【セーリア】

Last-modified: 2023-02-13 (月) 23:24:33

概要

DQ10の登場人物で、【ヴェリナードのおはなし】に深くかかわる【ウェディ】の女性。声優は田中美海。
常に裸足なのだが、これはDQ10オンライン開発中の事情に由来する(後述)。

DQ10オフライン

【永遠の地下迷宮】において「永遠の水」の中に囚われていたセーリアのことを知った【オーディス】王子は、その存在について調査を進めていた。
「永遠の水」は中に入ったものの【時間が止まる】効力があり、オーディスはそこから歴史書を調べ、記録から消されたヴェリナード王家の者だということに行きついていた。
同じ王家の者として解放を試みるも失敗し、オーディスは自分をだましていた【キャスラン】によって永遠の水の中へ落とされてしまう。
そこに駆け付けた女王【ディオーレ】は我が子を助けるために「刹那の歌」を歌い、永遠の水が排出されたことでオーディスとセーリアは解放される。
 
実はセーリアは「永遠の歌」の力で【暴君バサグランデ】という恐ろしい魔物を封印するため、自ら永遠の水に入りバサグランデを封じ続けていたのだ。
復活したバサグランデは、セーリアとディオーレが永遠の歌を二人で歌って弱体化させ、【主人公(DQ10)】の活躍で無事に倒される。
封印の巫女としての役割を終えたセーリアは、王家の預かりとなって【ヴェリナード城】で暮らすようになるのだった。
なお国民たちからは、女王らの傍らに立つ様子から将来のオーディスの結婚相手だと噂されている。
 
ヴェリナードのおはなしの後日談クエストシリーズ【それは誰がために】において、彼女の素性やヴェリナードの歴史に纏わる事実が明かされる。
セーリアの父親は三百年前の人物で、ディオーレから数えて十七代前、ヴェリナードの歴史で最後の男王【ラーディス】だった。
バサグランデ封印のために娘を犠牲にしてしまったことでラーディスは王位を退き、以後ヴェリナードは女王を頂き王家の男はこれを守るべしと定める。
これを守らせるためにラーディスは「育みの歌」を二つに分け、女王のための「恵みの歌」を継承し、男王のための「導きの歌」は厳重に封印したのだった。

DQ10オンライン

DQ10オンラインの設定資料集アストルティア創世記には、アート班のコメントとして

水のなかで眠る姿を想像したときに、靴をはいているのはヘンだと感じて裸足にしたのですが、その後もずっと裸足のままで登場することになってしまいました。これは教訓として、今後のキャラクターデザインに活かしたいと思っています。

と書かれている。
ずっと裸足のまま登場することになってしまった理由については書かれていないが、後のDQ11において学生服なのにハイヒールになってしまったマルティナの例があり、そちらはDQ11の資料集で「標準衣装がハイヒールなので靴を変えると3Dモデルの背丈が変わって他に影響が出る」旨が書かれている。
このため、裸足で登場したセーリアに靴を履かせると同様の問題が生じるからだと思われる。
ゲーム中では「靴を履かないのが当時の風習だったので履いていると違和感がある」と設定されている。
 
シナリオ面では、オフライン範囲外のメインストーリーにおいて出番がある。
詳細はDQ10大辞典:【セーリア】を参照。