【フルカス】

Last-modified: 2022-09-29 (木) 10:27:33

ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章

【ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章】の登場人物。声優はコミックCDでは幹本雄之が担当。
かつて【アレル】と共に大魔王【ゾーマ】と戦った聖戦士の一人。
DQ3の職業における【戦士】であり、アリアハンに仕えていた凄腕の剣士で、後に「剣王」と称された。
彼の眼は瞳が二つ並んだ「車輪眼」と言う特殊なものとなっている。
彼以後の世代では、この眼は有する者が剣王フルカスの子孫である証となるため、三ケンオウの一人、賢王【カダル】【キラ】が剣王の資質を持っていることを見抜かせ、
【魔剣ネクロス】に操られた【サーバイン】にはキラが自分の血縁であることを勘付かせた。
カダルはキラにこの車輪眼を見出した時に「聖戦士の器の証」と独白しているが、、ヤオやポロンは特にそのような描写はなかったので、あくまでフルカスの一族のみが持つ特異体質的なものである模様。
 
前述したが元々彼はアリアハンに仕える兵士である。
ある日、【ルイーダの酒場】にて自分の偽物が暴れるという事件があった。
フルカスに化けていた【デスストーカー】が正体を現し、酒場の常連客が浮足立つ中、どちらも余所者である武闘家【フォン】と当時はまだ駆け出しの僧侶だったカダルがこれに対処。
二人がこの偽物を追い詰めた所に現れ、逃げようとしていた偽物を一刀のもとに切り伏せる。
そしてフォンやカダルと談笑していた所で勇者アレルに出会い、共に旅立つことに。
 
【アルス】が垣間見たゾーマとの最終決戦では【らいじんのけん】【ベギラゴン】を撃ったぐらいで、描写されている限りではあまり目立った活躍はない(アルスが見る前にもっと活躍していた可能性もあるが)。
それもFC版では【ひかりのたま】使用後のゾーマにはベギラゴンは効かないので、当時の読者からしたら「ああ、これは効かんな」ということが事前にわかる場面ではある(初見で耐性を見切れというのも無理な話ではあるが)。
更に、弱ったゾーマに一斉に止めを刺すシーンで彼一人だけが攻撃を加えるところを描写されていなかったりと、ちょっぴり扱いが悪い。(カダルの魔法→フォンの蹴り→アレルの斬撃で止め)
王宮戦士時代の頃にあたる外伝エピソード『ここより永遠に…』でも、直ぐに正体を見破られたため汚名を被ることはなかったとはいえ魔物に成りすまされたあげく、本人の出番は最後の最後にほんのちょびっとだけ‥‥と、やっぱり扱いが悪い。
 
ゾーマ戦後は【サマンオサ】近くの故郷(後の剣王の里)に戻り、旅の道中で手に入れた強力だがデメリットも大きい「呪われた武具」を使いこなすための修業を行う。(雷神の剣の攻撃力では不満だったのだろうか?)
そして、厳しい修行の末、呪われずにこれらの武具を使いこなす【幻魔剣】を完成させた。
修業中の一コマでは【はかいのつるぎ】を手にしている。
しかし、開祖である彼をもってしても、強力な呪力を持つ魔剣ネクロスは制御しきれず、結果的に後の禍根に繋がってしまうこととなった。
 
アレルのパーティー内で最高齢だったのもあってか、旅立ちからその容姿がほとんど変わっていない。
見た目で変わったのは装備だけで、【だいちのよろい】などを装備している。
頭部防具は【てつかぶと】だが、FC版DQ3を鑑みると【ぼったくり商店】で買ったのだろうか……?
(一応他に【ガメゴン】のドロップや【ガルナの塔】の宝箱から入手した可能性もあるが)
また、盾は公式イラストにはない謎の盾を使っていた。
FC版のDQ3公式ガイドブックには載ってない【ちからのたて】のオリジナルデザインだろうか?