【ウマ】

Last-modified: 2022-11-25 (金) 08:43:56

DQ11

今までありそうでなかった本作初登場の乗り物で、【馬車】ならぬ【馬】
DQ8の【キラーパンサー(乗り物)】、DQ10の【ドルボード】に続く、地上高速移動用の乗り物である。
なお、DQ10にも馬型の乗り物は存在したが、あちらはドルボードの外見だけを変えたものであり、生物としての馬ではない。
 
最初は【イシの村】を旅立つときに村長の【ダン】から【ロトゼタシアの地図】とともに譲り受け、以降は各機種ごとに後述する方法でフィールド上で拾うことになる。
世話をしている女の子から「一番の器量良し」と言われていることから、性別は牝と思われる。
ウマに乗ることで【フィールド】を自由かつ高速に駆け回る事が出来る。
なお、乗馬中であっても戦闘に入ると騎馬戦といかず、地上に降りて戦闘になる。
また、乗馬中は【フィールド攻撃】ができなくなるという制限がある。
ウマに乗った状態で【キャンプ】をすると繋がれている様子が見え、冒険を再開するときは再びウマに乗っている。
 
純然たる乗り物としての存在であり、名前すら付けられておらず、クエストには一切関わらない。
ウマがモンスターの攻撃を受けたり、勝手にどこかに行ってしまったりすることはないので安心。
 
馬に乗るとPC【NPC】にかかわらず仲間の姿が消え、【主人公(DQ11)】のみ表示される。
モンスター乗り物やDQ8のキラーパンサーにも言えることだが、言及・描写されないものの仲間達も馬に乗っていると考えるのが無難だろう。
主人公と【シルビア】【グレイグ】は設定や描写から明確に乗馬技術が高く、【カミュ】【マルティナ】もイベントシーンで騎乗しているのである程度の技量は確認できる。
【ロウ】は過去に諸国の王達と幾度か馬で競争していたらしいが現在は不明で、【ベロニカ】【セーニャ】に関してはその手の情報は皆無。
三人も乗馬できるのか、あるいはできないので誰かの馬に二人乗りしているのだろうか?
 
移動手段としてだけでなく、ウマに乗るミニゲームである【ウマレース】も登場する。

【デュラハンナイト】系の【モンスター乗り物】は当該項目を参照。

PS4版

フィールドの特定の場所(主に町の入口付近など)及びキャンプ地にある「馬呼びの鐘」で呼び出すことにより乗馬できる。芦毛の馬体である。
徒歩よりも速く移動が可能で、【毒の沼地】をノーダメージで通過できる。
R2ボタンを押している間は更に【ダッシュ】することが出来る。ダッシュ中は主人公の強さに応じて小型・中型モンスターを豪快に吹き飛ばすことが出来て、とっても快感。ヘタなモンスターより強い馬である。
ゴーレム系やおにこんぼう系など見た目が大きいモンスターは吹き飛ばせない。中型のモンスターでも【ヘルカッチャ】系は吹き飛ばせないが、【ごうけつぐま】系や【メイデンドール】系などは吹き飛ばし可能。
モンスターを吹き飛ばした回数は【戦歴】にも記録され、回数に応じた【称号】も用意されている(回数は【モンスター乗り物】と合わせてカウントされる)。
ただ、ダッシュをしたまま町の入口やイベント発生ポイントに突っ込んだりすると急停止のモーションが入り、その分タイムロスになる。通常プレイでは気にする必要無いほどのロスだが、1分1秒を争うタイムアタックではバカにできない差になるため、そのポイントの寸前でダッシュボタンを離すというテクニックが重要となる。
 
屈んでくぐり抜ける狭い穴やよじ登る高い段差、カニ歩きで進む細い足場や丸太の橋などを進むことはできず、そのような地点ではウマを降りる必要がある。階段も登り降りできないことが多く、【メダチャット地方】北部の川沿いの谷間でも降りなくてはならない。
【ゼーランダ山】の洞窟の手前でも降りる必要がある。しかしおかげでその先で乗る必要のある【キラーポッド】を撥ね飛ばしてしまうようなことにはならずに済む。
【ソルティアナ海岸】から【ナプガーナ密林】に向かう道にはご丁寧にも「ウマ進入禁止」という看板があり、その通り降りないと先に進めない。
 
なおフィールド上だけでなく、【サマディー城下町】のイベントで【ファーリス】王子の代わりにウマレースに出場する前にも王子のウマに乗る必要があり、このウマもダッシュが可能。

3DS版(3Dモード)

大体のフィールドで配置されており、町などの近くにいることが多い。PS4版のウマと違い鹿毛である。
ウマを調べる事で乗馬でき、移動速度が速くなるが、PS4版のようなダッシュやモンスターを吹き飛ばす仕様はない。
毒の沼地では徒歩時と同様にダメージを受けてしまう一方、移動によってHPやMPを回復する装備の効果は現れない。
ハシゴのある場所では降りる必要がある一方、PS4版では地形の関係などで乗ることのできないナプガーナ密林や【ダーハラ湿原】でも3DS版ではウマで進むことができる。
 
フィールド攻撃ができないデメリットを考えると乗馬のメリットは少ないが、大陸を横断するなど長距離の移動になると、それなりに無視できない速度差ではある。特に【ヨッチ族】をかき集める際はおおいに役立つ。
なお、ウマに乗ったままでもヨッチ族に話しかけることは可能だが、稀にヨッチ族が岩壁のすぐ近くなど窮屈な位置に立っている場合、ウマに乗ったままでは接近しきれず話しかけられないことがある(【ホムスビ山地】などで生じる)。その時は少し面倒だがウマから降りて直接話す必要がある。

3DS版(2Dモード)

2画面モードである最初の旅立ち時のみ使用可能。2D画面では芦毛になっている。
3D画面と2D画面とであまりにもウマの色が違うことに戸惑ったプレイヤーも少なくないはず。
【導きの教会】以降は2Dモードではウマは利用できなくなるが、【ランダムエンカウント】で徒歩の移動速度自体も3Dモードよりも相対的に速いため問題は無い。
モンスター乗り物は存在するため、ウマと同じ系統のものでは乗った気分を味わえる。キャンプでも繋がれており、乗ったままの冒険再開となる。

DQ11S

3DモードはPS4版、2Dモードは3DS版2Dモードを踏襲しているが、スピードアップが施されたほか、使いやすくなるようにいくつかの仕様変更が施された。
 
まず、新アイテムとして【馬呼びのベル】が登場。これを使用することで、(地形や進行状況により制限がかかる場合を除き)フィールド上ならどこでも自由にウマを呼べるようになった。
2Dモードでも馬呼びのベルは使えるため、3DS版では最序盤でしか使えなかった2Dモードのウマをいつでも利用することが可能。
なお、追加シナリオで主人公以外のキャラが馬呼びの鐘を鳴らそうとしても「うまく鳴らせなかった」と表示されて呼ぶことができない。
 
さらに、3Dモードにてウマで敵を吹き飛ばした際は、戦闘で倒した際の30%ではあるが経験値が入るようになった。吹き飛ばしによりレベルが上がる経験値に達した場合は、その次の戦闘でレベルが上がる。
ただし、お金やドロップアイテムは吹き飛ばしでは入手できない。
 
また、ほぼ上位互換の性能を持つ乗り物として、モンスター乗り物とは別枠で【キラーパンサー(乗り物)】が導入されている。