【ラインハット地下洞窟】

Last-modified: 2023-10-21 (土) 12:10:35

DQ5

【ラインハット】城内への秘密の抜け道。中には牢獄もあり、地下牢の役割も兼ねているようだ。
壁面もしっかりと組まれた地下施設になっており、【洞窟】というよりは地下通路兼地下牢という構造。
過去作で言うところの【サマンオサ】【デスパレス】の地下牢(外部へつながる隠し通路がある)のようなもの。
SFC版の公式ガイドブックでは、「ラインハットの地下洞窟」と記述されている。リメイク版では、名前が「ラインハット地下洞窟」に変更された。
 
6歳の【ヘンリー】ですら聞いたことがある抜け道であり、王族の緊急時の退路や避難所に使われていたのかもしれない。
しかし、夜には跳ね橋が上がることで出入口が丸見えになるほか、リメイク版では視点を変えることで昼でも出入口を見ることができるので、あまり秘密になっていない(もっとも、これはプレイヤーに向けられたヒントでもあるのだが)。
ただし、外から侵入しても隠し扉を見つけられなければそれ以上奥へは進めない。
実際にここに突入できるのは、青年時代になってからである。
 
内部はモンスターの巣窟と化しており、ラインハット周辺にも出現する【スライムナイト】【イエティ】に加え、【くさったしたい】【クックルー】といった、仲間になるモンスターが多く出現する。中でもくさった死体の出現率が高く、勧誘したいならここで粘るのが一番効率的。
【デール】から【ラインハットのカギ】を貰う前に城を出てしまうと、再びこの洞窟を通るハメになる。
入口付近にある仕掛け扉は、忘れずに開けておこう。
 
通路の途中にある地下牢には既に白骨と化した遺体や、投獄されている老人がいる。
さらに進むと本物の【ラインハット太后】もここに幽閉されており、己の愚行を深く反省している。
SFC版では、この本物の太后の存在を無視してもゲームを進められるが、リメイク版では、通り過ぎようとしても向こうから声をかけてくるようになった。SFC版でも、こちらから牢の方に近付けば向こうから声をかけてくる。
 
投獄されている老人には外から話しかけることが可能で、「ヘンリー王子を亡き者にしたのは大后」、「自分もヘンリーのことを悲しむフリをし、【パパス】に全責任をなすり付けた」、「あの性悪女には今に天罰が下る」と、重要な台詞を述べ、なおかつ怒りをあらわにしている。
なお、主人公が【ニセたいこう】を滅ぼすと、兵士たちの手で牢から出してもらったようで、城内にあるベッドの上で手厚い看護を受けている。話しかけると、主人公にお礼の言葉を述べる。
ちなみにこの老人、いつから投獄されているのか不明だが、城側から見て本物の太后が投獄されているさらに向こう側の牢ということは、おそらくは兵士も立ち入れない場所なのに、死なない程度の水・食料などは与えられていたと推測される。
(モシャスで化けるためという理由付けが可能な)太后ならまだしも、こんな重要な機密を知ってしまった無名の老人が、なぜあえて生かされていたのかはラインハット最大の謎。
あるいはドラクエシリーズにしばしば登場する(通常なら死んでもおかしくない境遇でなぜか死なない)超人というだけかもしれない。
 
この中では、毒・猛毒・呪いによる移動ダメージを受けない。くさったしたいに呼びつけられた【がいこつへい】から毒攻撃を喰らっても心配ない。【リレミト】での脱出も有効。
 
SFC版では、ルーラ習得後(要するにポートセルミへ出港した後)は小舟が無くなり、二度と入れなくなる。宝箱の回収を忘れずに。
加入したての【ドラゴンキッズ】にいかにも装備させろと言わんばかりに、【はがねのキバ】【かいがらぼうし】が手に入る(一応、【スライム】【ホイミスライム】も装備できるが)。
 
リメイク版では、青年時代後半から入れなくなる。
 
それにしても、仮に避難路だったとして、こんなモンスターの巣窟で王族は無事に抜けられるのだろうか(一応、脱出経路自体は短いが…)?偽大后を滅ぼしたあとに入っても普通にモンスターは出てくるので、コイツに呼び出された連中というわけでもなさそうだが。
長く使われていない通路にモンスターが蔓延るのはよくあることだが。