【ガメゴン】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 04:00:42

概要

DQ3に初登場したモンスター。ドラゴンの頭部と尻尾を持った亀といった姿をしている。
上位種に【ガメゴンロード】【ガメゴンレジェンド】、亜種に【メガロダイン】がいる。
 
【アカイライ】【ラゴンヌ】と同様に、ダンジョンズ&ドラゴンズに登場する「ドラゴンタートル」をモチーフにした模様。
実際【鳥山明 ドラゴンクエスト イラストレーションズ】には「ドラゴンタートル」の仮名がつけられていた。
なお、DQ3の開発段階では「げんぶ」(玄武)という名前だったらしい。「玄武」は、中国に伝わる「四神」の一種で、龍の顔をした亀にヘビが巻き付いた姿。
以上のような経緯および見た目から、モンスターズでは基本的にドラゴン扱いとなっているほか、ナンバリングでもDQ9以降は【ドラゴン系】に分類される。
 
ちなみに初期のモンスターズの図鑑では「甲羅にこもることはできない」といった内容が書かれているが、モンスターのアニメーションがある作品では堂々と甲羅にこもり、防御から体当たりまでこなす。モンスターズでも、イルルカでは甲羅にこもって眠る描写がある。

DQ3

【サマンオサ】地方北東部、【サマンオサ南の洞窟】、ネクロゴンド地方の海域に出現する。最大2体で現れる。
【アッサラーム】から船で外海へ出ようとしているときに出くわすこともあり、船を入手して間もないころに出会ってしまうと厄介。
 
通常攻撃のほかに【あまいいき】を吐いてこちらを眠らせてくる。守備力が200と高く、デイン系を除く攻撃呪文に強耐性をもつ難敵。
勇者や戦士の打撃ですら20~30程度のダメージしか与えられず、しかも【ルカニ】も効きにくい。打撃中心の作戦で臨むなら、【バイキルト】を覚えていないと倒すのは困難。
 
反面、【ザキ】【バシルーラ】が弱耐性で有効。同じく弱耐性はあるものの【ライデイン】ならほぼ一撃で倒せる。【ラリホー】も割と効くので、眠らせてから戦うのもいい。
ただ、サマンオサ南の洞窟では、MPをすっからかんにしてくる【ゾンビマスター】と現れることもある。この場合は逃げてしまったほうがいいかもしれない。
 
落とすアイテムは【てつかぶと】

小説版

サマンオサ南の洞窟で登場。【ラーのかがみ】が奉納されている祭壇のある地底湖の主で、巨体を持つ。
【ヒャダルコ】を受けてもびくともしなかったが、ザキで即死する。

DQ5

【サンタローズの洞窟】(青年期)や【ラインハット地下洞窟】【神の塔】に出現する。
DQ3のときに比べると出現時期がかなり早くなっている。
こいつに限らず、本作では過去作でかなり後半に出ていたモンスターが名前と見た目そのままにデチューン(性能低下)されて、序盤モンスターになっている例が結構見られる。他には【スモールグール】【どぐうせんし】など。
 
序盤モンスターゆえか、行動パターンは通常の打撃攻撃か【ぼうぎょ】のみ。
ところが、ガメゴンの使う防御は全ての攻撃のダメージを1/5に軽減するもので、【だいぼうぎょ】の前身とも呼ぶべき強力なものとなっている。
守備力は110で周囲のモンスターよりはかなり高いが、最大HPがわずか30しかないので、打撃のゴリ押しでも十分に倒せる相手。
攻撃呪文への耐性も皆無なので、特に【ヘンリー】【イオ】なら一撃で倒せることも多い。
しかし、先述の超性能の防御でダメージを大幅に減らされる可能性があるので、MPを浪費させられるリスクもある。
【ルカナン】が確実に効き、これをヘンリーが早期に覚えてくれるので彼に唱えさせるとよい。守備力さえ落としてしまえば、打撃だけで易々と倒せるだろう。
出現場所の関係で、彼がパーティにいる状態で戦う機会が多いので、ガメゴンキラーとして非常に頼りになる。
あたり前だが、SFC版でサンタローズの洞窟をヘンリー離脱後まで後回しにして、かなりレベルが上がってから攻略する場合には、もはや何も脅威にはならない。
カジノで【メタルキングのけん】やら【グリンガムのムチ】やらを手に入れてから訪れた場合も同様である。
 
【まもりのたね】を1/16という高確率で落とす。用が無くなったサンタローズの洞窟の地下で、これ欲しさにガメゴンをひたすら倒し続けたプレイヤーもいるかもしれない。

DQ9

【ヤハーンしっち】【アシュバル地方】の他、【雨の島】でお供として出現する。
通常攻撃の他、痛恨の一撃を出したりかえんのいきを吐いたりと攻撃面に特化した。
守備面では身を守るだけだが、こいつの防御は【からにとじこもる】というダメージを0~1にする特別仕様。
これはガメゴンと【メダパニつむり】だけが使う特殊な行動である。
「殻に閉じこもる」と言ってはいるが、どう見ても甲羅に閉じこもっている点は気にしないでおこう。
守備力も150と高いが、DQ3と同じくラリホーやザキがかなり効く。
これらを使うか、たまに失敗するがルカニで守備力を下げて通常攻撃で戦おう。呪文は雷、闇属性が有効。
落とすアイテムは通常枠が【べっこう】、レア枠が【りゅうのうろこ】
 
クエストNo.89【素手で戦うということ】では、コイツを【せいけんづき】で10匹倒すことを求められる。
殻にこもるのがジャマだが、「○○を××で倒せ」系の中では楽な方である。

DQ10オンライン

同色の「やみの甲竜」が【悪魔の手下たち】の一群として登場したのち、Ver.4.1より通常版として登場。
詳しくはこちらを参照。

DQM1、2

ドラゴン系として登場。ドラゴン系×けもの系の基本配合で誕生する。
守備は相変わらず高いが、呪文耐性は他のドラゴン系と大差ない。
ガメゴンロードの使う技を再現してか【マホターン】【いなずま】【アストロン】を習得する。
1では【図書館のとびら】の後半に出現する。序盤の【アークデーモン】よりも明らかに弱い。
アストロンで無駄に戦闘を長引かせるのがせいぜいの抵抗である。
モンスターの勧誘にアストロンは役立つので、肉で餌付けしてこちらの配合の素材にするのも悪くない。
 
2では【水の世界】の火山島に出現する。
2序盤では珍しいドラゴン系であり、戦略的に使えるアストロンに加え、2になっていなずまが使用者のLvに応じて成長するようになったことから、長く連れ歩く主力モンスターの配合素材としてなかなか優秀である。

テリワン3D

Mサイズで再登場。ドラゴン系のDランク。
野生のものは【しあわせの扉】【ねむりの扉】に出現する。
特性は【メガボディ】【AI1~2回行動】【ギャンブルボディ】【くじけぬ心】、+25で【ライトメタルボディ】、+50で【自動MP回復】

イルルカ

【水の世界】のフィールドに出現する。
昼間は海をのほほんとした風情で泳ぎ夜になると陸地で甲羅に閉じこもって眠りについている。
【キャットフライ】に攫われる【ホイミスライム】やら、【リバイアさま】に捕食される【マータイガー】やら、爽やかな見た目と裏腹に諸行無常なこの海において、一服の清涼剤となり得る存在である。
また、ポートリッツ付近を歩いていることもある。こちらの個体は十字キーの仕草に一切反応しない。
一方で容易に捕獲できる【メガボディ】モンスターであることから、様々な用途を以ってスカウトされる存在でもある。
 
また、【新生配合】【全ガードブレイク】を習得し、【ギガボディ】化で【ときどきスカラ】を習得する。
見た目通り防御力が高いがそれと同じくらい賢さも高く、また攻撃力やMPも低くはない。
ドラゴン系なのでマインド系が無効な一方ジバリア系やベタン系に弱い。あとルカニ系にも弱い。
今作ではジバリア系やベタン系に有用な特技が多いので、使うならこの属性の補強は必須となる。
他の耐性は概ね良好なので、運用法如何で様々な立ち回りを見せてくれるようになる。

ジョーカー3

ドラゴン系Dランクは変わらず。野生個体が【凍骨の氷原】に生息している。前作同様夜になると眠っているが、初期のモンスターズの設定を反映したのか甲羅にこもらずに眠るようになった。
敵として出て来た時は【ザバラ】【ベホイミ】【スクルト】を使う。
こいつと【リザードマン】を配合すると【エルダードラゴン】ができる。
 
特性は【メガボディ】【くじけぬ心】(固定特性)、【ギャンブルボディ】【ときどきスカラ】
+25で【ライトメタルボディ】、+50で【自動MP回復】、+100で【負けずぎらい】
【ギガボディ】化で【ぼうえいほんのう】【超ギガボディ】化で【ときどきリバース】を習得。
 
所持スキルは【ドラゴフォース】

ジョーカー3プロ

生息域が【神獣界】に変更された。ここにいる個体はギガボディ化しており、【アイアンゲイザー】【破滅の舞】を使用する。
また固定特性がくじけぬ心から【はじまりの守護者】に変更されている。
合体特技は【宇宙のきせき】、合体特性は【スライムキラー】

DQM3

今回も参戦。多数いた色違いは【ガメゴンロード】のみに。
 
ドラゴン系のEランク。
ドラゴン系とスライム系の系統配合でも生まれるが、【アイアンタートル】と魔獣系または【ウィングスネーク】との特殊配合でも生まれる。
 
特性は【いきなりスカラ】【徒手空拳】(Lv20)・【ぼうえいほんのう】(Lv40)・【1~3回行動】(Lサイズ)・【超スライムキラー】(Lサイズ)・【最後の息吹】(Lサイズ・Lv60)。
DQMJ3同様守備・賢さが非常に高い。一方、HPと素早さは低めといかにもカメらしいバランス。
初期スキルは【てっぺき】
 
【だいおうガマ】との配合でガメゴンロード、【しりょうのきし】との配合で【ヘルダイバー】【かまいたち】との配合で【うずしおキング】が生まれる。

スラもり1

【ウルオッター川】に出現する。
主人公のあらゆる攻撃を跳ね返し、【ばくだんいわ】すら意に介さない強敵。
こちらに気付くと数秒間溜めた後に高速回転して襲ってくる。
攻撃後に大きな隙ができるため、その間にスラ・ストライクを最大まで溜めて放つと良い。
攻撃が通るとひっくり返り、カメらしい無抵抗な姿となる。
また、下が砂場なら地中に潜って下から突き上げれば楽にひっくり返せる。
後は煮るなり焼くなり持ち帰るなり好きにしよう。余り長い間放置していると元に戻ってしまう。

スラもり2

【レンキン山】に出現する。
前作とは違い岩山という地形のせいで地中に潜る戦法が使えなくなった(というか今作では潜れる砂場自体なくなった)が、代わりに登場した【1000tおもり】を近くに投げつけることで楽にひっくり返せる。
もちろん前作同様スラ・ストライクをフルパワーで打ち込むことでもひっくり返せる。
攻撃法は前作と同じで、攻撃後に大きな隙ができるのも前作同様。
ちなみに、実はHPが前作より1ポイント少なくなっている。
 
勇車バトルでは【やまなりに ぶっぱなせ!】【テキせんしゃに ダメージ!】を命令できる。
テキせんしゃに ダメージ!では回転しながら敵の戦車に体当たりを仕掛け、30ダメージを与える。
また、並の弾なら1発だけ打ち落とすことが可能。
しかし終盤になると30ダメージでは物足りなくなることが多いので、仲間にするなら早めにしたほうが良いだろう。

スラもり3

【ナン・ダ・ベーいせき】にのみ出現する。
攻撃法は前作と同じだが、ひっくり返ってから元に戻るまでの時間が前作より短くなった。
倒す際は元に戻る前にたたみかけないと反撃を食らうかもしれない。
 
船バトルでの作戦は前作と同じだが、テキせんに ダメージ!の威力が上がり、撃ち落とせる弾の数が1増えた。
また、本作では船の攻撃力を上げることもできるため、前作のような火力不足も多少は改善された。
ちなみに、本作ではフィールドでのHPは4に増えたが、船バトルでのHPは2に減っている。
二本兵は赤色。ガメゴンロードと異なり甲羅がピンク色である。
ただでさえ攻撃が通りにくい上に二本兵特有のスラ・ストライクをジャンプでかわす行動も使ってくるので厄介。
スーパーチャレンジバトルの18回戦の敵メンバーは4体ともこいつなので注意。

スキャンバトラーズ

第6弾で登場。モンスターレベルは116。
技は赤ボタンがかみつく→スクリューアタック、青ボタンがスイートブレス→はげしい炎。
スクリューアタックはガメラっぽい技のように思わせて高速スピンで敵一帯を滅多打ちにする技。
ちなみに最後は空へと飛んでいく。やっぱりガメラじゃないか。

モンスター物語

【キメラ】の誕生秘話を描いた「合成魔獣異聞」によると、ドラゴンと大亀の合成獣であるらしい。
ドラゴンの攻撃力と大亀の防御力を兼ね備えた魔獣、というコンセプトらしいが母体が大亀のせいで動きが鈍くなってしまい完全な成功作とは言えない、とのこと。
……何故考案した時点で気付かなかったのか。

ライバルズ

スタンダードパックに収録。レア度はノーマル。

6/3/7 ドラゴン系
におうだち

体力重視の【におうだち】持ちユニット。
実は5コスト相当のステータスしかないので、根本的に力不足。
初期環境こそ壁役を重視するデッキに採用される枠はギリギリあったものの、1/1低いがコストが半分の【シーゴーレム】に完全に止めを刺されほとんど見かけなくなった。
現在ではマスターズルールでのみ使用可能。

ウォーク

2019年10月24日から11月21日まで開催されたイベント「試練の扉」にて、1週目と4週目の上級の扉の最終戦などに登場。その後は2020年11月の「ほこら」のまおうのつかい編シーズン2で再登場。
マホカンタを唱え、のしかかりをくり出す。1週目はおとものつむりんママがバイキルトをかけると厄介。
 
こころの色は黄でコストは62。高グレードのものは体技ダメージと眠り・転び耐性が上がり、ガード率も上がる。

タクト

DQ3イベントで初登場。仲間にできるのはこのクエストのみだったが、後にストーリークエストの追加に従いそこでも登場し仲間にできるようになった。
【みがわり】【あまいいき】【いなずま】を覚えられる。
みがわりだけでなくあまい息も使えるためドロップモンスターの中でもかなり優秀な部類に入るモンスター。

ドラけし!

エルマニオン雪原に登場。甲羅を持っているため、物理攻撃は効きづらい。
ドラけしとしては星2の紫属性で、スキルはあまいいき。