【じょうせんけん】

Last-modified: 2024-02-27 (火) 19:20:11

概要

DQ4とDQ6に登場する重要アイテム。乗船券。
【連絡船】に乗るために必要なチケット。
自分たちの【船】を持っていない時期に、船を利用した移動を行う際に必要となる。

DQ4

【ハバリア】から【エンドール】に向かう連絡船に乗るために必要。
重要アイテムなので売ったり捨てたりすることはできない。
 
【キングレオ城】新しい王様の圧政により入手が困難になっているらしく、ハバリアではもう入手できない。
【マーニャ】【ミネア】がキングレオ城から脱獄する際に、一緒の牢に投獄されていた老人から託される形で入手できる。
 
なぜか無くなることなく第五章になっても手元に残っているが、マーニャとミネアが国外逃亡に利用したことで取り締まりがさらに強化されたらしく、その船を最後に一切船が出なくなっているため再利用はできない。
持っていても特に利用価値もないので、道具欄を圧迫するだけの無駄アイテムとなっている。
普通こういうチケット的なものは券と引き換えで乗るものなので無くならないと不自然。半券か無制限フリーパスか何かなのだろうか?
第四章で入手する重要アイテムのうち、有用な【せいじゃくのたま】だけは無くなるのに、もはや無用なこれと【かやくつぼ】は無駄に残っているので、マーニャとミネアが仲間になったらまずこの2点を預かり所に預けに行くのが基本。
 
なお、余談だが【トルネコ】鑑定させると、なぜか「なかなかふしぎなものだな。」というセリフしか表示されない。
第五章に持ち込めないものも含めて、他のイベントアイテムは上記台詞に加えて「たいそうなしろものだわい」などと複数のコメントが用意されているので設定ミスの可能性がある。
 
ちなみに4コマクラブ傑作集の3巻の読者投稿コーナーにて、

オレは「じょうせんけん」を何かの武器と思いいっしょうけんめい装備させていたんだー!!

(実際には「け」「ん」に点を振って強調)
 
というハガキが掲載されたことがある。
日本のほとんどの小学生は船を利用する機会があまり無く、「乗船」という言葉は馴染みがないので、「ふねのチケット」などとした方が分かりやすかったような気もするが、当時は使えないカタカナが多かったので、それで表現できない単語は原則平仮名で表現可能な単語に置き換えられるのが普通だった。本券の場合も「チ」と「ケ」が使えないので、苦肉の策だったのかもしれない。
もっともハバリアにいるNPCから「ふねにのるための じょうせんけんが(略)」という台詞が聞けるので、いくら小学生でも真面目に情報収集しているプレイヤーならば本来の使い方を間違えることはなかっただろうと思われる。とは言え、イベントアイテムでも【ガイアのつるぎ】のように装備できる前例はあったのだが。
またFC版発売当時においては、現在よりは船を利用した経験のある小中学生も多かったと思われる(当時青函連絡船はまだ廃止直後で記憶に新しく、宇高連絡船はFC版発売の1ヶ月後に廃止)ので、案外「じょうせんけん」という単語だけで何をするアイテムかを一発で分かった小中学生もいたかもしれない。
なお、仮に初見で武器だと勘違いしたとしても装備コマンドで表示されない時点で武器ではないことはすぐにわかる(装備できなくでも表示はされる)なので、「一生懸命装備させようとする」というのはさすがに投稿者のネタだとわかる。せいぜい「一瞬武器だと勘違いした」程度の話だろう。
また、PS2版DQ5の【あるきかたシリーズ】には「すごろく剣」というダジャレが載っている。
初代【ドラゴンクエスト】に登場した「剣」が全て「つるぎ」という名称だったのは漢字が使えない当時のゲームでまさにこの混乱を防ぐためであった。文字数制限に負けて2作目で早くもこの原則は崩れるのだが、当初懸念されていた事態が遂に表面化した瞬間だったとも言える。

リメイク版

牢獄でこれをくれる人物が先代キングレオ王という設定に変更された。
また、地味に使うと折れ目がつくという演出が追加されている。
 
さすがに乗船後に無くならないのは不自然ということで修正され、五章には持ち越されなくなった。

DQ6

下の世界の【サンマリーノ】【レイドック】間で運行している連絡船に乗るために必要。
価格は1人につき50Gで、馬車内を含むパーティメンバー×50Gの金額で人数分まとめて購入することになる。
なお、初めにサンマリーノを訪れた際は主人公たちの姿は周りから見えないので、購入が可能になるのは【ゆめみのしずく】で身体が見えるようになってから。
 
レイドック側の船着場でも販売されており、乗船券を買えば何度でも船に乗ることはできるが、この時点で既に【主人公】がほぼ確実に【ルーラ】を覚えていると思われるので、実際に何度も購入する機会はないと思われる。普通にプレイしていれば一度買って終わりだろう。
強いて言えば、船着き場をセーブをせずに出てからレイドックにたどり着くまでの間に全滅して、サンマリーノに戻されてしまった場合にもう一度購入する程度か。
 
FC版DQ4のものがなぜか無くならないのに対し、こちらは使うとちゃんと回収されて無くなる。
そのため、アイテムコンプリートのために袋の中に券を残したい場合は、使って無くなった後に追加で買っておく必要がある。
ちなみに、買い足すのはいつでも可能。
ただし上記の通りパーティー人数が多いと値段が吊り上がる(そのくせ手に入るのは常に一枚だけ)ので、コレクションはしたいが少しでも無駄な出費を抑えたいプレイヤーは主人公とバーバラ以外のメンバーを【ルイーダの酒場】に預けてから買いに行くといいだろう。
まぁ精々200~300ゴールド程度の差ではあるが。
なお、乗船券自体は乗り場によらず共通であり、サンマリーノで購入したチケットでレイドック側の船着き場からも乗れる上、たとえ2人分の料金で購入したとしても8人乗れてしまう。
 
余談だが、こちらでは道具として使うとくしゃくしゃになる。雑に扱っているのか、元々そういう文化でもあるのか。