【ヘルクラウド】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 04:57:55

概要

DQ6に登場する【ボス級モンスター】兼ダンジョン(?)。
英語版での名前は「Stormsgate Citadel」。
モンスターズでも登場している。配合では生み出せない。
名前が酷似しているDQ7等に登場する【ヘルクラウダー】とは関係ないが、PS版の英語版DQ7のヘルクラウダーのモンスター名は文字数制限の関係でHellCloudとなっている。
ドラクエウォークでは亜種として「ギガパレス」が登場している。

DQ6

【デュラン】に操られたクラウド城(ゼニスの城)そのものであり、【聖なるほこら】にてクラウド城に乗り込もうとする主人公達に襲い掛かってくる。
…のだが、戦闘中の外観はどう見てもゼニスの城とは違う。
DS版の公式ガイドブックでは双方の城の外観が描かれることになったが、 ヘルクラウド城はてっぺん部分の形状がゼニスの城とは若干異なるだけだった。
 
スケールは他のモンスターの比ではない…はずなのだがグラフィック上では他のモンスターと大きさはあまり変わらない。
遠近法、若しくは「画像はイメージです。実際の物とは異なります。」といったところか。
ちなみにリメイク前のDQ6のモンスターで色違いがいないのはコイツとラスボス、フィールド上のキャラをそのまま拡大した奴らとおどる宝石だけである。
 
伝説装備を全て手に入れてから戦うことになる。また、揃えていたとしても主人公をメンバーに入れておかないと戦えない。
これはヘルクラウドだけでなく城内のボスとの連戦も同様。
 
通常攻撃に加えて【バギクロス】【しんくうは】の他、通常攻撃の0.5倍の威力を持つヘルクラウド固有の全体攻撃【おしつぶし】を使用してくる。
全体攻撃が多くて厄介だが、幸い【いてつくはどう】は使用してこないため、【スクルト】などを使って守りをガッチリ固めよう。
耐性は全体的に高いが、【浮遊系】であるため【とびひざげり】が有効な他、【岩石系】が弱耐性止まりなので【せいけんづき】もよく当たる。
 
呪文では【バギ系】【デイン系】が有効。【ルカニ】はやや効き難いが、余裕があれば使ってみてもいいだろう。
…と言いたいところだが、このお城こちらの呪文に反応して【マジックバリア】を使用してくるのである。
そのため、呪文主体で攻める… 人はあまりいないかもしれないが、とりあえずお勧めしない。
ルカニだけかけて後は打撃(特技)で攻めればいいようにも思えるが、バリアの大きな問題点として、せいけんづきがほとんど当たらなくなってしまう。これは痛い。
そこで対処法だが、凍てつく波動を習得しているならもう何も言うことは無い。
じゃあ習得していない場合はと言うと、最初から特技のみで攻めればよい。
ルカニを使わなくとも【バイキルト】を使えば火力は十分。下ろし立ての【ラミアスのつるぎ】を振るうにはお誂え向きである(道具使用でバイキルトの効果)。
もしくは、とびひざげりはバリアの効果を受けないため、習得者が数名いるなら何ら問題なく攻めることができる。
…と、このように色々考えることはあるが、そもそもマジックバリアの使用率はそれほど高くないため、使われない内に倒せてしまうこともよくある。
 
何はともあれ、この後にはより手強い【キラーマジンガ】【ランドアーマー】のコンビ、そして本丸のデュランが待ち受けている。
ヘルクラウドは言ってしまえば前座の前座に過ぎないため、ここで苦戦するようだと勝ち目は中々に薄い。
加えて、次の3連戦で負けてしまうと伝説の武具を無慈悲に奪われてしまうため、不安を感じたら少し落ち着いてレベルアップや特技習得に専念した方が良いだろう。
 
倒すと稀に【まもりのたね】を落とす。
 
戦闘後は城の入り口に移動しており、入り口の魔物に襲い掛かられそうになるも主が通すよう命じるため戦闘にはならない。
内部には魔物がわんさか闊歩しているが、主から主人公達を襲うのを止められて戸惑っている。
しがも城から脱出すると聖なるほこらまで主がちゃんと戻してくれる。
ヘルクラウド戦で消費しすぎた状態でマジンガ様と戦うのは無謀行為なのでしっかり回復しておこう。
1匹【スライム】がいるが、ゼニスの城を復活させてもなぜか消滅せずどこかの誰かが羨ましがりそうな状況になっている。
玉座の間には自ら主人公達を招き入れておきながら随分な歓迎をしてくれた件の主ことデュランが居る。
また、内部はゼニスの城と全く同じ構造だが、ここで拾えるアイテムは入手フラグがゼニスの城側の同じ場所と連動していないので、【タンス】に入っている【いのちのきのみ】などは、解放前に取っておかないと二度と回収できなくなるので注意。
特に【せかいじゅのは】はカジノやり込みプレイヤー以外には貴重品なので必ず拾ってからクリアしよう。
7の【グリンフレーク】ではリメイクにおいてアイテム入手フラグが過去の世界で統一され、グリンフレーク編と【リートルード】編の2度入手が不可になったが、ここはなぜかリメイクでもアイテム入手フラグが統一されておらず、2回入手可能なままである。
 
ちなみにデュランは借用中これで普通に下の世界の空を飛んでいたらしく、
一般人からは「お城が空を飛んでいた」といったような目撃証言が上がっている

【鳥山明 ドラゴンクエスト イラストレーションズ】において、巻末掲載のVジャンプ編集部による解析部分で、【ブースカ】【デスファレーナ】共々DQ5の時期にデザインされたと記述されていることから、DQ5で【天空城】が乗っ取られるイベントを実装する予定が没になりDQ6のゼニス城関連イベントとして実装された……とかその辺りなのだろうか。

漫画版

肉弾戦を仕掛けてくる城と白兵戦でやり合うというのが流石に描写的に無理があったのか完全な兵器になっており、【デビルアーマー】が操縦している。 
1000発の【メラゾーマ】を一点に収束して放つ【メラゾーマ砲】なぞと言うトンデモ兵器を備えている。
しかし、中級呪文でも山脈を軽く吹っ飛ばすこの漫画版なら、メラゾーマ×1000砲なんてもはやマダンテやかの【ドルオーラ】レベルなんじゃ……こんなものを自由にさせていたら世界滅亡は待ったなしだろう。
攻略の仕方も当初はヘルクラウドに入って制御室を壊すという作戦を取られた。
その後、デュランが城の力を取り込んでヘルデュランに変貌するも、伝説の武具を全て身につけたボッツの【ギガスラッシュ】によって一刀両断された。

ジョーカー2

【物質系】のAランクで、当然ながら【ギガボディ】持ちの3枠モンスターとして登場。
配合で作る手段は存在せず、2010年7月9日~8月5日までDSステーションで配信されたが、存在自体は発売直後から認知されていた。
というのも世界モンスター選手権のウルトラメガトン級のスクウェア・エニックスが用意した相手の5回戦で戦うことになったためである。
このときの強さはかなりのもので、ギガボディの効果で威力の増した特技と凄まじい威力の通常攻撃(当然全体攻撃)を使ってくる。
特に通常攻撃の威力は明らかに異常で、どう考えても攻撃力は1200はある。
勝ちたいならこちらも【神鳥レティス】などの3枠モンスターで対抗するか、
【メタルボディ】持ちのモンスターを入れると勝ちやすい。
 
ところが、配信サービスで手に入れた際の性能は、敵として登場したときのような強さは有していない。
奇しくも同じDQ6初出のどっかの誰かがそうだった。しかもヘルクラウド内で戦っていた。
ギガボディの他には【AI2回行動】【ギャンブルボディ】【こうどう おそい】の特性を持っている。
攻撃力の上限は610で、世界戦で見せた凄まじい攻撃力を発揮するにはスキルをつけて攻撃力ギャンブルを当てるなどをする必要がある。
また、素早さの上限はたったの80と異様に低く設定されているが、「こうどう おそい」の特性があるためそこまで気になるものではない。
3枠モンスターならもっと使い勝手の良いモンスターがいるので、あえてこいつを対戦で使うのは難しいだろう。
ただ、呪文や特技を使用するときの多数のスライム族が飛び出してくる可愛らしいモーションは一見の価値があるかもしれない。
しかし、デュランはどこへ?
所持スキルは【ヘルクラウド(スキル)】
 
余談だが、初代GB版DQM1からコイツの登場は【ブオーン】ともどもデカ過ぎるために見合わせていたとのこと。

ジョーカー2プロ

C~Aランクの公式のチーム名「あくむ ふたたび」で再び公式が出してきた…のだが、
上記のヘルクラウドとは似ても似つかぬほどの弱体化をしてしまい(こちらが作れるヘルクラウドと同じ強さ)悪夢でもなんでもなくなってしまった。
異常なHPや火力は一切なく、せいぜいギャンブルボディとてんしのきまぐれが鬱陶しいだけである。
また、C~Aランクの大会に初日に参加すると、ヘルクラウドが最強マスター闘技場に出てきてスカウトすることができた。
ちなみにこれ以降の作品ではスタンダードキラーやギガキラーが登場しているので疑似的に攻撃力1200を狙えるようになっており、ギャンブルを抜いてもDQMJ2の公式の異常な攻撃力を再現できるようになっている。
…周囲も相応にインフレしているのであくまでネタでしかないが…。

テリワン3D

前作同様物質系のAランクで、同じくギガボディ持ちの3枠モンスター。
やっぱり配信限定のモンスターで、全国の「TSUTAYAでDS」で【勇車スラリンガル】の配信が終わった後に満を持して配信された。
しかしAランクであるがゆえに【引越しアプリ】でも入手でき、前作で配信データを受け取っているなら今作での配信前に既に入手していた人も多いだろう。
前作同様、呪文を唱えると中からスライムが大量に湧いてくる。
6でのデュランの一件以降、この城はスライムの巣窟にでもなっているのだろうか?
 
配合先としては、【バベルボブル】の代わりに【ゴールドマン】or【うごくせきぞう】との配合で、【暗黒の魔神】が生み出せる。
バベルボブルは入手が面倒なので、持っていたら使ってみよう。
今回は同じような城仲間として【絶望と憎悪の魔宮】がいる。

テリワンSP

【まよいの扉】【黄金郷】のぬしとして登場。

2回行動、【かぶとわり】or【マジックバリア】【ハイテンション】【マヒ攻撃】【トルネード】or【バギムーチョ】完全ローテーション…なのだがたまにマヒ攻撃がスキップされてずれる時がある。開始位置はランダム。
ハイテンションからのマヒ攻撃は非常に痛く、2ターンに1度飛んでくるのでこまめな回復を心掛けたい。
斬撃がメインなので【赤い霧】が有効。あとはバギに耐性を持たせれば怖いもの無しだ。

イルルカ

引き続き物質系Aランク。無論、引越しアプリで持ってこれる。
また、今回はタマゴから生まれることがある。なぜタマゴから建物が孵化するのだ。
スキルは同じく「ヘルクラウド」。配合での使い道も変わらない。
【新生配合】で新たに【バギ系のコツ】を習得する。
また、今回もこいつのような城仲間の【神殿レイダメテス】が参戦。

ジョーカー3プロ

無印版ではリストラされていたが今作で復帰したモンスターの1体。
イルルカからランクアップして物質系のSランクとなった。
なおコイツと同じくジョーカー2まで「デカ過ぎるために登場を見合わせていた」と言われていたブオーンは超ギガ化したと言うのにコイツはギガボディのまま。なぜだ(まあ超生配合で巨大化させることはできるが)。
また、呪文や特技を使うときにスライムが出てこなくなってしまった。
  
配合では入手できず、【魔王軍の残党】倒すと手に入る崩壊の古文書・上巻と崩壊の古文書・下巻を【ルボロー】に渡すことで交換してくれる。
 
特性に関してはイルルカから特に変化なし。
超ギガ化すると【暴走要塞】が解放される。
合体特技は【ベホマ】、合体特性は【超タフガイ】
 
【サタンジェネラル】との配合でデュランが、【てんのもんばん】との配合で暗黒の魔人が生まれる。
暗黒の魔人は野生のものをスカウトすることが可能なので、デュランの配合に回したほうがよい。
初期スキルは変わらず「ヘルクラウド」。

ライバルズエース

真3弾カードパック「星降りの決戦」にて実装。武闘家専用のレジェンドレア。

5/4/8 物質系
このユニットが攻撃した後、前列にいる全ての敵ユニットに
このユニットの攻撃力と同じダメージを与える

標準以上のスタッツに範囲攻撃効果を併せ持つ。物質系なので「金属工房」で先制攻撃などの物質系シナジーも受けられる。
ただし、武道家カードの例に漏れず後列にばかりユニットを召喚されると効果を活かしにくい。事前に「武術:飛び蹴り」などの配置変更カードを用意しておきたい。
 
巨大モンスター仲間のブオーンとは所属クラスも範囲攻撃効果を持つ点も共通している。
だが3Dモデルはブオーンと比べると随分小ぶりで、その影響か攻撃範囲も完全全体攻撃のブオーンと比べると狭い。

ドラけし!

DQ6イベント「封印の大地と浮かぶ城」の中編で追加されたバトケシ!ボス。属性は紫で物理攻撃に弱い。
倒すとたまにレアボスのデュランが登場。

クエストをこなしていくと扉を入手でき、そこでも巨大敵として戦える。
後半は強敵チャレンジデュランのお供として登場。

ドラけしはバトケシ!のレベル40を倒すと入手できる。星4の紫属性。
スキルは横長六角形の範囲を呪文攻撃する「バギクロス」。
今回のイベントのバトケシ!で与えるダメージアップ中も持つ。