【アプール】

Last-modified: 2023-08-05 (土) 20:53:32

DQ5(リメイク版)

仲間になった【エビルアップル】
SFC版では仲間にならず、リメイクにあたり新たに追加された仲間モンスターの1種。
【おばけきのこ】【ばくだんベビー】と並び【序盤3強】と呼ばれる実力者。

仲間になる確率

1匹目2匹目3匹目
1/21/64

仲間になったときの名前

1匹目2匹目3匹目4匹目
PS2版アプールエビアンアッポーヤマモー
DS版

1匹目・3匹目は言わずもがなリンゴを意味する「Apple」から。
2匹目の「エビアン」は「エビップル」から取っているのは明白だが、ミネラルウォーターの商品名として有名なため、そちらを連想する人も多いだろう。ちなみにその商品名の由来はその水の産地であるフランスの都市名である。
 
余談だが、英語版での名はAdamsであり、一般の苗字のように見えるが、恐らく「アダムのリンゴ(=禁断の果実)」が元ネタだと思われる。
【ドラゴンボール】でもフリーザの部下に同名のキャラクターが存在し、そちらも名前の由来はリンゴを意味するアップルからとられている。

覚える呪文・特技

ステータス

Lv素早さ身の守り賢さ運のよさ最大HP最大MP経験値
初期140403021590150
最大201001109540501688551819

耐性

強度属性
無効(なし)
強耐性(なし)
弱耐性イオ、ザキ・麻痺、ラリホー、メダパニ、マヌーサ、マホトーン、マホトラ
無耐性メラ、ギラ・炎、ヒャド・吹雪、バギ、デイン、ルカニ、メガンテ・体当たり、毒、休み

解説

主に【レヌール城】【神の塔】の周辺で仲間にすることができる。
敵のときは特に印象にも残らない平凡な雑魚だが、仲間になるととてつもなく覚醒する。
 
最高Lvは20と低いが、各能力値の初期値が敵のときよりも断然高い。
実はスライムナイトのLv20までの成長テーブルを流用しているのだが、なぜか全体的にかなり上方修正されている。
その成長速度は凄まじく、力・素早さはスライムナイトの1.3~1.5倍、MPと身の守りは約2倍の速度で伸びていく。
もはや設定ミスじゃないかと思うほど段違いのパラメータとなる。
またHPの初期値が異様に高く、敵のときの約3倍である90を誇る。これはSFC版のときに序盤モンスターの中で断トツの高さを誇った【くさったしたい】と同値である。
伸び率がさほどでもないので、中盤にはスライムナイトと同程度に落ち着くが、それでも十分な高さと言えるだろう。
しかも、敵のときに使う気配もなかった体当たりと不気味な光を覚えているなど謎が多い。
 
上述の通り【序盤3強】と称される実力者だが、何より嬉しいのは、1/2と言う圧倒的な仲間率の高さ。
青年時代前期開始直後でレヌール城や神の塔に出向くのは多少面倒だが、おばけきのこやばくだんベビーを仲間にできない場合は面倒がらずに出向いて仲間にしておきたいところ。
 
その反面、賢さは最初の時点では2しかなく、言うことを聞いてくれない。
これは序盤の仲間モンスターに共通する話でコイツに限ったことではないが、他と違ってなまじパラメータの初期値が非常に高く、パーティメンバー次第では即戦力としてスタメンに投入したくなるところなので目立つ。
そして最初から特技を覚えているため、賢さが低いうちは真面目に攻撃しないことが多い。(さすがに体当たりをぶっぱなしたりはしないのが救い)
【ビアンカのリボン】も装備できないため、大人しく賢さが20を超えるまでレベルを上げよう。
 
【装備グループ】は最も貧弱なタイプなのだが、序盤に限れば盾以外はそれなりのものが装備できるためほぼ問題がない。
同じ装備グループの【おどるほうせき】と違い、賢さが上がらないなんてことはないので安心していい。
 
かしこさが20に達しさえすれば、高い能力に加えた【マヒ攻撃】で、【サラボナ】辺りまでは敵なしの強さ。
バギ系呪文も、【複数攻撃武器】を1つも装備できない彼にとっては貴重な範囲攻撃手段になる。
特に【ようがんげんじん】戦では、主人公と共に【バギマ】をぶっぱなせば相当な火力を出せる。恐らく彼が最も輝くときだろう。ぜひともその快感を味わってほしい。
 
また、DQ5では数少ない味方のルカニの使い手でもある。(SFC版では【エリミネーター】しか使えなかった)
このルカニもなかなか便利で、特に青年時代前半の終盤において【カンダタ】から【ジャミ】(バリア消去後)までのボスはいずれもルカニがよく通る。
さらにアプール自身の攻撃力も高いので、大ダメージを与えて早期決着を図る上で非常に頼もしい。
ただし、PS2版はそもそもAIがバカなので、賢さが20を越えてもAIに任せていると、特に必要のない場面でルカニを唱えまくる点には注意。
 
耐性はイオ系に弱耐性がある程度で、補助耐性は総じて低い。
上述の通り、装備が貧弱な上に早々に成長限界を迎えるので、活躍できるのは中盤まで。
そのレベル不相応な圧倒的なパラメータを持ってしても、せいぜい【エルヘブン】辺りが限界だろう。
そこより後ろに引っ張ると、さすがに【こごえるふぶき】などで冷凍リンゴにされたり、【はげしいほのお】で焼きリンゴにされたりしてしまう。
これまでの活躍に感謝して、素直に引退させると良い。
 
会話コマンドでの台詞はというと、かしこさの初期値が2しかないくせして普通に人語を喋る。
しかしその内容は、悪そうな外見とは真逆の「ボクは食べられないよ。」「おいしく食べないでね。」
意外とかわいい。
まあ、言われなくてもあんなおっかない顔がついてるリンゴを食べようという気にはとてもならないが…
 
なお、低レベルプレイをする場合には、他の仲間のレベルをあまり上げられない関係上、低レベルでもステータスの高いこいつは、最後まで主力として活躍する。
通常プレイでも十分活躍するが、高い加入率、早熟ステ、そしてルカニにより、RTAではピエールと並んで常連中の常連。
青りんごもエスターク撃破RTAの常連なので、この世界のりんごはRTAに縁があるようだ。