【氷結】

Last-modified: 2024-01-15 (月) 00:32:02

概要

不思議のダンジョンシリーズ、およびドラゴンクエストヒーローズに登場する【状態異常】の一種。
本編でも【パルプンテ】の効果の一つとして「敵全体が凍りつく」という効果がある。
氷結状態になると動きを封じられ、行動不能になる点は共通しているが作品ごとにその効果は微妙に異なる。
「氷漬け」「凍結」と呼ばれる場合もある。

DQ5

【パルプンテ】の効果の一つとして初登場した。

つめたいかぜが ○○○○○○を おそった!
○○○○○○は こおりついてしまった!

というメッセージが出て敵全体が凍りついてうごけなくなる効果。同種が2匹以上いる場合は「○○○○○○」のところが「○○○○○○たち」に、複数グループがいる場合は「まもののむれ」になる。
凍りついたモンスターは元の色に関わらずカラーリングが青になるため、色違いモンスターは全部同色になる。
凍りついたターンを含めて2ターンが経過すると

○○○○○○は うごけなくなった!

というメッセージが出て生き残っている敵は強制退場(逃走やニフラムと同じ)となる。
メタル狩りのときにこれが出ると2ターン逃げられることはなくなるが、逆に2ターン以内に倒さないと逃げられたのと同じことになる。
さらに追加でパルプンテを唱えて「じかんが とまった!」が出たとしてもこの時間制限は延長できない。
なお、【ベギラゴン】【しゃくねつほのお】で炙っても氷が解けたりはしないし、【いてつくはどう】でも解除できない。
戦闘終了後はそれまでに倒したモンスターの分の経験値とゴールドは手に入るし、【仲間モンスター】の加入判定も行われる。
なお、戦闘終了画面には氷漬けのモンスターが残ったままだが、仲間モンスターが起き上がると氷漬けのモンスターのオブジェクトは消滅する。…のだが、なぜか影だけは残されるのでなんか怖い。

DQ6

相変わらず【パルプンテ】の効果の一つとして登場するが、本作では時間制限はない。【麻痺】とほぼ同じ効果で一方的になぶり殺しにできる。青色に変わる演出もなくなった。
前作と同じく炎系の呪文、特技や【いてつくはどう】では解除できない。
それとは別に、【マウントスノー】では雪女の【ユリナ】によって村人全員が氷漬けにされているというイベントがある。

DQ7

パルプンテの効果の一つで性能はDQ6と同じだが、本作は麻痺がターン経過で解除されるのに対し、氷結は解除されないのでより上位の効果となっている。
また、敵側が唱えたときにも発生する。
【主人公】父親にあたる【シャークアイ】は彼の船ごと魔王の呪いで氷漬けにされている。

DQ10

【フリーズブレード】など一部の【氷属性】攻撃で一定の確率で凍りつかせ、【1ターン休み】となる。ただし、【おびえ】耐性で確率を下げられる。

DQ11

DQ10から引き続き、一部の【氷属性】の攻撃で【1ターン休み】になる氷結効果がある。
また、本作では【クレイモラン城】の住人が氷の魔女【リーズレット】の魔力によって氷漬けにされている。

トルネコ2

【ひょうがまじん】の特殊攻撃として登場。1ターンの間、行動不能になる厄介な攻撃。
1対1ならさほど問題はないが、モンスターに囲まれている状態でくらうと、攻撃を受ける回数が大幅に増えてしまうので危険。

トルネコ3

【氷の息】の効果として、2ターンの間氷結状態になる。
ひょうがまじんが隣接時に使ってくる他、【ベビーニュート】【ドラゴンキッズ】【メラリザード】は遠距離攻撃として使用する。
 
本作では氷結状態の間は行動不能になるが、キャラクターが分厚い氷で覆われるため、ほとんどの攻撃を無効化してダメージを受けなくなる。
そのため、厄介な攻撃と言うよりは、戦闘を長引かせる遅延行為と言う印象が強い。
プレイヤーが氷結状態になった場合、氷が解けた直後はプレイヤーから行動できるため、1対1なら氷の息を連発された方が助かる。ただし、凍らされている間に他のモンスターが近寄ってきた場合は、氷が解けた直後にリンチされるので不利になる。
 
ベビーニュートの系統は炎の息と氷の息を使い分けるのだが、氷結状態のキャラに炎の息を吐いてもダメージを受けない上に氷が即座に溶けるようなこともなく、氷の息と炎の息を交互に吐いて「自分が凍らせたせいで自分の炎が効かない」というシュールな光景も見られる。
せめて、「炎の息をくらうと氷結状態がすぐに解除されて炎のダメージを受ける」くらいの配慮はできなかったのだろうか。
 
プレイヤー側は、【氷結の巻物】【氷柱の杖】を使うことで【モンスター】を氷結状態にすることができるが、上述の通りダメージが通らなくなるので、時間稼ぎにしかならない。
それでも氷柱の杖は、「1ターンだけでも敵の動きを封じれば、その間に【階段】に逃げ込める」といった状況で役立つケースがある。

少年ヤンガス

モンスターの吹雪系の【呪文】やブレスの効果として、数ターン氷結状態になる。
ブレスのランクによって氷結時間が変わり、【かがやくいき】だと15ターンも行動不能になる。
しかし、本作では攻撃で1.5倍のダメージを受ける代わりに、氷は砕けてすぐに行動可能になる。

もっとMOBILE

基本的な仕様は少年ヤンガスと同じ。
【料理人】が覚えるシャーベットで敵をこの状態にできる。

ヒーローズ1

氷属性の攻撃が命中すると、氷結状態になり一定時間拘束されてしまうため、なんの対策もしていない場合はあっさりとハメ殺しされてしまう場合もある。
【うさぎのおまもり】を装備することで、氷結時間を短縮することができる。
【ゾーマ】はすべての攻撃が氷属性のため、氷結の恐ろしさを存分に教えてくれる。
 
味方側では【メーア】【ディルク】【ゼシカ】が使用可能。
発動すれば相手の呪文はキャンセルされる上に氷結時間は意外と長いため、一方的に殴り続ける事が可能。

ヒーローズ2

今回も氷属性攻撃が命中すると拘束されるのは同じだが氷結属性を持たない攻撃を食らうと解除されるようになっている、代わりに氷結中に受けるダメージが上がっているため、やはりうさぎのおまもりを装備して短縮させたい。
特に【イーリム雪原】【霊峰レーゲン】といった寒冷地ではうさぎのおまもりがあると楽になる。
 
味方では双剣、鞭、棍装備の【ラゼル】【テレシア】及び【ツェザール】【ゼシカ】【メーア】【ディルク】が使用可能。

ダイの大冒険

【フレイザード】【パプニカ】王国を襲撃した際、バルジの塔に籠城する【レオナ】を禁呪法で氷漬けにした。
この呪法は氷漬けでありながら【即死】ではなく、仮死状態のまま徐々に生命力を奪い、完全に氷漬けになった時点で死ぬというもの。仕様としてはSFC版DQ5のパルプンテの氷漬けに近い。
術者のフレイザードが死ねば氷は溶け始めるが、十分な生命力が残っていなければ溶けきるまでに死んでしまうため、外部から炎呪文などで解凍を早める必要がある。 【ポップ】【メラゾーマ】を使って溶かそうとするものの効果が薄く、結局【ギラ】【ベギラマ】を加えた【魔弾銃】を使うことで溶かすことが出来た。
また、本作には【凍れる時間の秘法】というのがあるが、こちらは対象の「時間」を凍結させる呪法で、物質を氷結させるわけではなく死んだりもしない。