【レイアムランドのほこらの巫女】

Last-modified: 2024-02-26 (月) 00:15:01

DQ3

【レイアムランドのほこら】にて【ラーミア】の卵を守っていた二人の巫女。
【みちくさ冒険ガイド】では「ラーミアの守り人」と表記されている。
双子と思われるが本編中では詳細不明。
 
「わたしたちは」「わたしたちは」「たまごを まもっています」「たまごを まもっています」と、二人で同じセリフを繰り返すという話し方が独特な雰囲気を生み出している。
6つの【オーブ】を卵の周囲にある金の冠の台座に捧げることで、伝説の不死鳥ラーミアが甦ることを教えてくれる。
オーブをいくつか捧げている状態で話しかけると、既に捧げ済みのオーブを教えてくれるが、捧げた祭壇の位置に従ってオーブの名を口にする。
彼女達から見て左上・左下・真上・真下・右上・右下の順。
プレイヤーが捧げた順番や、オーブの色は口にする順番に関係しない。
 
この二人がラーミア復活の際に口にするセリフ【おおぞらは おまえのもの】は、不死鳥の復活ということも相まって印象的なものとなっている。
 
彼女たちが何者で、いつの頃から何の目的で卵を守ってきたのかは定かではないが、永い間卵を守って来たようで、何よりもラーミアの復活を待ち望んでいた。
 
彼女たちのグラフィックは、FC版では【エルフ】のものが使用されており、魔物の姿や【透明】状態で話しかけると、エルフと同じリアクションをする。

リメイク版

専用のグラフィックが与えられ、魔物の姿で話しかけると、

ここは あなたがたの
来るような所では ありません。
出ていきなさいっ!

と言われる。そのほかの姿(ホビットも含む)では台詞は変化しない。
 
同じく透明状態で話しかけると、

だれか そこに いるのですね。
人の気配が かんじられます。

と言われる。
つまり、エルフと違って相手の正体を見破れないのである。
 
子供のように小柄なグラフィックであり、エルフは人間の成人女性とほぼ変わらない体格をしていることから、やはり彼女たちはエルフとはまた別の種族なのだろう。

DQ8

DQ8にも神鳥【レティス】とともに似たような二人組が登場する。
【暗黒魔城都市】の崩壊後、【レティシア】大陸にあるレティスの止まり木に出現。
DQ3そのままの二人で繰り返す台詞で、レティスとともに主人公一行にオーブ集めを依頼し、最初のオーブが【トラペッタ】にあることを教えてくれる。
 
DQ3の経験者にとっては嬉しいサービスではあるが、ストーリー上この二人について言及されることは全くない。
そもそも、DQ8のオーブ集めイベント自体がラスボス戦の前に無意味に世界をグルグルさせられる、集めている最中の仲間会話が全く用意されていない(そのせいでオーブを集めている間中、仲間たちから「こんなところに来ている場合じゃないだろう」と、理不尽に怒られる)など、レティスの正体を示唆するための伏線として後から取ってつけたような感が強く、彼女たちの存在感もやっぱり取ってつけた感じである。
 
ただし、DQ3に登場した者と同一人物であると仮定すれば、彼女たちもまたレティス同様に次元を超える力を持ち、いかなる時でも神鳥に仕える存在なのだろう。
 
3DS版では【やまびこのふえ】を使うと仲間会話があるようになったが…やはり彼女たちは影が薄い。
【写真クエスト】の被写体に指定されているが、どういうわけかクエスト発生が【神鳥のたましい】入手後とやたら早い(これはレティスの止まり木が出現場所になるため)。
当然ながらこの時点ではまだ彼女たちは現れていないため、結構長い間このクエストは撮影不能のままリストに残ることになる。

ライバルズエース

真2弾カードパックの拡張カードとして「レイアムランドの巫女」名義で実装。占い師専用のレジェンドレア。

2/2/2 冒険者
おうえん
召喚時:自分のデッキから本来のコストが9以上のカードを1枚引く

コスト9以上のカードはかなり数が限られる。コスト9の不死鳥ラーミアを意識しているのは間違いない。
彼女達も冒険者であるため、不死鳥ラーミアが活躍する伝説の勇者デッキでの適性が高い。
 
ちなみに【ゾーマ】【ダークドレアム】のサーチも可能。なんとも恐ろしい巫女である。

アベル伝説

双子の巫女「ハンナとカンナ」として35話(配信等では34話)で登場する。青い髪の方がハンナ(CV:長畑由美)、赤い髪の方がカンナ(CV:小島悠里)。
DQ4【公式ガイドブック】下巻に掲載された【ひかりのドレス】着用の【アリーナ】のデザインが使われている。
やはりラーミア復活時以外の出番は無いが、かつてラーミアの神殿を【レイアムランド】に移転する際に嵐に遭い、ハンナが持っていた【イエローオーブ】を海に落としてしまったという話が【ユリカ】から聞ける。

ロトの紋章

名前は「ミルフィーユ」と「メルヴェーユ」。
先端にドラゴンの飾りが付いた杖を持っており、ドラゴンの部分が外れて飛び回るようになっており、飛んで描いた円上に円柱型の結界を張ることができる。
プラズマの超磁界の球体に敵を捕らえたり、ラーミアの形をしたオーラで攻撃したり出来る。
 
ラーミア復活後も祠に留まっていたが、DQ3とDQ1の間を描いた漫画【ロトの紋章】にて【異魔神】の肉体が封印された【闇のオーブ】【アレフガルド】の聖域からレイアムランドの聖地に隠すため、地上世界にやって来たアステアとアルスがレイアムランドに訪れた際、一時的にオーブの封印が解け、絶体絶命の危機に訪れた際、異変を察知し、二人の前に現れ、四人の力でオーブを封印する重要な役柄で再び活躍をみせる。
アルスら二人にオーブを託され、封印を守っていた。
 
その後、異魔神を裏切ったジャガンが闇のオーブを奪うためこの地を訪れた際、戦闘に突入して【エビルデイン】を聖地の加護により退けるなど奮戦するが、聖なる力による攻撃ならば通じる事を悟ったジャガンに【王者の剣】によるバギクロスを使われて大ダメージを負い「闇のオーブ」を奪われてしまう。
ジャガンが手心を加えたため命までは奪われておらず、彼が去り際に言った言葉から彼の深い悲しみや憎しみを察し、彼が救われる事を心より願い【ルビス】に祈った。

余談

おそらく、彼女たちの元ネタは映画ゴジラシリーズに登場する、モスラに仕える双子の小美人であろう(小美人を演じた双子デュオ「ザ・ピーナッツ」は【フジテレビ】ディレクター時代の【すぎやまこういち】が手掛けた音楽番組「ザ・ヒットパレード」に出演するなど縁が深い)。
その辺を意識しているのか、ロトの紋章では常人よりはるかに小さい体格で描かれている。DQ8では主人公たちとさほど変わらない体格だが。
 
ちなみに、FC版DQ3のグラフィックやロトの紋章の絵柄から察するにどうやら彼女たちはエルフのようだが、真偽は不明。
【知られざる伝説】では長い黒髪を束ねた紅白の装束という出で立ちのイラストが掲載されていた。
小説版ではこの服装の記述で登場している。妖精の双子とのこと。なぜか「おおぞらは おまえのもの」は言ってくれなかった。
CDシアターでは「ラーミアの卵を守る妖精」と名乗っている。しっかり「おおぞらは おまえのもの」は言ってくれたがモブ扱いなのか、中の人は使い回し……。
 
リメイク版以降は黒い長髪に触角みたいな突起の付いた冠をつけた固有のグラフィックが割り当てられている。
体格も若干小柄になり、服の色も小美人っぽくなった。