【伝説のメダ女の制服】

DQ11（3DS版）・DQ11S

　
【冒険の書の世界】限定で購入できる【おしゃれ装備】の一つで、伝説のメダ女の生徒が着ていたとされる制服。うち直しに必要な宝珠は21個。
【メダ女の制服】の上位互換とでもいうべき防具で、こちらは白を基調としている。
当然装備対象者も【ベロニカ】、【セーニャ】、【マルティナ】の女性陣であり、装備時の見た目も色が違う以外は全く同じ。
普通のメダ女の制服装備と比べて細かい色の違いを挙げると、3人とも共通でリボンの色は赤から青に、靴は黒色から明るい茶色に変更。
マルティナは黒のハイソックスが白色になったのに加え髪留めが赤から白色に、セーニャはヘアバンドが普段の緑色のものから青色になっている。
DQ11Sでのスタイル名は3人とも共通の「伝説のメダ女スタイル」。なおベロニカの例の手段で確認すると、インナー部分は青色のようだ。
　
メダ女の制服の上位版らしく、性能はすべてにおいて上回っている。
普通のメダ女の制服でも【てつのよろい】以上の守備力があったというのに、伝説の制服ということもあって物理的な守備力だけなら【はぐれメタルよろい】や【ギガントアーマー】よりも高いという凄まじい頑丈っぷり。
わずかとはいえお宝ゲット率の上昇量が2倍になっている点も見逃せない。
魅力も店売りの防具としては一線級であり、特にマルティナは【おいろけ】スキルの成功率や威力にも影響するため、雑魚戦であれば常時装備していても問題ないだろう。
　
クエスト【はやりカゼにご用心！】のクリア条件である【最強のカゼぐすり】を、冒険の書の世界の【リッカの宿屋】にいる【ロクサーヌ】に作ってもらった時点で、彼女から購入できるようになる。入手法はこれしかなく、【買い物できない】しばりをしている場合は当然ながら入手不可能。
価格は52000G。お宝ゲット率アップという破格の性能を考えればむしろ安すぎるくらいである。
ここまで冒険を進めてきたプレイヤーなら、3着分の購入資金を用意するのもそう難しくはないはず。
　
DQ11Sでは最短入手時期が【さいごのカギ】入手後に固定されたが、もともと早期入手自体が厳しかったぶん入手はだいぶ楽になったといえる。
それどころか同時期には【海賊王の首飾り】も手に入るため、邪神復活時点で早々に海賊王の首飾り装備の【カミュ】と伝説のメダ女制服を着た女子3人によるアイテム乱獲パーティが完成する。
（加えて【ラッキーベスト】、【うさぎのしっぽ】があれば更に盤石。）
クリア後とはいえさすがに3着合わせて156000Gもの出費はきついものの、守備力だけはトップクラスなぶん時期的には防具としての価値も十分あり、最終装備までの繋ぎにもなる。
慣れたプレイヤーであれば、例のアレを6枚盗んで売り払えばすぐに買える。
この4人パーティで【試練の里への道】～【導師の試練】あるいは【賢者の試練】まで到達する頃には、15万G以上の出費に似合うリターンは十二分に得られるだろう。

考察

さらっと「伝説の生徒」と言ってはいるものの、それが具体的に誰を指すのかは不明。
ドラクエの世界で「伝説」という言葉を飾られるのは【勇者】など歴史に語り継がれる人物やその偉業、それに関係する装備・アイテム等の場合が多い。そういう意味では、伝説の生徒がメダ女の歴史に語り継がれる人物であることは想像に難くない。銅像のモデルになった初代生徒会長レディ・ローザン・クロティアあたりが有力候補として考えられるだろう。
　
ロクサーヌがどういうルートで仕入れるのかは謎だが、店頭での販売品で一応は無限に手に入るため、伝説の生徒が着ていた服そのものというよりは、伝説級(成績優秀など？)の生徒だけが着用を許される特注品、あるいはその伝説に言い伝えられる鎧張りの高性能ぶりを指して「伝説の（制服）」という意味合いのネーミングにしているということなのかもしれない。いずれにせよ、レプリカでこの価格や性能はさすがにありえないだろう……。
　
現役の生徒に着用者は1人もおらず、生徒たちにとっては憧れの制服になっていても不思議ではないが、これを仲間の女性陣に装備させても生徒たちや教職員の反応が変わることはないようだ。