【死なせないさ…】

Last-modified: 2020-05-03 (日) 17:19:26

DQ8

【暗黒魔城都市】が復活し、崩壊した【聖地ゴルド】の大穴に落ちそうな【マルチェロ】を救った【ククール】のセリフ。
一度は助けを振り払おうとした手を掴み直したククールが言い放ったもので、兄弟としての情、ククールとマルチェロの因縁の決着がつくシーンでもある。
全文は以下の通り。ちなみに台詞と同時に【この想いを…】が流れる。

……死なせないさ。

虫ケラみたいに嫌ってた弟に情けをかけられ、あんたはみじめに生き延びるんだ。

好き放題やって死のうなんて許さない。

己を助けたククールに対し「生き恥を晒せというのか」というマルチェロに対し、ククールはしばし沈黙する。
そして10年以上も前の話、マルチェロに初めて会った時に『一度だけ優しくしてもらった』事、それ以降は手のひらを返したようにずっと邪魔者扱いされてもなお、ククールはそのことを忘れたことはなかった事を告白した。
そしてマルチェロの「いつか自分を助けた事を後悔するぞ」との声に「そうなったら何度でも止めてやる」と返した。
それを聞いたマルチェロは何を思ったか、去り際に【騎士団長の指輪】を残して二人は離別した。
そしてこの後マルチェロは行方知れずとなり、劇中に二度と現れる事はなかった。
いつか彼らの悲しい関係に、本当の決着が来る日は来るのであろうか?
 
尤もマルチェロは【法皇】を殺害したり【法皇就任演説】にて世界中の王侯貴族に喧嘩を売るような発言をしたので、トロデーン国かククールが保護をしない限り、表社会で生きていくのは非常に厳しいと思われる。
 
3DS版では後に【ジャハガロス】戦で再登場。この時、パーティメンバーにククールが居るか居ないかでセリフが少し変わる。
ククールとはお互いに親で苦労した者同士、いつかは分かり合ってくれる事を願ってやまない。