非常に高いので、HPが低い状態で狙われると危険。
同じエリアには、これまた最後尾狙いの【ボーンファイター】もいるので、最後尾に魔法使い系キャラというセオリーどおりの並びで挑むと、あっという間に崩されるので注意。
後ろは【ドランゴ】【はぐりん】などの、耐久力の高いキャラクターで固めておくといい。
魔法使い系は3番目に置いて、手が空いた者は【スカラ】で補強しよう。
 
攻略法としては、最初に使われるマヌーサが厄介なので、【アストロン】でやり過ごすのも手。
弱点はメラ系とデイン系。まあ、DQ6のほとんどのモンスターはメラ系とデイン系に弱いのだが。
【やまびこのぼうし】を装備しての【メラゾーマ】【ギガデイン】に加え、【ジゴスパーク】【ギガスラッシュ】などの強力な特技でダメージを与えていくといい。
炎、吹雪、岩石系も弱耐性止まりなので【しゃくねつ】【かがやくいき】【せいけんづき】(たまに外れる)も有効。
メタル系なので【メタルぎり】も有効。【きあいため】でマヌーサ無効化+威力増強して止めを刺そう。
下位種のメガボーグと同様、補助系の耐性はほぼ鉄壁で、状態異常はほぼ通用しないことに注意。
マヌーサと1回休みはたまに効くが、これらも強耐性を持っているため、素直にHPを削るべし。
マヌーサが効いたとしても、かまいたちも使うのであまり意味はない。
 
出現エリアがやや限られており、【デーモンキング】【デススタッフ】と同時出現することがないのが救い。
強さの割に経験値とゴールドが少な目で、経験値は705でゴールドが80G。
 
なお、彼のドロップ品はなんと【はかいのてっきゅう】
だが、そのドロップ率は1/4096というまさに破壊的な数値。
【盗賊】4人で挑んでも盗める確率はわずか0.24%程度(約1/410)。【キラーマシン2】の二匹目が仲間になる確率(1/1024)よりは高いが、【ランプのまおう】が仲間になる確率(1/256)より低い。
破壊の鉄球は【カジノ】でも手に入るが、そちらもコイン30万枚と絶望的な数字。コインをギャンブルで稼ぐことも難しく、極まったストレスがたまること請け合いなので、大人しく【あなほり】でゴールドを増やして入手した方がいいかもしれない。どちらが早いかは、プレイヤーにより考え方が異なるところだろう。それぐらい茨の道。
 
そんな破壊の鉄球目当てで戦い、盗賊数人を連れて強力なお供を連れた敵パーティを倒し続け、
苦難の末に【▼】が出て「やった!」(特にエビルフランケンを最後に倒したとき)と思いきや…、
うつくしそうをぬすんでいた!」
ドラゴンメイル(以下略)」
みなごろしのけん(以下略)」
ふしぎなボレロ(以下略)」  
…というメッセージをこれでもかというくらい見せられるのは一部の人が通らされる道。
ぶっちゃけコイツから鉄球一つ入手するのに上記のアイテムとぎんのむねあてきせきのつるぎがどれだけ溜まっていくことやら。まあきせきのつるぎやふしぎなボレロ、うつくしそうあたりは非売品で量産が難しいアイテムなので、コレクターにとってはまずまずうれしいのだが。
手に入らないからといってテレビやDS本体に怒りの鉄拳をぶつけないようにしよう。
 
そんな強敵だが、名前だけなら【スライム格闘場】にも出てくる。

リメイク版

HPが720に下がったが、それでも【かがやくいき】4連発で仕留めきれないことがあるほどタフである。
しかしリメイク版では思考回路が劣化したのか、HPの少ないキャラを狙う特性は失われた。
おいかぜのモーションは口から息を思いっきりフーーっと吹くというもの。こんなんで風を起こせるのか?
ちなみにAIを「【バッチリがんばれ】」にしておくと、やたらと【マジックバリア】を使いたがる。
おそらくマヌーサ対策なのだろうが、正直なところあまり効果が実感できない。
倒した時の報酬は経験値が846、獲得ゴールドが96Gと2割増しになった。

ライバルズエース

真2弾カードパック「そして伝説は高らかに」にて実装。魔剣士専用のスーパーレア。

6/4/4 熟練度(0)
におうだち
召喚時:このユニットの熟練度の数分味方リーダーのMPを1回復

熟練度を稼いでから召喚すれば、ほぼ無償で4/4におうだちが出せるのと同義。それどころか終盤はMP回復すらできる。
勇者レックを用いた魔剣士デッキの中盤以降を大きく支える。
当初はスタッツが5/5で【マヒャド】【心眼一閃】と言った強力な除去にも耐えられたが、4/4に下方修正された。
色違いのメカボーグと異なり、物質系として扱われていない。