【かぶとわり】

Last-modified: 2024-04-15 (月) 22:51:33

概要

DQ8以降とリメイク版DQ7、ジョーカー1以降のモンスターズシリーズに登場する特技。漢字で書くと「兜割り」。
敵1体に通常攻撃と同等のダメージを与え、同時に相手の守備力を下げる効果がある。
下がる守備力は作品によって異なる。
同様の効果の技として【シールドブレイク】があるように、相手の防具を損傷させ守備力を下げるというイメージだろう。兜などを被っていない相手にも効果があるが……。
先輩である単体守備力低下の呪文【ルカニ】と比較すると、ダメージが入る分デバフ性能で劣る按配が多い。同等だとルカニの使い手の二手を一手で行える上位技になってしまうので、やむを得ないバランスと言える。
 
現実では、刀の切れ味や剣士の腕前を示すため、固定された兜を叩き斬って見せる試技を「兜割り」や「鉢試し」と呼ぶ。
真っ二つとは行かないまでも、腕の良い剣士が良質な刀を使えば切れ目ぐらいは入れられたという。
「兜割」と呼ばれる武器も実在するが、これは刀剣のような形をした棍棒、あるいは刃が無く分厚い刀といった感じの打撃武器である。
ドラクエで言えば「切れ味が低く実質的に金属製の棍棒」と扱われている【銅の剣】をイメージすればわかりやすいか。
 
DQ10からは上位技として【鉄甲斬】が登場している。
鉄甲斬で守備力を下げた後に、定期的に使えば守備力ダウンを維持する効果も狙える。
必ず守備力ダウン効果が発動するわけではないので、効果が切れる前に複数回発動する余裕を持って使うようにしたい。

DQ7(リメイク版)

リメイク版で追加された特技のうちの一つ。
【バトルマスター】★4と【ゴッドハンド】★2で習得可能。
消費MPは0。守備力を50%下げることができる。
人間上級職で覚えた呪文・特技は転職すると使えないため、バトルマスターとゴッドハンドでしか使用できない。

スマホ版

コレで下がった守備力は何故かルカニ系が掛かったと認識されないため、限界まで守備力を下げていてもAIが追加でルカニや呪いの歌を使おうとする。

DQ8

【ヤンガス】【オノスキル】のSPを6まで上げると習得できる。消費MPは0。
ジャンプし、空中回転しながらオノを敵1体の頭に叩きつける。
7~10ターンの間、守備力を元の値の半分まで下げることがある。
追加効果の発生率は敵のルカニ系耐性の影響を受ける。
また、通常攻撃と同様の性質も持っており、幻惑の状態変化の影響を受けたり、敵に回避されたりすることがある。
 
「ダメージ+ルカニ」という優秀な性能に加え、消費MPは0なので完全に通常攻撃感覚で使える。
しかも必要なSPはたったの6であるため、スキルをオノに振っていれば、主人公も含めてゲーム中で一番最初に使えるようになる攻撃特技であることなどから、最序盤から最終盤まで延々と活躍し続ける、ヤンガスと切っても切れない優秀な特技。
他に例えるなら、【ハッサン】における【とびひざげり】のような特技である。
 
この特技と【大まじん斬り】の存在が、「ヤンガスはオノ一択」と言われるほどのオノスキルの優秀さの所以である。
ルカニを使ってみて相手の耐性の関係で効かなかったらガッカリであるが、この特技ならそれでもダメージだけは与えられる。
弱点は相手の守備力が高すぎてダメージを与えられない場合は、守備力も下げられないという点。
普通に攻略する分ならヤンガスの攻撃が通らない敵などなかなかいないが、低レベル攻略の場合、この特技が必要となる守備力の高い相手に中々通じなくなる事があるので注意。
そういう時こそ、本職のルカニの呪文の出番だろう。

3DS版

25%しか守備力を下げないように、つまり単体に【ルカナン】とほぼ同じ技に弱体化されてしまった。
早期に習得可能なのと、手軽に使える割に強すぎると判断されたためか。
【ナーグルカナン】は名前に反し効果はルカニであることから、ナーグルカナン以下。
クリア後のヤンガスは他にメガザルくらいしかやることがないので、この仕様は手痛い弱体化といえる。
とはいえ、こうげきの上位互換の性能であることは揺るがない。

DQ9

基本的な仕様はDQ8のものと同じ。7~10ターンの間敵の守備力を1段階(50%)下げることがある。
今作では【オノスキル】のSPを35まで上げると習得できる。
 
オノを装備できる職業の都合上、習得時期は遅くなっている。
また、この特技が会心の一撃になったときには、必ず守備力を下げることができる。
 
敵では【がいこつ】【スライムナイト】【てっこうまじん】が使用してくる。
やはりヤンガスと同様に敵も武器を持ったモンスターが使用してくる。
序盤の敵が習得の遅いオノの特技剣で使ってくるのはちょっとズルい気がする。しかも終盤のある強敵似たようなことをしてくるので尚更である。

DQ10オフライン

表記は「かぶと割り」。消費MPは4。
【主人公】【ヒューザ】【オノスキル】で習得。習得に必要なスキルポイントは3。
 
敵単体に通常攻撃の1.2倍の無属性物理ダメージを与え、守備力を1段階下げる。
【スキルアップパネル】による補強でダメージが5%・10%・20%・30%と増加する。

DQ10オンライン

オノスキルSP42で習得。120秒間敵の守備力を1段階(10%)下げることがある。消費MPは4。
詳しくは【かぶと割り】を参照。

DQ11

オノの特技。【グレイグ】が初期習得している。消費MPは3。
敵単体に1.2倍ダメージを与えつつ、守備力を1段階下げることがある。
  
グレイグを片手剣や両手剣使いメインにしていても一時的にオノをもって敵の守備力ダウンを狙う場合には、とりあえず初期習得していたこれに出番が回ってくることも。
特に【フールフール】戦では急遽【ナイトアックス】を装備して窮地を脱した人もいるだろう。

ジョーカー1~2プロ

4~7ラウンドの間敵の守備を2段階(元の値の1/4)下げることがある。
カテゴリはジョーカー1では直接打撃、ジョーカー2では斬撃。属性タイプはルカニ系。消費MPは0。
【いしあたま】【ジャミング】【せんし(スキル)】などのスキルで習得することができる。
本編同様そのままでも強力な特技だが、DQMJ2以降は特性【れんぞく】で追加効果を発生させやすくなったり、ギガボディモンスターが使えば全体化される等、相対的にかなり強化されている。
これの対策の為だけにルカニガード+を習得させるプレイヤーもいるほどの脅威となっている。

テリワン3D

基本的な仕様はDQMJ2と同じ。
ただし、今作ではMPを4ポイント消費するようになっている。
従来の作品と異なりMPを消費するようになったものの、微々たる物なのでやはり強力な事に変わりはない。
一方、効果が強力でAIも好んで使うため、敵味方ともにかぶとわりを使ってしまい、結果【相殺】がおきやすいという問題もある。
なお、今作ではれんぞくで追加効果発生率が2倍になるため【魔王ジェイム】が大暴れすることになった。

イルルカ

基本的にはテリワン3Dと同じだが、使い勝手のいい戦士SPやカステラ大名などのスキルで習得できるようになった。
また、能力低下斬撃で唯一絶対に会心が出ない仕様になっているため、亡者リザオラルの瀕死会心狙いで戦う際はそのことを念頭に入れること。

ヒーローズ1

ヤンガスがスキルポイントを6P消費して覚えられる。消費MPは5。
 
大きく飛ぶため発生が遅いが、それを逆手にとり、かぶとわりを放った後即座にキャラチェンジを行い、かぶとわりヒット後に別キャラで攻撃を行うことで、守備力低下を最大限生かして大ダメージを与えられる。

ヒーローズ2

【メーア】【ルーラ】が差し替えられる形でスキルポイント15で習得可能。消費MPは8。
発生が早いので相手の守備力を下げながらガンガン攻めることができる。
また、前作同様ヤンガスも使用可能。消費MPは8と増えたが、基本的に前作と変わらない。
 
敵では【あくまのきし・強】が使ってくる。守備力が下がると大ダメージを受けるので注意。

バトルロードシリーズ

【バーサーカー】【さんぞくのオノ】が使用。
効果は攻撃を受けるまでで、与えるダメージが約1.2倍になる。
大魔王や魔王にも弱点とするものが多く追加効果は発生しやすいが別にコイツらでやる必要は無い。 大魔王戦ならば同じ守備力ダウンを持ち、多くの大魔王に有効な光や爆発属性をもつ【ぎんがのつるぎ】がオススメ。