【ギンドロ組】

Last-modified: 2021-10-10 (日) 11:20:25

DQ6

【ガンディーノ】に本拠を置く団体で、いわゆるヤクザ集団。
英語版での名称はthe Gandino gang。
名の由来は明らかではないが、「スリの銀次」や盗み食いの隠語である「銀蠅」など「銀」の入る盗みの関連用語があるため、それらと「泥棒」の合成であろうか。
 
先代【ガンディーノ王】王妃とも手を組んで人身売買などの悪事を散々繰り広げてきたが、王様が変わって王家の後ろ盾がなくなってからはその勢力を失った。
 
現在は親分は病気で伏せっており、後継者とみなされている一人娘も悪徳稼業を嫌い堅気として生きるつもりで継ぐ気はまったくないため復活の見込みは薄いが、未だに組員が入り口で通行人にオラついていたり、人さらいで生きられた古いガンディーノを懐かしむ組員もいて、規模は縮小されたものの消滅させることは容易ではない。
組織が弱体化したとはいえ、残った組員らがナンバー2格を頭にして暴走する可能性や、地下に潜って目に見えにくい組織として暗躍するようになるリスクもまだまだあると思われる。
ギンドロ組に厳しい対応を取っている現王が強権で取り潰すような対応を取っていないのもそうした暗躍組織化するリスクを恐れてのことかもしれない。
幸い、ストーリー中でそうした問題が噴出することはない。
 
城の地下道と隠れ家の井戸が繋がっており、地下を経由して横流しをしていた可能性がある。
 
かつては【ミレーユ】【テリー】の姉弟もこの組の手にかかって人生が一変してしまった。
しかしこの姉弟がガンディーノを離れるきっかけを作ったのもまたこの組である。
彼らが廻り廻って後に大魔王を倒す一行に加わることになった遠因とも言えるため、物凄く遠回りな形で世界平和に貢献した……と言えなくもない。だからと言ってギンドロ組のやったことが許されるわけではないが。
 
姉弟は二人とも最終的にガンディーノから離れて暮らすことを選んだので、ギンドロ組の完全撲滅は現ガンディーノ王の手腕に掛かっている。

小説版

ミレーユの過去に大きく関与しているためか、様々な設定が追加されて登場。
跡取り娘は「シェリスタ」という名前で、容姿は黒髪に黒い目をしている。
 
シェリスタとミレーユは幼馴染であり、川で溺れかけた幼いテリーをシェリスタが助けたのがキッカケで姉妹のように仲良くなる。
しかし二人が14~5歳の時、当時のガンディーノ王がシェリスタをよこせと要求し、シェリスタの父は娘を守るために、身代わりとしてミレーユをガンディーノ王へと差し出した。
後にミレーユが城から姿を消したと知り、シェリスタもツテを頼って捜索するも成果がなかったため、ほとんどミレーユの生存を諦めていたが、イザ達と共にミレーユがガンディーノを訪れたため、再会を果たした。
このとき「気が気じゃなかったんだから」と泣き叫んでおり、どれだけミレーユを案じていたかが窺える。
またミレーユの蛇嫌いは、シェリスタが大きな毒蛇に襲われかけたのをミレーユが庇い大怪我したのが原因となっている。
 
主人公イザ達が旅立つときは「ミレーユがケガをしないために、仲間には最高の武装を」ということで、【ドラゴンメイル】【炎の剣】など、強力な武具を揃えてくれた。