【ドラゴンメイル】

Last-modified: 2024-03-21 (木) 05:06:06

概要

DQ3以降常連の鎧。
その名の通りドラゴンの硬い鱗や皮膚を素材に使った鎧で、その鎧の頑丈さもさることながらブレスに対する耐性を持っている。
恵まれた耐性のおかげで作品内での地位は高い。
 
中盤~後半にかけては打撃よりもブレスが怖い敵が多くなってくるので、とても役に立つ。
市販されているのもありがたい。欠点を挙げるとするならば装備可能者が限られることか。

DQ3

【しゅび力】は45で、【勇者】【戦士】が装備可能。炎ブレスのダメージを2/3に軽減する効果を持つ。
商人の町バークを最大に発展させると武器屋で9800Gで販売されるようになる他、アレフガルドでは【ラダトーム】【ドムドーラ】【マイラ】で販売されている。また、【キングヒドラ】がドロップすることもある。
【ファミコン神拳 奥義大全書】でのデザインは禍々しい紫色の鱗状の鎧に赤い目をしたバックルが施されており、一見すると呪いの防具に見えたりもした。
 
本作の場合、アレフガルドに進出するまでは苛烈に炎ブレスを吐く敵が少なく、呪文攻撃主体の敵の方が大半なので耐性があまり光らない。
ボスとの戦いにおいても、肝心の【やまたのおろち】戦には用意できず、【バラモス】はローテーション行動のため、【マホトーン】が通じない限りは呪文攻撃の方が強烈だったりする。
特に勇者の【一人旅】であれば素直に魔法の鎧で挑んだほうがましだろう。
 
下界に入れば炎ブレスを吐く敵も増えるのでそこそこ便利になるが、そもそも耐性が重複しない以上、【フバーハ】さえ唱えれば装備する意味が無くなるのが悲しい限り。
そして、吹雪による攻撃が主体の【ゾーマ】戦では全く役に立たない。
上述により、守備力は5落ちるが約半額で早めに買えるうえ、呪文ダメージを軽減する【まほうのよろい】の座を奪えないことが多いだろう。
 
このように本作ではどちらかといえば不遇な扱いだが、【ラダトーム北の洞窟】の攻略では話は別。
この洞窟内では呪文がかき消されてしまう上に、【ヒドラ】【サラマンダー】等、炎攻撃を得意とするモンスターが出現するため、無力化されるフバーハの代わりとして大活躍する。ヒドラの燃えさかる火炎2連発や、サラマンダーの激しい炎のダメージをある程度軽減できるのはかなり大きい。装備できる者がいれば、【ゆうしゃのたて】を入手する際に是非とも活用しよう。
ただし同所で敵の出るフロアはそれほど広くないので、運が良ければそれらの敵とあまり戦わずに切り抜けられることもあるのが微妙なところ。
どうしてもリセットを避けて万全の体勢で一発勝負がしたいならこれを使うと良いだろう。
 
また、戦士にとっては炎を吐く敵の出現地域を熟知しておくことで、魔法の鎧と上手く使い分けてフバーハに頼らずにダメージを抑えることも可能である。
前述の通り、バラモスにマホトーンが効いた時も有用である。
フバーハの習得レベルは32なので、低レベルで挑むなら一考の余地はあるだろう。
 
ちなみに、FC作品4つにおいて「炎は防ぐが吹雪は防がない」のは本作のコレだけなので、炎と吹雪の効果を明確に分ける唯一のものとしてある意味貴重である。
また、上の世界で買えることから【公式ガイドブック】にも載っていたが、【らいじんのけん】と違ってドロップリストには載っておらず、商人の町についても非掲載であった。これにより、「買値9800G」とは載っているが売っている場所が分からず、この本片手に冒険したプレイヤーは何処で買えるのか悩んだことだろう。

リメイク版

バークとマイラでは買えなくなり、アレフガルドのラダトームとドムドーラのみで販売されている。
 
相変わらず炎しか防げないが耐性が重複するようになったうえ、戦闘中に防具も変えられるようになったため、敵にあわせて使えるサブ防具として使いやすくはなった。
しかし、【上の世界】で手に入らなくなったため、戦闘中の装備変更が最も生きるバラモス戦で装備できなくなってしまった。
また装備を変更すると能力上昇が無効化されるバグにも注意が必要。
 
【しんりゅう】【グランドラゴーン】戦では【しゃくねつ】のダメージを減らせるので、魔法の鎧で【イオナズン】のダメージを減らすよりは有効。
無論【ひかりのドレス】を装備できない男戦士にとっては、だが。
 
なお女の【商人】に鑑定させると奇妙なセリフが出る。詳細は【みる】を参照のこと。

アプリ版以降

光のドレスが一点ものと化した結果、神竜戦では女戦士にとっても選択肢に入る防具となった。

DQ4

守備力45、炎と吹雪のダメージを2/3に軽減する。
【勇者】【ライアン】が装備可能。
今作では炎・吹雪両方のダメージを軽減可能で、耐性がフバーハと重複するため、前作からかなり強化されている。
 
【リバーサイド】【ロザリーヒル】にて5200Gで販売されているほか、【ブルデビル】がドロップすることもある。
船入手直後に購入可能で、【ドラゴニット】【ドラゴンライダー】【こうねつのガス】【アイスコンドル】【ふぶき】など、中盤のブレス攻撃対策に欠かせない。船の持ち主でもある【トルネコ】【はじゃのつるぎ】を大量に持ち越していることが多いので、すぐに購入できるだろうし、それに見合った価値もある。
前作と同等の守備力を保ちつつ、耐性強化・早い登場に値下げと入手しやすくなり、シリーズ屈指の使い勝手の良さを持つ。
 
勇者は【てんくうのよろい】が手に入れば用済みだが、ライアンにとっては呪い装備の【まじんのよろい】を除けばデメリットの無い唯一のブレス耐性防具なので、最終装備の有力候補となる。
【はぐれメタルよろい】とは守備力が50ポイント、実ダメージにして12.5ポイントの差があり、打撃をよく受ける前衛にとっては無視できない数値なので、敵の登場頻度やボスの攻撃の種類によって使い分けるといい。

リメイク版

炎・吹雪のダメージを2/3に抑える割合軽減が20ポイントの固定値軽減に仕様変更された。
また、勇者・ライアンに加え、【ピサロ】も装備可能となる。
 
ブレス耐性が固定値軽減になった影響で【こごえるふぶき】以下のブレス攻撃には強くなったが、
【はげしいほのお】以上の強力なブレス攻撃には弱くなってしまった。
ただし、DS・スマホ版ではフバーハの軽減方式変更により、先にフバーハでブレス攻撃のダメージを半減してから防具のブレス耐性で軽減するようになったため、フバーハを使用した場合は【かがやくいき】(100~117ダメージ)までならば、20の固定値軽減が2/3の割合軽減を上回る。
 
また、FC版にあったバグが修正され、鎧と盾の耐性がしっかり重複するようになっているため、
同時期に購入可能な【ドラゴンシールド】と併せて装備することで、かなり強力なブレス耐性を得ることができる。
高熱のガスは完全シャットアウトされ、こごえるふぶきも装備可能者の体力の高さからそよ風にしかならなくなる。
同じく同時期に購入可能な【ドラゴンキラー】も併せたドラゴンシリーズ3点セットは中盤の戦力の要であり、
これらの有無で【キングレオ】戦の難易度も大きく変わってくるだろう。
加えて、トルネコが持ち越せるはじゃのつるぎの数も増えている(PS版では所持可能な道具の数が12となり、DS版・スマホ版では【ふくろ】がある)ので、海上モンスターが強化されているとは言え多少のリスクを冒してもすぐに購入してしまう方がいいだろう。
 
女勇者以外の装備可能キャラにはブレス耐性のある体防具がこれしかないため、状況に応じて使い分けるといい。
 
ちなみに本作においては、体防具の持つ耐性は大半が魔法ダメージ軽減に偏っている(いくつかは魔法とブレスの両方に対応)。
そんな中でドラゴンメイルは唯一ブレスのみ軽減する体防具となっており、本作においては中々特異な立ち位置の防具であったりする。

DQ5

守備力+50で、【主人公】【男の子】【ピピン】と、【スライムナイト】などの仲間モンスターが装備可能。
設定上はSFC・PS2版のみ【ヘンリー】も装備可能。
入手方法は、【グランバニア】で7500Gで販売されているものを購入するのみ。
 
DQ3の時よりも耐性はさらに劣化し、なんと炎ブレスのダメージを10軽減するのみ。守備力こそ微増したものの、前作DQ4よりも耐性面が大幅に弱体化してしまった。
おまけに【ふうじんのたて】【ドラゴンシールド】の方が、総合的な耐性では優秀であるほどの体たらく。
 
上述の通り平凡な防具に成り下がってしまったが、炎ブレスを軽減する前衛キャラ向けの市販品は実は他にない。
というより順当に進めていれば待望の耐性付きの鎧であり、これ以上のランクはべらぼうに高いのでなんだかんだでかなり終盤まで現役で活躍できる。
無料で手に入る専用装備に頼るにしても、バカみたいに【はげしいほのお】を吐く【ブオーン】を倒さないと、【てんくうのよろい】【おうじゃのマント】が手に入らない。
そのブオーン戦は主人公の参戦は必須であり、仲間モンスターの面子次第では【フバーハ】を習得できる男の子も面子入りさせたいところである。
【ちいさなメダル】景品で【しんぴのよろい】を確保している場合は主人公に買う必要性はないが、男の子や【スライムナイト】などの仲間モンスターにも装備可能者は多いので、なんだかんだで需要はある。
青年時代後半になると急激に金欠が加速することを考えると、7500Gという比較的安価で耐性が得られるメリットは大きい。
ただし、【ジャミ】戦以降の青年時代後半の地上ではどちらかというと吹雪系ブレスの使い手が増えるのでもどかしい思いをする機会が多いのも確かだが。
とはいえピエール先生分は元々の炎耐性の高さを考えると資金次第では購入の優先順位は低い。
直後に【やいばのよろい】を拾えるのでなおさらである。
 
主人公や男の子の専用装備が手に入ったら仲間モンスターにお下がりとして渡すことで、無駄なく活用できる。
しかし、炎ブレス耐性を少しでも強化したいであろう【キラーマシン】は、これまた装備できず、非常に腹立たしい限り。ことごとく耐性防具に恵まれないキャラである...。
SFCの【公式ガイドブック】で身につけているのは【メッサーラ】で、彼は炎ブレス耐性装備はこれと【まじんのよろい】しか装備できないので、まじんのよろいを他の仲間に与えるならそのまま最終装備にしてしまってもいい。
 
ちなみにPS2版の【オープントレイ技】でヘンリーを連れ回している場合、彼にとって唯一の耐性付き鎧である。
大抵はそのままヘンリーの最終装備になると思われる。

DQ6

守備力は60で、かっこよさは37。また、炎ダメージを15軽減する。前作よりも少し強化された(マシになった)。
【主人公】【ハッサン】【テリー】【アモス】【ドランゴ】と、スライムナイトなどの仲間モンスターが装備できる。
【ロンガデセオ】【ガンディーノ】などで12000Gで販売されているほか、【ボーンファイター】がドロップすることもある。
テリーの初期装備にもなっている。
 
【おしゃれなかじや】で2000Gで鍛え直してもらうと、かっこよさは鎧トップクラスの72に増加する。
また、【ベストドレッサーコンテスト】では、これと【ドラゴンキラー】【ドラゴンシールド】の組み合わせで、かっこよさが15ポイントボーナスされる。
しかし、装備品3枠も使うわりにボーナスが少なく、さほど高得点は狙えない。
むしろ、単品でのかっこよさがトップクラスに高いことを利用して、【らいめいのけん】【ふうじんのたて】と組み合わせた方が高得点が出せる。
ただし雷鳴の剣を装備できないドランゴをコンテストランク7(モンスター限定)に出場させるなら、鍛冶屋代以外はタダで揃えられるドラゴン装備が有用。
DS版なら【ピエール】がいるが、SFC版の場合はドランゴ以外でコンテスト有利な装備グループのモンスターを仲間にしていない可能性は充分にある。

DQ7

守備力60、かっこよさ37、炎ダメージ15軽減と、DQ6と全く同じ性能。【主人公】【アイラ】が装備できる。
現代【レブレサック】【コスタール】で15000Gで販売されている。
 
さらに、現代旅の宿以降の【ラッキーパネル】の景品にもなっているため早期入手も可能。
出現確率こそ低いが旅の宿で入手できたら、過去の石版世界を全部クリアするまではこれで十分乗り切れる。
ただし、同じく現代旅の宿からラッキーパネルに出現する鎧系統の中では最も耐性の範囲が狭い。
【シルバーメイル】【まほうのよろい】は中盤戦で敵サイドがよく使うデイン系以外の呪文を軽減可。
また、【あつでのよろい】は同じく15ポイントの炎ダメージ軽減に加え吹雪ダメージも軽減する。
ダーマ以降は雑魚戦・ボス戦ともに属性攻撃も多彩になってくるため、この鎧のみに頼り切れるとは言い難い。
だが守備力はこの鎧が一番高いため、【セト】【ウルフデビル】など物理攻撃中心の敵が相手の際にあると心強い。
どの鎧も旅の宿時点では出現率は低いが、もしこれらを併せ持つことができたら使い分けていきたい。
ラッキーパネルで入手しないなら、価格の割に性能は飛び抜けてはいないので購入の必要はほぼないだろう。
 
ちなみに【リートルード】のかっこよさランキングでは、前作と同じくドラゴン装備でボーナスされる。

DQ8

守備力は60で、炎ダメージだけでなく久々に吹雪ダメージも20ポイント抑えるようになった。
【主人公】【ヤンガス】が装備できる。
オークニスで12000Gで販売されているほか、【シルバーメイル】+【竜のうろこ】×2の錬金でも入手可能。
船入手後、できるだけ早く材料を調達して作ると非常に役立つ上に、遥かに安上がりで済む。
 
シルバーメイル(4300G)から逆算したこの値段差は、製造費はもちろんのこと、凶暴なドラゴン系モンスターから竜のうろこを調達するための労務費も多分に関わっているが故のものか。
同じく竜のうろこを2つ費やすドラゴンシールドもそうだが、こちらの方が値段差が遥かに大きいことを踏まえると、製造費の占める割合は相当高いようだ。
こうして見ると、製造費を丸ごとハブれる【錬金釜】の偉大さが一層よく分かる。

DQ9

これまで上昇傾向にあった守備力は、防具細分化の影響を受けて44に低下。
しかし、耐性面は炎、氷属性を20%軽減と優れた耐性を持つようになった。
【戦士】【盗賊】【旅芸人】【バトルマスター】【パラディン】【レンジャー】【スーパースター】が装備できる。
 
【ナザム村】【ドミールの里】で11500Gで販売されているほか、【クローハンズ】のレアドロップ、【まほうのよろい】+竜のうろこ×2+【ちからのルビー】の錬金で入手できる。

DQ11

【主人公】【グレイグ】が装備可能な鎧。
うち直しに必要な宝珠は12個。

-+1+2+3
守備力60636669
炎属性ダメージ軽減20%
氷属性ダメージ軽減

異変後の【メダチャット地方】(キャンプ)、【プチャラオ村】【ソルティコの町】【ネルセンの宿屋】【ユグノア地方】(キャンプ)、【グロッタの町】にて12000Gで売っている。
【ふしぎな鍛冶】でも作成できる。レシピは【続ドラゴン装備図鑑】に記載。
必要材料は【ミスリルこうせき】×3+【ドラゴンの皮】×2+【レッドアイ】×2。
 
鍛冶で作れる時期は【ドゥルダ郷】のイベント前後になるが、この頃だと少し前に【まほうのよろい】【キングコート】のレシピが手に入るが、これらは全属性耐性持ちという利点があり守備力もほぼ互角。
敵の使用頻度が多い炎・氷耐性であればこちらが上と言う利点はあるが、同じくドゥルダ郷でまほうのよろいがほぼ半額で買えることを考えると、他の防具達に比べると今作では少々地味な扱いかもしれない。
 
とは言え素材自体はドゥルダ郷、ドゥーランダ山、メダル女学園とグレイグが加入した直後から購入したりフィールドやモンスターからの入手が簡単な素材が多く、鍛冶で作成することも比較的容易。
なのでグレイグ用の防具を用意して無かった時に渡すものとしては十分選択肢に入る鎧なのは確か。特にここまで初期装備の【あつでのよろい】で済ませている場合は完全上位互換になる。

ビルダーズ2

【オッカムル島】で拠点東側の【ドラゴンソルジャー】を倒すとレシピを習得する。防御力は42で、炎と氷のダメージを減らす。
【りゅうのうろこ】3個、【金のインゴット】1個、【ひも】1個で作ることができる。
 
防御力は【ムーンブルク島】で作れるようになる【はがねのよろい】と同じだが、炎と氷のダメージを減らすので性能は上。
 
りゅうのうろこが3個必要となるものの、オッカムル南西端にいる【ドラゴンキラー】をひらめく条件となっている方のドラゴンソルジャーも倒せば、ドラゴンキラーに必要な分と合わせて4個手に入れることができる。
前述の通りはがねのよろいの上位互換となる性能であり、ムーンブルク後半で【まほうのよろい】を入手するまで使っていけるので、ぜひ作っておきたい。

スキャンバトラーズ

タクティカルチケットホルダーの付録として付いてくる。 装備レベル66。
後に超3弾で武闘家相性付きで登場。
装備するとFFの竜騎士然としたオリジナルの緑色の兜が付いてくる。
さしずめ「ドラゴンヘルム」といったところか。

トレジャーズ

【お宝】の一つとして登場。

お宝No.87
レアリティトレジャー
カテゴリーヒストリー
コレクション防具
標準価格2,200,000G

タクト

Aランク武器として登場。バトルロードや「ドラゴンフェスティバル」で入手可能。
基本値 : しゅび力+16
特殊効果 : ドラゴン系毒耐性+9%
装備可能タイプ : こうげきタイプ・ぼうぎょタイプ
錬金候補 : ドラゴン系デイン属性耐性+3%・ドラゴン系デイン属性物理耐性+4%・ドラゴン系毒耐性+4%・ドラゴン系HP+30・ドラゴン系しゅび力+13 他