【アニス】

ロトの紋章　～紋章を継ぐ者達へ～

【アラン】と【アステア】の娘で、【アロス】の双子の姉。
五年前の【ラダトーム】集団失踪事件で行方不明となっていたが、アロス達の行く先々に現れ【オーブ】を次々に奪い去っていく。しかし、このアニスの行動は【クインゾルマ】の策略によるものだった。
　
数年前、卵の中の鏡面世界から外界を見ていた子【ラーミア】はアニスが自分に気づいたと錯覚。以後アニスに執心するようになり、同時にアロスを「アニスを独占する邪魔者」と感じるようになる。
このラーミアの感情を利用できると踏んだクインゾルマは、ラダトームの人々を鏡面世界に取り込んだ際にアニスも引き入れさせた。一方でアロスは嫉妬したラーミアにより拒まれている。
クインゾルマはアニスからアロスの記憶を消し去り、ラダトームの人々からもアニスに関する記憶を消した。ラダトームの人々を救うにはオーブを集めて自分をここから解放する以外にないと嘘を吹き込み、オーブ集めの手駒として利用する。
奇しくも父親と同じ道をたどってしまうことになる。
操られているのではなく、記憶を消されたうえで偽情報を吹き込まれ自発的に行動していたため、【レイアムランドのほこらの巫女】たちも邪気を感じなかった。
　
繰り返される同じ日々のなか、剣王【キラ（ロトの紋章）】に何度も剣術を教わっている為に剣の扱いに長けている。また、アロスが【紋章剣】を入手した時と同じタイミングで紋章剣を入手しているが、剣に刻まれた文字は鏡に写ったように反対になっている。
ラーミアの事は弟のように思っているが、記憶を消された事もあってアロスの事は全く覚えていなかった。後にアロスの事も思いだすがクインゾルマに唆された事もあり、自分の存在意義を奪う影だと憎しみを募らせていくようになる。