概要
DQ7とDQMJ3に登場するモンスターで【ようかい魚】の上位種。毒液にでも浸かったのか体色は紫色。
なんだか臭そうだ。
シンプルな名前ゆえにかえって紛らわしいかもしれないが、「フィッシュボーン(魚の骨)」ではなく「ボーンフィッシュ(骨の魚)」。ちなみに名前に「ボーン」が付く"骨"系のモンスターは基本的に「ボーン」が先に来る。
【ボーンプリズナー】、【ボーンファイター】、【ボーンライダー】、【ボーンナイト】、【ボーンスパイダ】、【ボーンバット】……
ようかい魚がイルルカに先行登場した際はゾンビ系だったが、DQMJ3でこいつが出てきてもやっぱりゾンビ系で続投。
その見た目と名前もあってとっくに肉体は朽ち果てた…と思いきや、豆知識によると骨だけなのではなく餌が少なくて痩せているだけらしい。
ということは餌をたくさんあげれば普通の魚のようになるのだろうか。
DQ7
初めて戦うのは現代【砂漠の城】で【3バカ】を助けるときであろう。
この時は生意気にも【つなみ】や【マヒャド】を使うが、砂漠なのにどうやって津波を起こしているのか……。
同じタイミングで戦うことになる【ネイルビースト】と【おばけヒトデ】よりは強いだろうが、ボスのくせにラリホーや休み系が100%効くというザル耐性。
そしてHPが減るとなんと【ホイミ】を唱えはじめる。ゲーム後半のDISC2にもなってホイミとは…。
なお攻撃手段や回復量は【みずのせいれい】と同じだが弱い。
味方に話しかけてみると、ガボには「陸の上に上がるなんてバッカだな~」とこき下ろされ、マリベルには「アイツなんかクサい」と酷評される。色々と悲惨なヤツである。
後にDISC2の海上に出現するようになり、特にダーマ地方近海で大量発生している。もし漁師が見たらため息ものだろう。
なぜかゾンビ系ではなくなり、特技もボスの時とはまったく違う。
【ムーンサルト】の他生意気にも【痛恨】を覚えたが、海賊の援護もあるので苦戦はしないだろう。
落とすアイテムはようかい魚と同じく【とがったホネ】。
リメイク版
ザコ版はサイズが小さくなり最大7匹まで出現するようになった。
また、ボス版は震災の影響でつなみが削除されたため代わって【ハリケーン】を使うようになった。
【自作石版】のボスにすると、討伐報酬で【さざなみの剣】が出ることがある。
ジョーカー3
ゾンビ系のBランクとして再登場。
野生個体は存在しないが、なんとマスター・ノチョーラが使用することも。
固定特性は【会心出やすい】で、他は【スモールボディ】、【ギロギロ】。
+25で【即死ブレイク】、+50で【ときどき冥界の霧】、+100で【いきなりバイキルト】。
メガボディ化で【AI2回行動】、ギガボディ化で【即死攻撃】、超ギガボディ化で【アンラッキー】が追加される。
所持スキルは【ホラー】。
ライブラリの豆知識には、餌不足から極度に痩せているだけで実際は骨ではないという衝撃的(?)な設定が書かれている。
ジョーカー3プロ
今回は野生個体が出現。
ストーリーを進めると【まおうのつかい】達と共に各地に出現するようになる。召喚シーンは無いが場違いなレベルと【魔王城】にも生息していることからみてコイツも魔王軍の一員だろう。何故か【メガボディ】になっており、薄暗い水中をデカいこいつが泳いでいる姿はかなり不気味。
【崩落都市】では下位種のようかい魚(【フィッシュライダー】が【オクトリーチ】に捕食されるかプレイヤーのライド攻撃で倒されると変化)と同じエリアに出現する。
同時期に出現する他の魔王軍達と同様レベルが高く、【マヒャデドス】、【アクアブレス】、【死神の息吹】を使うため下手に戦いを挑むのは危険だが、その分捕まえることができれば戦力強化に配合素材にとなにかと役立つ。
なおこいつが出現するようになると【焦熱の火山】の【グラコスエビル】など一部の在来種が数を減らしてしまうので注意。まさかこいつの餌になってしまったのだろうか。
魔王城の個体は元のサイズであるスモールボディになっている。行動パターンはアクアブレスが【つなみ】に変更されている以外はフィールドの個体と同じ。
余談
ボーンフィッシュ(bone fish)と呼ばれる魚は実在し、和名を「ソトイワシ」という。
暖かい海に棲む中型の魚で、ニシンのような姿をしている。
名前に反してイワシの仲間ではないものの、ニシンやウナギの親戚にあたる。そしてイワシはニシンの仲間なので、この魚は一応イワシにも近いことになる。
ゲームフィッシングの対象として人気があり、日本では沖縄や南九州、四国辺りに分布(海外だとフィリピンや台湾、ハワイ近海など)。
一応食べられるのだがかなり小骨が多い上に身が柔らかく、火を通すとポロポロ崩れるのでそのまま調理するには向かず、主に練り物にして食べられる。
DQのボーンフィッシュは名前通り骨だけのお魚だが、我々の世界のボーンフィッシュは小骨が多いのでこう呼ばれるのだ。