概要
DQ3から登場した【パルプンテ】の効果で、以降はパルプンテの登場する作品では常連のひとつ。
初登場でのメッセージは下記の通りで、基本的にはなんの効果も起きない。
*「パルプンテ パルプンテ パルプンテ
○○○○のこえは やまびことなって あたりに ひびきわたった!
以降の作品では「むなしくひびきわたった」などの多少の文言の修正はあるが、基本的に効果がないのは同じ。
…なのだが、後述の通りDQ5のみ、これの亜種で特殊な効果が発揮されることがある。
これは現在のところDQ5のみで、他の作品では登場していない。
DQ6とDQ7では「どこかでガチャンとおとがした」という他の何も起きない効果と合体した形になっている。
また、DQ5以降はご存じの通り【やまびこのぼうし】などに見られる呪文が山彦となった結果、効果が2回連続で発揮されるという別の形での進化も遂げている。こちらについては当該項目を参照。
DQ5
従来通り、山彦となって響きわたるだけで何も起きないパターンも登場しているが、これとは別に場所限定で2種類の亜種が発動することがある。
いずれも
*「パルプンテ パルプンテ パルプンテ……
までは同じだが、その後の展開が異なる。
ひとつは【洞窟】内で唱えた場合。
どうくつに むなしくひびきわたった!
という文言の後に、洞窟の天井が崩落して敵全体に守備力・耐性無視で現在HPの半分のダメージを与える。
この効果は敵が唱えても同様に発動し、こちらが大ダメージを受けることになる。
当然ながら天井のないダンジョンや【塔】(地下階含む)はもちろん、【グランバニアへの洞窟】のように一部が露天になっている洞窟でも発動しない。
もうひとつは【船】の上で唱えた場合。
ひびきわたる じゅもんのこえが つなみをおこした!
という文言の後に、津波を呼び寄せて敵全体を押し流す効果になっている。
こちらはダメージを与えるわけではなく、【ニフラム】と同じで敵がいなくなる。ちなみにSFC版のころから専用のエフェクトが用意されている。
これは敵側では発動しない、というよりそもそも海にパルプンテを唱えるモンスターが出ないので関係がない。
敵側(しかも使い手はいずれも洞窟に出る)でも発動する前者はともかく、後者についてはそもそも海上でパルプンテを唱えるような機会がまずないので実際に見た人はほとんどいないだろう。
なお、これらの効果はリメイク版でも続投しており、中にはリメイク版で追加されたと勘違いしている人もいるが、オリジナル版から存在する効果である。
なお、次作のDQ6およびDQ7では
そのこえは やがて おおきな なみと なり
あたり いちめんに こだまする!
という、いかにも津波が起きそうなメッセージで、結局なにも起きない。上述の通り最後に「ガチャンと音がする」だけ。特技用のエフェクトがあるのだから津波が起きても良いようなものだが…。